かのあゆブログ

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Android 7.0 NougatではOSレベルでSnapDragon 800/801のサポートを終了している模様

2016-08-27 12:34:45 | XPERIA アンバサダーレビュー

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先日Android 7.0”Nougat”へアップグレードされるXPERIAの機種リストが発表され、その中にDP版が配信されていたXPERIA Z3がリストアップされていないことが話題になっていましたが、これはどうやら「技術的・法的な問題」によるものだそうです。

XPERIA関連のニュースを扱っているAndroPlussさんで取り上げられていますが、どうも最終DP版となったDP5からXPERIA Z3に搭載されているQualcomm SnapDragon 800&801 MSM897シリーズのサポートをOSレベルで打ち切ったため、Googleの認証を通らなくなったことが原因のようです。

SnapDragon 800/801に内蔵されているGPUのAdreno 330はValcan APIに対応できないもの(DirectX 11.1(Future Level 9_3、つまりDX9相当分の対応)とOpenGL ES 3.0まで対応でValcan API対応は次の世代のAdreno 4xxシリーズから)となっており、またGoogleのリファレンス端末であるNexus 5がアップグレード保証期間が終了し、Android 7.0へのアップデート対象から外されたことからあえてこの古い世代のSoCをサポートする必要もないという判断でサポートが終了したものと思われます。またSnapDragonの開発元であるQualcommも内蔵GPUのAdreno 330のAndroid 7.0用のドライバサポートを打ち切ったようなのでSnapDragon 800/801のOSレベルでのサポートはこれで確定かと思われます。まさか公式でValcan対応必須にしてくるとは思いませんでしたが…

そのため、SnapDragon 800/801搭載機に関してはメーカー側が独自手対応しない限りAndroid 6.0.1が最終ということになりそうです。XPERIA Z3シリーズに関してもあえてソニーモバイルがSnapDragon 801に対応させたカーネルをビルドしてまで対象に入れることはないと思うので残念ながらAndroid 6.0.1が最終OSということになりそうです。ただDP4までリリースしていたことを見ればわかるとおり、DP5でGoogleが方針転換しなければおそらくAndroid 7.0まではXPERIA Z2/Z3シリーズに関してもアップグレードされていたはずです。それを思うとちょっと残念な話ですね…

またこの打ち切りにより、結果としてドコモ版XPERIA Z3シリーズ/A4はグローバル版の最終バージョンまでしっかり面倒見てもらったことになります。(Lolipopのマイナーアップデートである5.1.1はスキップされてしまいましたが…)

最近のドコモはOSアップデートに力を入れている印象で、XPERIA Z3シリーズに関してもほかの2キャリアがアップデートを5.0.2で打ち切る中、グローバル版完成ビルドのリリースから最短一週間でリリースしたことなど、今回に関しては本当に努力したんじゃないかと思われます。

またカスタムROMに関してはすでに公開されたAOSP ROMからサポートが打ち切りとなったNexus 7(2013)、およびNexus 5へのポートが開始されており、特にXPERIA Z3に関してはDP4まではサポートされていたことからこちらもカスタムROMが登場するものと思われます。