萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

孫子の兵法 曹操注解

2014-11-01 07:03:50 | プチ萌え
孫子を以前読んだが、良くわからなかったと書いたことがあった。老子の感想あたりで書いたのだろうか?探し出せない。

ただ、ある場面を思い出した。蒼天航路の中で、劉備が曹操の書斎に入り、曹操が注釈を付けている孫子の所蔵数(木簡)の量に驚く場面だ。



トイレに今は孫子のみを置き、事あるごとに読んでいたのだが。。。。

そう、何故分からないか?というより、「どんなものなら、分かり易いか?」という観点で再度迫ってみることにした。
それを曹操が注釈を入れているものなら、面白いのではないか?と感じた。実践して魏を興しているのだ。自分の経験や構想の注釈が
付いているとするならば、すごいものではないだろうか?

そう思って上の本を借りてきた。

老子でも、孟子でも、論語でも何でもいいのだが、過去の作品には、そこに流れている当時の事情が存在する。永久不滅の真理が書かれていることもあるだろうが、現代の自分には響かないものもあるだろう。
この手のものを読むときこそ、想像力が欠かせない。自分にとってのこれは何だ?今の時代のどの場面と同じと考えられる?と問いかけ直す力とでも言おうか?
もちろん曹操の時代が孫武の時代より現代に近いといってもそれでも古代である。

戦費の賄い方、国力の維持と防衛のバランス、敵国から徴発するときの心構え、進軍距離と補給と懸念と国営と…など、当時のこともあれば、現代でも同じような課題は存在する。

いやいやいや、戦争しましょって云ってんじゃなくて、ビジネスにおける何と符合するか?と考えることもできると云っているだけ。


海外進出、新技術の発明、ライバル企業との争い、日々の業務、緊急事態の時(非常時)の処し方、国民(従業員)の治め方、統治者・指導者としての人選や心構え。


しかも三国志の曹操が注釈を入れて、様々な戦いを制していったのならば、一番聞きたい注釈となぞらえを見ることができるのだ。


古典は読みにくさで敬遠されがちだが、この本は読み下しがないのが逆に寂しい。
曹操の注釈でさえ読み下し文が欲しかったかもしれない。




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