The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

4月30日 デート,ナインアンダー,迷走、激突!

2007-05-22 05:03:44 | 抱茎亭日乗メモ
 デート。ロッキーより頑張ってる恋人。ああ素敵。デヘヘ。

 お友達のバンド『ナインアンダー』のライブを見に『屋根裏』。
昨年12月20日以来、久し振りのライブだ。
なんだか上手くなってて驚く。演出も濃くなっていた。

かなり練習したのかと思って聞いてみたら、そうでもないらしく、サポートギタリストのとおるくんのお陰、とのことだった。
でも皆良かったよ、ナインアンダー!

今日は他のバンドも見てみた。『ナイネーム』と『ダムダム団』。
ダムダム団は人気があるし上手いようだけど、私は興奮しない。
「一期一会」の文字とか仏教をイメージさせるパフォーマンスなど、すごく外国人受けしそうな気はする。

 打ち上げで話をしていたら、終電ギリギリ。今日の帰る場所はいつもと違う。
いろいろなルートがあって、渋谷駅をあの線この線走り回って終電を逃し、結局山手線。
顛末を恋人に報告してたら、なんと乗り過ごした。バカ。

まだ引き返す山手線があって、某駅で地下鉄の終電に乗り換え。
最寄り駅じゃないけど、これならなんとか歩いて目的地に行ける。ふう。

数個先の駅に着き、フラフラと降りる。
……おい、違うよ! ここは一つ前の駅じゃん!!

途方に暮れるも駅員に追い立てられ地上に出る。もうどっちに向かえばいいのやら。
一駅とはいえ深夜で真っ暗で怖いし、タクシーに乗る。
そんなに飲んだわけでもないのに、今日はボケボケ。全く、何をやってんだか。

 漸く部屋に着く。
恋人に余計な心配をさせてしまった、申し訳ない、と思っていたらケータイが鳴る。
慌てて取ろうとして、ドアに激突。涙ながらに電話に出る。

たんこぶ。大バカ。

4月29日 映画『ロッキー・ザ・ファイナル』

2007-05-22 03:38:23 | 抱茎亭日乗メモ
 二日酔い。
午後、ジェイソン君から「今銀座だけど、もしかして銀座にいたりしない?」とメール。
とても無理。

しかし、今日は「ブクの日」で池袋の映画館は1,000円なので「buku」を持って『ロッキー・ザ・ファイナル』を見に行く。

子供の頃に『ロッキー』は見た。ような気がする。
けれど見ていなくても見た気がするぐらいのヒット作品だった。
誰もが知ってるロッキーの顔、映画のストーリー、名場面、音楽。

大学時代、興味はなかったけど当時の彼氏の希望で見た『ロッキー4/炎の友情』は、やはり面白くなかった。
あの頃は筋肉ムキムキのマッチョな男が流行っていたのか、テレビや映画でそういうタイプをよく見た印象があるが、私は好きではなかった。

だから私は映画『ロッキー』がどのように生まれたかを知らなかった。
ハリウッドの娯楽大作の一つかと思っていた『ロッキー』が、スタローンのサクセス・ストーリーと完全に比例している、本当のミラクルな作品だと教えてくれたのは高橋玄さんだ。

玄さんは『ロッキー・ザ・ファイナル』で号泣したという。

> 最後のクレジットロールも泣きます(男なら特に)。

と聞いていた。

見終わって、

「号泣まではいかなかったけれど、良かったです!ロッキー頑張ってました。」

と報告メール。玄さんの近況も聞く。凄い。興奮する。

 私は夜になってもまだ二日酔い。
ロッキーも玄さんも私の恋人も頑張って闘っているのに、私はダメだなあ。

4月28日 『檸檬屋新宿』,『OASIS』

2007-05-22 00:02:44 | 抱茎亭日乗メモ
 開店5周年パーティーで『檸檬屋新宿』。
鴨志田穣さんのお別れの会の後だったので、母の喪服にスカーフを掛けて行く。

宮崎学さんがトークの予定とか、いや来ないだろうとか、やっぱり来るらしいとか。
行ってみたら宮崎さんは既にいらしていた。

お話は長崎市長銃殺事件や山口組VS住吉会の事件で、マスコミが報じない情報と警察の動きなど。

お話の途中で、私が誘った津軽三味線奏者さんが来店。
宮崎学さんのトークに誘ったのではなくて、この後のソンコ・マージュさんのライブを是非、と思って呼んだ。

宮崎さんのトークは質問タイムに入って「このメディア状況で、世の中を良くするにはどうすれば?」みたいな質問。
「良くはならないでしょうねえ」と宮崎さん、苦笑するみんな。
「いや、そう言ってはいけない。なんとかしないと」と食い下がる質問者……、のような雰囲気。

津軽三味線奏者さんは面食らったようで、「ここにいる人たちは、みんな暴力団関係?」と小声で私に聞く。
「違います! お話しているのは宮崎学さんという作家で、みんなこの店の常連客です」
「ライブは何時から?」
「お話はもうすぐ終わって、その後ですから」

などと言っているうちにトークは終了。

津軽三味線奏者さんは「また後で来ようかな。友達が末広亭に出てるから、電話くれる? でも来られなかったらゴメンネ」と言い、席を立つ。
ものすごい勢いで店を出る。
追いかける私に「悪いけど、俺、こういうのマズイから」。
「ごめんなさい、でもライブは全然違いますから」
「いや、ゴメン、俺、立場上ダメ、こういうの。本当に、もういいから、ダメだから」と階段を駆け下り、走り去っていく津軽三味線奏者。

あああ。大失敗。ものすごく居心地悪い思いをさせてしまったようだ。
席に戻るとみんなに「何? 誰? どうしたの?」と聞かれる。

宮崎さんは来ないかもしれないし、津軽三味線奏者さんにはトークのことは話してなかった。
迎えに行ったときに話そうと思っていたが、津軽三味線奏者さんはご自分で『檸檬屋新宿』を探し当て来店。
トークの途中だったので、ご本人にもみんなにもちゃんと紹介できず。
話は「拳銃は……(どこから来たどんなの)」とか「山口組はこう言ってる」とか「北海道警から覚醒剤流出の疑惑」みたいなディープな内容。
無理はないか。私が悪い。

がっかりしているところへソンコ・マージュさんがギターを抱えて登場。
ライブが始まる前に宮崎さんはお帰りになる。
見送って、津軽三味線奏者さんに電話。「プルプルプル……ブチッ」。切られた!

ソンコ・マージュさんのライブは素晴らしかった。
ああ、津軽三味線奏者さんにも聞いて欲しかったなあ。
ここで二人を引き合わせて、いつの日かフォルクローレギター VS 津軽三味線の演奏会を、なんて夢見ていたのだが。

遅くまで残ったコアメンバーに「あれは桜井さんが悪い! 津軽三味線の人はかわいそうだ!」と責められる。
私は同じ弦楽器奏者としてソンコ・マージュさんと通じ合うところがあればと思っただけ、宮崎さんのトークを聞かせたい、と思ったわけではない。
でも、宮崎さんの話は他では聞けない内容だし、すごく面白かったと思うのだが。
私には初めて見る一般人の反応でちよっとびっくり。
住枝さんも呆れていたが、だいたい、日本の伝統芸能はずーっとヤクザとかかわりが深かったわけで、そんなに衝撃的な内容か?
まあ、個人的に嫌いなのかもしれない。不快な思いをさせたのは私。私の失敗だ。
申し訳ございませんでした。

 なんだかモヤモヤ、飲み足りないので池袋『OASIS』。
初めて見る、かわいい男子がカウンターの中にいて、お客さんはゼロ。
店長の鈴木さんもいない。
「めずらしいですねえ」と言いながら、鴨志田さんのお別れ会の話。

戻って来た鈴木さんに「久し振りですね」と言われる。
私は酔っ払って、ウダウダと今日のガッカリ話をしたような気がする。

鴨志田さんが亡くなったのも悲しいが、津軽三味線奏者さんとの関係も終わったかもしれない。
ああ悲しい!