かのあゆブログ

クーニャ好きがやってるガジェット系ブログなのです>ω<

Windows 10 PhoneでBCDが死亡してBSODが出るようになったので修復したお話(更新中)

2015-04-21 20:50:11 | Windows Phone 8

Windows Phone 8以降ではOSカーネルがWindows 8.xと同じNT6.xカーネルとなり、それに伴いひっそりとPCにも実装されているハードウェアエラー時のBlue Screen Of Death、BSODやWindows Boot Managerなども実装されています。

もちろん基本的に”普通”に使っていればこれを見る機会はPC以上にないはずですが、先ほどWindows 10 Phone TPを入れていたLumia 630 Dual Simでついにこれを見ることになってしまいました。

P_20150421_185216

バッテリーを充電するために電源に接続したところ、急にデバイスが応答しなくなり、電源ボタン長押しで強制終了してリブートをかけたところ、Windows 8以降でおなじみのグラフィカルになったBSODメッセージが出てリブートを繰り返すようになりOSがブートしなくなりました。

P_20150421_190651

画面表示が若干乱れているため見づらいですがどうも起動に必要な領域であるBCDストアが壊れたようです。ちなみにこれPC版のWindows 10 TPでもうちの環境ではよく起きるんですよね。今日もこれで回復したばかりですし…

IMG_20150202_012539

ちなみにPC版Windows 10 TP環境でBCDストアが壊れるとやはりこのような状態になります。ブートループを繰り返すのも同じです。こんなところですべてのWindowsが統合されたのを実感したくなかった…

基本的にPCの場合はBCDを修復してやればOSのデータ自体は無事なので、インストールメディアか回復ドライブからWindows PEを起動してコマンドプロンプトから

bootrec /rebuildbcd

と入力してBCDストアを再構築してあげれば正常起動するようになるのですが、基本インストールメディアが提供されていないWindows Phoneの場合はこうなったらどうしようもなく、NOKIAに修理に出すしかなかった・・・のですが、Wndows 10 TP配信時にMicrosoftが公式でWindows Phone 8.1環境に戻すためのツール「Windows Phone Recovery Tools」を配布しているのでこちらでとりあえず以前のWindows Phone 8.1環境にリストアすることが可能です。ただしバックアップしていないデータやWindows 10 Phone TPを導入してからインストールしたアプリのデータは当然消えますので注意が必要です。

image

ツールの使い方としては簡単で

Lumiaの電源を落とした状態でUSBケーブルに接続し、電源キー+ボリューム下ボタンでUEFIブートモードで本体を起動させる

だけで最新のWindows Phone 8.1ファームウェアをダウンロードしてリストアしてくれます。

image

P_20150421_193530

ROMのダウンロードが終わるとLumiaがリブートしてROMの書き込み作業が始まります。この時点で電源を落とすと完全に文鎮化しますのでくれぐれも電源を落とさないでください。

P_20150421_194303

プログレスバーが100%まで達するとシステムがリブートし、Windows Phone 8.1にダウングレードされた状態でシステムが起動するはずです。これで修復は完了となります。


最新の画像もっと見る