2年前にNTTドコモが富士通製の携帯端末として「F-07C」という機種をリリースしました。特徴としてはガラケーOS(というか本来はこれもスマホ用OSなのですが…)であるSymbian OSのほか、なんとx86版Windows 7 Home Premium(SP1、IE9搭載済み)がデュアルブートする正真正銘の「Windowsケータイ」として誕生した携帯であるということです。
PCとしてのスペックはIntel Atom Z650プロセッサに1GB RAM、ストレージは32GBのSSDを搭載したれっきとしたPC/AT互換機でありながら一般的なスマホと同じサイズを実現した「世界最小のWindows 7 PC」であるということです。
ただAtomプロセッサはただでさえCPUパワーが足りない低電圧版のZ650をさらに600Mhzにダウンクロックしてしまってる上にメインRAMが1GBしかないためNT6.x系であるWindows 7の動作はかなりキツキツなうえ、バッテリーの稼働時間は2時間程度のようですが…とはいえこのサイズでスマホ用OSではなくフルバージョンのWindowsが動作するのはその弱点を十分カバーできるだけの魅力になってるんじゃないかと。
日本導入が検討されているSurface RTなどの”ARMプラットフォームで動くWindows環境”としてのWindows RTタブレットも魅力で正直迷っているのですが、個人的にタブレットはあまり持ち運ぶ気にはならないのでポケットに入るEVO 3DやIS12T、iPhone 4Sのほうがいいと思っているのですが、「ポケットに入るサイズ」で「れっきとしたPC/AT互換機」なF-07Cは出た時からかなり気になってた機種でした。
白ROM中古価格のほうも最近こなれてきたようでだいたい27000円前後で買えるようになってきてるようです。
やはり小さいWindows XPマシンである工人舎のPMも含め正直真面目に購入を検討している今日この頃です。