月のmailbox

詩或いは雑記等/小林貞秋発信。

詩-Space  neighbor記  その六

2017-12-31 06:00:02 | 文学

 

                                 neighbor記  その六

 

 

ただこの辺りにいたいだけだというこの辺りの白い地

そこに転がす転がされたい瑠璃色の球だとか意地悪少し

 

狙いはただ一つというわけではない数を言うとまた眼が回る

消えた軍隊さえ所属探る声受け幻の森向こう揺れて通り過ぎた

 

ついには中枢到達ならずmoan-moan巡る愉しみと変ずる

今日の温風昨日の妄流通り抜けるは後方に波打つ萌える毛髪

 

切り裂くように凡庸な走り書き抜けさせても良いのだ日中

御託宣のようにいただく夢のご褒美のなんと形薄いものかと

 

 

 

             

 

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