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マリバール 文集・ギャラリー

5月11日 文学座『ぬけがら』,『ライオン』,ヴィデオ『アナライズ・ユー』

2007-05-31 05:06:26 | 抱茎亭日乗メモ
 友人の松本祐子さんが演出のお芝居『ぬけがら』を見に紀伊國屋サザンシアター。
10分以上遅刻。電車が遅れて、丸の内線新宿駅からだったので遠い遠い。

『ぬけがら』は再演で、岸田國士戯曲賞受賞作。
祐子さんも2006年千田是也賞を受賞した、まず失敗ないであろう作品。
期待通りの名作だった。

最初のぬけがらはカピカピなのに、次々発生するぬけがらはまるで生きていて今にも動き出しそう。
って人間が演じているのだから当たり前だが、面白かった。
祐子さんは舞台で役者によく食べさせるなあ、と思っていたが生卵5個イッキにはびっくり。笑った。

 終了後、祐子さんの妹のMさんとMさんのバンド仲間のJ君とちょっと飲むつもりが、金曜日で難民状態。
彷徨って『ライオン』の席にやっと着いたが、ビール一杯が来ない来ない。

見て来たお芝居の話。J君も「いやあ良かったねー!」

好きな役者、顔の話。リア・ディゾンと伊東美咲が好きだとJ君。
私は全くいいと思わない。
「伊東美咲の顔ってホームベースみたいじゃん。美人ではない」と言ったらJ君は
「それは人前で言わない方がいいよ」。
はい。申し訳ありません。そして私は伊東美咲と田丸麻紀を混同していた。
どちらもホームベースで似ているけど、田丸の方が張っている。
きれいだと思うが、特別ではない。

「真理さんは誰が好きなの?」と聞かれて困った。ものすごい美人て、誰だろう?
その時は答えられなかったけれど、今私が一番魅せられている女性はスカーレット・ヨハンソン。
日本人の若い女性は思い浮かばない。
ただきれいなだけではつまらない。業とか、エロスを感じさせてくれないと。

若い男優では? これもいろいろ名前が挙がる。Mさんは小栗旬。
いやー、やっぱり藤原竜也だ。
J君が異常にジャニーズの男の子たちをよく知ってて、メンバー構成などを論評して、面白い。

Mさんは帰って、J君の今後の展望を聞く。命がけで何かをやってる人はカッコイイ。
命がけでやろうとしているJ君も、すごい楽しみ。頑張ってね! と言って別れる。

 映画『アナライズ・ユー』をヴィデオで見る。ユルイ話。全く面白くなかった。
今これを書いてる時に知ったが、私は『アナライズ・ミー』を見たつもりでいた。
『アナライズ・ユー』は『アナライズ・ミー』の続編だったのか!!

だからつまらなかったのか?
でももはや『アナライズ・ミー』に見る価値があるとは思えない。同じ監督だし。
ロバート・デ・ニーロなのに。がっかり。