地上を旅する教会

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偽りの父【ソウルで朴大統領の退任求める反政府デモ、 1万人が参加― 韓国天主教具現正義司祭団】

2013-12-11 00:01:13 | 今日の御言葉


あなたたちは、
悪魔である父から出た者であって、
その父の欲望を満たしたいと思っている。

悪魔は最初から人殺しであって、
真理をよりどころとしていない。

彼の内には真理がないからだ。
悪魔が偽りを言うときは、
その本性から言っている。

自分が偽り者であり、その父だからである。

「ヨハネによる福音書」/ 08章 44節
新約聖書 新共同訳



家族の間に、もう少し多くの愛、一致、平和、
そして幸せがあったなら、
こんなに多くのアルコール依存症や、
麻薬中毒者は生まれなかったことでしょう。

マザーテレサ
(マザーテレサ『愛と祈りのことば』より)



11月23日にソウル広場で行われた韓国天主教具現正義司祭団の時局ミサの様子 (資料写真)
天主教=カトリックのこと
(ちなみに基督教=プロテスタント)


★ソウルで朴大統領の退任求める反政府デモ、
1万人が参加―中国メディア


◆XINHUA.JP 2013年12月9日 18時0分配信

韓国ソウルで7日、約1万人の民衆が反政府デモに参加し、朴槿惠大統領の退任を求めた。9日付で安徽網絡電視台が伝えた。

今年6月以降、次々に明るみとなっている韓国情報院の大統領選に対する違法な介入に抗議したもの。大統領の謝罪と関係者の処罰、情報院の改革などを訴えている。韓国天主教具現正義司祭団が朴大統領の退任を求める「時局ミサ」を行い、先頭に立って大統領批判を続けている。

同団は成立前には当時の朴正煕大統領の独裁統治に反対する闘争にも参加。数十年にわたって民主化運動に携わってきた。「国家保安法」の撤廃と南北の平和的統一を呼びかけている。

(編集翻訳 小豆沢紀子)



★天主教全州教区正義具現司祭団、
パク・クネ大統領辞任要求(写真)
(◆ハンギョレ日本語版 2013年11月22日)

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/16096.html
天主教正義具現全州教区司祭団の神父と信者たちが22日夜、全北(チョンブク)群山市(クンサンシ)の寿松洞(スソンドン)聖堂で時局ミサを終え、寿松洞ロッテマート前でロウソクのあかり文化祭を開いている。 群山/キム・ポンギュ選任記者bong9@hani.co.kr



★<天主教神父の北砲撃発言>
文奎鉉訪朝後に司祭団の理念色濃厚に=韓国

◆中央日報/中央日報日本語版 2013年11月25日10時23分



国家保安法完全廃止、韓米自由貿易協定(FTA)中断、韓米軍事同盟解体、平沢(ピョンテク)米軍基地拡張反対、次期戦闘機(FX)事業反対、原子力発電所反対…。


この10年余りにわたり天主教正義具現司祭団が「時局ミサ」や「祈祷会」などの名称で各種懸案に介入し展開してきた主張だ。

1974年に維新政権に抵抗する時局宣言を発表し設立された正義具現司祭団は、80年代半ばまで人権と民主化に少なくない寄与をしたのは事実だ。だが、民主化がなされた87年以降に司祭団は理念色の濃厚な事実上の政治活動をしてきた。この過程で反米指向を明確に示しただけでなく、一部関係者は親北に近いという評価を受けたりもした。89年に文奎鉉(ムン・ギュヒョン)神父が当時韓国外国語大学の学生だった林秀卿(イム・スギョン)民主党議員と北朝鮮を訪問し、金日成(キム・イルソン)の遺体を参拝した後、芳名録に「金主席の永生を願う」と書き議論になったのが代表的だ。この団体で活発に活動してきた文正鉉(ムン・ジョンヒョン)神父は2002年5月に講演で、「私もやはり北朝鮮を訪問した際に万景台(マンギョンデ)に行き、『金日成将軍がもう少し長生きされれば。残念です』と書いた」と明らかにしたことがある。

事実70~80年代だけでも現在とは様子が違った。当時池学順(チ・ハクスン)主教が「維新憲法は無効」という良心宣言を発表した後、懲役15年の刑を受けると、金勝勲(キム・スンフン)神父、咸世雄(ハム・セウン)神父らが結成した司祭団は民青学連良心犯釈放運動、維新憲法反対運動などを展開した。80年代初期には光州(クァンジュ)民主化運動の真相を知らせるのに先頭に立ち、87年5月18日には朴鍾哲(パク・ジョンチョル)拷問致死事件を暴露し6月民主化抗争の起爆剤の役割をした。

こうした司祭団の活動が理念側に傾き始めたのは盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権発足前後という評価が多い。

司祭団は2002年の大統領選挙を控え、「韓半島平和実現、不公平なSOFA改正、米軍装甲車犠牲女子中学生事件時局祈祷会」を開き、米軍の装甲車による女子中学生死亡事故問題が大統領選挙の争点として浮上するのを主導したのに続き、盧武鉉政権発足後には「過去史整理」政局で発言力を拡大した。2003年11月に司祭団は「金賢姫(キム・ヒョンヒ)KAL858便爆破事件真相究明」を宣言することもした。

2004年の通常国会では当時与党だったウリ党が国家保安法廃止問題を最優先で立法化に乗り出すと、「国家保安法完全廃止のための時局ミサ」を開いて加勢した。国家保安法に対する司祭団のアプローチは文正鉉神父が2001年11月に全州(チョンジュ)地裁群山(クンサン)支院で開かれた国家保安法違反宣告公判の時に行った最後陳述によく現れている。当時彼は「私は国家保安法を必ず撤廃させるだろう。在韓米軍も必ず撤収させるだろう」と述べた。

李明博政権に政権交代すると反政府活動を強化し反米路線をより明確にした。

2008年に米国産牛肉をめぐるろうそくデモが行われた時は「狂牛病国民対策会議」に参加し、「牛肉輸入は米国に忠誠しようという盲目的事大主義」と主張した。

2010年の哨戒艦爆沈事件の際は陰謀説を出し、延坪島(ヨンピョンド)砲撃時は北朝鮮の挑発を鄭鎮ソク(チョン・ジンソク)枢機卿が批判すると、司祭団は「根っからの反共主義者」と枢機卿を非難する声明を出した。

李明博(イ・ミョンバク)政権が4大河川事業を強力に推進すると、司祭団は2010年に「李明博政権は民主主義発展に百害無益な政治集団であり、むしろ強盗集団」と猛非難した後、「信仰と良心の名で国民不服従を宣言する決定的な時が近づいた」と主張した。

あげくに「朴槿恵(パク・クネ)大統領の下野を要求する時局ミサ」を開いた席で、朴昌信(パク・チャンシン)神父が、「NLL問題がある地域で韓米軍事運動を継続すれば北朝鮮がどのようにしなければならないか? 撃たなければならない。それが延坪島砲撃事件です」という話をするに至った。

これに対し与党セヌリ党の金泰欽(キム・テフム)院内報道官は24日に記者会見を行い、「司祭が北朝鮮や統合進歩党と類似の言動をしながら国家分裂の道に導いている。司祭団は北朝鮮の3代世襲と人権問題には沈黙する二律背反的姿勢を見せてきたという点から“従北具現司祭団”に近い」と批判した。

慶熙(キョンヒ)大学社会学科の宋在竜(ソン・ジェリョン)教授は、「NLLは戦争の末にパワーバランスによって引かれたボーダーライン(国境線)という歴史的脈絡を認めるべきだが、朴神父の発言はこれを超越したり離脱した修辞学だ。その下に感傷的民族主義や統一観が敷かれているのではないか懸念される」と話した。

(2013年11月25日10時23分 中央日報/中央日報日本語版)

【今日の御言葉】

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