地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

時宜【一風変わった焼きリンゴ】

2014-08-28 09:56:57 | 今日の御言葉

※マザーテレサ104回目の誕生日でした。(2014.8.26)



時宜にかなって語られる言葉は/
銀細工に付けられた金のりんご。

箴言/ 25章 11節
旧約聖書 新共同訳



親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、
親切に無関係に奇跡を行うことより、好きです。


マザーテレサ
(マザーテレサ『愛と祈りのことば』より)




ドライフルーツやナッツ入りの焼きりんご

中サイズのしゃっきりとしたリンゴ、8個
レモン1個分の汁
粉末ショウガ、45 ml(大さじ3)
粉末クローブ、45 ml(大さじ3)
粉末シナモン、45 ml(大さじ3)
黒砂糖、120 ml(1/2カップ)
小さめに角切りした無塩バター、60 ml(1/4カップ)
アップルジャック、サイダー、カルバドス、ラム酒またはコニャック、60 ml(1/4カップ)
乾燥チェリー、120 ml(1/2カップ)
乾燥リンゴ、120 ml(1/2カップ)
刻んだクルミ、120 ml(1/2カップ)
刻んだ砂糖漬けショウガ、60 ml(1/4カップ)



▲Lori/Legion Media 撮影

★一風変わった焼きリンゴ

■ロシアNOW 2014年8月27日 ジェニファー・エレメーワ
http://jp.rbth.com/arts/2014/08/27/49897.html

8月の末はロシアでは伝統的にリンゴの季節とされているので、台所に入り込んで伝統のレシピとその新しい解釈をいろいろ試してみるなら、今が格好の時期だ。思わずよだれが出てしまうような代表的料理の趣をちょっと変えて秋の収穫を祝おう。


「リンゴの救世主」


 なんと言ってもロシアのリンゴづくめの休日といえば、8月19日の「ヤブロチニィ・スパス」(リンゴの救世主)だ。キリスト教におけるイエスの変容のお祝いと融合した、この生命力と色彩に満ちた収穫祭の起源はキリスト教よりも古く、晩夏の収穫の恵みに感謝することが主な目的となっている。

 キリスト教の伝統では、変容は、イエスがタボール山の頂で預言者モーセとエリヤが立ち会う中、使徒ペテロ、ヤコブとヨハネに対し、自身が神の息子であることを明かしたという重要な瞬間を祝うものである。マタイによる福音書は、次のように記している。「また天から声があって言った、『これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である』。」これは、キリストの人生において、推移と変化、そして賛美と成就の瞬間を意味する重要な転機である。これを祝うのに、1年のうちでも収穫期となる季節の合間の時ほど適した時期があるだろうか?二つの祝日がどういう経緯で一つの祭日に融合されたのかは想像に難くない。

3つの味を完璧に融合

 ヤブロチニィ・スパスには、養蜂のカレンダーの頂天となる「濡れた」あるいは「はちみつ」のスパスが先行する。その後に「ナッツ」スパスが続くが、これは欧州側のロシアで地元のナッツを収集するのに適した時期である。こうした機会には、祝福を受けるために収穫された食品が礼拝堂に持ち込まれ、特別なレシピの料理が作られ、地域全体が縁日のような雰囲気で活気に満ちたものになる。この時期こそが、メドヴーハやクヴァスといった、搾りリンゴに蜂蜜を加えたロシアで人気の蒸留酒を作る季節である。

 ヤブロチニィ・スパスのほか、蜂蜜とナッツのスパスを記念して、私は伝統的な人気料理に手を加えて3つの味を1つに組み合わせることを考えついた。オーブンから漂う焼きりんごの香りほど「これぞ秋」と言い張るするものはない。このシンプルだが非常に満足のいく料理は、幸福感で満たしてくれる究極の食べ物といえるが、私としては、リンゴの風味をもっと引き立てる必要があると感じる。りんごに自然に合う食材でいろいろ試してみた結果、私はツンとくるような酸っぱくて甘い、完璧な風味の組み合わせを考案することができた。


調理法:

1.オーブンを350℉(180℃)に予熱する。ラックの位置をオーブンの中央部に調節する。浅めのオーブン皿にベーキングペーパーをしく。
2.ステンレス製の刃がついたフードプロセッサーの中に乾物の材料、アルコールおよびバターを入れて一緒にプロセスする。しっかり混ざるまで5分間攪拌する。置いておく。
3.小型のとても鋭いナイフを使ってリンゴの芯を慎重に取り除き、穴の底部よりも上部がより大きくなった円錐形の空洞を作る。リンゴの種をすべて慎重に取り除くが、リンゴの底部はそのままにしておく。


▲写真提供:Lori/Legion Media

4.茶色に酸化するのを防ぐために、レモン汁をリンゴの露出した部分にブラシで塗る​​。
5.それぞれのリンゴの空洞部分にフィリングを詰め、山盛りにする。
6.鍋の底に 1.3 cm の水をしく。
7.35~45分間、蓋
8.温かい状態で食卓に出し、スプーンで上に残った汁をかける。

ホイップクリームとバニラアイスクリームの両方とも、この料理に見事にぴったり合う。をせずに調理するが、この間に底にたまった汁を3~4回リンゴの表面に塗る。これにより、リンゴの素敵なカラメルコーティングができる。リンゴに火が通ったかどうかを確認するには、鋭いナイフの先端を表面に挿入する。すんなりとなめらかに刃が刺さるはずだ。調理時間は、使用するリンゴのサイズと種類によって大幅に左右されるので、注意する必要がある。

プリヤトノヴォ・アペティータ(おいしく召し上がれ)!


ジェニファー・エレメーワはモスクワ在住歴20年のアメリカ人作家。
著作に著作にLenin Lives Next Door: Marriage, Martinis,
and Mayhem in Moscow (隣人のレーニン:モスクワでの結婚、マティーニと大騒ぎ)と
Have Personality Disorder, Will Rule Russia:A Concise History of Russia(人格障害があればロシアを統治できる:簡要ロシア史)がある。
彼女はロシアの歴史、文化、日常生活やユーモア、
そして食べ物に関する著作を http://jennifereremeeva.com で公開している。

(ロシアNOW 2014年8月27日)






★キリスト教の大学が「同性婚を祝うカード」を撤去! 
同性婚にまつわる“宗教と法律の壁”

■ウートピ 2014年08月26日

http://wotopi.jp/archives/8752

同性婚にまつわる“宗教と法律の壁”

地元紙の報道によると、米国ユタ州のブリガムヤング大学の書店に先週火曜日、同性の結婚を祝うグリーティングカードが置かれたものの、気づいた書店員によって速やかに撤去されました。

結婚は男女間でなければならないとの信念を貫くモルモン教の大学

置かれていたのはホールマーク製で、「ミスター&ミスター」や「ミセス&ミセス」といった文字の書かれた結婚祝いのカード。外部の販売会社が、同大学はこのようなカードを販売しないということを知らずに棚に並べていたそうです。

ブリガムヤング大学は、ユタ州を本拠地とする末日生徒イエス・キリスト教会(モルモン教)が経営する私立大学。モルモン教は、各地で同性婚の法制化が進む中、結婚は男女間でなければならないとの信念を貫いている宗教です。

同性愛感情に基づく行動は大学の倫理規定に違反

今回このカードが撤去されたのは、同大学の倫理規定によるものだそうです。同性に惹かれること自体は倫理規定に反していないが、そうした感情に基づく行動は違反になるとのこと。

同大学は「同性愛的な行動は、同性間の性的関係だけでなく、同性愛感情を表現する、あらゆる形態の物理的な親密さをも含む」との見解を示しており、今後も同様のカードは販売しないことを業者と確認した上で、ホールマークとの契約を終了しないと述べています。

同性婚を禁じるユタ州の州法は違憲

同性婚を禁じるユタ州の州法は、6月25日に連邦高等裁判所によって違憲とする判決を下されました。また先月28日にも、同性婚を事実上禁止しているバージニア州の州法について、連邦高裁は違憲とする判断を下しています。この判決は、同高裁の管内で同性婚を認めていないウェストバージニア、ノースカロライナ、サウスカロライナの各州法に影響を与える可能性があると言われています。

米国では州によって婚姻に関する法律が異なり、現在、同性婚を認めているのは首都ワシントンと19の州のみで、他の州では禁止されています。しかし、昨年以降、連邦や州のレベルで同性婚容認の司法判断が続いています。

(リプトン和子)

すべての人への愛【北朝鮮地下教会に ローマ法王の訴え届くか 迫害深刻化】

2014-08-26 21:01:14 | 今日の御言葉





どうか、主があなたがたを、
お互いの愛とすべての人への愛とで、
豊かに満ちあふれさせて
くださいますように、

わたしたちがあなたがたを
愛しているように。

「テサロニケの信徒への手紙一」/ 03章 12節
新約聖書 新共同訳





傷つくまで愛せよ
――私たちは傷つくまで愛さねばなりません。


あるヒンズー教徒の4歳の子どもが、
マザー・テレサは自分の子どもたちに
与える砂糖を切らしていることを聞きました。


カルカッタで一時砂糖がなくて
困ったことがあったのです。


その子どもは、これを聞くと両親に話しました。


「3日間、お砂糖を食べないよ。
ぼくのお砂糖をマザー・テレサにあげるの。」

この幼い子どもは大きな愛で愛したのです。


なぜなら傷つくまで愛したからです。


そして、この子は私にどのように愛するかも
教えてくれました。

いくら与えたかではなく、
与えることにどれだけの愛を注いだか、であると。



マザーテレサ
(マザーテレサ『生命あるすべてのものに』)




2014.8.18(韓国、ソウル市内の教会のミサにて)
http://crx7601.com/archives/40399240.html
※どうも、最前列が自称元慰安婦だと知らされてなく、
障害者(実際は2列目)と思って話されていたようだ。


【緯度経度】


★朴政権、ローマ法王厚遇が裏目に? 
反政府運動に勢い、
「やり過ぎ」の声も…

◆zakzak 2014年8月23日

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140823/frn1408231531004-n1.htm?view=pc

 ローマ法王の韓国訪問は1980年代以来、3度目になる。法王フランシスコを迎えた韓国はまるで“カトリック国家”のような雰囲気だった。朴槿恵(パク・クネ)大統領は法王を直接、空港に出迎え、公式接見のほかミサにも出席するなど計3回も対面。テレビは1時間以上にわたってミサを中継し新聞は連日トップニュースや特集を掲載した。

 ハイライトの16日の野外ミサはソウル中心部の光化門広場で故宮・景福宮と大統領官邸をバックに行われた。80万人が集まった光化門広場は史上最大の集会となった。

 法王が18日に去った後、メディアには「やり過ぎではなかったか」と反省と批判の声が出ている。「特定の宗教を厚遇するのはおかしい」というわけだ。

 韓国には約540万人のカトリック(韓国では天主教といっている)信徒がいるが、同じキリスト教でもプロテスタント(韓国では改新教)がその倍はおり、それ以上の仏教徒もいる。

 今後、他の宗教の指導者の韓国訪問に際し同じような待遇、行事を求められたらどうするのか心配(?)する声も出ている。

 朴大統領はじめ韓国政府が今回、異例の厚遇を施した裏にはいくつかの理由があった。

 まず国際的に注目度が高いローマ法王の韓国での様子は、カトリック国家をはじめ世界中に伝えられることを計算し、韓国の国際的イメージアップにつなげたいと判断した。

 もう一つは国内向け。「貧者の教会」を強調する法王に乗っかることで、朴槿恵政権がいかに弱者に配慮しているかを国民に印象付けようとした。朴大統領としては個人的にも韓国のカトリック系、西江大学出身でカトリックには親近感があったかもしれない。法王は滞在中、西江大を訪問している。

 しかしこの厚遇は裏目に出た感がある。法王の貧者や弱者への配慮が韓国内の反政府・野党勢力を勢いづけたからだ。

 韓国政治はセウォル号沈没事故の“後遺症”でいまなお激しく揺さぶられている。反政府・野党勢力は朴政権の責任を執拗(しつよう)に追及し、家族救済や再発防止など関連法案をめぐって政局マヒが続いている。

 法王の滞在中、いたるところでセウォル号遺族が登場し法王にとりすがって訴えていた。脚光を浴びたのはこのほか軍基地反対や都市再開発被害者、解雇労働者などほとんどが反政府・野党勢力だった。ミサの最前列に座らされた反日の元慰安婦たちの影はかえって薄かった。

 韓国カトリック界には以前から左翼的な「正義具現司祭団」という組織が存在し反政府運動を展開してきた。今回もその“影”がうかがわれる。彼らは北朝鮮に対してはいつも融和的で批判、非難を控えることが多い。過去、ひそかに平壌を訪れ韓国非難をした神父もいる。法王は韓国の不幸な人びとに触れながら、北朝鮮の抑圧された人びとにはひと言もなかった。

 同じローマ法王でもヨハネ・パウロ2世(2005年死去)は共産主義批判が強く、彼の発言や行動は東欧共産圏の民衆に勇気を与え共産圏崩壊につながったという評価があるほどだ。

 韓国の貧者や弱者はローマ法王が乗り出さなくても救済できる。今、東アジアでローマ法王が救済のメッセージを最も送らなければならないのは北朝鮮の民衆だったはず。4泊5日の滞在中、期待はついにはずれた。

(ソウル・黒田勝弘)



▲脱北者の証言などをもとに、
北朝鮮の「地下教会」を描いた
韓国映画「神が送った人」の一シーン。
今年2月に公開され、海外でも上映会が
開かれている=テプンコリア提供


★北朝鮮地下教会に
ローマ法王の訴え届くか 迫害深刻化

◆朝日新聞 2014年08月14日08時33分

 ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が14日、韓国を訪れる。平和を訴えるメッセージは、北朝鮮当局の厳しい監視を逃れて信仰を保つ「地下教会」の信者たちに届くのか。

特集・脱北者の証言

 法王は5月、朝日新聞など日本メディアの質問に答え、「信仰を禁じられ、殉教する人が多くいる。救いたいが簡単ではない」と懸念を示した。

 司祭を送れない北朝鮮は、バチカンにとって、過激なイスラム組織によるキリスト教徒迫害が深刻な中東・アフリカの一部地域と並ぶ布教の困難な地だ。

 「金日成(キムイルソン)の一族が神格化された北朝鮮は、国家というより巨大な新興宗教団体。それ以外の『神』への信仰は許されない」。脱北者の支援団体「北朝鮮正義連帯」代表のチョン・ペトロ牧師は批判する。

 平壌は日韓併合前、キリスト教の布教が盛んで「東洋のエルサレム」と呼ばれるほどだった。しかし韓国統一省によると、北朝鮮では金日成国家主席の思想を維持するため、反宗教政策が進められた。憲法上は信仰の自由が保障されるが、反政府的活動として危険視されるのが実態だという。

 国連の北朝鮮人権調査委員会は今年2月の報告書で「キリスト教の広がりは特に深刻な脅威ととらえられている。信者は儀式を禁じられ、迫害されている」と指摘した。

 チョン牧師によると、金正恩(キムジョンウン)体制になり、迫害は厳しさを増している。それでも監視を逃れて信仰を続ける「地下教会」がわずかだが存在するという。「人口の0・1%(約2・5万人)程度いるのではないか」

 2001年に脱北した後、プロテスタント系教会に入信した金忠誠(キムチュンソン)さん(38)は、北朝鮮に一時戻った際、地下教会の信者と接触した。「見つかれば殺される恐怖の中、聖書を自宅内に隠し、家族だけで小さな声で賛美歌を歌い、祈りを捧げていた」という。

 また、家族の中ですら信仰を隠す場合がある。脱北者の女性(32)は「北にいた時は父の信仰を聞かされていなかった。子どもの雑談から発覚するのを恐れたようだった」と話した。

(ソウル=石田博士、東岡徹)

罪人であったとき【毎日新聞、社説で中国の教会取り壊しに言及 】

2014-08-22 11:14:58 | 今日の御言葉



しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、
キリストがわたしたちのために
死んでくださったことにより、
神はわたしたちに対する愛を示されました。

「ローマの信徒への手紙」/ 05章 08節
新約聖書 新共同訳



人間のほほえみ、

人間のふれあいを忘れた人がいます。

これはとても大きな貧困です。



マザーテレサ 
(マザーテレサ『愛のことば』より)





★毎日新聞、社説で中国の教会取り壊しに言及
: 社会 : クリスチャントゥデイ

◆クリスチャントゥデイ2014年8月20日


毎日新聞は20日、同日の社説「中国の宗教政策 信仰は国境を超える」で、中国政府による最近の教会取り壊しや、十字架撤去について言及した。最近の中国国内のキリスト教事情なども紹介し、中国の宗教政策の見直しを提案した。

中国浙江省温州市では4月末、完成目前だった教会堂が、違法建築を理由に強制的に取り壊された。取り壊されたのは同市の三江教会で、信徒の献金で建設が進められ、2000人を収容する中国でも指折りの大型教会となるはずだった。完成間近で内装工事に入っていた3月に、地元当局が突然、建築認可を超えた建物であるという理由で取り壊しを通知したと伝えられている。

毎日新聞は社説で、この三江教会の取り壊しに加え、「先月末までに200カ所以上の教会が対象になったといわれ、信者の間にはキリスト教を狙いうちにした弾圧との懸念が広がっている」と伝えた。そして「信仰を踏みにじるような政策を強行すべきではない」と指摘した。

同紙はこのほか、新疆(しんきょう)ウイグル自治区におけるイスラム教徒や、チベット自治区におけるチベット仏教徒に対する圧迫についても触れた。また、ローマ教皇が最近韓国を訪問した際、習近平国家主席に電報を打ったことなども触れた。

(クリスチャントゥデイ2014年8月20日)





★社説:中国の宗教政策 信仰は国境を超える

◆毎日新聞2014年8月20日


 中国沿岸部の浙江省でキリスト教の教会が取り壊されたり、十字架が撤去されたりする事態が相次いでいる。4月末には人口の1割強が信者といわれる同省温州市で巨大な教会が崩れ落ちる映像が世界に流れた。

 省政府は「違法建築の撤去だ」と説明しているが、先月末までに200カ所以上の教会が対象になったといわれ、信者の間にはキリスト教を狙いうちにした弾圧との懸念が広がっている。信仰を踏みにじるような政策を強行すべきではない。

 中国ではプロテスタント、カトリックともに政府公認の団体に加え、地下教会と呼ばれる非公認の教会が存在する。政府はプロテスタント2300万人、カトリック550万人と公表しているが、米研究機関の推定では全体で約6700万人に達するという数字もある。

 改革・開放政策で経済成長が続き、物質的な生活水準は向上したが、精神的なよりどころは失われた。「拝金主義」がはびこり、道徳が荒廃する中、宗教に救いを求める人が急増している。

 特に都市部を中心に増加しているのがプロテスタントを中心としたキリスト教徒だ。中国政府はこれまで地下教会を主な取り締まりの対象にしてきたが、浙江省で十字架撤去などの対象になった教会には公認の教会も含まれている。

 中国憲法は「宗教信仰の自由」を明記してはいるが、中国政府は宗教が外国勢力と結びつくことや共産党体制と対立することを警戒し、抑圧的な宗教政策を取ってきた。



 新疆(しんきょう)ウイグル自治区ではイスラム教徒の公務員や学生のラマダン入りを禁じたり、女性のスカーフや男性のひげを規制したりして強い反発を生んでいる。チベット自治区でもインド亡命中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の影響力をそぐことが優先されている。

 経済がグローバル化され、インターネットで情報が国境を越えて行き交う時代に宗教だけを体制内に封じ込めるのは困難だ。強圧的な政策に対する反発が強まれば、むしろ、社会不安に結びつくのではないか。

 韓国を訪問したフランシスコ・ローマ法王は専用機で中国上空を通過する際、習近平国家主席に電報を打った。中国と国交のないバチカン(ローマ法王庁)としては異例の対応だ。韓国滞在中も中国に対話のサインを送り、関係改善に意欲を示した。

 中国も法王の姿勢を歓迎する意向のようだ。バチカンとの歴史的な対話に踏み切り、宗教政策のあり方も見直してはどうか。憲法が保障する宗教の自由を守ることは習近平政権が目指す「法に基づく統治」にもかなうはずだ。

2014年08月20日 02時30分



https://twitter.com/PakkuIntl/status/504240589383028736

#Pandas are #Tibet 's #animal and symbol of China's #invasion & #ethnic #cleansing
http://t.co/fST8R53mhI
#France #Britain #Germany #Italy

不従順な者【【政治利用問題】韓国訪問:教皇、ソウルで平和と和解のミサ、 回心と赦しを強調 】

2014-08-20 12:42:23 | 今日の御言葉



信仰によって、娼婦ラハブは、
様子を探りに来た者たちを
穏やかに迎え入れたために、不従順な者たちと
一緒に殺されなくて済みました。

ヘブライ人への手紙/ 11章 31節
新約聖書 新共同訳


たとえわたしの口が閉じていても、
わたしは目で三十分の間、
あなたに語りかけることができるでしょう。

あなたの目を見るだけで、
あなたの心が平安かどうか、見分けることができます。
わたしたちは喜び輝いている人々を見ます。
そしてその目の中に、
純粋さを見ることができるでしょう。

もし、わたしたちの心に静けさがほしいのなら、
まなざしに静けさを保つことです。
あなたの両方の目で、
もっとよく祈れるようになりましょう。


マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』より)



★韓国訪問:教皇、ソウルで平和と和解のミサ、
回心と赦しを強調

■バチカン放送局 2014年8月18日 14:54:50

http://ja.radiovaticana.va/m_articolo.asp?c=820245



教皇フランシスコは、18日、韓国・ソウルで「平和と和解のミサ」を捧げられた。

14日から始まった教皇の韓国訪問は、この日、最終日を迎えた。朝、明洞(ミョンドン)の司教座大聖堂に向かわれた教皇は、まず旧大司教館で韓国の諸宗教代表者らとお会いになった。

続いて、教皇は聖堂内で韓国の司教らとミサを共同司式された。

ミサの説教で教皇は、60年以上にわたる朝鮮半島の分断と闘争の歴史を見つめながら、この朝鮮半島の「家族」に平和と和解の恵みを祈るよう招かれた。

和解・一致・平和という神の恵みは、回心と分かれがたく結びついていると教皇は述べ、
回心とは心を変えることであり、それはわたしたちの生活、歴史を変えることができるものと話された。

神の回心への招きは、韓国のキリスト教徒に、正しい人間的な社会の構築にどのように貢献しているか、貧しい人々・疎外された人々・失業者・社会の繁栄から取り残された人々のために福音的な取り組みを果たしているかを自省させると教皇は指摘。

さらに、それはまた、キリスト者として、韓国国民として、疑いや、対立、競争に根差した考え方を固く退け、福音の教えと朝鮮民族の高貴な伝統価値に培われた文化を推進するよう招くものでもあると説かれた。

ミサ中に朗読された、「もし兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか」と問うペトロに、「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい」とイエスが言う、赦しについての問答(マタイ18,21-22)を教皇は引用。この言葉をイエスからの和解と平和のメッセージとして示された。

「主の祈り」の「わたしたちの罪をお赦しください。わたしたちも人を赦します」という祈りのとおり、天の御父にわたしたちの罪の赦しをいつも願うことが大切と教皇は述べ、それができないのならば、どのように平和と和解のために誠実に祈ることができるでしょうかと問われた。

「イエスは兄弟たちを際限なく赦しなさいと命じるだけでなく、それを可能にするための恵みをも与えてくれる」、「人間の目には不可能なことも、イエスはその十字架の無限の力を通して可能としてくださる」と強調。

キリストの十字架は、すべての分裂を満たし、あらゆる傷を癒し、兄弟愛の本来の絆を取り戻す神の力を啓示するものと説いた教皇は、「キリストの十字架の力に信頼してください」と呼びかけられた。

このミサには、朴槿惠大統領が出席したほか、およそ千人が参加。入祭の際、教皇は参列していた元従軍慰安婦の女性たちに歩みより、一人ひとりの手を取られた。

5日間の韓国司牧訪問を終了された教皇は、ソウルの軍用空港での送別式に臨まれ、ローマへの帰途につかれた。そして、イタリア時間午後6時前、ローマに到着された。

(司牧訪問 > 2014-08-18 14:54:50 )



★法王、訪韓後の機上で「少女連行、利用された」

■読売新聞 2014年08月19日 23時40分



 【ローマ=青木佐知子、ソウル=豊浦潤一】ローマ法王フランシスコは18日、5日間の訪韓を終えて帰国の途に就いた特別機上で、記者団の取材に応じた。


 バチカンによると、法王は、いわゆる従軍慰安婦について、「侵略下、少女だった彼女たちは兵舎に連れてこられ、利用された。しかし、彼女たちは人間としての威厳を失っていなかった」と語った。

 法王は18日、ソウルでのミサで、韓国カトリック団体からの招待で出席した元慰安婦の女性7人の手を握り、肩に手をかけて慰めた。韓国紙・中央日報によると、一人は「慰安婦問題の早期解決」への支援を訴えたという。また、元慰安婦を支援するために売られているチョウ形バッジを手渡し、通訳の神父が法王の衣服に付けた。

 ソウルの外交筋は本紙に対し、「バチカンは慰安婦問題が日韓間の敏感な外交懸案になっていることを十分理解していた」と指摘。訪韓中の日程でも、法王は元慰安婦との個別の面会を設定しないなどして、政治的な問題に触れることは慎重に避けていた。

2014年08月19日 23時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


https://twitter.com/PakkuIntl

In legal doc, #comfortwomen admitted that they sold themselves
Later they said abducted
http://t.co/YBUt8PnWW2
#Taiwan #Philippine #India

責任【【吉田調書】吉田所長、「全面撤退」明確に否定 福島第1原発事故】

2014-08-19 14:12:42 | 今日の御言葉



言っておくが、人は自分の話した
つまらない言葉についてもすべて、
裁きの日には責任を問われる。

マタイによる福音書/ 12章 36節
新約聖書 新共同訳



神の優しさの、生きている表現でありなさい。
あなたのまなざしに神の優しさが、
あなたの表情に神の優しさが、
あなたのほほえみに神の優しさが、
あなたの暖かいあいさつに、
神の優しさが表れますように。

わたしたちは皆、ほんの少しお役に立ち、
そして、過ぎていく神の道具なのです。
思いやりの行為の表れ方は、
その行為そのものと同じように大切なことだと、
わたしは信じています。

マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』)




▲故 吉田所長


★吉田所長、「全面撤退」明確に否定 福島第1原発事故

■ 産経新聞 2014年8月18日 05:00【福島第1事故「吉田調書」】



 平成23年3月の東京電力福島第1原発事故に関し、産経新聞は17日、政府の事故調査・検証委員会が事故発生時に所長として対応に当たった吉田昌郎氏(25年7月9日死去)に聞き取り調査してまとめた「聴取結果書」(吉田調書)を入手した。吉田氏は東電が事故発生3日後の14日から15日にかけて第1原発から「全面撤退」しようとしていたとする菅直人首相(当時)らの主張を強く否定し、官邸からの電話指示が混乱を招いた実態を証言している。吉田氏は一方で、現場にとどまった所員には感謝を示すなど、極限状態での手探りの事故対応の様子を生々しく語っている。

 吉田氏への聴取は23年7月から11月にかけ、事故収束作業の拠点であるサッカー施設「Jヴィレッジ」と第1原発免震重要棟で計13回、延べ27時間以上にわたり行われた。吉田調書はA4判で約400ページに及ぶ。

 それによると、吉田氏は聴取担当者の「例えば、(東電)本店から、全員逃げろとか、そういう話は」との質問に「全くない」と明確に否定した。細野豪志首相補佐官(当時)に事前に電話し「(事務関係者ら)関係ない人は退避させる必要があると私は考えています。今、そういう準備もしています」と話したことも明かした。


 特に、東電の全面撤退を疑い、15日早朝に東電本店に乗り込んで「撤退したら東電は百パーセント潰れる」と怒鳴った菅氏に対する評価は手厳しい。吉田氏は「『撤退』みたいな言葉は、菅氏が言ったのか、誰が言ったのか知りませんけれども、そんな言葉を使うわけがない」などと、菅氏を批判している。

 朝日新聞は、吉田調書を基に5月20日付朝刊で「所長命令に違反 原発撤退」「福島第1 所員の9割」と書き、23年3月15日朝に第1原発にいた所員の9割に当たる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第2原発へ撤退していたと指摘している。

 ところが実際に調書を読むと、吉田氏は「伝言ゲーム」による指示の混乱について語ってはいるが、所員らが自身の命令に反して撤退したとの認識は示していない。

 また、「退避」は指示しているものの「待機」を命じてはいない。反対に質問者が「すぐに何かをしなければいけないという人以外はとりあえず一旦」と尋ねると、吉田氏が「2F(第2原発)とか、そういうところに退避していただく」と答える場面は出てくる。

(2014.8.18 05:00)




門田隆将氏

★「朝日新聞は事実を曲げてまで日本人をおとしめたいのか」 
ジャーナリスト、門田隆将氏

■産経新聞 2014年8月18日 11:16

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140818/dst14081811160008-n2.htm


 東京電力福島第1原発事故で現場指揮を執った吉田昌郎所長に対する「吉田調書」について、吉田氏らを取材したジャーナリスト、門田隆将氏が寄稿した。

    ◇

 産経新聞が入手した「吉田調書(聴取結果書)」を読んで、吉田昌郎所長と現場の職員たちの命をかけた闘いのすさまじさに改めて心を動かされた。「本当に感動したのは、みんな現場に行こうとするわけです」と、危機的な状況で現場に向かう職員たちを吉田氏は褒めたたえている。

 いかに現場が事態を収束させようと、そして故郷、ひいては日本を救おうと頑張ったのかがよくわかる内容だ。

 私は拙著『死の淵(ふち)を見た男』の取材で、吉田氏や現場の職員たちに数多くインタビューしている。どんな闘いが繰り広げられたかは取材を通じて知っていたが、その時のことを思い出した。

 また、菅直人首相や細野豪志首相補佐官らとの電話によって、事故対策を講じる吉田氏の貴重な時間がいかに奪われていたかもよくわかる。くり返される官邸からの電話に「ずっとおかしいと思っていました」と吉田氏は述べている。

 特に細野氏が毎日のように電話をかけてきたことで、吉田氏が相当困惑していた様子が伝わってくる。

 全員撤退問題については、「誰が撤退と言ったのか」「使わないです。“撤退”みたいな言葉は」と、激しい口調で吉田氏が反発しているのも印象的だ。吉田氏がいかにこの問題に大きな怒りを持ち、また当時の民主党政権、あるいは東電本店と闘いながら、踏ん張ったかが伝わってくる。

それにしても朝日新聞が、この吉田調書をもとに「所員の9割が所長命令に違反して撤退した」と書いたことが信じられない。自分の命令に背いて職員が撤退した、などという発言はこの中のどこを探しても出てこない。

 逆に吉田氏は、「関係ない人間(筆者注=その時、1F〈福島第1原発〉に残っていた現場以外の多くの職員たち)は退避させますからということを言っただけです」「2F(福島第2原発)まで退避させようとバスを手配したんです」「バスで退避させました。2Fの方に」と、くり返し述べている。

 つまり、職員の9割は吉田所長の命令に“従って”2Fに退避しており、朝日の言う“命令に違反”した部分など、まったく出てこない。

 だが、朝日の報道によって、世界中のメディアが「日本人も現場から逃げていた」「第二のセウォル号事件」と報じたのは事実だ。最後まで1Fに残った人を「フクシマ・フィフティーズ」と称して評価していた外国メディアも、今では、所長命令に違反して所員が逃げてしまった結果にすぎない、という評価に変わってしまった。

 事実と異なる報道によって日本人をおとしめるという点において、先に撤回された慰安婦報道と図式がまったく同じではないか、と思う。

 なぜ朝日新聞は事実を曲げてまで、日本人をおとしめたいのか、私には理解できない。

(2014年8月18日 11:16)



▲吉田証言だけでなく、「吉田調書」も捏造だった。

※読まない。買わない。読ませない。


【吉田調書】


★ヒーローが一転「逃げ出す作業員」「恥ずべき物語」に 朝日報道、各国で引用

■産経新聞 2014年8月18日 15:32 【福島第1事故「吉田調書」】

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140818/dst14081816020012-n1.htm

 外国の有力メディアは、「吉田調書」に関する朝日新聞の記事を引用し、相次いで報道した。韓国のセウォル号事故と同一視する報道もあり、「有事に逃げ出した作業員」という印象が植え付けられている。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(いずれも電子版)は5月20日、「パニックになった作業員が福島第1原発から逃げ出した」と報じた。「朝日新聞によると」という形で、記事では第1原発所員の第2原発への退避を「命令違反」だと報じている。

 英紙ガーディアンは5月21日付で「『フクシマ・フィフティーズ(福島の50人)』と呼ばれたわずかな“戦闘員”が原発に残り、ヒーローとして称えられた。しかし、朝日新聞が明らかにしたように650人が別の原発に逃げたのだ」と記した。

 オーストラリアの有力紙オーストラリアンも「福島のヒーローは、実は怖くて逃げた」と見出しにした上で、「事故に対して自らを犠牲にし果敢に闘った『フクシマ・フィフティーズ』として有名になったが、全く異なる恥ずべき物語が明らかになった」と報じた。

 韓国紙・国民日報は「現場責任者の命令を破って脱出したという主張が提起されて、日本版の“セウォル号事件”として注目されている」と報道。韓国で4月に起きた旅客船沈没事故で、船長が真っ先に逃げたことと同一視している。

(2014.8.18 15:32)


▲『死の淵(ふち)を見た男』門田隆将 (写真)






信仰に基づく祈り【法王、韓国で障害者を激励】

2014-08-18 13:58:45 | 今日の御言葉




あなたがたの中で病気の人は、教会の長老を招いて、
主の名によってオリーブ油を塗り、祈ってもらいなさい。


信仰に基づく祈りは、病人を救い、
主がその人を起き上がらせてくださいます。

その人が罪を犯したのであれば、
主が赦してくださいます。

ヤコブの手紙/ 5章 14―15節
新約聖書 新共同訳




遠くにいる人たちを愛するのは、
簡単なことです。
インドの飢えた人たちのことを考えるのも、
とても簡単なことなのです。

あなたはまず自分の家庭に、
次にお隣に、
そしてあなたの住んでいるところ、
それからあなたの街に、
目を向けなくてはなりません。
それから、初めて外に向かうのです。


マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』より)






★法王、韓国で障害者を激励

■デイリースポーツ2014年8月16日



 障害者施設を訪問し、入所者らを激励する
ローマ法王フランシスコ=16日、
韓国忠清北道陰城郡(代表撮影・共同)


 【陰城共同】韓国を訪問中のローマ法王フランシスコは16日午後、同国中部の忠清北道陰城郡にある障害者施設を訪問した。施設では、障害などを理由に家族や社会から見捨てられた子どもや成人らが生活している。法王は寝たきりや車いすの入所者らのそばに行き、頭をなでたり、祝福のキスをしたりして激励した。

 子どもたちは歓迎の踊りを披露し、法王は笑顔で拍手。法王は「貧しい人たちのための教会」を掲げており、イタリアや外遊先で孤児院や難民キャンプなどを訪れ、社会的弱者や経済的困窮者に寄り添っている。

 陰城郡では信者代表らとも面会し、共に祈りをささげた。




★韓国訪問:教皇、コットンネで障害者や修道者、
信者らとの出会い


■バチカン放送局 2014年8月16日 18:29:35



教皇フランシスコは、16日、韓国のカトリック共同体で障害者や修道者、信者らとの出会いを持たれた。

韓国司牧訪問3日目、午前中ソウルの光化門でパウロ・ユン・ジチュンと123人の同志殉教者の列福ミサをささげられた教皇は、午後からは、首都から南およそ90km、忠清北道陰城郡のコットンネに向かわれた。

「花の村」を意味するコットンネは、1976年に創始されたカトリック共同体で、ホームレスの人々や障害者らへの支援をはじめ、幅広い社会福祉活動を行なっている。共同体は大学や病院も併設する複合施設となっている。

教皇は、最初に障害者リハビリセンター「希望の家」を訪問、大人から子どもまでの患者たちや、医療関係者とお会いになった。教皇は患者たちに祝福を与えられ、子どもたちとの交流の時間を持たれた。

続いて教皇は韓国の修道会関係者との集いが行われた「愛の学校」のホールに移動。その途中、白い小さな十字架がいくつも建てられ、花が添えられた一角を通られた。堕胎された子どもたちを象徴するこの庭園で、教皇は立ち止まり祈りを捧げられた。

修道会関係者およそ5千人との集会で教皇は、修道者らの証しが喜びに満ちたものであってこそ、人々をキリストに引き寄せることができると強調。その喜びは祈りと御言葉、秘跡、共同生活によって培われるものであり、それらが欠ける時、修道生活の最初に知ったその喜びの賜物をかき消す弱さや困難が生じてしまうと、助言された。

共同生活は容易ではないが、心を鍛える上でまたとない場所であると教皇は述べ、たとえ困難があっても、わたしたちは共同生活を通して憐れみや忍耐、完徳を学ぶよう招かれていると話された。

また、教皇は「奉献生活者にとって清貧は『壁』であり、『母』である」とも述べ、「清貧は、壁として奉献生活を守り、母として成長を助け正しい道を歩ませる」と説かれた。そして、奉献生活者が清貧の誓いにも関わらず、裕福な者のように生活することは、信徒を傷つけ、教会に害を与えると警告された。

コットンネ訪問の最後に、教皇は霊性センターで、使徒職に積極的に携わる信徒らに励ましを与えられた。

信徒たちが受け継ぎ伝えてきた信仰を大きな基礎とする韓国の教会の歴史に教皇は言及しつつ、現代も積極的な信徒たちの活動に感謝と称賛を表された。教皇はこれからの信徒たちの使徒職の目標として、貧しい人々への支援だけでなく、人間の尊厳を推進することを願われ、これを2つの柱とすることを勧められた。

(司牧訪問 > 2014-08-16 18:29:35 )

悪しき者のはかりごと【キリスト教10団体、 日本キリスト教会館に対するヘイトスピーチに抗議声明 】

2014-08-17 22:47:45 | 今日の御言葉


悪しき者のはかりごとに歩まず、
罪びとの道に立たず、
あざける者の座にすわらぬ人は
さいわいである。

このような人は主のおきてをよろこび、
昼も夜もそのおきてを思う。

「詩篇」 1編1, 2節
旧約聖書 口語訳



もし、経験がないならば、
尋ねなさい

尋ねることは恥ずかしいことでは
ありません

けれど、知らないことを、
知っているようなふりをするのは
やめなさい

マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』より)





▲逮捕された「広域犯罪組織」
男組(しばき隊)の人達 (写真)
(有田芳生さんがリツイート
男組-公式 @otokogumi_skull ・ 1 時間)


★反ヘイト名乗る「男組」幹部ら8人逮捕 
右派系男性への暴行容疑

■産経新聞 2014年7月16日 11:50 【westセレクト】




 大阪市内で昨年10月に行われた韓国人の排除を掲げるデモをめぐり、参加しようとした男性を集団で取り囲み暴行を加えたとして、大阪府警警備部などは16日、暴力行為処罰法違反容疑で、反レイシズム(人種差別主義)をうたう市民グループ「男組」の組長(41)と、同組元本部長(43)らメンバー8人を逮捕した。



ネトウヨに執拗な…暴行動画「活動履歴」

 街頭で民族差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)をめぐっては、デモを主催する各地の右派系市民団体と反対派による対立が激化している。

 府警によると、男組はホームページ(HP)上で「反レイシズム戦線・武闘派」を自称。右派系との対決姿勢を前面に打ち出し、各地のデモで対立行動を取っていた。



 逮捕容疑は昨年10月26日午後、大阪市内のデモに参加しようとした右派系団体関係者の男性(47)を集団で取り囲み、「てめえ許さねえぞ」「お前がヘイトなんじゃ」などと脅したうえ、体を押すなどの暴行を加えたとしている。

 男組側はこの様子を撮影した動画をインターネットに掲載し「レイシストを急襲した」とHPの活動履歴で紹介していた。

(2014.7.16 11:50)



http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5420.html
▲林啓一(リン ケイイチ)容疑者
2014年4月15日19:11 ABC朝日放送 NEWS


★「反差別」元代表を再逮捕
在特会会員を脅迫の疑い

■佐賀新聞 2014年06月04日 17時46分

http://www.saga-s.co.jp/news/national/10203/70786


 大阪府警警備部は4日、在日特権を許さない市民の会(在特会)メンバーを脅したとして、脅迫の疑いで、ヘイトスピーチ(憎悪表現)の反対活動をしていた団体の元代表林啓一容疑者(52)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。

 逮捕容疑は昨年8月22日、大阪市内で集会をしていた在特会の男性(42)を「次、鶴橋でやったらただじゃすまんぞ。この世におれんようになるぞ」と脅した疑い。

 同年9月5日には、自身のホームページに男性の名前を明示して「鶴橋で次にヘイトかましたら、ただじゃすまんぞ」と投稿し、閲覧した男性を脅した疑いも持たれている。

 警備部によると「注意や忠告はしたが、脅迫した事実はない」と容疑を否認している。



 林容疑者は凜七星の名で活動、昨年5月に解散した「友だち守る団」の代表として、差別的な街宣活動が行われる場所に行き、非難の言葉を浴びせるなどしていた。

(佐賀新聞 2014年06月04日 17時46分)




▲日本基督教会館 (東京都新宿区西早稲田2-3-18)
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53055841.html


「東京都新宿区西早稲田2-3-18」

に住所を置く関連団体一覧
(移転または解散したものも含む)

◆日本基督教団
◆日本キリスト教協議会
◆在日外国人の人権委員
◆在日韓国基督総会全国青年協議会(全協)
◆在日韓国人問題研究所
◆在日本大韓基督教会
◆在日韓国基督総会全国青年協議会(全協)

◆外登法問題と取り組む全国キリスト教連
◆外国人学校・民族学校の制度的保障を実現するネットワーク
◆平和を実現するキリスト者ネット
◆キリスト者女性のネットワーク
◆女たちの戦争と平和資料館
◆戦時性暴力問題連絡協議会

◆キリスト教アジア資料センター
◆難民・移住労働者問題キリスト教連絡会<難キ連>
◆石原やめろネットワーク
◆歴史歪曲を許さない!アジア連帯緊急集会事務局
◆国際協力NGOセンター(JANIC)
◆日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)


◆アジアキリスト教教育基金
◆財団法人日本クリスチャンアカデミー
◆在日韓国人問題研究所
◆在日本大韓基督教会
◆在日韓国基督総会全国青年協議会(全協)
◆外国人学校・民族学校の制度的保障を実現するネットワーク
◆宗教法人日本バプテスト同盟
◆株式会社アバコクリエイティブスタジオ
◆移住労働者と連帯する全国ネットワーク





★キリスト教10団体、
日本キリスト教会館に対するヘイトスピーチに抗議声明

◆クリスチャントゥデイ 2014年7月18日01時41分

http://www.christiantoday.co.jp/articles/13703/20140718/statement-hate-speech.htm

外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)や日本キリスト教協議会(NCC)在日外国人の人権委員会を含むキリスト教10団体は16日、早稲田で6日午後に行われた人種的差別と憎悪を煽動する行為に強く抗議する「教会共同声明」を発表した。

同声明文は、旧約聖書レビ記19章33~34節を引用した上で、「私たちは、2014年7月6日午後、高田馬場から早稲田に至る地域で行われた、日本キリスト教会館ならびにキリスト教視聴覚センター(AVACO)に事務所を置く団体を標的とする、人種的差別と憎悪を煽動する行為(ヘイトスピーチ)に強く抗議します」と述べている。

また、「『朝鮮カルト組織犯罪撲滅デモ行進 in 高田馬場~早稲田』と題された今回のデモは、『外国人犯罪撲滅協議会』主催、『政教分離を求める会』後援により開催されました」と同声明文は述べた上で、「主催者は『反日の牙城(日本基督教会館に突入!)』と謳い、日本キリスト教会館ならびにキリスト教視聴覚センター(AVACO)を『朝鮮カルト』と名指しました」と指摘している。



そして、「この主張は、全くの事実誤認にもとづく名誉毀損行為です」と主張し、この行為が「人種差別撤廃条約によって禁止されている差別行為であり、立法を含むすべての適当な方法により禁止し終了させられるべきものであることは明らか」だと述べている。

さらに、「『民主主義の名の下でレイシズムによるヘイトスピーチを許してはならない』と、抗議行動に加わった学生が、警察当局によって不当に逮捕され、10日間の拘留が決定したことに深い悲しみと憤りを憶えます」と述べている。

そして、「私たちは、『平和を実現する者は幸いである』と語ったキリストの福音を証する者として、また、この世界に生きる全ての命を祝福する者として、以下のことを強く求めます」として、下記の4項目を求めた。



1.私たちは、今回の人種的差別を煽動する行為を行った者に対して抗議します。そして、他者の生命と身体に対する直接的な危害の煽動を直ちに中止し、ヘイトスピーチによって実際に危害を加えたことへの謝罪を求めます。

2.私たちは、集会場所として西戸山公園の使用を容認した自治体や、デモ参加者の誘導、抗議行動への警備を行った警察に対して抗議します。「差別のあらゆる扇動または行為を根絶することを目的とする迅速かつ積極的な措置をとること」(同条約第4条)を求められている公的機関が、二度とヘイトスピーチを目的とする集会やデモの申請に応じないことを強く求めます。

3.私たちは、警察によって不当に逮捕された学生の即時釈放と共に、警察によるこのような人権侵害が二度と繰り返されないことを求めます。

4.私たちは、日本政府に対して、日本が既に批准している人種差別撤廃条約に基づき、憎悪・差別的言動の被害者救済を含む人種差別撤廃・人権擁護のための早急な法整備を求めます。


外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)/日本キリスト教協議会(NCC)在日外国人の人権委員会/日本カトリック難民移住移動者委員会/日本基督教団在日韓国朝鮮人連帯特設委員会/在日大韓基督教会社会委員会/日本聖公会正義と平和委員会/日本聖公会人権問題担当者/日本キリスト教会人権委員会/日本バプテスト連盟日韓・在日連帯特別委員会/日本バプテスト同盟宣教部

(2014年7月18日01時41分 記者 : 行本尚史)


http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n188388

「東京都新宿区西早稲田2-3-18」
に住所を置く関連団体一覧
(移転または解散したものも含む)

◆日本基督教団
◆日本キリスト教協議会
◆在日外国人の人権委員
◆在日韓国基督総会全国青年協議会(全協)
◆在日韓国人問題研究所
◆在日本大韓基督教会
◆在日韓国基督総会全国青年協議会(全協)
◆外登法問題と取り組む全国キリスト教連
◆外国人学校・民族学校の制度的保障を実現するネットワーク
◆平和を実現するキリスト者ネット
◆キリスト者女性のネットワーク
◆女たちの戦争と平和資料館
◆戦時性暴力問題連絡協議会
◆キリスト教アジア資料センター
◆難民・移住労働者問題キリスト教連絡会<難キ連>
◆石原やめろネットワーク
◆歴史歪曲を許さない!アジア連帯緊急集会事務局
◆国際協力NGOセンター(JANIC)
◆日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)
◆アジアキリスト教教育基金
◆財団法人日本クリスチャンアカデミー
◆在日韓国人問題研究所
◆在日本大韓基督教会
◆在日韓国基督総会全国青年協議会(全協)
◆外国人学校・民族学校の制度的保障を実現するネットワーク
◆宗教法人日本バプテスト同盟
◆株式会社アバコクリエイティブスタジオ
◆移住労働者と連帯する全国ネットワーク
◆河本を守る市民の会
◆片山やめろネットワーク
◆ホンダを許さない!吉本緊急集会事務局



▲『なぜ君は絶望と闘えたのか』門田隆将(写真)
木村洋の3300日


http://www.kyoto-wel.com/item/IS81212N06768.html?device=pc

真実であられる創造主【マーシャル諸島の海岸浸食で遺骨20体出現 旧日本軍兵士か 】

2014-08-15 21:09:29 | 今日の御言葉

だから、神の御心によって苦しみを受ける人は、
善い行いをし続けて、真実であられる創造主に
自分の魂をゆだねなさい。

ペトロの手紙一/ 04章 19節
新約聖書 新共同訳




つつましい仕事から離れてはいけません。

 こういう仕事はだれもしようとしないからです。
 仕事が小さすぎるということはありません。
 わたしたちはとても小さいので、
 小さいやり方で物事を見ているのです。
 たとえ、わたしたちがだれかのために、
 ちょっとしたことをしたとしても、
 全能の神は、すべてを偉大なこととして見てくださいます。

 偉大なことができる人たちは、世の中にたくさんいます。
 けれど、つつましい仕事をする人たちは、
 ほんとうに少ないのです。

マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』より)



★マーシャル諸島の海岸浸食で遺骨20体出現、
旧日本軍兵士か

■AFPBB news 2014年06月09日 17:34 発信地:東京

http://www.afpbb.com/articles/-/3017178

▲海面上昇で浸食されるマーシャル諸島
マジュロ環礁(Majuro Atoll)の
海岸沿いの墓地(2008年12月撮影、資料写真)。
(c)AFP/GIFF JOHNSON


【6月9日 AFP】

(一部更新)気候変動に伴う海面上昇による海岸浸食が問題となっている太平洋の島国マーシャル諸島で、海岸沿いの小さな墓地が海水に浸食され、第2次世界大戦中の旧日本軍兵士のものとみられる約20体分の遺骨がむき出しになっている。日本とマーシャル諸島の政府高官が9日、明らかにした。

 日本政府高官によると、マーシャル諸島政府からエニブール(Enniburr)島の海岸で約20人分の人骨が見つかったと連絡があった。遺骨は日本人兵士のものと思われ、海岸沿いの墓地が波に浸食されたため土中から出現したという。

 この高官は、日本から調査団を派遣することになるだろうが、エニブール島は米軍管轄下にあるため具体的な計画はまだできていないと述べた。

しょうゆ瓶や日本の貨幣も

 一方、マーシャル諸島政府歴史保全局(Marshall Islands Historic Preservation Office)のマイケル・ターレップ(Michael L. Terlep)考古学室長は、AFPの取材に「見つかった遺骨は18~40歳の男性のもので、アジア系の遺伝的特徴が強いようだ」と語った。

 同室長によれば、遺骨が発見された場所ではしょうゆ瓶や軍服のボタン、日本の貨幣などが見つかっているほか、米軍がエニブール島北部で旧日本軍の兵士と戦ったことを示唆する史料もあるという。

 20を超える環礁からなるマーシャル諸島は、国土の大半が海抜1メートル程度しかなく、海面上昇の影響が深刻だ。以前は安全だった陸地が海岸浸食の脅威にさらされており、近年は海面が最も高くなる2月~3月に海岸が大きく削られ、墓地や家屋が損壊する被害が相次いでいる。

 国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)」は3月、「島しょ国が多い太平洋南西部では1993~2009年に海面が世界平均の4倍のペースで上昇した」との報告書を発表し、海岸浸食の進行に警鐘を鳴らしていた。

 マーシャル諸島は、第1次世界大戦中の1914年から第2次世界大戦末期まで日本の統治下にあった。その後、米国の統治を経て1986年に独立したが、今回遺骨が見つかったエニブール島があるクエゼリン環礁(Kwajalein Atoll)など一部は今も米軍の管轄下にある。(c)AFP



▲竹林はるか遠く 日本人少女ヨーコの戦争体験記.
2013年8月15日、毎日新聞に広告




★68年ぶり慰霊「安心した」=母の眠る平壌訪問-日本人遺族

■時事通信2014年6月29日

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201406/2014062900132




▲29日、平壌郊外の竜山墓地を訪れ、
手を合わせる後藤忠衛さん(左端)



【平壌時事】

終戦前後に現在の北朝鮮地域で亡くなった日本人の墓参訪朝団に参加した宮城県登米市の自営業、後藤忠衛さん(78)は68年ぶりにつらい思い出のある平壌を訪れた。満州からの引き揚げ途中、約1年間滞在し、ここで母を亡くした。埋葬地とされる平壌郊外の竜山墓地で29日に線香を上げた後藤さんは「この地名がずっと頭から離れなかった。安心した」と語った。

 後藤さんは軍属だった父に連れられ終戦直前まで満州の新京(現中国吉林省長春)で暮らした。軍務のため父が新京を離れた後、ソ連が1945年8月9日に参戦。後藤さんは母と2人の妹と共に「着の身着のまま」新京を脱出し、引き揚げ途中の平壌で終戦を迎えた。都市ガスが配備されるなど比較的裕福だった新京の暮らしとは一変、約1年にわたる「地獄の生活」が始まった。

 満州から脱出した約200人が製鉄所の労働者宿舎に集団で生活。食べ物はジャガイモやコーリャンの重湯ぐらいしかなく、靴は食料と交換した。発疹チフスや栄養失調のため、亡くなる人が相次ぎ、「隣で寝ていた母娘3人が朝起きたら死んでいた」こともあったという。
 後藤さんの母も「骨と皮だけ」になり、厳冬の中で息を引き取った。「亡くなる前に周囲の大人に『子供たちを頼む』と言っていた。自分が息絶えることがどれだけ残念だったか」と振り返る。

 46年8月に平壌を集団で脱出し、10歳だった後藤さんは2人の妹とはだしのまま歩いて北緯38度線を越えた。「内地に帰りたいとの一心で歩いた。道中に行き倒れた日本人を何人も見た」。何とか帰国を果たした妹はいずれも栄養失調などで間もなく相次いで亡くなったという。
 「私だけ残った。妹も連れて来たかったが、仕方がない」。北朝鮮側によると、竜山墓地は2回移転し、遺骨が現在の場所に移され、約2500柱の日本人遺骨が埋葬されているという。後藤さんは「持ち帰った石を日本の母の墓に納めたい」と語った。

(2014/06/29-16:46)


『竹林はるか遠く-日本人少女ヨーコの戦争体験記』
(So Far from the Bamboo Grove)

ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ (写真)

まつりごと【中米の移民が駆け込むテキサスの教会 】

2014-08-12 22:46:00 | Weblog
http://sokoujin.blog90.fc2.com/blog-entry-165.html?sp


主はその玉座を天に堅くすえられ、
そのまつりごとはすべての物を
統べ治める。

主の使たちよ、そのみ言葉の声を
聞いて、これを行う勇士たちよ、
主をほめまつれ。

そのすべての万軍よ、
そのみこころを行うしもべたちよ、
主をほめよ。

主が造られたすべての物よ、
そのまつりごとの下にある
すべての所で、主をほめよ。

わがたましいよ、主をほめよ。


「詩篇」 103編19-22節
旧約聖書 口語訳



鵲(かささき)の渡せる橋に置く霜の

白きを見れば夜ぞ更けにける

大伴家持
(718 -785 『小倉百人一首』より)






▲テキサス州マッカレンの聖心カトリック教会で一息つく移民の家族たち(6月15日)。6月以降このシェルターは、5400人の移民を受け入れている。


★中米の移民が駆け込むテキサスの教会

◆ナショナルジオグラフィック 日本語公式サイト 2014年8月6日

http://www.nationalgeographic.co.jp/smp/news/news_article.php?file_id=20140806005


アメリカ、テキサス州マッカレンに移民たちが到着した。乳児から10代までの子連れの男女がほとんどで、子どもの支えがないと前に進めないほど疲れ果てている。中心部にある聖心カトリック教会(Sacred Heart Catholic Church)の扉を開いた彼らをホールで待っていたのは、修道女や修道士、地元のボランティアたちだ。総立ちの大喝采で迎えられた大人たちの多くは、人目もはばからず涙を流す。


ボランティアのハーミ・フォーシェージ(Hermi Forshage)さんは手をたたきながら、「ビエンベニドス(Bienvenidos)!」と叫ぶ。「ビエンベニドス! ウェルカム!」。

消耗し混乱している移民たちに、返事を返す余裕はない。とにかく、シャワーと食料、そして横になれる場所を求めている。皆、ホンジュラスやエルサルバドル、グアテマラといった中央アメリカからの密入国者で、アメリカのバラク・オバマ大統領がメキシコ国境の“人道危機”と呼ぶ事態の当事者だ。

2014年に入り、5万5000人以上の移民がアメリカ税関・国境警備局から暫定的に入国を許可・・・


ボランティアのハーミ・フォーシェージ(Hermi Forshage)さんは手をたたきながら、「ビエンベニドス(Bienvenidos)!」と叫ぶ。「ビエンベニドス! ウェルカム!」。

消耗し混乱している移民たちに、返事を返す余裕はない。とにかく、シャワーと食料、そして横になれる場所を求めている。皆、ホンジュラスやエルサルバドル、グアテマラといった中央アメリカからの密入国者で、アメリカのバラク・オバマ大統領がメキシコ国境の“人道危機”と呼ぶ事態の当事者だ。

2014年に入り、5万5000人以上の移民がアメリカ税関・国境警備局から暫定的に入国を許可されている。一時滞在者の書類を受け取り、裁判所による裁定が下るまで家族と暮らすことができる。

メキシコ国境の約8キロ北に位置するマッカレンはスペイン語の街で、今や移民をめぐる論争の中心地となっているという。

教会のシェルターに立ち寄る移民たちは、中央アメリカの祖国にはびこる暴力や混乱から逃げ出す者は今後も後を絶たないと言い切る。国民に安全と機会を提供しない政府を、既に誰もが見限っているのだ。

そうした理想の光をアメリカに求める多くの移民は、聖心カトリック教会で最初の出会いを果たす。

プログラムの運営主体はカトリック・チャリティーズUSA(Catholic Charities USA)だ。昨年6月、リオ・グランデ・バレー・カトリック・チャリティーズ(Catholic Charities of the Rio Grande Valley)の常任理事、ノーマ・ピメンテル(Sister Norma Pimentel)シスターが、移民の家族を聖心カトリック教会で受け入れ始めた。国境警備隊員が彼らを近くのバス停に置き去りにしていると知ったことがきっかけだ。

以来、約5400人が聖心カトリック教会を経由してアメリカ全土に散らばっている。一部はアメリカの司法制度に従い、数週間中に保護施設への入所を申請する。引き続き滞在が認められるかどうかは、彼らが受けた脅威の程度、直接的な暴力被害の有無、祖国を捨てるという決断が自らの選択によるかなど、いくつもの条件によって判断されるという。 しかし、多くは法的義務を回避し、密入国者の雑踏に紛れ込んでしまう。

◆「心配しないで。ここにたどり着いたのだから」

修道女や修道士、ボランティアにとって聖心カトリック教会は、アメリカで沸騰する移民をめぐる論争や政治とは無縁の場所だ。

地元教会新聞の編集者で、プログラムの広報を務めるブレンダ・リオハ(Brenda Rioja)さんは、「政治は扉の外に放っておけばいいといつも言っている」と話す。「目の前にいる人を助けるだけだ。世界中の誰もが同じ行動を取れば、世の中はガラッと変わるだろう」。

エルサルバドルで商店を経営していた33歳のホセ・マティアス・ガルシア(Jose Matias Garcia)さんは、ある昼下がり11歳の娘ダニエラ(Daniella)ちゃんを連れて聖心カトリック教会の扉をたたいた。家族が離れ離れになるのは本意ではなかったが、地元ギャングの要求が法外な金額に釣り上げられたため、ほかに手段がなかったという。

ガルシアさんは4月以降、毎週50ドル(約5000円)を支払い続けていたが、その後100ドル(約1万円)に引き上げられた。エルサルバドルやホンジュラスの大部分では、小企業や家族に対する恐喝は当たり前で、もはや習慣化している。

ギャングの意図は明白だった。要求通りに支払わなければ命はない。ガルシアさんは妻と年長の子ども2人を、両親の家に住まわせる決断を下す。実家の町はこれほど事態が深刻化していないからだ。

ガルシアさんとダニエラちゃんは北を目指して祖国を脱出。メキシコで密入国の請負人を雇い、国境沿いの街レイノサまでバスに乗った。メキシコでは警官や兵士に500ドル(約5万円)ほど渡して、無事に国境を越えることができた。

フォーシェージさんはこうした移民たちに、「ここはアメリカです。もう心配しないで」と声を掛けている。

旅の続きについても、フォーシェージさんは説明してくれた。教会を出でバスに乗り込み、ヒューストンを目指して北上することになる。道中には検問所があるが、アメリカ移民税関捜査局の書類が身を守ってくれるという。

目的地は皆それぞれだ。ホンジュラスを脱出した、ある母と息子はノースカロライナ州に向かう。別の家族はシカゴに向けて出発。エルサルバドル出身の若い男性は8月2日までにロサンゼルスに入る計画を立てている。自身の30回目の誕生日を息子と祝うためだ。

PHOTOGRAPH BY JENNIFER WHITNEY / THE NEW YORK TIMES / REDUX


Scott Johnson
for National Geographic News August 6, 2014



▲『移民亡国論 日本人のための日本国が消える』
三橋貴明 (写真)

決意【ローマ法王訪韓を契機にわれわれ自身を振り返ってみよう=韓国】

2014-08-11 21:38:19 | Weblog



イエスは、天に上げられる時期が近づくと、
エルサレムに向かう決意を固められた。

「ルカによる福音書」/ 09章 51節
新約聖書 新共同訳



佐世保から長崎に入った私は、
小高い丘の上から下を眺めていました。
10歳くらいの少年が歩いてくるのが目に留まりました。
おんぶひもをたすきにかけて、幼子を背中にしょっています。

少年の様子はあきらかに違っていました。
重大な目的を持ってこの焼き場にやってきたという、
強い意志が感じられました。

足は裸足です。

少年は焼き場のふちまでくると、
硬い表情で、目を凝らして立ち尽くしました。
少年は焼き場のふちに、


5分か10分も立っていたでしょうか。


白いマスクをした男たちがおもむろに近づき、
ゆっくりとおんぶひもを解き始めました。
私は、背中の幼子が、
すでに死んでいることに気づきました。


男たちは幼子の手と足を持つと、ゆっくりと葬るように、
焼き場の熱い灰の上に横たえました。
幼い肉体が火に溶けるジューという音がしました。

それからまばゆいほどの炎がさっと舞い上がりました。
真っ赤な夕日のような炎は、
直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。


その時です。
炎を食い入るように見つめる少年の唇に、
血がにじんでいるのに気づきました。
少年があまりにきつく噛みしめているため、
唇の血は流れることなく、
ただ少年の下唇に赤くにじんでいました。

夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、
沈黙のまま焼き場を去っていきました。
背筋が凍るような光景でした。

(「焼き場に立つ少年」ジョー・オダネル)
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2347.html


『目撃者 : 写真が語る20世紀』 : 朝日新聞創刊120周年記念写真展
= Witnesses : a retrospective photo exhibition of the 20th century
落合杳子, 北上昌子編集 朝日新聞社, c1999


※ジョー・オダネル氏は、
アメリカ海兵隊員であり、従軍カメラマンでした。



▲『生贄の島』曽野綾子 (写真)

★沖縄集団自決訴訟 元守備隊長の梅沢裕氏死去 

■産経新聞 2014年2014年8月7日 12:08

        
        
▲梅澤裕さん

 先の大戦末期の沖縄戦で座間味島守備隊長を務めた元少佐で、旧日本軍が住民に集団自決を命じたとする作家、大江健三郎氏の「沖縄ノート」などの誤った記述で名誉を傷つけられたとして提訴した梅沢裕(うめざわ・ゆたか)氏が6日、老衰のため死去した。97歳。通夜は9日午後6時、葬儀・告別式は10日午前9時半、兵庫県西宮市鳴尾町5の1の28、ユアホール甲子園で。喪主は長男、泰裕(やすひろ)氏。

 最新の研究で軍命令説は崩れており、訴訟でも「戦争を知らない人によって真実がゆがめられた。自決命令は出してない」と“無実”を主張した。しかし1、2審判決では、自決命令について「証拠上断定できない」としながらも軍の関与は否定できないとして、名誉毀損の成立が認められず敗訴。23年4月の最高裁決定で上告が退けられ、確定した。

(産経新聞 2014年2014年8月7日 12:08)



▲『沖縄 渡嘉敷島 集団自決の真実』曽野綾子
(大江健三郎氏の沖縄ノートのウソ)



★【社説】ローマ法王訪韓を契機にわれわれ自身を振り返ってみよう=韓国

■ 中央SUNDAY/中央日報日本語版 2014年08月10日13時00分  

http://gensen2ch.com/archives/11100904.html

フランシスコ法王の韓国訪問を契機に韓国の社会構成員は「巨大な質問の壁」と向き合うことになった。カトリックで言う七罪宗のうち、それ自体が罪であり他の罪の根源になる驕慢と貪欲に対し改めて考え自省する懺悔の機会を持つことになったのだ。カトリックではすべての悪は驕慢から始まって、貪欲にその根元を置いていると説明している。驕慢が不完全な自信にとらわれることならば、貪欲は物質と無駄な妄想に誘惑されることだ。

こうした意味から最近の韓国社会を騒がせているユン一等兵暴行死亡事件、セウォル号沈没事故などもこうした人間の悪魔的本性から始まったとみることができる。数カ月早く入隊したという理由で新兵を暴行できるという驕慢と、これを通じ「存在の意味」を求めようとした兵士たちの呆れ返る貪欲。また、事件の真相が明らかになる場合、自分たちのポストが揺らぐことを懸念し縮小・隠蔽に汲々とした軍幹部の姿にも驕慢と貪欲の痕跡が残っていた。



安全は後回しにしたまま若い学生たちを相手に金儲けに没頭したある宗教指導者の悲劇的な終末で私たちは人間の驕慢と貪欲が人間の尊厳性を破壊し社会に大きな害悪を及ぼす過程を鳥肌が立つほど生々しく目撃した。金品ロビーを受けて法改正をした容疑で検察の捜査対象となった野党議員や、癒着の汚名とともに拘束令状が請求され息子の家に札束を隠した与党議員の不正を見て、多くの国民は権力の限りない貪欲にうんざりしている。自分たちの公的地位を私的な金儲けの手段に変質させる破廉恥な行為に、「人間は気まぐれで、嘘つきで、貪欲にぎっしり埋まり、こうした貪欲は敵の略奪よりももっと有害だ」というマキャベリの指摘にうなずかせる。



廉恥を知って義理と志操を重要視したわれわれの高尚清廉の精神はどこへ行き、人権を踏みにじる浅薄な資本主義が横行することになったのか。仏家でそれほど警戒した貪・瞋・痴の三毒が韓国社会の所々に入り込み、他人をうらやましがり、ささいなことに怒る愚かさが幅を利かすのではないのか。



そんな私たちにフランシスコ法王の訪韓は宗教的意味以上の社会的含意を持つ。大統領をはじめとする韓国の指導層は「なぜ世界はフランシスコ法王に熱狂するのか」という質問とともに、苦痛を受け貧しい人のための勇気と希望が込められた彼のメッセージに注目する必要がある。彼はアルゼンチンで194人の犠牲者を出した2004年の火災事件に言及し、「われわれは十分に泣かなかった」と話した。軍隊で暴行されて死亡し、修学旅行の途中に海でおぼれて死亡した若者たちのために、韓国社会がどれだけ十分に泣いたのか反問してみよう。

(中央SUNDAY第387号)
http://japanese.joins.com/article/747/188747.html?servcode=100§code=110



強制連行そんな話今まで聞いたことないよ。

(『新報道2001』2014.8.10(日) 放送)


主の御顔【エボラ感染の米国人宣教師2人、 隔離病棟で治療 試験薬投与で回復傾向との報道 】

2014-08-11 08:34:08 | 今日の御言葉



主の目は義人たちに注がれ、
主の耳は彼らの祈にかたむく。

しかし主の御顔は、
悪を行う者に対して向かう」。

そこで、もしあなたがたが
善に熱心であれば、

だれが、あなたがたに
危害を加えようか。


「ペテロの第一の手紙」 3章12, 13節
新約聖書 口語訳



この世の最大の不幸は、
貧しさや病ではありません。

だれからも自分は必要とされていない、
と感じることです。


マザーテレサ 
(マザーテレサ『マザーテレサ語る』より)



★エボラ感染の米国人宣教師2人、
隔離病棟で治療 試験薬投与で回復傾向との報道

◆クリスチャントゥデイ 2014年8月10日


http://www.christiantoday.co.jp/articles/13820/20140810/us-missionaries-ebola.htm

エボラ出血熱に感染した女性米国人宣教師を運ぶ飛行機はリベリアを離れ5日、米国に到着した。

リベリアの宣教師、ナンシー・ライトボルさんは現地でエボラ熱に感染し、特別に装備された米疾病管理予防センター(CDC)の飛行機により、米国に帰国。彼女はエボラ熱にかかった米国人宣教師としては2人目となる。すでに彼女の同僚であるケント・ブラントリー医師は2日、米国に戻り、治療を受けるためジョージア州に運ばれている。

ライトボルさんの教会のジョン・マンロー牧師によれば、彼女は「控えめ」で「非常に謙虚」な人だという。彼女と夫のデイビッドさんは15年間宣教師として働いていたが、リベリアに滞在していたのは昨年8月から。夫妻はキリスト教系NPO団体「サービング・イン・ミッション」と協力して現地で活動。この団体は同じくキリスト教系団体である「サマリタンズ・パース」とも活動を共にしていた。彼女は宣教師たちを助け、病院で看護師たちと一緒に働き、デイビッドさんは技術サービスの監督として働いていた。

「私たちはキリストが私たちのためにしてくれたこと—それは永遠の命をくださったことと救いのゆえに、祝福を受けています。私たちは他に何ができるでしょう?」 米CNNは、夫のデイビッドさんが、籍を置くノースカロライナ州シャーロットのカルバリー教会のメンバーとのスカイプセッション中にこう語ったと伝えた。

「ライトボル夫妻は大宣教命令を文字通り受け取ります」。マンロー牧師は米CBSニュースにそう語る。「私たちは彼らに、米国に戻りなさいとは言っていなかった」と、マンロー牧師はエボラ熱の流行が始まった頃のことを思い出した。「私たちは、彼らが戻ってくるための支援は喜んで行おうとしていました。夫妻は『まだやるべき仕事が終わっていない、それは続けなければなりません』と言っていました」

米国にエボラ感染者を受け入れることについて多くの批判があったにもかかわらず、政府はその受け入れを決定。マンロー牧師はまた、ライトボル夫妻が「危険に追い込むだろう最後の人であろう。彼らは最高の医師の助言、治療を受けられますし、もしこのウイルスがナンシーさんを通じて広がる可能性が少しでもあるのなら、彼女を家に帰らせず、隔離するという手段を取ることになるでしょうから」と指摘する。

彼女の息子ジェレミーさんは、しばらく会っていなかった両親と再会することを熱望している。彼は自分の母親の容態と生存の可能性について、「慎重ながら前向き」であると説明した。

「私たちは母の状態がこれからどうなるのかということについて、心の中では慎重になろうとしています」とジェレミーさんは米CBSに語った。「母が、ブラントリー博士がそうだったように、飛行機から自力で歩いて出ることができるのか分かりませんが、私たちは母にまた会えるようになることを切望しています」と言う。また、「母のおかげで、特効薬や治療法が解明され、苦しんでいる人たちが救われる助けとなることを望んでいます」と付け加えた。

報道によると、エボラ熱に感染した米国人宣教師の2人は、「ZMapp」と呼ばれる未承認薬を現地で投与され、特別機で米国に帰国した。2人は回復傾向にあると伝えられているが、未承認薬による効果かどうかは明確には分からない。現在2人は、ジョージア州の大学病院にある隔離病棟で治療を受けている。

(クリスチャントゥデイ 2014年8月10日)



▲米国人医師のケント・ブラントリー(Kent Brantly)氏。西アフリカのリベリアの首都モンロビア(Monrovia)近郊で撮影。キリスト教系支援団体サマリタンズパース(Samaritan's Purse)提供(撮影日不明、2014年7月30日提供)。(c)AFP/SAMARITAN'S PURSE/JONI BYKER


★「日々元気に」、
エボラ感染米国人医師の手紙公開

◆AFPBB News 2014年8月9日

http://www.afpbb.com/articles/-/3022721

【8月9日 AFP】西アフリカのリベリアでエボラ出血熱患者の治療中に感染し、米国に帰国して治療を受けている医師のケント・ブラントリー(Kent Brantly)氏(33)が書いた手紙が8日公開された。ブラントリー氏は手紙の中で、「私は日々元気になってきています。この恐ろしい病気と闘ってきた中で賜った神の慈悲に感謝しています」としている。

 手紙はブラントリー氏が、今月2日から入院している米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)のエモリー大学病院(Emory University Hospital)の隔離室で書いたもので、同氏が働いていたキリスト教系支援団体サマリタンズパース(Samaritan's Purse)のウェブサイトに公開された。(c)AFP




石臼【キリスト教国ベリーズで日本を考える】

2014-08-09 16:02:24 | 今日の御言葉




わたしを信じるこれらの小さな者の一人を
つまずかせる者は、

大きな石臼を首に懸けられて、
海に投げ込まれてしまう方がはるかによい。


マルコによる福音書/ 09章 42節
新約聖書 新共同訳



私たちのすることは大海のたった
一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって
大海となるのです。


マザーテレサ
(マザーテレサ『愛のことば』より)








★キリスト教国ベリーズで日本を考える

■産経新聞 2014年8月9日 10:50




▲昼休みの前にクラス全員で祈りをささげる子供たち


 日本での生活を振り返ってみると、日常生活の中で宗教を意識する機会は、そう多くはなかったように思う。したがって、キリスト教と密接に結びついたベリーズでの生活のすべてが新鮮なものだ。

 キリスト教が主教であるベリーズには、多くの教会があり、日曜日の朝は、教会から聞こえる賛美歌で目が覚め、爽やかに朝を迎えることができる。しかし、この爽やかな日曜日の朝にベリーズの町を散歩しようとしても、お勧めはできない。なぜなら、日曜日はキリスト教で定められた安息日であり、多くの店がシャッターを下ろし、町はゴーストタウンのような静けさに包まれているからだ。私個人としては、日曜日はショッピングや映画鑑賞を楽しんだりしたいが、ベリーズではそのような希望をかなえられそうにない。

 多くのベリーズ人は家族や友人たちとバーベキューを楽しんだり、ハンモックに揺られながら読書をしたり、休日はリラックスするものだという考え方が、彼らの間に根付いている。しかし、それもなかなか悪くない。彼らは、日曜日を心の底から楽しんでいるように感じる。

学校生活でも、1日4回、クラス全員で感謝の祈りをささげるなど、宗教を感じる場面が多い。生徒指導の面でも教師が聖書を引用し、宗教が力を発揮している。日本の公立学校でも宗教が力を発揮すれば、生徒指導は楽になるかもしれないという思いが、頭の中をよぎることさえある。ここベリーズでは、宗教を意識しない生活は不可能なのである。

 このような生活を送っているので、ベリーズに来てからは、キリスト教について少し勉強をするようになった。しかし、ベリーズ人から日本の宗教について尋ねられた際には、悩む部分も多い。子供たちからも同じような質問を受けるので、もっと日本の宗教について勉強してくるべきだったと後悔さえしている。神道、仏教、キリスト教が共存している現代の日本を説明しようとしても、一筋縄ではいかない。しかし、日本人として堂々と答えられなかった自分に、しばらく情けなさを覚えた。

 2020年には東京五輪開催も控え、今以上に海外の人たちと関わる機会が増えてくるであろう。もちろん、海外に目を向けることは大切なことではあるが、その前に自分たちの国である日本を知ることの大切さを忘れてはいけないと痛感した。

     ◇

 福岡孝一(ふくおか・こういち) 昭和58年、京都市生まれ。平成22年4月~25年3月まで京都市立中で英語教諭として勤務。JICAの現職教員特別派遣制度を利用し、25年7月から青年海外協力隊員として中米ベリーズに赴任中。



▲厳かな雰囲気に包まれたベリーズの教会

ラハブ【朝日慰安婦報道 「吉田証言」ようやく取り消し】

2014-08-06 12:57:25 | 今日の御言葉



同様に、娼婦ラハブも、
あの使いの者たちを家に迎え入れ、
別の道から送り出してやるという
行いによって、義とされたでは
ありませんか。

ヤコブの手紙/ 02章 25節
新約聖書 新共同訳



困った時には手を差し伸べ
苦しい時には励まし
嬉しい時には
互いに手をとり合って喜ぶ
そういう人間関係を築きなさい。

あなた方が互いに
愛し合う、高め合う時
そこに神の国が造られるのです。




▼「朝日新聞、慰安婦問題で一部反省 
吉田証言「虚偽と判断し記事取り消します」(2014.8.5)


http://sankei.jp.msn.com/politics/photos/140805/plc14080510230007-p1.htm


★朝日慰安婦報道 「吉田証言」ようやく取り消し


■読売新聞 2014年08月06日 01時17分 【社説】



◆女子挺身隊との混同も認める

 日韓間の大きな棘(とげ)である、いわゆる従軍慰安婦問題について、朝日新聞が過去の報道を点検し、一部だが、誤りを認めて取り消した。

 韓国・済州島で慰安婦を強制連行したとする吉田清治氏の証言である。吉田氏は戦時中、労務報国会下関支部の動員部長だったとされる。

 朝日新聞は1982年9月、「済州島で200人の若い朝鮮人女性を『狩り出した』」とする吉田氏の発言をうのみにして報じた。


吉田清治 (1913-2000)
テレビ大阪【たかじんNOマネー】(2014.3.15 放送分)


◆世界に誤解広げた一因

 これが韓国の反日世論をあおっただけでなく、日本について誤った認識が、世界に広がる根拠の一つとなった。今回、吉田証言を初めて虚偽と判断し、それをめぐる記事をようやく撤回した。

 もっと早い段階で訂正されるべきだった。92年には疑問が指摘されながら、20年以上にわたって、放置してきた朝日新聞の責任は極めて重い。

 朝日新聞は82年以降、確認できただけで計16回にわたって、吉田氏について記事にした。92年に歴史家の秦郁彦氏が吉田証言への疑問を指摘したが、修正することはなかった。

 97年3月の検証記事でさえ、吉田証言について「真偽は確認できない」と表記するにとどめた。

 吉田証言は、96年の国連人権委員会のクマラスワミ報告にも引用された。これが、慰安婦の強制連行があったとする誤解が、国際社会に拡大する一因となった。

 朝日新聞の報道におけるもう一つの重大な問題は、慰安婦と「女子挺身(ていしん)隊」との混同である。

 92年1月の1面記事で「主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した。その人数は8万とも20万ともいわれる」と記した。

 この記事は、宮沢首相の訪韓の直前に報じられた。政府が慰安婦問題を調査し、元慰安婦への「おわびと反省」を表明する河野談話を作成する発火点となった。

 朝日新聞は今回、「女子挺身隊は、戦時下で女性を軍需工場などに動員した『女子勤労挺身隊』を指し、慰安婦とはまったく別」と、初めて誤りを認めた。

 「93年以降、両者を混同しないよう努めてきた」としているが、小学生まで慰安婦にしたかのような誤解を生むことになった。

 「当時は、慰安婦問題に関する研究が進んでおらず、記者が参考にした資料などにも慰安婦と挺身隊の混同がみられた」と釈明したうえ、他紙も同様の報道をしたと指摘している。

 読売新聞にも当初、女子挺身隊や吉田氏に関して、誤った記事を掲載した例があった。だが、90年代後半以降は、社説などを通じて、誤りを正している。



◆正しい歴史認識持とう

 疑問なのは、「強制連行の有無」が慰安婦問題の本質であるのに、朝日新聞が「自由を奪われた強制性」があったことが重要だと主張していることだ。

 朝日新聞は当初、吉田証言などを基に、慰安婦の強制連行を問題視してきた。だが、強制連行の根拠が崩れると、慰安婦が慰安所に留め置かれていたことに強制性があると主張するようになる。

 今回も、問題の本質は、「慰安所で女性が自由を奪われ、尊厳が傷つけられたことにある」としており、その主張は基本的に変化していない。

 フィリピンやインドネシアなども含め、戦時中に多数の女性の名誉と尊厳が傷つけられる行為があったことは確かである。政府・軍の強制連行はなくとも、現在の人権感覚では、許されないこともあっただろう。

 しかし、「戦場での性」の是非と、軍の強制連行があったかどうかは、区別して論じる必要がある。広義の強制性があったとして日本政府の責任を問うことは、議論のすりかえではないか。

 正しい歴史認識を持つためには、あくまで真実を究明することが欠かせない。




▲韓国軍に慰安婦制度(朝日新聞 2002.2.24)
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/15985.html

◆日韓関係の正常化を

 韓国の朴槿恵政権は、クマラスワミ報告などを根拠として、日本政府が6月に発表した河野談話の検証結果にも強く反発している。その頑かたくなな対日強硬姿勢は、簡単には変わるまい。

 政府は、安易な妥協をすることなく、慰安婦問題に関する日本の立場に対する韓国の理解を粘り強く求めていかねばならない。

 日韓関係は今、首脳会談が2年以上も開かれない異常な状態にある。両国のメディアや国民も、冷静に事実関係を把握したうえで、未来志向の関係の構築に向けて、それぞれの努力を心がけたい。

2014年08月06日 01時17分 Copyright © The Yomiuri Shimbun





★「吉田証言」重用でウソ拡散、
いつの間にか内容を否定していた朝日


■産経新聞 2014年5月21日 14:07 【「慰安婦」問題】

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140521/plc14052114070012-n1.htm



▲朝日社説の論調変遷


 「そもそも朝日新聞の誤報と、吉田清治という詐欺師のような男がつくった本(『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』)が、まるで事実のように日本中に伝わっていったことで、この問題がどんどん大きくなった」

 第2次安倍政権発足の約1カ月前にあたる平成24年11月30日。日本記者クラブ主催の党首討論会で、自民党総裁の安倍晋三は慰安婦問題について問われてこう指摘した。



▲吉田清治の著作が全くの
デタラメであることを報道する現地紙
(1989.8.14『済州新聞』)


 首相就任前から慰安婦問題に熱心に取り組んできた安倍が朝日と吉田を名指ししたのには理由がある。吉田のデタラメな「韓国での奴隷狩り」証言を裏付けも取らないまま熱心に繰り返し取り上げたのも、事実と異なる慰安婦報道で問題を複雑化させたのも朝日だからだ。吉田証言は共産党の機関紙、赤旗なども報じているが、朝日は突出している。

 アヘン密輸にからみ入獄したこともある吉田を「職業的詐話師」と呼ぶ現代史家の秦郁彦が吉田と朝日の関係を調べたところ、朝日は慰安婦問題が注目されるようになった3年半ばからの1年間に、吉田を4回も紙面に登場させている。もちろん、それ以前にも何度か取り上げた上での話だ。

 例えば3年10月10日付の記事(大阪版)では、吉田が「慰安婦には人妻が多く、しがみつく子供を引きはがして連行」などと語るインタビュー記事を載せている。だが、貧しく慰安婦のなり手に事欠かなかった時代に、わざわざ子持ちの人妻を連行する必要性があったというのか。


▲忠清南道十二郡長の八名は朝鮮人、
大田警察署ナンバー2の警部と
高等刑事も朝鮮人が務めていた。

このような体制で公権力の強制連行は
事実上不可能である。


※衆議院予算委員会 2013.3.8
※『ひと目でわかる日韓・日中の歴史の真実』水間政憲 (参照)


▼「木剣を振るって女性を殴り、けり、トラックに詰め込む」

朝日は4年1月23日付夕刊の1面コラム「窓 論説委員室から」では吉田の言葉を引用してこう書いた。

 「(朝鮮)総督府の五十人、あるいは百人の警官といっしょになって村を包囲し、女性を道路に追い出す。木剣を振るって女性を殴り、けり、トラックに詰め込む」「吉田さんらが連行した女性は、少なくみても九百五十人はいた」

 このコラムは吉田のことを「腹がすわっている」と持ち上げすらしているが、当時、朝鮮半島の地方では巡査はほぼ100%朝鮮人だった。

 吉田は『私の戦争犯罪』を出す6年前の昭和52年に出版した『朝鮮人慰安婦と日本人』では、奴隷狩りで女性を集めたとは書いてはおらず、朝鮮人地区の女ボスの手配としている。

 ただ、朝日も徐々に吉田の話を疑問に思い始めたようで、強制連行や吉田証言に対する論調を変えていく。平成9年3月31日付朝刊の慰安婦問題特集記事では、吉田についてこう書くに至った。

 「朝日新聞などいくつかのメディアに登場したが、間もなく、この証言を疑問視する声が上がった。(吉田が奴隷狩りを行ったと証言した韓国の)済州島の人たちからも、氏の著述を裏付ける証言は出ておらず、真偽は確認できない。吉田氏は『自分の体験をそのまま書いた』と話すが、『反論するつもりはない』として、関係者の氏名などのデータの提供を拒んでいる」

 結局、吉田証言を何度も紹介したことの非は認めず、「真偽は確認できない」とするにとどまり、訂正はしていない。



▲若宮啓文氏 (写真 朝日新聞前主筆)
(週刊文春2012年5月17日号)


▼『慰安婦狩り』を行ったという元軍人の話を信じ、確認のとれぬまま記事に…


朝日の前主筆、若宮啓文は昨年9月に出版した著書『新聞記者 現代史を記録する』の中で次のように振り返っている。

 「朝日新聞もこれ(慰安婦問題)を熱心に報じた時期があった。中には力ずくの『慰安婦狩り』を実際に行ったという日本の元軍人の話を信じて、確認のとれぬまま記事にするような勇み足もあった」

 今回、産経新聞が若宮に取材を申し込んだところ、多忙などを理由に「お受けできかねる」と拒まれた。

 朝日新聞広報部に「一連の吉田氏を取り上げた記事について訂正する考えはあるか」と問い合わせると、書面で回答があり、前述の9年3月31日付の慰安婦問題の特集を挙げたうえで、こう続けた。

 「吉田清治氏の証言について、弊社は特集ページで、証言の真偽が確認できないことを詳細に報じ、証言内容を否定する報道を行っています。歴史に関する証言報道は、その検証などによって新しい事実が判明した場合、その事実を伝えることが重要だと考え、そう努めています」

 朝日の指摘する記事が、果たして「証言内容を否定する報道」といえるだろうか。それまでに繰り返し無批判に吉田を取り上げ、国内外に間違った慰安婦像を広めてきた経緯と比較考量して、これで十分とはいえない。

(敬称略)





三日三晩【近大マグロ「完全養殖」異色の提携事業は若手経理社員の 情熱的な“飛び込み営業”で実現した】

2014-08-05 22:27:40 | 今日の御言葉



さて、主は巨大な魚に命じて、
ヨナを呑み込ませられた。

ヨナは三日三晩魚の腹の中にいた。


「ヨナ書」/ 02章 01節
旧約聖書 新共同訳



わたしは、ことを大規模に進めるのには賛成しかねます。
わたしたちにとって大切なのは、一人ひとりなのです。

ひとりの人を愛するためには、
ほんとうに親しい間柄にならなくてはならないのです。

もし、数がそろうまで待っていたら、
数の中に一人ひとりを見失うでしょう。
そして、もう二度と、
その人に愛と尊敬とを表すことができないでしょう。

わたしは一対一の接し方を信じます。
わたしにとっては、どの人もイエスさまなのです。
イエスさまはひとりだけですから、
今接しているこの人が、わたしにとっては、
この世界でたったひとりの人なのです。


マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』)





【経済裏読み】

★近大マグロ「完全養殖」で日本人の“買い負け”防げ…
異色の提携事業は若手経理社員の
情熱的な“飛び込み営業”で実現した

■産経新聞 2014年8月2日 18:00 【経済裏読み】

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140729/wec14072907000001-n1.htm


▲釣り上げられた近大マグロ。
日本の水産業は大きな可能性を秘めている
=近畿大学水産研究所



 世界で初めて卵からの完全養殖に成功した「近大マグロ」の量産化が加速している。近畿大学と豊田通商がタッグを組み、長崎県五島市に卵をふ化させて稚魚に育てる施設を整備。近くで既に稼働する稚魚から幼魚に育てる中間育成施設と連携し、平成31(2019)年度には幼魚10万匹を養殖業者に出荷する計画。これで国内消費量の約1割に当たるマグロの養殖が可能となるという。乱獲から資源枯渇への懸念が高まり、漁獲制限が強化されるクロマグロの安定供給につながると期待されている。

(松岡達郎)

近大マグロ、世界へ

 「社会的意義の高い事業だ。近大マグロの世界進出も視野に入れていきたい」

 東京都内で開かれた記者発表で豊田通商の加留部淳社長は、こう強調した。

 新たに始めるのは、クロマグロの卵をふ化させて稚魚に育てる事業。豊田通商が長崎県五島市で子会社「ツナドリーム五島種苗センター」を来年5月に稼働し、体長5~6センチの稚魚に育った段階で、近くで既に中間育成に取り組む別の子会社「ツナドリーム五島」に引き継ぐ。そこで稚魚を数カ月かけて体長30センチ程度の幼魚にまで育てて養殖業者に販売。生魚にまで飼育して飲食店などに出荷していく。

 これまでは近大が和歌山県内などでクロマグロの受精卵採取からふ化、稚魚までの育成を手掛けてツナドリーム五島に船で運んでいたが、中間育成のいけすへの輸送中に稚魚の半分しか生き残れないのがネックだった。

 新しく設立した「種苗センター」には近大が研究者を派遣し、ふ化や稚魚の育成などのノウハウを伝授していく。近大の研究施設などの稚魚の生産能力は40万匹程度だったが、種苗センターの生産能力を31年度に30万匹に増強。5年後には近大マグロの稚魚の生産能力が計70万匹に上がる計画だ。中間育成中の生存率から試算して、幼魚としては10万匹強を出荷することを目指す。

 世界進出について、豊田通商は「当面は国内で生魚にしたクロマグロを海外に出荷することを目指すが、将来的には生産拠点の海外展開も考えていきたい」と説明している。

 

きっかけは経理部員の情熱

 そもそも今回の異色のタッグは平成20年、豊田通商の経理部に所属していた若手社員が「近大マグロ」を特集したテレビ番組をみたのがきっかけだった。

 人工ふ化した稚魚を成魚に育て、その成魚から採卵、さらに人口ふ化させて次の世代を生み出すサイクルのため天然のクロマグロの個体数には影響しない。クロマグロは養殖モノも多いが、通常の養殖は天然のクロマグロの幼魚を海洋で捕獲し、いけすで太らせる方式のため幼魚の乱獲を招きかねない。

 この社員は「クロマグロの完全養殖は有望だ」と直感した。新規事業として立ち上げるため社内人事育成制度のひとつ「イノベーションリーダー育成塾」に応募し、東京から近大水産研究所を訪ね「一緒にやりませんか」と持ちかけた。もちろん経理部の名刺を持った若手社員の商談は相手にされなかったが、何度も訪ねるうちに熱意が通じた。


 信頼関係が構築されると稚魚や幼魚の生産規模の拡大を考えていた近大は、資本力のある商社がパートナーとして名乗りを上げたことを歓迎。豊田通商も若手社員が提案した新規事業について、「天然の幼魚を使わない持続可能な養殖事業に貢献でき、幼魚を仕入れて生魚に飼育する既存の養殖業者と競合することもない」と参入を決断。22年6月にツナドリーム五島を設立して世界で初めて中間育成事業を始めた。

 

「買い負け」防げ

 世界で魚の消費量が拡大するとともに、資源枯渇や価格高騰のため、日本人がこれまでのように魚を食べられなくなることが考えられる。とくに資源枯渇が心配されるのは、最高級すしネタとなるクロマグロやミナミマグロだ。

 独立行政法人・水産総合研究センターなどによると世界のマグロ類の漁獲量は増加傾向を続けており、平成14(2002)年以降は400万トン台で推移。クロマグロの直近の漁獲量は1・1万トンで、8割は日本で消費されている。ただ、和食人気やすしブームで欧米や中国などの消費が増えていることを考えると、今後は世界的なマグロの争奪戦が激化している。

 東京・築地の中央卸売市場の初競りの落札価格が昨年、クロマグロが1億5540万円(1キロ当たり70万円)にまで跳ね上がったことを考えると、日本人が適正な価格で買えない「買い負け」も予想される。

 このため、日本人に安定的に供給するには養殖の重要性は増しており、なかでも天然の幼魚を使わない完全養殖は水産資源保護の切り札ともいえる。

豊田通商グループは「従来の養殖スタイルでは天然の幼魚を捕獲しているため天然資源保護の観点から、将来的には国内の半分は養殖した幼魚を供給していきたい」と説明し、さらなる増産に意欲をみせている。

(2014.8.2 18:00 )



「マタイによる福音書」/ 12章 40節

つまり、ヨナが三日三晩、大魚の腹の中にいたように、
人の子も三日三晩、大地の中にいることになる。

純真な心【「地中海で戦ったこと忘れないで」甦る日本艦隊への評価  地中海の小国マルタ】

2014-08-04 15:39:06 | 今日の御言葉




愛する人たち、わたしはあなたがたに
二度目の手紙を書いていますが、それは、

これらの手紙によって
あなたがたの記憶を呼び起こして、
純真な心を奮い立たせたいからです。

ペトロの手紙二/ 03章 01節
新約聖書 新共同訳



人に、優しい愛と思いやりを注ぎましょう。

あなたの惜しみない心遣いと、
あなたのあふれる喜びは、
大きな希望を与えることでしょう。


マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』)



★「地中海で戦ったこと忘れないで」甦る日本艦隊への評価 
地中海の小国マルタ 第一次大戦開戦100年


■産経新聞 2014年8月3日 18:00 【鼓動】

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140803/erp14080318000002-n1.htm


▲第一次大戦中、日本の艦隊が本拠地としていた
マルタ・ヴァレッタの港(内藤泰朗撮影)



 地中海に浮かぶ小島マルタで第一次世界大戦中、英国の同盟国として参戦した日本海軍の功績を評価する動きが広がっている。忘れ去られた史実に光を当てようという試みだ。第一次大戦の開戦からちょうど百年となるのに合わせ、現地を訪れて日本人の足跡を探った。(マルタ 内藤泰朗、写真も)

戦利品はUボート

 マルタの港に停泊する日本海軍の艦船。敵から接収した潜水艦Uボートの甲板に並ぶ水兵たち。マルタの首都バレッタにある国立戦争博物館には、そんなモノクロ写真が展示されていた。「1917~19年のマルタにおける日本帝国海軍」と題するコーナーができたのは数年前のことだという。


▲ドイツから“戦利品”として接収した
複数のUボート(手前)と、
日本帝国海軍の艦船。
第一次大戦後に
マルタ・ヴァレッタの港で撮影された
(マルタ国立戦争博物館提供)


 英国はドイツとの戦況が悪化する中、日英同盟を結んでいた日本に地中海への艦隊派遣を要請した。17年3月に駆逐艦8隻を派遣し、6月には先遣隊がマルタに到着した。

 英国は当時、同盟国でありながら影響力拡大を図る日本を警戒し、不信感を解いてはいなかった。しかし、博物館にあった解説は、「日本艦隊の艦船数は最大時には17隻に達し、日本の海上支援の意義を否定する英国の見方は今日までになくなった。日本は大戦で重要な役割を果たした」と評価していた。


「誇らしい物語」

 18年春には、ドイツが欧州の西部戦線で大攻勢を開始し、英軍は中東などに展開する部隊を大量輸送する必要が出てきた。日本の艦隊は、788隻の連合国側の輸送船や病院船を護送し兵員70万人を輸送。敵のUボートと35回交戦し、駆逐艦「榊」が魚雷攻撃を受けて大破し、艦長ら59人が死亡するなどの犠牲も出た。

 一方で日本艦隊は、Uボートの攻撃を受けた船から7千人以上を救出。人々に感謝され、戦後はUボート7隻を戦利品として日本まで運んだという。

 「日本艦隊の働きがなければ、英国は苦境に追い込まれていたかもしれない。そうした史実が知られていないのはおかしいと思い、コーナーをつくった。日本が地中海で果たした役割を忘れてはいけない」。国立戦争博物館のデボノ学芸員(35)が強調した。

 第一次大戦に関連する小説を多数出版している英国出身の作家、C・W・ニコル氏は、編集に当たった「日本海軍地中海遠征記」(片岡覚太郎著)で、艦隊の地中海派遣は「日本人だれもが誇らしく思っていい物語だ」と記している。

薄れる存在感

 日本人水兵たちが眠る旧日本海軍戦没者墓地は、バレッタの港を望む小高い丘にある「英国軍墓地」の一角にあった。


 白い慰霊塔には66人の名前が刻まれ、清掃も行き届いていた。第二次大戦の爆撃で破壊されたが、戦後に再建され、今も多くの日本人が訪れるという。昭和天皇も皇太子時代の21年に訪問された。

 第一次大戦で戦勝国となった日本はその後、孤立の道を歩んで米国と衝突。第二次大戦では、かつて共に戦った英国やマルタとたもとを分かち、敵同士となった。

 父親の代から在マルタ日本名誉総領事を務めるミフスッド氏(70)は、墓地や日本ゆかりの場所を案内しながら、マルタで日本の存在感が薄れ、中国が電力エネルギーや港湾分野に投資して急速に影響力を拡大していると明かした。

 「日本と歴史的なつながりがあるマルタに、もう少し足を運んでほしい」。名誉総領事の日本人に向けたメッセージだ。

    ◇

マルタ共和国

 「地中海のへそ」と呼ばれる南欧の小国。人口約42万人。総面積は、淡路島の半分に当たる316平方キロ。地中海貿易で繁栄しイスラム帝国の支配下に置かれたが、16世紀に聖ヨハネ騎士団(後のマルタ騎士団)の所領に。18世紀末にはナポレオン軍が一時占領。19世紀初頭に英領となったが、1964年に独立。英連邦と欧州連合(EU)に加盟。宗教はカトリックが中心。