地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

【異言】<御嶽山>小5女児遺体発見 「無事で」願い届かず

2014-10-05 12:18:45 | 今日の御言葉

しかし、わたしは他の人たちをも
教えるために、教会では異言で
一万の言葉を語るより、


理性によって
五つの言葉を語る方をとります。


教会全体が一緒に集まり、
皆が異言を語っているところへ、
教会に来て間もない人か
信者でない人が入って来たら、
あなたがたのことを気が変だとは
言わないでしょうか。


「コリントの信徒への手紙一」/ 14章 19 . 23節
新約聖書 新共同訳




父母は子供が優れているから
愛するのではありません。

子供であればこそ
優れていようが愚かであろうが
愛するのです。

病身の子を持つ親が子供以上に
つらいのと同様に
神様の愛の心情は
皆さんが優れているいないということを

超越しているのです。





▲一緒に登山したメンバーが公表した長山照利さんのリュック


★<御嶽山>小5女児遺体発見 「無事で」願い届かず


■毎日新聞 2014年10月4日(土)23時50分配信




▲この日の捜索活動を終え、
輸送ヘリに乗り込む自衛隊員
=御嶽山の山頂付近で
2014年10月4日、
本社ヘリから徳野仁子撮影



 願いは届かなかった。御嶽山(おんたけさん)の噴火から1週間がたった4日、新たな犠牲者4人が見つかった。かすかな希望を打ち砕く現実に、家族や知人たちは悲痛な声を上げた。一方、山に降り積もった火山灰は雨で泥となり、捜索隊の足に絡みつく。台風18号も接近し、残る安否不明者の捜索活動は、さらに厳しさを増しそうだ。


 死亡が確認された愛知県豊田市立平和小5年の長山照利(あかり)さん(11)は、グループ計17人で登山中、噴火に見舞われた。


 グループ関係者によると、長山さんは17人の最年少。同県知立市の県立安城南高3年、伊藤琴美さん(18)や豊田市の会社員、水野利幸さん(60)=ともに死亡=らと先頭を歩き、先に山頂に到着。噴火前、伊藤さんと仲良くおにぎりを食べている姿が目撃されていた。背負っていたピンクのリュックサックも、山頂付近で見つかっていた。登山には母や兄も参加していたが、無事だった。

 両親から説明を受けた関係者などによると、遺体は石や灰に埋もれていた。頭や足に噴石が当たった痕があったが、顔には目立った傷がなかったという。

 また、グレーのパーカを着て登山を始めたが、見つかった時は男物の水色のジャケット姿で、誰かに貸してもらったとみられる。

 長山さんの父(44)はグループを通じて4日夜、コメントを発表。「(ジャケットを)親切に貸してくださった方にお礼を言いたい。照利を見つけ出してくださったことに、心から感謝申し上げます。本当にほっとしたというのが、正直な気持ちです」とした。

 平和小ではこれまで児童たちが千羽鶴を折り、帰りを待っていた。学校の話では、長山さんは4年生の時からバスケットボールのクラブに所属。中原瑞樹校長は「下級生の面倒もみる優しい子で、芯もしっかりしていた。何でも頑張る子だった」と話していた。

 同じマンションに住む女性会社員(35)によると、最初は恥ずかしがっていた長山さんが、次第に「こんにちは」と声を掛けてくれるようになり、最近では「バスケットボールが楽しい」と話していたという。弟の自転車の練習を手伝っている姿も見かけた。女性は「お母さんの気持ちを考えるとやりきれない」と目に涙をためながら話した。
【中島幸男、岡大介、金寿英、井口慎太郎】




 ◇武口さん 仕事熱心で真面目


 死亡が確認された岐阜市日置江(ひきえ)の会社員、武口求(もとむ)さん(46)は、既に死亡が確認されていた同僚の三浦勇さん(45)=同市次木=と一緒に御嶽山に登り、噴火に巻き込まれた。親族の男性は「とにかく待つしかない」と無事を祈り続けたが、願いは届かなかった。

 仕事で付き合いが深かった岩手県花巻市の害虫駆除業者「三和薬肥」の朝倉哲哉社長(43)によると、武口さんは害虫駆除用品などの製造販売会社「ベンハー芙蓉(ふよう)」(本社・岐阜市)に勤め、営業で全国を回っていた。朝倉さんの会社にも約6年前から20~30回は訪れているという。

 控えめな性格だが、仕事熱心で真面目。学会や勉強会でよく一緒になった。富士山など各地の山に登った思い出をフェイスブックに書き込んでいたという。朝倉さんは「昨年11月に岐阜県で開かれた学会でお会いしたのが最後になってしまった」と戸惑いを隠せなかった。

 近所の人によると、武口さんは妻と小学生の息子の3人家族。天体観測が趣味で自宅には観測専用の部屋もあるという。近くに住む70代の男性は「真面目な人で、会えば必ずあいさつをしてくれた。おとなしい人でとても優しい印象がある。あまりに突然のことなので家族が可哀そうで……」と話した。【浅野孝仁、石塚誠、谷口拓未】




 ◇河合さん 年下の面倒見よく


 愛知県春日井市の会社員、河合芳夫さん(23)の幼なじみで会社員の原田真彦さん(23)は「大けがをしていてもいいから、生きて帰って来てほしい」と祈っていたが、かなわなかった。

 河合さんは、同級生の岐阜県多治見市の加納英朗さん(23)と名古屋市中村区の浅井佑介さん(23)と計3人で登山していたが、全員の死亡が確認された。

 近所同士の2人は幼稚園、小中学校が同じ。小学校では、原田さんの弟亮佑さん(21)も加え3人で週2回、体育館で開かれる少林武術の教室に通った。亮佑さんは「いつも年下の僕の面倒を見てくれた」と振り返る。河合さんと原田さんは6年生の時に黒帯の試験に合格した。

 中学校は、入学式から卒業式まで毎朝、徒歩30分の道のりを一緒に歩いた。2人だけの秘密の抜け道もあった。河合さんは専門学校、原田さんは高校に進学。毎日、顔を合わせることはなくなったが、「会えば、ちっちゃい頃の仲に戻った」という。

 今年初めの同窓会。原田さんは河合さんを自宅まで迎えに行き、互いの仕事について語りながら、あの頃のように歩いた。それが2人で過ごした最後の時間になった。

【大野友嘉子、三上剛輝、花井武人】





★御嶽山噴火1週間 今日こそ、帰ろう 
小5の娘・父親…不明なお


■産経新聞 2014年10月4日(土)7時55分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141004-00000119-san-soci



▲御嶽山噴火経過表(写真:産経新聞)

 発生から4日で1週間を迎える御嶽山(おんたけさん)の噴火は47人もの尊い命を奪った。だがいまなお多数の人の安否が分かっていない。長野県によると、3日現在の行方不明者は16人。おにぎりをほおばっていた小学生の女の子や大学生、4人の子供を持つ父親…。有毒ガスや降雨が、「今日こそは連れて帰りたい」と願う家族らの前に立ちはだかり、何度も捜索を中止させた。「一日も早く家族の元へ」。発見を待つ友人らの焦りも増すばかりだ。

                   ◇

 ◆面倒見良いお姉さん


 愛知県豊田市立平和小学校5年の長山照利(あかり)さん(11)は、母親や兄、噴火での死亡が確認された同県立安城南高3年の伊藤琴美さん(18)を含む登山グループ仲間の計17人で入山。家族は無事に下山したが、照利さんはいまだ見つかっていない。

 同じグループで下山を果たした同市の男性(59)によると、噴火が発生した時間、照利さんは伊藤さんと一緒に頂上広場でおにぎりを食べていた。「お母さんの手作りかな」。男性はおいしそうにほおばる照利さんに目を細めた。

 その直後、音もなく灰色の煙が上がり、ドーンという爆発音で辺りは真っ暗になった。気がつくと2人の姿は見えなくなり、頂上付近にある神社の北側で、照利さんのリュックサックだけが発見された。

 平和小学校の黒田恵教頭によると、照利さんはバスケットボール部に所属。近隣住民には「幼い弟の面倒をみていた優しいお姉さん」という姿が印象に残っている。同じ学校に通う息子を持つ母親(38)は「息子がテレビの映像を見て、『あの(火山灰の)中にいるのかな』と心配そうにつぶやいた。一日も早く見つかれば…」と話す。

 黒田教頭は「年下の子供たちへの面倒見が良い優しい子。学校の友達はみんな『絶対帰ってくる』と信じて待っている」。





 ◆4人の子が待つ


 照利さんと一緒に登山した同市の会社員、三宅真一郎さん(50)も行方不明者の一人だ。

 三宅さんは小学生から大学生まで4人の子供を持つ子煩悩な父親。一緒に登山し、無事だった男性(29)は、噴火後に逃げ込んだ山荘で誰かに名前を呼ばれ、「けがはないか」と声をかけられた。灰で目が痛み、はっきりとは分からなかったが、雰囲気から三宅さんだと思った。だが、三宅さんは下山していない。「はぐれずにずっと一緒にいれば良かった」。男性は自責の念が消えない。

 愛知大1年の野村亮太さん(19)は親族の男性と登山中、行方不明になった。安否情報を求めて木曽町役場に連日訪れていた父親は1日、「今日こそは連れて帰りたい」と話していたが、いまだに息子と対面を果たせていない。

 会社の同僚と登山中に巻き込まれた人も多数おり、損害保険大手の損保ジャパン日本興亜(東京)では、登山中だった9人のうち5人の死亡が確認され、1人の行方がいまだに分かっていない。投資顧問業「ニッセイアセットマネジメント」(同)でも2人の死亡が確認され、男性社員1人が安否不明となっている。

(2014年10月4日(土)7時55分配信)




★伊藤琴美さん、弓道に打ち込む
「明るい子」

★世界日報 2014年10月1日 編集局



御嶽山で死亡の愛知県知立市の高校3年生


御嶽山噴火の犠牲者、伊藤琴美さん


 「いつも明るい子だった」。御嶽山の噴火で、29日に死亡が確認された愛知県知立市の高校3年生伊藤琴美さん(18)は部活動の弓道に打ち込む一方、外国語を学びたいと大学への進学を目指していた。登山したと知らなかった友人らは30日朝、急な知らせに一様に悲しんだ。

 通っていた県立安城南高校の神谷康夫校長によると、中学校で卓球部だった伊藤さんは、高校では弓道部に入り、1年生で初段を取った。明るく前向きな性格だったという。

 同じ弓道部員だった3年生女子(17)は「将来の進路を真剣に話したことがあり、外国語を学ぶ大学に行きたいと言っていた」と振り返る。「噴火は自分に関係ないことと思っていたのに」と目に涙を浮かべ、「『今までありがとう、大好きだった』と伝えたい」と話した。

 部の後輩の2年女子(17)も「信じられない」と驚いた様子。「一緒にいて楽しい人で、部活を頑張るすごく良い先輩だった」と悲しんだ。

 伊藤さんは27日、父親を含む計17人のグループで御嶽山に登った。このうち同県豊田市の小学5年の女子児童や男性会社員ら3人も行方不明になっている。

http://vpoint.jp/photonews/27812.html
(2014/10/01 )



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