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マリバール 文集・ギャラリー

9月1日 Waiting for the Sun「天気待ち」@京芸術劇場小ホール1

2007-09-08 21:38:07 | 抱茎亭日乗メモ
 友人の役者福谷誠治(豊田)君が芸術劇場ホール1で『Waiting for the Sun「天気待ち」』というお芝居に出るというので見に行く。

日米共同出資のハリウッド配給映画作りの話で、主人公の映画プロデューサーは「山下弦」という名前で、日本芸能界のやり方に反発して有名タレントだろうが、有力事務所だろうがオーディションを受けて欲しい、と主張。
なんとなく高橋玄さんを彷彿させる。
そして玄さんの映画『ポチの告白』で主役を演じていた菅田俊さんが、この舞台では「弦ちゃん」の相棒で、現実主義者の金集め担当プロデューサー役。
更にその名前が「中西」といい、これまた玄さんの助監督と同姓で、ますます高橋組っぽい。

しかし劇中のドタバタや揉め事も高橋玄さんの周りで起きたことに似ているようではあるが、かなり温い。
玄さんが見たら「こんなもんじゃねーよ」とか言いそうだ。

豊田君は出演シーンは僅かながら良かった。
菅田さんとのやり取りが面白いと思って後で聞いたら、アドリブだそう。へえ。

でも舞台全体としては、ウーム。
素人(と言っては失礼か)満載の割に値段はかなり高いと思った。
「実際の映画オーディションを舞台でやる、実験的で面白いでしょう?」とこの舞台の原案・台本・演出の奈良橋陽子自身が言っているのは、酷い。
前売券指定席で6,000円。
私は自由席で5,000円、前から2列目のスピーカー前の席だったが。
オーディションのどうしようもない一発芸を、鼓膜が破れそうなほどの爆音で次々見せられ……。
参った。
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