うっすらと
訳が見える
その縁辺りから
やおら
弾みをつけて
お許しいただければ
笑います
あそこの黄薔薇
映す窓
引き込みます
そこから見えるあちらの
剥げて斑模様の
青い壁
加えます
逃げ出しそうな空も
轟音のような
笑いに巻き込んで
お許しいただければ
共に
共に
笑わせていただきます
外行く黒いコートの
幻の我が父
寄り添う可憐な我が母
向かわせます
ただ
ただ
ただ
笑いに
笑おうと
うっすらと見える訳の縁
縁辺りから
丸ごと
轟音に
染めこみます
from Six Poems No.9 2004