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雨と兎と猫と

2009-02-01 04:22:53 | Book 積読 濫読 耽読
雨模様だった週末、浜松町で打ち合わせ後、レイちゃんと貿易センタービル上階の
レストラン レインボーでしばしコーヒーブレイク。眼下に広がる雨の芝離宮。

猫あし風の脚がついたこのシュガーポットとクリーマー、腰に手を当ててお喋りをしている
リスとかそういう小動物たちに見えちゃうねと、とふたりで大笑い。


レイちゃんに名古屋取材のお土産をいただいた。アトリエ風のブティックで見つけたそう。
白い革の小箱に、白い華奢な蝋燭。なんだか三月兎の持ち物みたいな、寓話的たたずまい。


この日はいったん帰宅して仮眠。21:30ちょうどにレイちゃんからナイトコール。
慌てて起きて一段と雨脚の強まった渋谷へ。このアンテプリマの傘、先日見つけたんだけど、
ぱっと見、目玉親父がびっしりいるみたいに見えない?


実は兎とクローバー。この無数の兎たち&レイちゃん&ハカセと共に、久々のThe Roomへ。

沖野兄弟のDJは去年のCrossover Jazz Festival以来。エフェクトのかけ方がツボ。
(沖野さん、シャンパンごちそうさま!) ROOT SOULのLIVEも激しくかっこよかった。
すっかりあがったまま、雨をものともせず帰路にあるNightflyに寄り道。既に深い時間で、
BEAMS RECORDS青野さんのDJがあまり聴けなかったは残念だったけど、
久々にお話して面白かった。沼元画伯っぽいスタイルもナイスでした(笑)


さて、すっかりへんな時間に目覚めた土曜。二日酔いのまま、おシゴト原稿にすぐ着手できず、
最近入手した絵本を開く。 ウクライナ民話を題材にしたアルビン・トレッセルト作『てぶくろ』。
ヤロスラーバが描く 男の子の涼しげな切れ長の瞳とチャーミングないでたちにうっとり。


これは最初の見開き。右頁に書かれた3文字を見て一瞬、息が止まる。
え。よく見えない?


クローズアップ。
えーっ!?

物語の舞台はロシアの森。そこで男の子が手袋を落としてしまい、
その手袋を見つけた動物たちが次々と暖をとりにやってくる。
ねずみ、かえる、うさぎ、ふくろう、きつね…果ては オオカミ、イノシシ、クマまで!

弱肉強食の世界とは一線を画する共生の縮図?私もその手袋にもこもこ入ってみたくて仕方なく(笑)
私がいつか落とした手袋も、そんなことになっていたら楽しいな。


これは先日、上原の古書店で見つけた猫本たち。猫専門の出版社が引っ越し、
蔵書をその古書店にごっそり置いていったのだとか。なので、なかなか希少な猫本がざくざく。。

詩人 工藤直子(松本大洋の母)の『猫はしる』も出色の一冊。
表紙以外は一切 猫が描かれていない挿画も、いい。

これは本ではなく、先日ちよさんにいただいた在りし日の月丸さんのカレンダー写真集。
ふわっふわでまるっまるの白猫さん。眺めているだけで目尻が下がってしまう。


と、こちらは昨夜ハカセにいただいた写真集『本日のスープ』。帯にもあるけど、劇的な目ぢから!

猫の瞳孔がマックスで見開いているときは、恐怖の表情でもあったりするのだけど
これはどうも興味津々の目のように見える。こんな瞳で見つめられたら、おちるなぁ。。

ちょっとニキに似ていて どきどき。


こちらは在りし日のニキ。晩年は、じっと見つめても 眼差しが柔らかかった。

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