月のmailbox

詩或いは雑記等/小林貞秋発信。

大正時代「文士の身長くらべ」なるもの

2009-12-14 22:32:31 | コラム
今朝、古いファイルノートを何気なくめくっていたら、あるページの真ん中あたりに、メモが書かれている。
「16 Aug '94」 とそれをメモした日付があって、「大正年間の「文芸春秋」、文士の身長くらべ」、とある。大正時代発行の文芸春秋ということなんでしょう。残念ながら今、そのことについての知識がありません。
ともかく文芸誌に、文士の身長くらべの記事があったということのようで、今の感覚からすると、読者の関心がそのようなところに向くものかと思われるようなものだけれども、でも、こうして今見ると、それはそれで興味に触れてこないものでもないな、という気がする。
メモにあるままに記すると、

徳田秋声、島崎藤村   五尺一寸(154cm)
芥川龍之介       五尺四寸五分(165cm)
夏目漱石        五尺二寸(158cm) 
石川啄木        同上
高村光太郎       六尺弱(177cm)
ラフカディオ・ハーン  五尺一寸余り(156cm)
森鴎外         (161.2cm) 

ということになる。
藤村や漱石、小泉八雲のハーンなど、155センチ前後の身長だったのかと、改めて彼らのイメージを身長から定めてみたりなどする。実際のその人をイメージする場合に、それは身長も知っておいた方がより望ましいのは、確かなところでしょう。150センチ台が眼につくことから、当時の平均身長のおおよそなどを興味を抱いて見てみたけれども、今の感覚からすれば低く感じはするものの、江戸、明治、大正と平均は、その近辺にあったもののようですね。だから、低かったというわけではない。
そのあたりのことから思ってみるのだけれども、漱石の小説の主人公、坊っちゃん。彼も、身長はそのあたりと、想像しておけば良いのだろうか? 


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