The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

9月9日 『Blen blen blen』,NHK『Weekend Japanology』

2007-09-17 05:09:24 | 抱茎亭日乗メモ
 日曜日は渋谷で映画→『Blen blen blen』、の2回目。
今日も賑やかだった。代々木公園でブラジル祭りがあったらしい。全員祭り帰り。
隣の席の人に祭りの様子など聞く。

おつまみをほんのちょっと分けてもらったりしたのだが、歯列矯正後で食べにくいことこの上ない。
見た目もつらいが噛みづらいのが暫く続くのだろう。憂鬱だ。

 帰ってNHK『Weekend Japanology』を見ていたら、司会の女性も変わっていたが、新しい外国人レポーターの名前がジェイソン・ハンコックで「おやまあ!」。
8月31日にアメリカに帰ってしまったジェイソン君もハンコック。
全然雰囲気は違うが。

知り合って間もない頃「この番組は面白いよ」とジェイソン君に話したのだが、ジェイソン君はテレビを見ない人だった。

9月9日 デート,紀尾井町プラザクリニック,映画『厨房で逢いましょう』

2007-09-17 04:06:30 | 抱茎亭日乗メモ
 久しぶりのデート。逢えなかったここしばらくの間、恋しくて堪らなかった。
心配事も吹き飛ぶ仲の良さ。大切な人、そばにいてね。

 紀尾井町プラザクリニックにて歯列矯正の診療。
ワイヤーを変えて、小さな輪ゴムで引っ張る作戦。
食事以外はなるべく長く輪ゴムをつけているように言われる。
これが忘れたりして面倒なのだが、早く終わらせるために頑張ろう。

 映画『厨房で逢いましょう』を見る。
ラストは『リトル・チルドレン』の「チャンチャン♪」よりずっと気持ちいい。

世界的に有名なシェフが料理を監修していることが話題の映画。
前半はつばゴクリな場面もあって、この後どうなることかと期待したらそれほどでもなく。
美味しそうな料理をじっくり見せるよりも、デブのシェフとお行儀の悪い主婦の顔ドアップが目につく。
美しくない食べ方とか、鳥の毛をむしったりとか、厨房に犬を入れたりとか、「うへぇ」な場面も多く、ちっとも「美味しい映画」ではなかった。

それでも女の美味しいものを食べることへの欲深さ、料理人の心意気などは面白かったし、良い映画だった。

9月8日 モンダラ

2007-09-14 03:55:44 | 抱茎亭日乗メモ
 恋人のことを心配しつつ、テレビを見ながらダラダラと一日が終わる。

ああ、こんななら、昨夜は『センベロ』を見るべきだった。
吉祥寺から朝帰って来て、一日中寝てた方が良かったのでは。

「我慢と後悔をしない」を人生のモットーとするワタクシだが、今日は悶々。

9月7日 川上つよしと彼のムードメイカーズ@吉祥寺 STAR PINE'S CAFE

2007-09-14 03:26:43 | 抱茎亭日乗メモ
昨日夕方、思いがけず今日の仕事が休みになり、すぐさま川上君に連絡。
吉祥寺の『川上つよしと彼のムードメイカーズ』ライブはSOLD OUTと聞いていたが、お願いしてみる。
なんとかなる。やった♪

深夜の部には沖君の『Sembello』も出るということだが、こちらもSOLD OUT。
「1,000円でベロベロ」の『センベロ』は未見なので是非見てみたいが、24時スタートというのがムムム。
でもお願いしてみる。なんとかなるかどうかわからないまま家を出る。

20時過ぎ、会場の『STAR PINE'S CAFE』に着く。
開店10周年らしいが、私は初めて。綺麗でいい雰囲気のライブハウスだった。

本日のイベントは
「STAR PINE'S CAFE 10th ANNIVERSARY GO-GO!!
東京スカパラダイスオーケストラ × STAR PINE'S CAFE Special Night !」
ということで、スカパラのメンバーがお客さんと同じフロアでDJをしており、両者の距離も近く、一体になって皆楽しそうだった。

ムードメイカーズを見るのは久し振り。リラックスしたムードで心地よい。
私が踊る隣では、メンバーの誰かの子供がお母さんに抱っこされ、ステージをジーッと見詰めたり「パパー!」と叫んだり。かわいい男の子だった。

育休をとっていたヴォーカルの武田カオリが登場の前も、ステージ袖から「ママー!」と子供が泣き叫ぶ声が聞こえ、川上君らメンバーが気遣う場面などもあり、なんともゆるい感じでオトナの余裕が漂う。

良いライブで、一人の寂しさもあまり感じず。

終了後、川上君に芋焼酎を差し入れ。
池袋西武で見つけた『空と風と大地と』という銘柄で、ラベルにトンパ文字を使用していて、洒落ている。
川上君はなんとなく、ラベルやネーミングが小洒落たのものは好みでなさそうな気もするが。
昨年ある忘年会で飲んだ『大地』という芋焼酎が強烈に美味しかった。
似たような名前でつい手に取ってしまった。
美味しいかどうかもわからないが、まあお試しってことで。

22時近くに夜の部が終り、深夜の部は24時開場。
このライブの情報をくれたマイミクさんは来られないかも、SOLD OUTで24時半にならないと入場できるかどうかわからない、入れたとしても朝まで一人……。
ううう。

 仕方なく『Sembello』は諦めて家に帰ったら、沖君からPCアドレスに連絡が来ていた!
あああ、申し訳ありません、根性無しで。沖君のピアノ、大好きなのに!! 

9月7日 職場の悩み相談

2007-09-13 17:05:33 | 抱茎亭日乗メモ
 友人から仕事に「行きたくない」と不満メール。
愚痴として聞いて欲しいだけなのか、何らかの解決を望んでいるのか、私に助けを求めているのかよくわからない。
職場の人の言動を「嫌だ、やめて欲しい」と言うので

「止めないですよ。ずっとそれでやってきたから。某さんが対応変えるか逃げるかですな」

と返信。

終りの日程が決まっているので

> 気にせず過ごします。

と常識的なところに落ち着く。
その「嫌な人」は私のかつての上司(『私はつぶされない』参照)と似たタイプらしい。
適当に流して乗り切れるならそれがいいだろう。

問題の人物は、悪口言ってない? 人使い荒いと思ってない? としつこく尋ねてくるらしい。
それに「言ってませんてば」「思ってないです」といちいち返さなければならないのが苦痛なんだろう。
被害妄想が激しい、と友人は言うのだが実際友人は私に不満を言ってるんだから、その人の妄想ではない訳だ。

「言わない訳ないじゃないですか」とか「思ってても言いません」と言ってみたらどうだろう? 「当り!」とか。

報復されるだろうか。
その不利益と、状況が変わらないストレスと変わる可能性を考えて、私なら言ってしまいそう。

9月6日 冴島奈緒ヨガクラス

2007-09-13 02:44:52 | 抱茎亭日乗メモ
 冴島奈緒さんのブログに私の「乙姫サンダル」のことが書いてあって、感激。
奈緒さんのエロス語りも素敵。奈緒さんは詩人だ。

今日は台風なので豪雨用オンボロコンフォートシューズで仕事へ。
もう10年ぐらい履いているかもしれないガンターの茶色い靴は、履き心地◎。

暇暇で19時前に仕事が終わったので、ヨガクラスへ急ぐ。台風でも無事開校。
私が着いた時には、男性が個人レッスンを受けていた。
奈緒さん独り占めは贅沢で良い。

なんと、ヨガを始める前に奈緒さんが首のリンパマッサージをしてくれる。
そして、終りには足裏マッサージも。
いやー、1レッスン2,000円でヨガにマッサージ。土砂降り大サービスだね!

奈緒さんに「豪雨とか雷って興奮しません?」と聞いたら、奈緒さんはそれほどでもない様子。
私は子供の頃からなんだか妙に興奮するのだ。
こんなところで告白しているようでは、たいしたエロスでもないって事だけど。

台風のため、いつも楽しみにしているヨガ後のビールも無しに帰って来た。ずぶ濡れ。

9月5日 NTV「午後は○○おもいっきりテレビ」

2007-09-12 06:02:11 | 抱茎亭日乗メモ
 みのもんたは大嫌いだが、出勤前のひと時「午後は○○おもいっきりテレビ」がたまたま目に入ってしまうこともある。
「きょうは何の日」?フッフー♪などと言われても「どうでもいいけど」と思いつつ、草加次郎の名前を初めて聞く。
へぇー、そんな事件があったとは、と思って結構興味深く見ていたら、宮崎学さんが解説に登場してビックリ。
草加次郎を語るキツネ目の男。ガハハハ。悪くないセンスだね。

占いコーナーで「今日のラッキー」星座とか血液型に選ばれるより、よっぽどラッキー! な気分になる。

 でも、仕事運はいいのか悪いのか21時までかかり、何の映画を見ようかいろいろ考えていたのに間に合わず。ぷう。

9月4日 第23回フォーラム神保町「秋の政局とメディア」

2007-09-12 05:07:28 | 抱茎亭日乗メモ
 今日は早く上がらせてもらって、フォーラム神保町へ。
こういうことが出来るから、今の仕事状況は「不満」ということはない。
収入的にはきつくても、なんとかなる程度の貧乏暇ありならいいか、と思ってしまう。

本日の講演は元参議院議員の平野貞夫さん。宮崎学さんが聞き手。

ご飯を食べて歯を磨いて、などしてたら20分遅刻。
最前列の平野さんの真ん前席に案内され恐縮。

以下は誰の発言、ということではなく会場で聞いた話のメモ。

・年金は社保庁に食い物にされたけど、政治家が介護福祉施設の理事長などやってるケースは、相当、無駄遣いや補助金、利権などで食い物にされている。

・チーム安倍では「よく持った」と言われた高知の山本有二が知事選に出る?
橋本が衆院選に出て、知事を譲る代わりに衆院選を応援しろ?
「橋本知事の改革はニセモノだった」ってことか?

あとは内閣の「身体検査」と警察の関係についてなど。面白かった。

 恋人と電話。意外なことを誉められる。嬉しいけど、それより何より、会いたい。

9月3日 居酒屋,新宿ゴールデン街『○羅治』

2007-09-12 04:04:05 | 抱茎亭日乗メモ
 今週はお仕事ウィーク。
会社から別の現場の仕事を紹介されたが「今週はいつものところが入ってます」。
ああ、タイミング悪し。
そこは前から「是非来て欲しい」と言って下さる、貴重にして奇特なクライアント。
「でも髪色は常識的に」と言われて「次はバッチリです!」と言っていたのに、残念。

そして、今日はいまだかつてなかったことだが、健康フィットネス雑誌の担当社員さんに「終わったら話があるから」と言われて大緊張。
何々? なんかやらかしたか? 服装か? 髪型か? クビか?

ドキドキで仕事を終えたら「じゃあ外で」と言われ、会社近くの焼き鳥屋へ。
晩ご飯は社食で食べたので枝豆と冷やしトマトくらいで、ビール、焼酎を頂く。

話とは、校正チームの体制が変わるので意見を聞かせて、とのことだった。なあんだ。

私は意見など言える立場でもないのだが、今は仕事も少ないからギャラも少ない、もう少し出来るのに、と思っていると話す。
それはクライアントと私の問題ではなく、請負っている会社側の配分の話なのだが。

しかし、請負う範囲が変わるなら、配分も変えてよ、と言いたい。
私が知らなかった話なども聞き、「なあんだ」と言ってられない状況かも、と不安になる。
見解とアドバイスを頂く。ありがとうございました。

仕事の話はその位で、あとは雑談。編集部の人と飲むのは初めてで楽しい。
犬猫のケータイムービーを延々見せられたのは困ったが。
週刊誌の編集部時代、大スター力士の婚約をスクープした裏話は面白かった。

 「ゴールデン街とか、行くの?」
「先日『○羅治』に行きました」
「あ、そう。あそこは俺もよく知ってんだよ!」
ということでタクシーで新宿へ。

『○羅治』のお母さんにも犬猫のムービーを見せていた。
「動物は嫌いなんです」とも「可愛いですね」とも言えない私は心苦しかったが、
「あら、可愛いねー! へぇ、面白い」とお母さんが喜んでくれて良かった。助かった。

かつて取材をしたという三浦和義さんの話、ゴールデン街でよく見かけたという宮崎学さんの話。

終電で帰る。ご馳走様でした!

9月2日 映画『リトル・チルドレン』,『Blen blen blen』

2007-09-11 23:42:54 | 抱茎亭日乗メモ
 映画『リトル・チルドレン』を見た。
この映画の舞台はボストン郊外で、ボストンはジェイソン君の新住居候補地でもある。
保守的で典型的な白人中流家庭の多い町、という印象。全然面白そうじゃない。

話もお昼のメロドラマみたいな感じで、多少のドキドキはあるものの、最後はつまら~ん。
なんだ結局「みんないい子たち」な話かよ。

幼児性愛の元犯罪者ロニーを演じたジャッキー・アール・ヘイリーは良かった。
HPを見てビックリ。1961年生まれ! もっとずっと上かと思った。
そして『がんばれ! ベアーズ』の名子役だったとは!
彼のことは全く覚えていないが、『がんばれ! ベアーズ』は私が初めて映画館で見た映画ではないかと思う。

ジャッキー・アール・ヘイリーは子役から俳優への移行に失敗し、役者を辞め、いろいろな職業に就き苦労したとか。
見事な復活ぶりに感動する。

 『Blen blen blen』の日曜日に初めて行ってみる。
シネマライズとル・シネマは日曜日最終回1,000円なので、このコースはこれから定番になりそう。
日曜日は暇なのでは、と思ったがブラジル関係のライブ帰りのお客さんが多い。

黒糖カイピリーニャは◎。
カシャーサにコーヒー豆を沈めた自家製のお酒も美味しかった。

 今日は恋人から電話がなかった。めったにないことなので、かなり心配。

9月1日 映画 『ショートバス』,『MILLIBAR』,TV映画『エンジェル・アイズ』

2007-09-11 22:07:55 | 抱茎亭日乗メモ
 映画は『ショートバス』を見た。
昼間見た舞台と比較して思うが「実験的で面白いでしょう?」という言葉は、こういう作品を作った人から聞きたいものだ。

この寂しい変態さん大集合サロン『ショートバス』に実際行きたくはないけれど、集う人々の背景を知って覗いてみるのは面白い。
ニューヨークならではなんだろうか。
東京やロンドンにもありそうな気はするがこんな温かい雰囲気ではなさそうだ。

やっぱりアメリカに行くならニューヨークかな、と思う。
ジェイソン君は振られた女がいるのでニューヨークには住みたくない、と言っていたが。

かなり笑ったけど、実は映画としては『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の方がずっと好きだった。

 『MILLIBAR』で清野さんに、豊田君のお芝居の話。
ジェイソン君の話。清野さんはアメリカに行くなら「ニュー・オリンズかなあ」。
ジャズ・フェスティバルは面白いと聞くが。

8月22日に『MILLIBAR』で聞いた、亡くなった詩人の名前を確認。
Kaorintaumi = MUDDY "stone" AXEL。
カオリンタウミ、晩年はマディ・ストーン・アクセルと名乗っていたという。

 帰宅後TVで映画『エンジェル・アイズ』を見た。
ジェニファー・ロペスはこんな警官いるわけないだろうという可愛さだけど、話は全く面白くない。
男(ジム・カヴィーゼル)も謎めいていやらしそうでいいんだけど、思わせぶりなだけで全然物足りない。
『ショートバス』を見た後だからかな。つまらん。

9月1日 『アトリエマキ』,『NEW NEW』,『サムラート』

2007-09-11 21:55:50 | 抱茎亭日乗メモ
 昨年誕生日に恋人がプレゼントしてくれた『DSQUARED2』のドレスのビーズがあちこち取れてしまっているのを発見。
池袋西武のショップに持って行ったら「ビーズの在庫がないので直せません」。
「ビーズを見つけて持ってったら直してくれる?」
「お買い上げから1年以上が経過しているので出来ません」
「どうしたらいいの?」
「ご自身でビーズを見つけて、修理屋に持って行ってください」

ふーーーん。安くはない洋服のブランドとしては、まるでなってない対応だ。
『フェンディ』も『ドリスヴァンノッテン』も『ジュンヤワタナベ』もそんな放り投げたことは言わなかったぜ。

仕方なく、キンカ堂、東急ハンズなどでビーズを探し、下板橋の『アトリエマキ』に持ち込み、本日取りに行く。
一応取れていない箇所の点検もしてもらって、3,500円。
「もしまた取れちゃったら、自分で直せますかね?」
「ボタンが付けられれば出来ますよ」
なあんだ。

 映画の日であることを思い出し、渋谷へ。時間潰しでネットカフェ『NEWNEW』。
1時間100円。

 更に時間が余って食券制の『サムラート』でカボチャのカレー(甘い!)とナン。
女の子4人組が「ナン、でかッ!」と言って顔脇にナンを持ち上げ写真を撮りっこして大笑いしていた。

9月1日 Waiting for the Sun「天気待ち」@京芸術劇場小ホール1

2007-09-08 21:38:07 | 抱茎亭日乗メモ
 友人の役者福谷誠治(豊田)君が芸術劇場ホール1で『Waiting for the Sun「天気待ち」』というお芝居に出るというので見に行く。

日米共同出資のハリウッド配給映画作りの話で、主人公の映画プロデューサーは「山下弦」という名前で、日本芸能界のやり方に反発して有名タレントだろうが、有力事務所だろうがオーディションを受けて欲しい、と主張。
なんとなく高橋玄さんを彷彿させる。
そして玄さんの映画『ポチの告白』で主役を演じていた菅田俊さんが、この舞台では「弦ちゃん」の相棒で、現実主義者の金集め担当プロデューサー役。
更にその名前が「中西」といい、これまた玄さんの助監督と同姓で、ますます高橋組っぽい。

しかし劇中のドタバタや揉め事も高橋玄さんの周りで起きたことに似ているようではあるが、かなり温い。
玄さんが見たら「こんなもんじゃねーよ」とか言いそうだ。

豊田君は出演シーンは僅かながら良かった。
菅田さんとのやり取りが面白いと思って後で聞いたら、アドリブだそう。へえ。

でも舞台全体としては、ウーム。
素人(と言っては失礼か)満載の割に値段はかなり高いと思った。
「実際の映画オーディションを舞台でやる、実験的で面白いでしょう?」とこの舞台の原案・台本・演出の奈良橋陽子自身が言っているのは、酷い。
前売券指定席で6,000円。
私は自由席で5,000円、前から2列目のスピーカー前の席だったが。
オーディションのどうしようもない一発芸を、鼓膜が破れそうなほどの爆音で次々見せられ……。
参った。

8月31日 『鮨処 大里』

2007-09-07 16:31:37 | 抱茎亭日乗メモ
 ジェイソン君の見送りを終え、霞ヶ関でリムジンを降りる。
なんとなく一仕事終えたような気分で、飲みたいところではある。
が、今週は遊んでばかりいたので帰ろう、帰ろう、帰ろう、と言い聞かせながら家の近くまで来て、『鮨処 大里』に入ってしまった。

カウンターに女性ばかり4人座っていた。私が入って女5人。皆近所の人たち。

おすすめの刺身と、握りいくつか。ビールと日本酒。
テレビのついてる普通の近所の寿司屋。
煙が来た訳ではないけど、カウンターの中で握る合間にタバコを吸われるのは嫌なものだ。

近所の飲み屋の話。「皆閉めて、次々マンションになっちゃうねえ」と皆さん。

近所にゴキゲンな飲み屋は、あって欲しいような、ない方がいいような。
『おまた』ぐらい距離がある方が、私には丁度いい気もする。

8月31日 Good bye Jason!

2007-09-06 16:45:27 | 抱茎亭日乗メモ
 『太古八』でジェイソン君と最後の晩餐を終えた29日深夜、成田空港に見送りに行こうかな、と思いつく。
成田往復交通費は痛いが、ジェイソン君が喜ぶなら行ってあげたい。

成田には何で行くの? とメールを書いたら、大使館がリムジンのバンを用意してくれるのだとか。
「一緒に乗って行けるし、都内まで乗って帰れるよ」
そりゃあいいね! じゃあ行くよ。

しかしジェイソン君は最後まで悩み多い人なのだった。
「成田には一人で行きたいか、まだわからない。肉体的に気持ち的に疲れているし、さようならを言うのはいつも苦手なんです。30日夜か当日朝決めたい」
ハイハイ、どうぞ、どちらでもいいよ私は。

かつて大好きだった友人は成田への見送りを断固拒否した。
イギリスにいた時彼女は私をヒースロー空港に見送りに来てくれ、涙涙のお別れになった。
彼女はそれを繰返したくなかったのか、私も相当粘ったが、彼女の頑固さに負けた。

私は見送りに来て欲しい、行きたいタイプの人間だが、そうでない人もいる。

 そして朝9時、ジェイソン君から電話。
「真理さん、あなたと一緒に空港に行きたいんです」
ハイハイ、行きましょう。

 午後、溜池山王のアメリカ村を訪ねる。
すっかりきれいに片付いているが以前来た時とそれほど変わっていなかった。

 ジェイソン君は疲れていると言っていたが、成田空港までいろいろな話。
ジェイソン君最後の出勤日のこと、アメリカでどこに住むか、宮崎学さんの話など。

 成田空港に着いて、荷物を預けてセルフサービスレストラン『ラ・フィエスタ』。
ビールと茹で落花生をご馳走してもらう。
茹で落花生は初めてだというジェイソン君。
やっぱり千葉県産落花生は粒が大きくてうまい。

 リムジンの運転手が待っているのでゆっくり話してもいられないが、ライター志望のジェイソン君の新しい人生、小説の構想など聞く。
「真理さんがアメリカに興味ないなら他の場所で会おう」とジェイソン君。
「キューバ! メキシコ!」と言ったら
「僕はキューバに行きたくないから、メキシコで会って、君はキューバに行けばいい」。
ぷう。

そしてリムジンまでジェイソン君が送ってくれて、ポケットに余っていた日本円をもらって、さようなら~。
ここでも、いつものような軽い別れだった。

元気でね、ジェイソン君。
声をかけてくれてありがとう。
小説楽しみにしています!