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ソフトボール大会総括!ブロック優勝への道!

2010-11-07 06:34:21 | スポーツへの想い
ポジション・打順・相手チームの状況、そこに単なる○×で打席状況を書き込めるというA4のレポートシートを作成し、それを清書したり書き直したりを想定して10数枚用意し、ベンチにいる人にそれに○×を書き込んでもらっていました。


今それを眺めているんですけど。。。私は初戦の途中からキャッチャー。2戦目以降は先発でキャッチャーに、山なりのスローピッチができる女性とバッテリーを組みました。

初戦(対三重殺戦)
初戦では、外野に全員元野球部と全日本選抜、内野にファースト現役を入れて闘いました。どうも相手のチームがフルメンバーではなかったようでして、、、最終回と宣告されるまで、相手の攻撃を封殺しましたが、最後に爆発。なんとか押さえ込んだ形です。
我がチームには現役のファースト4番(3番で起用)はやはり遅すぎる球に苦戦。3タコでした。これは面白かったので、全員で面白がっていました。
私はショート真正面のゴロ、相手がポロポロとやったので、『これはいけるか』とスピードをあげてしまったところに、ホームよりの暴投が加わり、ファーストが塁線上に前進してきたものだから、ドスンとあたり、背中にのりあげ、1mくらいの高さからドカッと横倒しに倒れてしまいました。


そこでベンチに退き、ベンチで見守っている時間に考えた次戦(3試合目)の戦い方・打順を組み立てていました。相手は目の前戦っている2試合目の勝者です。

2回戦(対PFA戦)
左でライト方向にホームランを放つ人、お年をめされていても、確実にゴロの捌きがいい人、外野で肩の強い人の目星をつけ、チームに「私キャッチャー先発行きます」と宣告して、打順を組み替えます。
4番に力点を置いた部分もありますが、野球経験者5人までで得点を総ざらいする打順を組みました。

初回に6点の猛攻でしたが、後は取ったり取られたりの繰り返しです。内野に飛び、それを確実にファーストアウトを取る方法を基本にしていましたので、うまく引っ掛けさせることが出来ればいいやという感じで相手の顔の高さから肩より下に落ちるように配球をお願いしました。また本番でこの高さ調節から左右の投げ分けを確実にできる女性陣がいるんで、助かりました。スローピッチなので打たれはしますが打ち損ねがでるのを待ちます。
試合後、相手チームとは色々な会話をさせていただき、「今度見学に行かせて下さい」と頭を下げて、話をさせていただきました。多分早稲田全盛期のラグビー部出身者の方がいらっしゃるんですよね。今度お話を聞きに行きます。^^v


決勝戦(対1PP4戦)
さぁ決勝戦です。その相手は2つ向こうの面で勝ち上がり、初戦が25点、2回戦が19点の猛攻チームです。もちろん野球経験者が何人かいるのが見て分ります。
キャッチボールを見ながら、4番打者と思わしき人(実際は2番でした)他の人の肩の状態をみていました。初めてじゃんけんに負けましたが運よく、相手が先攻と宣言してくれたので、うちは3戦とも後攻を選択できました。

私も草野球の時は先手必勝の先攻と決めているのですが、50分の時間制でしかも50分になろうとしている回に先攻が負けている場合や、50分になった時に勝っている後攻が攻めている時は、打ち切りというルールだと先攻有利とは思えないので、正直『助かった』と思いました。

4番と思わしき人は2番を打ってきました。甘く入る球は内角であろうと外角であろうと綺麗に打ち返してきます。外野を抜けた場合は、焦らさずに「あきらめて」と声をかけるのも、うちの闘い方ですが、一回「バックホーム、バックホーム、バックホーム」と大声を上げたらすんごい球が返ってきてビックリしました。ピッチの後逸は盗塁なしなのでいいのですが、インプレイのときの後逸はワンベース、しかも3塁まで打者が進塁していたので危なかったです。ふぅ!
相手の3番・4番は年長者です。5番が若手の野球経験者でした。2番から5番に何度も打ち込まれることになります。

さて我々の攻撃の番です。そしたら・・・相手のピッチャーがやりだしたのが、3mくらいの高さに放り上げておちてくる「ストライクにほとんどならない」という変な投法だったのです。上手い作戦だとは思いました。ピッチャーは太陽を背にしているので、落ちてくる軌道は打者の目にボールと太陽が重なってしまうのです。サングラスを用意するべきでした。そんな投法をいつまでも続け、仕方なく振る打球はかすり球になる可能性がありました。1・2番で1点を取れたので良かったですが、クリーンナップは凡退してしまいます。打席で「見えねぇ」とつぶやき続けるみんなが哀れでなりません。いつまでもつづける3m投法に頭にきて、こちらのピッチャー二人と私は密談を開始します。「入らなくてもいい、気持ちがそれで腐る必要はない、フォアボールがないので気にしないように、二人ともあの3mピッチを真似してくれ」と頼みます。

向こうのチームも「げっ」とか言っていますが、延々とあんなピッチングをされて試合をぶち壊されようとしているのをこちらも黙ってみているわけには行きません。
内野陣に「エラーしても止めることだけはして」一塁にベテランがいるので暴投にもある程度は対応できるはず。こちらも長期戦を覚悟します。
バッターの目に入ったところで、軌道が少しボール気味の球のときに「入った!」とバッターに大声で叫ぶとブンと振ってくれるので、何回か三振やボテボテゴロが生まれます。
耳元で「あっ!」とかいかにも失敗してど真ん中にきたかのようにつぶやくこともします。
でも2番と5番はそうはいきません。女性が守るセカンドと部長・課長が守るライトが穴だということもばれているので、狙ってくることまでします。女性のピッチャーにピッチャー返し(これはわざとではないと思っていますが)までしてくるので、こちらも怒りがこみ上げてきます。

ベンチに帰ると元野球部員が「さっきはどうした?今度はどうする?」と打ち方の相談をしています。結局、私が勝手にその技を命名すると、「雨粒打法」ともいうべき、上から落下してくる球を太陽と被った後に、見えたところから振り始めて低めの位置で薙ぎ払う打法で行くと決めたようです。痛烈な当たりが野球経験者の部長が守るファースト、一塁線を何度も襲います。向こうの精神的な支柱の一つはこの部長です。ここがエラーしてくるので、守備が浮付き始めます。3m投法で入らない球に「糞ボール!」と野次ります。ピッチャーのおじさんはめげずにそれを投げ続けます。
私は凡退しましたが、その前の素人課長が内野陣の後ろにポトリと落ちるヒットで出塁すると、歓声があがります。各面で試合の審判を務めてくれていた現役野球部員が役目を終えて、「この試合面白ぇ」とか言いながら、集まってきます。


守備ではエラーも含めて満塁になりましたが、バックホームでアウトを取ることもできました。
最後の回と宣告されたその回、先頭バッターにレフトに痛打されますが、レフトがこれをナイスキャッチ。こちらは「ワンナウト、あと2つ」と絶叫します。ここから5番と6番に出塁されますが、1.2塁に埋まれば「近くのベース」と指示を出して、キャッチャーの位置に戻ります。次の打者にはつぶやきで三振をとります。

最後の打者にも2回の空振りで2ストライクまで取りました。

私は最後だと思い、打者の前にでて「振らせてくぞ!いくぞ!」と内野陣を引き締めます。
小声で「入った」とつぶやくとブンと空を切り、最後も三振で試合を終えました。

お前等思いやりがないよ!と整列時に言われましたが、勝負なので。。。。お互い様です。あんな投法で今まで闘ってきたのかと思うと、他の対戦相手の方が気の毒だと思いました。
女性が二人(2つのポジションを取る)変則チームでハンデ点もありましたが、対戦相手は全員男性のチームを女性のピッチャーが切り切り舞させる痛快さがたまらなかったです。

またあの陣形で闘えたらと思います。後でこれはpdfに焼いて、記念にみんなに配ることにします。


記念撮影を終え、後日の祝勝会の開催方針だけ打ち合わせて帰ることになりました。
我がチーム内で野球経験者者同志が打撃や守備のことでお互いを称え合っています。
素晴しい光景でした。

そこで私は初戦で怪我したことを思い出しました。家に着くと湿布が見当たらないので、保冷剤で冷やし続けます。
今は湿布を貼っていますが、腿の痛打した部分の痛みが少しある程度、膝の方は痛みが治まりかけています。よかった。。。

また来年も、こんなチームで闘えると楽しいな、しかもできればキャッチャーの位置からいつまでもみんなを見ていたいと思ったソフトボール大会でした!



無理はしないと決めたはずの試合で怪我をする。。。。私はどうしようもないですね。
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