月のmailbox

詩或いは雑記等/小林貞秋発信。

読まれるための人類史みたいに

2024-07-03 18:48:48 | Weblog

                 読まれるための人類史みたいに

 

読まれるための

人類史みたいにぼんやり

立っている人がいて

カラッポ

と自認する

悲しい日というのもある

でもなんと美しいという

光景は

至るところにあって

これを見る眼を失う人類史の

終焉は

あるべきものではないです

いずれは終焉と

生きている間は日の中で繰り返し

飛び上がると容易に

時間の先の究極が掴めてしまう

嘘のトンネル

伝わるようなことは言わない

伝わるとも思わない

全景閉じていると微笑を見せる

全て幻想に似る

全て幻想以前に戻る

その時そこにあった瞬間

消えずに留まるわけではない

鋭利な剣ともならない

全て迷路に似る

全て迷路以前に

戻る

 

 

       

 

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なにも食べない日

2024-07-02 21:43:32 | 

                 なにも食べない日         

 

なにも食べない日

反乱日とできるほどに賢明ではない

凡空羅漢だった人を

主役にして

今日を

仕立てるのだと決定

というのは可能か

長々と考えた夜の時間は

なかなか明けなくて寄ってきた猫Rの

眼に文句を言った

というのは本当のことなのか

それほどに

なにも食べないというのは重要

決断なのだった

地球に巨大隕石の予報もない

平穏な日々の中では

何も食べない

空白を作ることの意味が

空の真ん中に赤の弾丸

走らせるほどの扱いになるのだつた

というのはおかしい?

おかしい?

夜の闇の中で繰り返したのは

半ば本当

半ば致し方なし

日々なぜ食べ続けるのか

食べるのか

猫Rに問うのを今日は

避ける

   

                                                            November 2022

            

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これから流れる時間

2024-06-30 17:42:49 | 

                                    これから流れる時間

 

これから流れる時間は

あの人物と同じ速度になります

足音がそれに伴う

途中で消えることもある

音を立てずに歩く人もいるんですね

深夜のあなたみたいに

朝日の昇る時刻まで歩き続ける

あなたみたいに

余りの時間

それをどのように潰すのか

従う影の中に押し込んでしまうのか

アイス最中をひとつ

またひとつ

食べる子を追っている?

そこで立ち止まらない

それを別言語で言わない

骨の折れることはしない

磨いた言葉を差し出す

そのために考えることをしない

時間に間に合わせるための発語

行き着けない

ネコの砂を掻く音が耳にくる

足の動きを見据えている

みんなかけ離れているのにそれを

当たり前とする

括りつける巧みさに魅入られるのか

もう一歩歩かないといけない

一分の長さの一歩もある

前しか見えない態勢というのがある

永遠を言わない語り方

できることなら意図して拾わない

最後の一言

締め切り前に見上げる空

 

                 June 2022

 

 

                             

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再びの秋に転落を見る

2023-11-15 00:43:56 | 

            再びの秋に転落を見る

 

忘れたことは復活しない

遠くを見ていて

黒いcandy

盲目

その言葉を言いたいだけだと

嘘を膨らませて

束の間の

成功を得る楽しみで

今日は満足だと

言った

言わなくても良いのに

回転に途方もない意味があるからと

自己流の言葉遣いで

回し続ける日々

みたいに

みたいな何かみたいに

流れは理由があるのかないのか

やってきては君の

陳腐な夜々を

そそのかすのだ 陳腐すぎる

candyの夢

ガラゴロ崩れて港湾にとめどなく

うねり行く

言葉は選んでいない

忘れられてもう月ひとつ

最初にあったことも不明でひとつ

秋の頃があって

雲の群れに変化がきて

まだまだ先があると見込むのが

誰か正体追う

世界で一つのもの

とは全宇宙で一つのもの

そのゼロの中を

舞う

 

                                                                                                                October  2023

 

 

 

この子たちは我が家で一緒に生まれてもう3年9か月。

 

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自身のむかしの詩集のこと

2023-08-15 00:18:29 | 

 

もう忘れていたようなものだけれども過去に詩集としてまとめたものが4冊。

 

小林貞明詩集 ながれ            古川書房 1973

詩集 褐色の首(著者名小林貞秋)       古川書房 1974

小林貞秋詩集                 私家版  1987

無言のひと                  私家版  1987

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真ん中には何かある

2023-04-02 00:06:05 | 

 

        真ん中には何かある

 

真ん中には

何か

ある

白の螺子好きが

むらさきの冠にVの文字を入れ言うの?

浮かんだのでそれを言葉にした

真ん中には何がある?

苦難はそこに何もないから涙

真ん中が無

その歴史不明だから涙

縄文弥生の日々に栄光あれ

人々に栄光あれ

藍の空の下やってきた流れ

転がる細胞ひとつ

言わない

言わずに消える

tombまで沈黙する

赤蜻蛉

その形全てに理由ある

在った形に

意味が

ある

 

                        January 2023

 

 

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年の初めに地球

2023-01-07 23:53:16 | 

 

          年の初めに地球

 

年の初めに地球が

ワタシはここを動かない

365日だと言った

その後はどうなのかと

懐疑する

E大陸の端では地球

動くものと古来から理解される

半島の黒い

ひつじに訊いても分かる

ブランブランした宇宙に確答は

ないとワタシもオモウ

カラフルに彩られた

惑星に

ピンクの針を立てる

命令されたのはワタシではない

夢想するのは宇宙塵で

そこにmoveする

どこにも中枢はないのだ

地球も動かない年に傾くのだ

突如風景開けて

湾内の橋上を流れる車

月面で逆立ちする身長不明の人間B

今日に縛られる

縛るのは無窮の空でもない

日の予定を行く動きの意味はあり

そして無い

意味は神に任せる

川端の藻の中に入る魚を手で探る

記憶の中の一場面

もう生き始めて数百年という

兆しの自身の今日

 

                                January 2023

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運命もまた

2022-12-30 15:40:58 | 

           運命もまた

 

運命もまた

人が待つもののひとつと

飛行機雲

淡いみどりに変わる

運命なのか

待つなのか

みんな人に染み込んで

空気の鋳型に収まるみたいに

言葉に吞み込まれ

人の動きに

重なる

テーマは待つ

なのか運命が先を

行くのか混沌がテーマなのか

前を歩いていた

後方からピノキオ連隊の

行進見たある年

運命なのか

別の

変哲のないお芝居なのか

問わない

なにも問わない

やってくるものに

異をとなえても仕方ない

昂然と上げる頭

あなたのものとは限らない

あなたのいない世紀

運命も

待つもそこに

ある

 

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ある時には

2022-12-15 00:36:31 | 

 

             ある時には

 

ある時には

いきおいつけて太陽を

ハサミで切る

帰り道に浮かんだその解法

端から

留めたいものは落下していく

その先底無し

たまたま見えた缶を蹴る

忘れた頃に音に

仕立てて

放つ

そんな記憶も日々の中で薄れ

紛れて辿れなくなる

やわらかな感情という

イメージ

気に入ってそれに

加えるもの

追う

 

                          26  June 2022

 

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永劫

2022-12-12 23:06:22 | 

 

             永劫

 

果ての

ある眺めに

果てのない眺め被せて

右と左の足に別の

色塗る

左右勝手な向きに行かせる

二度と出会わない

二つの月の

金と銀の

魔法出さない

秘密もない

闇もない

果て無いものがたりもない

果て無いものがたりに

曲がる場所

選んだことない

与えられた不運を飲んで

言わない

窓のそば

見る

永劫

 

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2022-11-13 00:00:19 | 

               夜  

 

知りたくなることの

重なりで夜を

言うと

昼が出る

どちらも知りたくない

宇宙には言う

恒星がある

だけれど

どこにも行かない

知りたくない

夜に

ポツンとはいない

億の数もいる

ポツンとしてもいい

トマトなど食べる

半分

あとは翌日の昼

生きていればそこに

いる権利が

ある

とかないとか

愚かに

 

 

 

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小雨の午後

2022-11-04 23:13:05 | 

           小雨の午後

 

淵に小さなコイン落ちる

小雨の午後

もう真ん中の器官は

はたらかない

動かない

拒絶

振幅もない

動き出す口もない

これからどこまで駆けていくものか

そんな扉が開くこともある

抑え込みは許さない

途切れることも

許さない

何故なら

終焉嫌いだから

揃えるほうが良いから

先に延ばすことの良さを言う

いらないならば声

殺してなんだ

かんだと

漏らさない

昨日のような

滑り方には封印して

そこはどこなの右回り望まれる

畑地抜けた先の橋

見たことない

嘘の異郷

持ち出さない

どこにも出さない

最後の一歩も拒絶する

同じ言葉

重ねた

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今日はここにありつづけた

2022-08-25 23:47:34 | 

 

           今日はここにありつづけた

 

最後にピリオド

好きなcolorでつけて

終わりとする膨張宇宙の日々

帽子は斜めには

なかった

曲がる地平線もない

一歩で過ぎる極地もない

場所に座る

直線上

そこから限りなく落下する

それを拒む

先のない空間を怖れる

ひとつの次はふたつ

とは言えない

最後にピリオド

訪れるひとは選ばない

ピリオドはない

忘れたままに永遠に過ぎる

たまたまの接合

見届ける眼はそこに

ない予感

まぼろしだらけ

とは言うな

まぼろしだらけ

だと言う

人の姿はそこに

ない予感

今日がここにあった

今日はここにありつづけた

 

 

      

 

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2022年7月1日のwords

2022-08-16 07:00:16 | 

 

          2022年7月1日のwords

 

今朝も

現われ出ないね

ルーネリポア氏の次には

呼び止めないと

こちらのサインに気づかない

アタマを振り絞って

掲げた紺碧の地の意味ある文字

おいでおいで

とは何処で示すのが相応しい?

そもそもが何故

おいでおいでするのか

初めの初めに

向かう

その仕草する人の姿重ねて

そんな

立往生もある界隈に

落とすものが

ある

グルグル巻きの

確保物が薄紙のように揺れて

今にも消える

模様

眺めが変わらない

というのは不変の根

あるからか

雲浮く

 

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ザルの中の無限拾得  

2022-07-26 23:59:42 | 

 

            ザルの中の無限拾得

 

半無限体

無限次元力学系

無限要素

無限長周期構造物

無限造増倍率

まなざしなき無限

実在的実無限

半無限弾性体

無限伸育型

無限遡及

宗教的無限論

無限円筒

接合半無限体界面

三次元無限領域問題

無限等比較級

無限板

超限と無限

無限者

無限情報処理

二層弾性無限厚板

無限遠

無限極と無限零点

無限判断

四半ないし半無限体

無限薄板

無限行列表現

半無限量子細線

無限和

 

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