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マリバール 文集・ギャラリー

6月29日 映画『無宿(やどなし)』,講演「国策捜査 ― 佐藤優の官僚階級論」,『檸檬屋新宿』

2007-07-01 12:40:47 | 抱茎亭日乗メモ
 新文芸坐の「[没後十年]誇り高き昭和の天才役者 天衣無縫 勝新太郎」は本日最終日。
佐藤優さんと宮崎学さんのイベントがあるのだが、めったに劇場では見られない勝新映画。
2本立て1300円のところ時間がなくて1本しか見られないのはもったいない。
しかし、今日は「bukuの日」で1,000円になる。行かなくちゃ。

『無宿(やどなし)』は勝新太郎と高倉健の共演、フランス映画『冒険者たち』をモチーフに……、というのに惹かれる。

いい映画だった。健さんかっこいい。勝新暑っ苦しい。
見ているだけで日に焼けそうに思えるほどジリジリと暑い、陽射しが眩しい映画だ。
女はずーっと同じ着物、勝新も同じスーツ。浜辺で革靴。
勝新はむさ苦しいけど健さんのことが大好きで、なんとも可愛い。

実は私は『冒険者たち』を見ていない。
海の場面とか、男同士の友情とか、なんとなく、キム・ギドク映画っぽくもある。カッコ良かった。

 20分遅れぐらいで日本教育会館に着く。
「警察・検察の不法・横暴を許さない連帯運動」の集会。
19日も佐藤さんの話を聞いたが、何回聞いても面白い。感心する。
宮崎さんと一緒だと尚更面白い。

今日のテーマは「官僚階級」。
日本では、官僚が資本家、労働者、地主、全てを支配している。
官僚は暴力を背景に全ての階級から収奪する。
しかし運動で飯を食ってる左翼も官僚的。会場からもそんな声が出ていた。

佐藤さんの提案で面白いと思ったのは、内ゲバについて。
昔喧嘩してた、もっと昔は殺し合いをしていた、でも今攻撃してこないものは認めよう。
多様性、多元性を大事にしよう、オウム真理教だって自分達に害がなければ認めよう、山口組も靖国神社も……みたいな話。

 電脳キツネ目組の組員が何人もいたので、終了後皆でどこかへ行くかしら? と思ったがバラバラになり、またダニに刺されるから止めようかなあと思いつつ『檸檬屋新宿』へ。
座ったら、早速ダニ攻撃に遭う。
住枝さんにネズミ駆除と併せてダニ退治もしてもらわないと。

イベントで久し振りに会ったKとIさんも後から登場。気がつけば1:04。
げげ、終電逃した!

 恋人から呆れ気味の「タクシーで帰れ」指令が入る。
しかし、金曜終電後で明治通りはタクシー待ちの人がたくさん。
諦めて徒歩で北上しながら捕まえようとするが、明治通りは地下鉄工事をやっていて、歩道と車道が離れているし、どこの交差点もタクシー待ちの人が立ってるし、参った。
歩け歩け大会だ。でも、お陰でタクシー代は節約できた。

恋人は帰宅を待っていてくれて、大変申し訳ない。
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