昨日ついに日本語版「ニード・フォー・スピード ザ・ラン」(PS3/XB360/Wii/3DS版)が発売となりました。本来はXB360版と3DS版どちらも購入する予定だったのですが、予算上の都合で(来週はPSVitaも来ますし)XB360版を来月購入に回して先に3DS版を購入することにしました。
ちなみにハードスペックの都合上HD機&iOS版(日本未発売のPC版も含む)とWii/3DS版はストーリーが別物になっています。(本作に関して言えば使用楽曲関連も全く別。NFS II/III/IVのアレンジBGMなど、旧NFSシリーズやってると思わず「にやっ」とするる曲も)。ただ基本的にアメリカ大陸を横断するキャノンボールランであることは踏襲していますし登場車種もHD機のものを(すべてではないとはいえ)踏襲しています。海外HD&PC版ではリミテッド・エディション特典扱いにされているランボルギーニ・アヴェンタドールやシボレー・カマロ ZL1も使用可能。
車のカスタマイズも可能でホイールもiOS版やPSP版のNFSシリーズとは異なり実在メーカーのものが採用されています。(iOS版とPSP版のホイールは架空のものだったので・・・)
こんな感じにカスタマイズ可能。上はLancer Evolution X、下はCorola GTS(海外仕様AE86)
3DS版は任天堂の現行据え置き機であるWii版と全く同じ内容になっていますが、Wii版と異なりフレンドとタイムを競うあうことができる「Autolog」機能が搭載されているほかインターネット経由での対戦もサポートされています。Wiiもネット接続できるのだからサポートしてくれてもよそそうなのですがWii版ではなぜかこれらの要素は削除されてしまっています。Autologは3DSのすれ違い通信もサポートしています。
基本的に3DS版のモードは以下の3つ
- ザ・ラン
いわゆるキャリアモード。主人公「マッド」(CV:山寺宏一さん)(ちなみにHD機版の主人公は「ジャック」。ショーン・ファリスさんが演じてるようです)となってサンフランシスコからニューヨークまでアメリカ大陸を横断する「ザ・ラン」レースを勝ち抜いていくシナリオで、途中警察やマフィア集団に追われたり謎の美女(とは言えないかもしれませんがw)が登場したりなかなか面白いストーリー展開でした。車はシナリオ上何度か乗り換えますが基本的にこのモードでは決められた車しか乗れません。またHD版同様QTE要素があり車に閉じ込められた状態でガラスを割って脱出したりレース中ヘリの攻撃を避けたり警察無線を受信機で傍受するのにチューニングする作業があったりします。一部は3DSのタッチパネルを生かした動作になっていますがWii版ではこれがどうなっているのか不明。
ちなみにストーリーはアメコミ風の演出で展開し、フルボイス(日本語版は完全吹き替え)になっています。
- チャレンジ
様々な課題をこなしていくチャレンジモード。上記「ザ・ラン」で登場するスプリントレースやトールブースチャレンジといったレースのほか、自分自身が警察となりストリートレーサーたちを文字通り「処刑」していくモードもあります。
上記シナリオでアンロックした車はこのモードと対戦モードで使用可能。またおなじくアンロックしたパーツを使い車のカスタマイズも可能になっています。
余談ですがこのモードでも車やパーツのアンロックに必要なポイントはたまります。というかキャリアを1回クリアしただけでは全部の車種やパーツはアンロックできないので・・・
- オートログ
登録したフレンドとのタイムの比較やローカルやインターネット経由での対戦、ドライバープロフィールなどを確認できるモード。Wii版には実装されていません。(ドライバープロフィールは確認できるはずですが…)
挙動は据え置き機版「NFS HP」に近い挙動になっており、警察無線音声が全くないなどちょっと残念な部分はありますがちゃんとNFSの雰囲気は再現されています。フレームレートも結構いい感じでぬるぬる動いていますし、ストーリーもHD版とは異なりますがかなり熱い展開になっていますので3DSを持っているのであればぜひ購入をお勧めするタイトルです。パガーニ・ウアイラやポルシェ911(993 GT2&997 GT3 RS)なんかに乗れるタイトルは本作だけですし。
キャリアが終わってもなかなかやりごたえのあるチャレンジシリーズが用意されていますし、Autologでフレンドとタイムを競い合うのも楽しいので長く楽しめるタイトルになりそうです。
プレイ動画(海外版です。日本語版は音声も含め完全日本語版になっています)
*Autolog関連以外は同一内容のWii版