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雨上がりのウグイス

2009-02-22 02:45:58 | Scene いつか見た遠い空
一昨日、つがいのウグイスを目撃。雨上がりの公園で、黄昏空を眺めながら桜の梢で悠々とお喋り。
「Che bella giornata!」「Adesso sono davvero felice!」「Sembra un sogno..」「Mi sto innamorando…」


金曜は苦手な朝いち打ち合わせ。しかも雨ーー。ミーティングルームの窓も白く霞んで。。
でも打ち合わせが終わった昼過ぎには、雨上がりの窓から東京タワーがにょっきり貌を出し。


レイちゃんたちと貿易センタービル地下の昭和系喫茶店で、
ナポリのヒトはだぁれも知らないナポリタンをあえて食した後、
表参道に出て母の誕生日のお菓子を選び、歩いて帰宅。早朝まで原稿を書いていたので
ぼーっとしてたけど、なんだか雨上がりの代々木公園を潜って行きたくて。


花びらには、まだ雨しずくがふるふる。


雨上がりの噴水に、空を横切っていく鳥たちが絶え間なく映り。
小さな弧を描く水音、雨に洗われた木々のしじまに響くさえずり。
張り詰めた様子でずっと携帯で話していた人が、ふとそれを胸にしまって天を仰いだ。


何かにいざなわれるようにてくてく歩いていくと、ほわっとあでやかな梅ゾーンに。
数年前、紅白の梅の中を漫ろ歩く夢を見たことがあるが、まさにこんな光景だった。


白梅より紅梅の方が、香りがしとねつくように濃厚。
小学1年生のとき、早春に家族で水戸の偕楽園に行ったことをふと思い出した。
あのときはまだ5分咲きほどだったが、幼心にも感動した旨が当時の絵日記に(元祖 悪童日記ね)





冷え込んだ土曜の夜は、池の上のCinema Bokanで「大原とき緒nuit」と題した映画上映会。
10代の頃からイメージフォーラムなどの自主制作映画を好んで観ていたこともあり
ちょっとアンダーグラウンドな空間で、手作り感のある映画と対峙すると わくわくする。

着物姿も麗しいとき緒監督と、彼女の東京日仏学院のご学友よしのさん。ボン ソワ~(笑)


最初に上映された『緑薫…』(2007年編集版)は、密室で展開する男女3人の会話劇。
各々の思慕が次第に浮き彫りになる脚本と、超狭小部屋でのカメラアングルの妙が面白い。
女性の部屋の乱雑な密室感が、昨夏観た『TOKYO』のミッシェル・ゴンドリー作品を彷彿。
次の『MATU☆KAZE』は昨春も拝見したが(映画の感想&とき緒さんの驚愕!写真はこちら
改めて観て ミレイのオフィーリアの一瞬の引用とか、編集の隠し味を再発見。
映画って、批評するのは簡単だけど、創るのは至難だと思う。がんばってね、とき緒さん!


先週キムリエさんにいただいたライラック。9カ月目のニキの月命日に。
日曜は一週間ぶりにあったかなよう。あちこち散歩しよー。

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