地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

おとり【美少女CGに釣られた児童性愛者たち】

2013-11-30 14:08:52 | 今日の御言葉


高慢な人間の心は、
籠の中にいるおとりのうずらのようだ。

密偵のように、お前を陥れようと
すきをうかがっている。

シラ書〔集会の書〕/ 11章 30節
旧約聖書続編 新共同訳




悪は滅び善が栄えるのが
世の道理であり、
天の法です。

泥まみれになっても、
純粋で真実の心を失わなければ
絶対に滅びません。




★美少女CGに釣られた児童性愛者たち

◆ニューズウィーク日本語版 2013年11月19日号


 世界中の児童性愛者が、オランダのあるNGOが仕掛けたネット上の罠にまんまとはまった。彼らが性的欲望を向けた相手は、10歳のフィリピン人少女。ただし生身の人間ではない。本物そっくりに作られたCGだ。

 児童保護団体テール・デゾム(TDH)はこのCGを「スウィーティー」と名付け、偽のプロフィールをあるウェブサイトで公開した。BBCによると、世界中から「彼女」に接触してきた男たちは約2万人。そのうち約1000人は金銭と引き換えに、オンラインでの性的行為を持ち掛けた。TDHはSNSの情報などから彼らの身元を特定。警察当局に通報した。

「向こうから話を持ち掛けてくるまで、こちらは何もしなかった」と、プロジェクトリーダーのハンス・グイトはハーグで開いた記者会見で述べた。「(児童を狙ったネット上の性犯罪には)新しい取り締まり策が必要だ。犯罪者が自分の名前を出すことはないし、被害者が名乗り出ることもない」

 ウェブカメラを使ったネット上の「セックスツーリズム」の撲滅を目指すTDHは、途上国の児童に豊かな国の男たちがネット上で接触する様子を記録したという動画をYouTubeに公開している。

 児童性愛者はクレジットカードをちらつかせ、子供に服を脱ぐよう指示したり、性的行為を要求したりする。

 TDHによれば、ネット上の児童買春は明らかに違法だが、これまでに有罪判決を受けた児童性愛者は6人しかいない。「各国政府は積極的な予防的捜査に力を入れてほしい」と、グイトは言う。

「最大の問題は、被害者の届け出がないと警察が動かないことだ。子供たちが被害届を出すことはまずない。被害者は通常、周囲の大人に強制されて(児童性愛者の相手を)しているか、極端な貧困のせいで仕方なくやっているかのどちらかだ」

 TDHが「スウィーティー」をフィリピン人にしたのは、同国だけで数万人の子供がオンライン児童買春の犠牲になっているからだ。ネット上では、常時75万人前後の児童性愛者が獲物を探しているという。

 その犠牲になる子供は今後さらに増え続けると、TDHは警告する。かつてネットの普及は貧しい国々に福音をもたらすと言われていた。それを考えると、何とも皮肉な話だ。

[2013年11月19日号掲載]

【今日の御言葉】

隣人を自分のように【教会は弱者救済を―ローマ法王、 経済的不平等を批判】

2013-11-29 18:47:47 | 今日の御言葉




イエスは言われた。

「『心を尽くし、精神を尽くし、
思いを尽くして、
あなたの神である主を愛しなさい。』

第二も、これと同じように重要である。


『隣人を自分のように愛しなさい。』


「マタイによる福音書」/ 22章 37 39節
新共同訳 新約聖書



神様がいくら愛の方であるからといって
ひとりで愛を味わうことはできません。

人間がいなければ
神の愛も役立たないのです。

そのために神様は
人間救済の課題を
捨てきれずにこられたのです。


神様は唯一のお方であり、
人類は兄弟姉妹です。


言語と人類と文化の違いはあっても、
すべて同じなのが、人間です。




▲ローマ法王に謁見するアルゼンチンの労組メンバー(バチカン、26日) Photo: Reuters
By IAM MOLONEY


教会は弱者救済を―ローマ法王、
経済的不平等を批判

★ウォールストリートジャーナル日本語版 2013年 11月 27日 12:42 JST


 【ローマ】フランシスコ・ローマ法王は26日、8カ月前の就任以来初めての「ミッション・マニフェスト」を発表し、カトリック教会が改めて貧者に的を絞って活動するとともに、グローバル資本主義への攻撃に着手するよう呼び掛けた。

 「Evangelii Gaudium(喜びの福音)」と名付けられたこの文書は、フランシスコ法王がバチカン(ローマ法王庁)の選挙会議「コンクラーベ」で新法王に選出されて以降強調してきた多くのテーマをまとめたものだ。不平等と社会的不公正を糾弾しつつ、カトリック教会に対し聖職者としての使命をさらに深く追求するよう求めている。


 同法王はApostolic Exhortation(使徒的勧告)」として知られる224ページの文書で、異例に露骨な言葉を使いながら市場経済を強く批判した。同法王は「『汝(なんじ)殺すなかれ』という戒律が人間生活の価値を守るための明確な制限を設定しているのとまさに同じように、われわれは今日、排除と不平等の経済に『汝向かうなかれ』と言わなければならない」と述べた。

 そして「このような経済は殺すことになる」とし、現在の経済システムは「その根本において不公正」であると糾弾し、「市場と金融上の投機の絶対的な自立を守る」ものだとした。同法王は、この種のシステムは新しい「専制」を生む可能性があり、それは「自らの法と規則を一方的に容赦なく押しつける」と警告している。

 26日発表の「使徒的勧告」は、フランシスコ法王が全て執筆した最初の主要文書だ。同法王は前任者のベネディクト16世と共同で今年7月の回勅「信仰の光」に署名しているが、これはベネディクト16世が2月に法王を辞任する前におおむね執筆したものだった。

 ワシントンのアメリカ・カトリック大学の神学者チャッド・ペクノルド助教は「ベネディクト16世は国家と市場とを同じように批判していたようにみえるが、フランシスコ法王は、市場には国家よりもはるかに大きな権力があり、人間に対して善と同様に悪をもたらすとの考え方に向かって主導しているようだ」と評した。

 フランシスコ法王は、社会の最も弱い人々、とりわけホームレス、麻薬常習者、難民、移民、そして高齢者に対するケアを促している。

 同法王は文書で、この種の弱者集団に手を差し伸べるにあたって、教会は傷つき、汚れると覚悟しなければならないとし、なぜならそうした教会のメンバーは保護された壁に囲まれた安全な場所(教会)にとどまるのではなく、貧者を支援するために街頭に出るからだと述べた。そして、現代世界の大きな難題として、途方もない所得不平等を生み出している経済システムを挙げ、それは抑圧され疎外された人々を「落伍者」として放置していると批判した。

(ウォールストリートジャーナル日本語版 2013年 11月 27日 12:42 JST)


▲『顔のない独裁者』さかき漣 (2013)
三橋貴明 企画・監修
「過激な自由」がもたらす最悪の未来。

【今日の御言葉】

火の粉【法王に抱かれた「聖ペテロ」、遺骨の箱を初公開】

2013-11-25 13:27:22 | 今日の御言葉


愛する人たち、

あなたがたを試みるために
身にふりかかる火のような試練を、

何か思いがけないことが
生じたかのように、

驚き怪しんではなりません。


「ペテロの手紙一」/ 4章 12節
新約聖書 新共同訳



神様は人間と万物を創造するために
あらゆる力を投入されました。

全部を投入し、また投入されました。

他のものは投入すれば全部消耗しますが、
真の愛だけは
投入すれば投入するほど

より栄え、生産するのです。




★法王に抱かれた「聖ペテロ」、遺骨の箱を初公開

◆読売新聞 2013年11月25日 10時59分配信

【ローマ=青木佐知子】バチカンのサンピエトロ広場で24日、キリストの十二使徒の1人、聖ペテロのものとされる遺骨の一部を納めた箱が初めて公開された。

 数万人の信者や観光客が集まり、法王フランシスコが青銅製の箱に向かって祈りをささげる様子を見守った。

 聖ペテロはローマで殉教し、その墓の上にサンピエトロ大聖堂が建立されたと伝わる。1939~50年に行われた発掘調査で、聖ペテロの墓とみられる場所が見つかり、数年後に男性の骨が発見された。付近の壁には「ペテロがここに」とギリシャ語で書かれていたという。

 ローマ法王パウロ6世は68年、遺骨は聖ペテロのものだったと発表したが、真偽については今も議論が続いている。遺骨は通常、サンピエトロ大聖堂の地下墓地に安置され、許可がなければ見ることができない。

(最終更新: 11月25日 10時59分)


▲バチカンで、
聖ペテロの墓とみられる場所の前で
ひざまずいて祈るローマ法王フランシスコ
=4月(AP=共同)

【今日の御言葉】

掟【ケネディ氏葬儀の祭壇、奄美に 信者 「新大使に見てほしい」 】

2013-11-23 02:12:58 | 今日の御言葉


あなたがたに新しい掟を与える。

互いに愛し合いなさい。

わたしがあなたがたを愛したように、
あなたがたも互いに愛し合いなさい。

「ヨハネによる福音書」/ 13章 34節
新約聖書 新共同訳




あなたの国があなたのために
何ができるかを問うのではなく、

あなたがあなたの国のために
何ができるのかを問うてほしい


第35代アメリカ大統領
ジョン・F・ケネディ (1961年)


★鎮魂の聖母像、釜石へ 独の彫刻家、
教会に寄贈

◆ 河北新報 2013年11月22日金曜日



▲ドイツから贈られたマリア像。前列左からハルノコー神父、シュテファン首席公使

 東日本大震災で被災した釜石市にあるカトリック釜石教会にドイツから木彫りの巨大マリア像が贈られ、同教会で21日、祝福のミサがあった。被災者の心の安らぎと復興を願う思いが、国境を超えて届いた。

 マリア像は高さ約190センチ、直径約90センチで重さは約550キロ。ドイツ人の彫刻家ルードビッヒ・シューマッハーさん(69)が1本のカシの木から彫った。

 背光に金箔(きんぱく)を施し、素朴な木のぬくもりに柔らかな表情を浮かべる。子どものイエス・キリストを両手で優しく包み込んでいる。

 受け入れを仲介した仙台日独協会によると、ルードビッヒさんは放浪の芸術家。これまでも世界中の争いや悲惨な出来事があった地の安寧を願い、マリア像を制作して贈り続けてきた。

 今回は北西ドイツのレースフェルトという町で、震災があった2011年3月11日から彫り始め、約1年かけて完成させたという。

 受け入れ先を探していたところ、津波被害を免れ被災者支援のボランティア活動拠点になっているカトリック釜石教会が受け入れを快諾。輸送費はドイツの現地有志が負担し、仙台日独協会が現場での設置費用を拠出した。

 ミサには信者ら約20人が参列。招待されたドイツ大使館のシュテファン・ヘルツベルク首席公使は「被災した釜石市民を思う気持ちを届けることができた。少しでも安らぎを得て希望を見いだしてほしい」と語った。

 教会のハルノコー・アントニュース神父(43)は「手のひらにイエス様を包み込むマリア像は、世界中から見守られている被災者の姿と重なる。宗教の別なく多くの人に見てほしい」と話した。

(2013年11月22日金曜日)



★ケネディ氏葬儀の祭壇、奄美に 信者
「新大使に見てほしい」 [鹿児島県]

◆西日本新聞 2013年11月21日



▲名瀬聖心教会の聖堂で
使われている祭壇。
聖書の一節の十字架を背負い倒れる
キリストが彫られている
=鹿児島県奄美市


 1963年に暗殺されたジョン・F・ケネディ元米大統領の葬儀ミサをした教会の祭壇が、鹿児島県奄美市の名瀬聖心(みこころ)教会に贈られ、半世紀近くたった今も大切に使われている。奄美大島のカトリック信者たちは「父親ゆかりの祭壇を見てほしい」と、駐日米国大使として着任したケネディ元大統領の長女キャロライン・ケネディ氏の訪問を心待ちにしている。

 同教会が92年に出版した「カトリック奄美100年」によると、本土復帰2年後の55年の大火で聖心教会は全焼。62年に米国に帰省した宣教師の働きかけでワシントンの聖マテオ教会が祭壇を贈る約束をした。63年11月に暗殺されたケネディ元大統領の国葬が同教会で営まれた後、64年2月に奄美に祭壇が届いたという。

 祭壇は横2・4メートル、縦1メートル、高さ1メートルで、イタリア産の大理石製。聖心教会の永山幸弘司祭(71)は「一宣教師への約束が国を越えて実現したことに感動する」と話す。奄美大島にカトリックが布教されて今年で約120年。島には30教会があり、信者数の人口比率は長崎県に次ぐという。

 信徒代表の平敬志さん(72)は49年前、祭壇を港からトラックで運ぶ手伝いをした。「来日を望んだという父の夢を娘が実現した。キャロラインさんには日米友好の懸け橋として活躍してほしい」と期待する。

 今月8日には、奄美群島の本土復帰60周年記念式典に出席した沖縄米総領事館のアルフレッド・マグルビー総領事が教会を訪問し、祭壇の歴史などを調べた。案内した奄美大島商工会議所の松田秀樹専務理事は「ケネディ元大統領にゆかりの物は、国内では祭壇以外にないと思う。大使の奄美訪問は夢ではない」と話している。

=2013/11/21付 西日本新聞朝刊=
(最終更新2013年11月21日 00時16分)



【今日の御言葉】

冬の霜【おおみそかの夜にサンタさん?  世界の子育て・ロシア編 】

2013-11-22 12:15:24 | 今日の御言葉



感謝を知らない者の希望は冬の霜のように解け、
無用な水のように流れ去ってしまうからである。

「知恵の書」/ 16章 29節
旧約聖書続編 新共同訳




無条件に天の前に捧げ、
み意のままに任せる心が必要です。
神様は私の父ですから、
私がいなければならない所を一番良く知って、
私が一番幸福になり、
満足を感じ得る場所に導いてくださいます。





★おおみそかの夜にサンタさん? 
世界の子育て・ロシア編

◆朝日新聞デジタル2013年11月20日17時39分



■茂庭マルガリータさん(33) 

 年末年始はどこの家庭も忙しいと思いますが、我が家もこの時期は大忙し。日本とロシア、両方の恒例行事が目白押しだからです。息子が生まれ、日本に住む以上は、友達の家庭と行事がずれないようにと考えました。

 12月25日は自宅で日本式のクリスマス、27日か28日には日本に住むロシア人の友人たちとロシアのお正月パーティー、年末は家族でスキーへ。新年3日は東京都内の夫の実家へ、7日はロシアの家族にクリスマスのメールを送る、といった感じです。

 そう、ロシアでは年があけてからクリスマスが来ます。同じキリスト教でも、ロシア正教は、カトリックとは異なる暦を使うためです。

 そして、カトリックの国々とは違い、クリスマスよりお正月の方が大事なイベントと考えられています。ソ連時代には宗教的な行事が禁じられていたため、お正月の「地位」が相対的に高まったという説もあります。

 お正月には家族が集まり、食卓を埋め尽くすほどの料理を囲みます。欠かせないのがシャンパンとオリヴィエサラダ。じゃがいもやにんじん、ピクルス、ゆで卵などをさいの目に切り、マヨネーズで和えたものです。

 また、日本の「お正月飾り」の位置づけで、クリスマスツリーや新年の干支(えと)の動物の置物を飾ったり、打ち上げ花火をしたりもします。ある意味、ロシアのお正月は西洋・東洋折衷の大イベントとも言えます。

 そして、おおみそかの夜に子どもたちにプレゼントを届けに来るのが、サンタならぬ「デッド・マロース」。ロシアの民間伝承に出てくる人物で、デッドは「おじいさん」、マロースは「厳寒」を意味し、長いあごひげに大きな帽子、長いマント姿が特徴です。また、デッド・マロースの孫娘「スニグーラチカ」(雪娘)も一緒に来ます。

 息子は年末のロシアのパーティーで、デッド・マロースから定番の甘いお菓子とみかんの袋詰めをもらうのを、毎年楽しみにしています。

(構成・前田育穂)

【今日の御言葉】

身を任せる【米側資料の慰安婦は 「大金稼ぎ欲しいもの買えた」  韓国主張の性奴隷とは異なる風景 】

2013-11-20 14:04:47 | 今日の御言葉


女は、どのような男にも、身を任せるが、
男は、あの娘よりはこの娘をと、えり好む。

シラ書〔集会の書〕/ 36章 26節
旧約聖書続編 新共同訳



草花が太陽に向けて花を咲かすように
私たちも人の温かさにふれた時に
固く閉じていた心がやさしくなごみます。
ちょっとした思いやりが
人の心を感動させ
小さないたわりが
人と人を結びつけるきずなとなります。




▲朝鮮戦争時代の慰安所を
日本の慰安所と捏造して
報道された写真。
(壁画に英語が描かれていることから判別)


★米側資料の慰安婦は
「大金稼ぎ欲しいもの買えた」
 韓国主張の性奴隷とは異なる風景


◆産経新聞 2013年11月5日 09:20
【歴史認識】



 根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話が出されて以降、世界で慰安婦イコール性奴隷と流布されているが、現実はどうだったか。過去の米国の資料からは、それとは全く別の慰安婦像が浮かび上がる。

 米国戦争情報局資料「心理戦チーム報告書」(1944年10月1日)は、米軍がビルマ(現ミャンマー)・ミートキーナ(同ミチナ)で捕らえた朝鮮人慰安婦20人らから尋問した内容をまとめている。それによると慰安所における慰安婦の生活の実態は、次のように記されている。

 「食事や生活用品はそれほど切り詰められていたわけではなく、彼女らは金を多く持っていたので、欲しいものを買うことができた。兵士からの贈り物に加えて、衣服、靴、たばこ、化粧品を買うことができた」「ビルマにいる間、彼女らは将兵とともにスポーツを楽しんだりピクニックや娯楽、夕食会に参加した。彼女らは蓄音機を持っており、町に買い物に出ることを許されていた

※CAN YOU SEE?


 報告書はまた、「慰安婦は客を断る特権を与えられていた」「(日本人兵士が)結婚を申し込むケースが多くあり、現実に結婚に至ったケースもあった」と書いている。雇用契約に関しては、慰安所経営者と慰安婦の配分率は50%ずつだが、平均月収は1500円だった(当時の下士官の月収は15円前後
 国連人権委員会に96年、慰安婦を性奴隷と位置づける報告書を提出したクマラスワミ特別報告官と会い、慰安婦問題について説明したことがある現代史家の秦郁彦氏は次のように語る。

 「クマラスワミ氏は、河野談話は『強制連行』とは書いていないが、それを否定していないと解したのだろう。河野談話は日本政府の談話であり、国連などの場で他者を説得するには一番便利だ。また、外国人の感覚では『悪いことをしたから謝るのだろう。やはり強制連行をしたのだ』と受け止めるのも無理はない」

(産経新聞 2013年11月5日 09:20 )


▲福島瑞穂元社民党党首(写真)

慰安婦問題の発火点、日本人弁護士の画策

◆産経新聞2013年11月15日 13:11
【歴史認識】

 

慰安婦問題を考えるときに、いつも思い出すのが平成8年10月、取材に訪れたインドネシア・ジャカルタ郊外で見た異様な光景だ。当時、日本政府への賠償要求のために元慰安婦の登録事業を進めていた民間団体の事務所に、日本人支援者らによるこんな寄せ書きが飾られていたのである。

 「反天皇制」「国連平和維持活動 ノー」

 民間団体は日本軍政時代に軍の雑用係を務めた「兵補」の組織で「元兵補中央協議会」といい、慰安婦問題とは直接関係ない。インドネシア人がこの問題に取り組むのはまだ理解できるとしても、なぜこんなスローガンが出てくるのか-。

 疑問は、タスリップ・ラハルジョ会長の話を聞くうちに氷解し、背景が理解できた気がした。彼が、こんな内情を明かしたからだ。

 「東京の高木健一弁護士の指示を受けて始めた。『早く進めろ』との催促も受けた」

 ラハルジョ氏は、高木氏自筆の手紙も示した。高木氏といえば、社民党の福島瑞穂前党首らとともに韓国で賠償訴訟の原告となる元慰安婦を募集し、弁護人を務めた人物である。


※高木健一氏(写真)

11年8月には、今度はロシアで高木氏の名前を耳にした。戦後も現地に留め置かれた残留韓国人の帰還事業に関する対日要求について、サハリン高麗人協会のパク・ケーレン会長に話を聞いたところ、こんな言葉が飛び出したのだった。

 「東京で大きな弁護士事務所を開いている高木弁護士が、『もっと日本から賠償を取れるから要求しなさい』と教えてくれた」

 そして、かつて福島氏と同じ弁護士事務所に先輩弁護士として勤務し、高木氏とは大学時代から続く「友人」であるのが民主党の仙谷由人元官房長官だ。


※仙谷由人氏(2012年衆議院選挙で落選)

 仙谷氏は菅内閣の官房長官に就いて間もない22年7月、突如として日韓両国間の個人補償請求問題を「完全かつ最終的に」解決した日韓基本条約(昭和40年)とそれに伴う諸協定についてこう異を唱えだした。

 「法律的に正当性があると言って、それだけでいいのか」

 さらに、日韓併合100年に当たっての菅直人首相(当時)による屋上屋を架す「謝罪談話」や、必要性のない古文書「朝鮮王朝儀軌」引き渡しなどを主導した。これらは結果的に、韓国側の無理筋の対日謝罪・賠償要求や文化財返還要求の正当化に利用された。

 一方、慰安婦募集の強制性を認めた5年8月の河野談話の根拠となった、日本政府による韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査に、福島氏がオブザーバー参加していたことは10月24日付当欄でも指摘した通りである。慰安婦訴訟の当事者であるにもかかわらず、何食わぬ顔をしてだ。


※石原信雄 元官房副長官
(写真 1997年3月9日付 産経新聞)

 河野談話作成にかかわった石原信雄元官房副長官は17年の産経新聞のインタビューに、こう憤っていた。

 「弁護士らが韓国で火をつけて歩いた。どうしてそういうことをやるのか。腹が立って仕方がない」

 高木、福島、仙谷各氏は「人権派弁護士」として名を売ってきた。人権派と聞くと、とりあえず眉につばを塗りたくなるゆえんである。(政治部編集委員) 



★元慰安婦聞き取り調査「特定秘密に該当せず」
 公表は拒否

◆産経新聞2013年11月15日 23:53


 政府は15日、衆院国家安全保障特別委員会で、慰安婦募集の強制性を認めた河野談話の根拠となった日本政府による韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査の資料について、特定秘密保護法案の「特定秘密」には該当しないことを明らかにした。

 日本維新の会の山田宏氏の質問に、答弁者の佐々木裕介内閣参事官が「法案では特定秘密は安全保障上の情報となっている。調査結果は該当しない」と答えた。

 山田氏は政府側が非公開を前提とした調査だったことを理由に公開しないことに対し、「この調査で河野談話が作られ、わが国が不当に批判される原点になっている。明らかにすべきだ」と述べ、証言の事実関係の調査を求めた。

(産経新聞2013年11月15日 23:53 )


▲2013年10月16日 産経新聞 (写真)
▲2013年12月号『正論』に全文掲載



☆詩編/ 103編 15節
(アルファベットによる詩)
人の生涯は草のよう。野の花のように咲く。


【今日の御言葉】

愛する者は皆【司祭「復興信じる」 サマール島ギワン 比台風: 教会崩落】

2013-11-19 21:25:54 | 今日の御言葉


愛する者たち、
互いに愛し合いましょう。

愛は神から出るもので、

愛する者は皆、

神から生まれ、
神を知っているからです。

「ヨハネの手紙一」/ 4章 7節
新約聖書 新共同訳



世界平和とは、その言葉どおりに
雄大なものではありません。

家庭が平和であってこそ
社会が平和になり、


国家間の葛藤が消え、

それがあってこそ
世界平和への道が開かれます。





★比台風:教会崩落 司祭「復興信じる」 
サマール島ギワン

◆毎日新聞 2013年11月18日 21時02分



▲台風30号の暴風雨で
無残な姿となった
フィリピン最古の一つとされる
受胎告知教会の前で
当時の状況を話す
アンディ・エガルゴ司祭


=フィリピン・サマール島ギワン市で
2013年11月18日、武市公孝撮影


【ギワン(フィリピン中部)岩佐淳士】

台風30号がフィリピンで最初に上陸したサマール島ギワン市に18日、入った。暴風で町は壊滅し、400年以上の歴史があるフィリピン最古級の教会も崩壊。未曽有の災害に打ちのめされながらも、人々は教会の前に集まり、黙々と祈りをささげていた。

 ギワンは、16世紀に世界一周した探検家マゼランの艦隊がフィリピンで最初に上陸した地。そのため、カトリック教徒が特に多いとされる。中心部にある石造りの受胎告知教会は16世紀末に建てられた国指定の文化財。だが、天井は崩れおち、がれきに埋もれた入り口に、マリア像がそっと立てかけられていた。隣の司祭館では、司祭のアンディ・エガルゴさん(47)が厳しい表情で被災者に配る食料の数量を確認していた。

 「この教会は何度も台風に耐えてきました。しかし今回だけは違いました」。ギワンは台風の襲来地として知られ、住民は嫌というほど暴風雨を経験してきた。市は、上陸数日前から警戒を呼び掛け、約1万人の避難に成功したが、威力は予想を上回り、1万3500世帯のうち、8割が全壊。

 約100人が命を落とした。それでも、エガルゴさんは「台風を恨むことはできません。ただ祈り、復興を信じるだけです」。

 18日朝の礼拝で、司祭が聖書を読み上げるのを目をつぶり、じっと聞く女性がいた。

 教会近くに住む元教師、ジョセフィン・カブラオさん(61)は屋根が吹き飛んだ家で心細く暮らすが「祈りの最中は災害のことを忘れられます」と語った。

 台風通過から10日、市場では肉類が売られ、人々が家屋の修理を始めるなど、徐々に復興に向けた動きが出始めている。しかし、町の象徴、教会が失われ、礼拝堂のキリスト像は今もがれきの下にある。「教会の姿はとても悲しい。ただ、今は住民の食料を確保し、安全を守らなければならない。教会の復旧を考えるのはまだ先だ」。ロジェル・カブラオ副市長(62)が言った。

(最終更新 11月18日 23時39分)



▲米軍が配給する物資を求める台風の被災者。
食料事情は悪化する一方で、
死んだ動物を口にする人が増えているという (AP)


★フィリピン台風被害“地獄絵図”
死んだ動物で飢えしのぐ

◆サンケイスポーツ 2013年11月18日 05:03


台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンで、飢えに苦しみ極限状態に置かれた被災者が、死んだ動物を食べるケースが多数報告されていることが17日、明らかになった。食料など物資の不足は深刻で、同国の保健省は黙認するしかない状況だという。また、被災地では食料の略奪や強姦が発生するなど治安が急速に悪化。警官や軍の増員を求める声が出ている。
 
台風上陸から10日目を迎えた17日、被害が大きかったレイテ島の中心都市、タクロバンの海沿いの建物の中では、茶褐色になった牛の死骸が、がれきに挟まれ横たわっていた。腐敗が進み、雨上がりで気温が上昇する中、悪臭が激しく鼻をつく。用水路にも、がれきと一緒に牛や豚の死骸が浮いていた。

 タクロバンなどでは、腐敗していることを承知で、これら動物の死骸を口にする人が増えていることが明らかになった。健康に影響がおよぶ危険性は分かっているが、極度の飢えがそれを上回る。保健省は感染症発生を懸念するものの「この状況で『正しい選択』というものはない」と黙認するしかなく、途方に暮れている状況だ。

 被災地の物資不足は深刻だ。米軍など海外からの支援活動が本格化しているが、享受できるのは住民の数割程度。遠隔地の多くは道路が寸断されたままで輸送が困難な状況が続いているため、略奪が横行している。

 13日にはレイテ島のコメ倉庫に被災者が殺到、50キロのコメ袋が約3万個持ち去られ、倉庫の壁が倒壊して8人が死亡した。略奪目的の武装住民と、治安部隊が銃撃戦を行ったとの情報もある。

国家災害対策本部によると、被災者約400万人のうち、野宿を強いられている人が多数おり、窃盗や強姦などの被害に遭うケースも多数。「まるでサバイバルゲームのよう」と同対策本部関係者は形容し、住民からは「警官や軍隊を多数派遣してほしい」との声が噴出している。

 17日午後6時(日本時間同7時)時点での台風30号による死者は3976人で、行方不明者は1590人。日本政府によると、日本人の安否不明者も依然、31人にのぼる。

 支援がなかなか進まない中、動物の死骸を食べて飢えをしのぐ人々。保健省の担当者は「きちんと調理したとしても、当然ながら健康リスクはある」と力なく話す。飢えるか、健康リスクを取るか-。衛生状態が日々悪化する中、極限状態に置かれた被災者は、究極の選択を迫られている。 


日本の支援態勢

 日本の支援態勢官民挙げての支援活動が本格化。「オールジャパン」の支援態勢を整えた。小野寺五典防衛相は自衛隊の国際緊急援助隊を約50人から、海外への派遣としては過去最大となる約1180人に増強するよう命令。このうち、航空自衛隊のC130輸送機2機が17日、フィリピンに到着した。また、救援物資輸送などに当たる艦船3隻のうち、海上自衛隊の補給艦「とわだ」が同日、隊員ら約140人を乗せて呉基地(広島県呉市)を出港。22日ごろにレイテ島周辺に到着する。

(サンケイスポーツ 2013年11月18日 05:03)


【今日の御言葉】

招き【おもしろインタビュー: 「超宗教コミュニティラジオ ピカステ!」】

2013-11-18 10:28:24 | 今日の御言葉


『わたしが求めるのは憐れみであって、
いけにえではない』とはどういう意味か、
行って学びなさい。

わたしが来たのは、
正しい人を招くためではなく、
罪人を招くためである。

「マタイによる福音書」 / 9章 13節
新約聖書 新共同訳



たいせつなのは
どれだけたくさんのことをしたかではなく
どれだけ心をこめたかです。

マザーテレサ
(『マザーテレサ愛のことば』より)




★おもしろインタビュー:
「超宗教コミュニティラジオ ピカステ!」
 宗教を超えておしゃべり!

◆毎日小学生新聞 2013年11月16日
(毎日新聞)


 キリスト教(きょう)の牧師(ぼくし)、イスラム教徒(きょうと)、仏教(ぶっきょう)の住職(じゅうしょく)の3人(にん)が、おしゃべりするインターネットラジオ番組(ばんぐみ)「超宗教(ちょうしゅうきょう)コミュニティラジオ ピカステ!」が7月(がつ)に始(はじ)まり、注目(ちゅうもく)を集(あつ)めています。収録現場(しゅうろくげんば)におじゃまして、牧師(ぼくし)の中野拓哉(なかのたくや)さん、イスラム教徒(きょうと)のナセル永野(ながの)さん、住職(じゅうしょく)の高山和明(たかやまかずあき)さんに話(はなし)を聞(き)きました。【中嶋真希(なかじままき)】

 ☆番組(ばんぐみ)を聴(き)くことで、宗教(しゅうきょう)を身近(みぢか)に感(かん)じられるのでは。

 ★中野(なかの)さん 私(わたし)たちは、普通(ふつう)に街中(まちなか)にいて、お茶(ちゃ)をして冗談(じょうだん)も言(い)う。カフェでおしゃべりをしているような話(はなし)を聞(き)いてもらえたらと思(おもっ)ています。おしゃべりの中(なか)に、宗教(しゅうきょう)のことをにじみだせたら。

 ☆日本人(にっぽんじん)は宗教(しゅうきょう)になじみがないようにも感(かん)じますが。

 ★ナセルさん 日本人(にっぽんじん)って実(じつ)は宗教性(しゅうきょうせい)が高(たか)いんですよ。スポーツ見(み)ながら「がんばれ」と手(て)を合(あ)わせたり、車(くるま)にひかれそうになった時(とき)、「助(たす)けて!」って叫(さけ)んだり。それって、人間(にんげん)ではない何;なに)か特別(とくべつ)なものに助(たす)けてもらおうとしてる。

 ★中野(なかの)さん 日本人(にっぽんじん)は、時(とき)と場合(ばあい)によって宗教(しゅうきょう)を選(えら)んでいるよね。

 ★高山(たかやま)さん 結婚式(けっこんしき)は キリスト教(きょう)、お葬式(そうしき)は……イスラム教(きょう)?

 ★ナセルさん ないない!(笑(わらい))

 ☆信仰(しんこう)する宗教(しゅうきょう)が違(ちが)っても、一緒(いっしょ)に番組(ばんぐみ)をやれるのですね。

 ★高山(たかやま)さん 宗教(しゅうきょう)が違(ちが)うと、仲(なか)が悪(わる)いというイメージがあると思(おも)います。でも、一人(ひとり)の人間(にんげん)として、宗教(しゅうきょう)を超(こえ)て向(む)き合(あ)うことができる。

 ★中野(なかの)さん ニュースを見(み)ると、本当(ほんとう)に争(あらそ)っているのは政治(せいじ)と政治(せいじ)、国(くに)と国(くに)なんじゃないかと感(かん)じますよね。キリスト教(きょう)はイスラム教(きょう)を敵視(てきし)しているみたいになっているけれど、それって変(へん)だよね。

 ★ナセルさん 意外(いがい)と知(し)られていないけど、キリスト教(きょう)とイスラム教(きょう)は、神様(かみさま)が一緒(いっしょ)ですからね。

 ☆番組(ばんぐみ)を通(とお)して伝(つた)えたいことはなんですか?

 ★中野(なかの)さん 私(わたし)たちもみんなと一緒(いっしょ)です。もちろん違(ちが)いはありますが、たとえばナセルさんが変(か)わっているのは、イスラム教徒(きょう)とだからじゃなくて、単(たん)におもしろい人(ひと)だから。一人一人(ひとりひとり)の性格(せいかく)の違(ちが)いでしかない。私(わたし)たちがそれぞれの宗教(しゅうきょう)を代表(だいひょう)しているわけじゃないですし。

 ★高山(たかやま)さん 自分(じぶん)のことを「無宗教(むしゅうきょう)です」っていう人(ひと)は多(おお)いですが、お葬式(そうしき)もするし、お墓参(はかまい)りもするし、初詣(はつもうで)もする。

 ★ナセルさん 受験(じゅけん)の時(とき)にお守(まも)りを買(か)うのだって宗教(しゅうきょう)だよね。人間(にんげん)には決(き)められない、言葉(ことば)では言(い)い表(あら)わせられない力(ちから)っていうのが、あるんですよね。

 ◇番組(ばんぐみ)プロフィル◇

 キリスト教牧師(きょうぼくし)の中野拓哉(なかのたくや)さん(41)、イスラム教徒(きょうと)で臨床宗教師(りんしょうしゅうきょうしの)ナセル永野(ながの)さん(29)と、編集(へんしゅう)・ディレクターを担当(たんとう)するキリスト教牧師(きょうぼくし)の中澤信幸(なかざわのぶゆき)さん(41)が7月(がつ)に番組(ばんぐみ)をスタート。9月(がつ)から、浄土真宗本願寺派住職(じょうどしんしゅうほんがんじはじゅうしょく)の高山和明(たかやまかずあき)さんが参加(さん)か。毎月(まいつき)5のつく日(ひ)の午後(ごご)5時(じ)55分(ふん)に最新番組(さいしんばんぐみ)が公開(こうかい)される。ホームページhttp://pika.st/か、iTunesのポッドキャストで聴(き)くことができる。
(毎日新聞 2013年11月16日)



▲左から中澤さん、中野さん、永野さん

★牧師とムスリムがコラボ
南区からネットラジオ発信中


◆タウンニュース2013年9月19日号
さがみはら南区版
神奈川県全域・東京都町田市の地域情報紙

http://www.townnews.co.jp/0302/i/2013/09/19/204129.html

 キリスト教とイスラム教の信者が今年7月、南区内のスタジオでインターネットラジオの番組配信を開始した。宗教の垣根を越えた異色のコラボレーションで展開される番組が、メディアで紹介されるなど話題となっている。

 番組名は「ピカステ!」。「宗教の壁を越えて世の中をピカッと明るく照らしたい」という思いから名付けられた(”ステ”はステーション=放送局)。ポッドキャストというインターネットラジオの配信形式を利用して、7月25日に第1回が放送された。

 出演者は中澤信幸さん(41)、中野拓哉さん(41)、ナセル永野さん(29)の3人。中澤さんは、日本バプテスト教会連合大野キリスト教会(南区相模大野)、中野さんは同連合クロスロードバプテスト教会(南区古淵)の牧師。永野さんは、東京都町田市在住のイスラム教徒で、臨床宗教師として各地で講演などを行っている。

 今年2月、僧侶・宮司・牧師というDJ編成で放送中の、兵庫県尼崎市のFMラジオ番組「8時だヨ!神さま仏さま」にゲスト出演した永野さんが、宗教者が教派を超えて自由に語り合うという趣旨に共感。同様の番組を相模原・町田地域からも発信したいと模索した。そんな折、同番組リスナーだった中澤さんと出会い、協力を打診。中澤さんが知人の中野さんにも声をかけ、3人の宗教者による新たな試みが始まった。「宗教者が持たれがちな堅いイメージを払しょくしたかった。人それぞれに個性があるということを理解して欲しい」と永野さんは思いを語る。

◼️宗教行事から地域情報まで

 番組はテーマを定めたフリートークで展開され、「ラマダン(断食月)」「彼岸」などの宗教行事から、日常生活で感じたこと、地域のイベント情報まで多岐にわたる。「説教ではなく、宗教的な話を分かり易く。一般の方とは少し違った視点から話題を提供できれば」と永野さんは話す。

 放送は20分間。毎月5日・15日・25日の午後5時55分に更新される。聴取方法はインターネット(http://pika.st/)にアクセスする。この2カ月ほどで、日刊紙や民放テレビ局、地元地域紙にも取り上げられるなど話題となっている。「ゲスト招待や公開放送など、楽しいことには何でもチャレンジしたい」と中澤さん。近日中には市内の僧侶のゲスト出演も予定しているという。「リスナーとともに番組を作っていきたいので、どんな意見でも反応があればうれしい」。現在番組のゆるキャラも募集中とのこと。次回の配信は9月25日に予定されている。

(タウンニュース2013年9月19日号
さがみはら南区版
神奈川県全域・東京都町田市の地域情報紙)

【今日の御言葉】

兄弟の行い【今年ネットで最も話題になった人物は? 米社集計】

2013-11-17 14:33:04 | 今日の御言葉



カインのようになってはなりません。
彼は悪い者に属して、
兄弟を殺しました。

なぜ殺したのか。
自分の行いが悪く、
兄弟の行いが正しかったからです。

「ヨハネの手紙一」 / 3章 12節
新約聖書 新共同訳



多くの人は病んでいます。
自分がまったく愛されていない
関心をもってもらえない
いなくてもいい人間なのだと……

人間にとって
いちばんひどい病気は
だれからも必要とされていないと
感じることです。

マザーテレサ
(マザーテレサ『愛のことば』より)


教皇フランシスコの人生の歩み



★今年ネットで最も話題になった人物は?
 米社集計

◆CNN.co.jp 2013年11月13日 10時29分配信


【CNN】 2013年にインターネットで最も話題になった人物はローマ法王フランシスコ――。米調査会社GLMが、英語のブログやソーシャルメディア、ニュースサイトの集計をもとにまとめたランキングでそんな結果が出た。

GLMは単語、フレーズ、名称の3部門でランキングを集計。フランシスコ法王は名称部門でトップになったほか、短文投稿サイト「ツイッター」のアカウント「@Pontifex」は単語部門で4位にランク入りした。

単語部門のランキングは、ウェブサイトがつながらない時に表示される「404」が1位、「fail(失敗)」が2位だった。これは米医療保険改革法(オバマケア)に基づく保険加入登録サイトが開設当初から不具合に見舞われたことに起因するという。

フレーズ部門も米国の政治の混乱などを反映して、「toxic politics(有害政策)」、「federal shutdown(連邦政府機関閉鎖)」「global warming、climate change(地球温暖化、気候変動)」がトップ3だった。
名称部門の上位10位は以下の通り。



1.ローマ法王フランシスコ

2.オバマケア

3.米国家安全保障局(NSA)

4.エドワード・スノーデン

5.ケイト・ミドルトン

5.HRHジョージー(英ウィリアム王子夫妻の第1子、ジョージ王子の愛称)

6.米内国歳入庁(IRS)

7.テキサス州のテッド・クルーズ上院議員

8.ニュージャージー州のクリス・クリスティ州知事

9.ティーパーティー(保守的な草の根運動)

10.ボストンマラソン爆弾犯

(CNN.co.jp 2013.11.13. 10時29分配信)



▲約60年間隠されていた壁画が公開された
=ST. PETER'S CHELSEA提供

★「軍国主義」理由に隠された教会壁画
60年ぶり公開 NY

◆CNN.co.jp 2013年11月11日



ニューヨーク(CNN)

米ニューヨーク・マンハッタンの教会で10日、ベテランズデーの祝日を前に、これまで約60年にわたって覆い隠されていた壁画が公開された。

公開されたのは、キリストの前にひざまずく制服姿の兵士2人を描いた宗教画。マンハッタン南西部のチェルシー地区にあるセントピーターズ教会に1946年から展示されていたが、軍国主義的だという理由で54年以来、カーテンで覆い隠されていた。

この作品を描いたのは元軍人のテッド・ウィトニスキで、息子のピーター・ウィトニスキ氏によると、真珠湾攻撃の翌日に米軍に入隊し、第2次世界大戦中に大佐にまで昇進。復員後はセントピーターズ教会を心のよりどころにしていたという。

ピーター氏は、「父は単に米国の戦勝を描きたかったにすぎない。しかも戦争に勝ったからといって浮かれ騒ぐのではなく、ひざまずいて祈りをささげる姿を描いた」と話す。

ウィトニスキは1970年代に65歳で死去した。作品が覆い隠されたのはウィトニスキが同地を離れた後だったが、もしその事実を知ったとすれば「父は傷ついていたと思う」とピーター氏は言う。

現在の教会員のほとんどは隠された壁画の存在を知らず、今回の発表に驚いていたという。暫定牧師のスティーブン・ハーディング氏は、隠された作品があると知ってすぐに公開を考えたといい、この作品をきっかけに教会と米国の歴史について考えてもらえればと話している。

(2013.11.11 Mon posted at 11:54 JST)


【今日の御言葉】

栄光の輝き【東京都、朝鮮学校への補助金不支給を決定  「総連の強い影響受けている」】

2013-11-16 15:27:05 | 今日の御言葉


人の子は、父の栄光に輝いて
天使たちと共に来るが、
そのとき、それぞれの行いに応じて
報いるのである。

「マタイによる福音書 」/ 16章 27節
新約聖書 新共同訳



朝もやが立ちこめるころ、
静かに呼びかけてみなさい神様に、
「あなたのみ業(みわざ)が
一日も早く成就しますように」と。

静かに夜が更けていくとき、
語りかけてみなさい、
「今日一日の無事を感謝します」と

主なる神様はいつも
あなたの祈りに耳を
かたむけてくださるのです。




▲東京朝鮮中高級学校 (写真)
(東京都北区十条台2丁目6-32)
※JR埼京線 十条駅

東京都、朝鮮学校への補助金不支給を決定
 「総連の強い影響受けている」

◆産経新聞2013年11月1日 23:31

【東京都政】

 東京都の猪瀬直樹知事は1日、都内の朝鮮学校への補助金を支給しないことを正式に決めたと発表した。都は平成22年度以降、補助金交付を「凍結」し、都内の朝鮮学校の教育内容や学校運営の実態を調査。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の強い影響下にあることが確認されたという。猪瀬知事は「当然、来年度予算にも計上しない」としている。

 朝鮮総連は北朝鮮による拉致事件への関与が疑われているなど、破壊活動防止法に基づく調査対象団体となっている。朝鮮学校は朝鮮総連との密接な関係性が疑われており、都は都内の朝鮮学校で使われる教科書や、運営する学校法人「東京朝鮮学園」の財務関係書類などを調査してきた。

 現代史教科書に「敬愛する金日成主席様」「敬愛する金正日将軍様」などの記述が全409ページ中353回出てくるほか、社会の教科書に朝鮮総連が朝鮮学校を設置・運営している旨の記述が出てくることを確認。

 また、学校敷地内に教育目的以外で、朝鮮総連支部などの事務所が設置されていたり、学校施設の一部が長期にわたって無償貸与されていたりしているほか、東京朝鮮学園が在日朝鮮人団体のために世田谷区内に土地を購入し、低い賃料で貸与しているなど、不適正な財産の管理、運用があったことも明らかになった。

 都によると、学園側は改善指導に「必ずしも妥当ではない」と反論する一方、「年度内に改善措置を講じる」と回答したという。

(産経新聞2013年11月1日 23:31)




★「朝鮮学校無償化、不適用は当然」識者指摘

◆産経新聞2012年12月28日 21:17

【教育】

 民主党政権下で3年近く判断が先送りされてきた朝鮮学校への無償化適用問題が、ようやく決着する見通しとなった。制度設計も専門家会議も「適用ありき」で進められてきたというが、政権側の思惑で先送りされてきた。識者は「不適用は当然」と指摘した。

 文科省によると、不適用になるのは10校で、必要予算は年間約2億円。高校授業料無償化法は平成22年3月31日に成立したが、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)と密接な朝鮮学校を対象とするかどうかは、同年5月に設置された専門家会議の審査に委ねられた。

 しかし、ある文科省幹部は「法案審議の段階から、官邸から適用対象に入れるよう指示が来ていて、法案を通した後に、個別に適用を指定するという段取りだった」と明かす。

 非公開の専門家会議は同年8月末、「教育内容は判断基準にしない」とする適用基準案を公表。会議の関係者は「議論は形式的で適用を認める理屈を導き出すようだった」と振り返る。

 しかし、北朝鮮による韓国砲撃を受け、審査手続きが一時停止、再開するなど迷走。鳩山、菅両政権は適用積極派だったが、野田政権は総選挙へ向けた内閣支持率低下を恐れ、審査を事実上、停止させた。文科省幹部は「民主党政権は問題を長期間棚上げして混乱させただけで、朝鮮学校側をも翻弄した」と批判する。

 東京基督教大学の西岡力教授は「反日教育を続け、拉致問題を正しく教えない朝鮮学校への不適用は当然の判断」と指摘した。

(産経新聞2012年12月28日 21:17 )



▲ 産経新聞2011年10月2日 記事



▲『朝鮮学校「歴史教科書」を読む』
井沢元彦 萩原遼 (祥伝社)

※こんな学校に、
なぜ 日本の税金を使うのか!?




▲昭和34年7月13日 朝日新聞
戦時徴用は245人
大半、自由意思で居住

1959年7月13日『朝日新聞』

【今日の御言葉】

神の似姿【ヘボンの私塾写真見つかる 横浜で18日から初公開】

2013-11-15 14:01:41 | Weblog
photo 高橋是清 ( 50円札 1951-1958)



はっきり言っておく。
わたしの兄弟である
この最も小さい者の一人にしたのは、
わたしにしてくれたことなのである。


「マタイによる福音書」25章40節
新約聖書 新共同訳


神は御自分にかたどって人を創造された。
神にかたどって創造された。

「創世記」 / 1章 27節
旧約聖書 新共同訳



私たちが死ぬ時に天国に入るための資格として
キリストは一つの条件をお示しになりました。

その条件とは、あなたも私も、すべての人が

(それがクリスチャンであるなしに
関係していません。
人はみな神の愛によって
似姿として創られているのですから…)

神のみ前に立った時、私たちは生きている間に、
貧しい人々に対して、
どのように振る舞ったかということです。

マザーテレサ
(マザーテレサ『愛と祈りのことば』より)


私は春に桜が美しいこの国に
生まれたことを、
神様に感謝しております。

私は、神様を信じてゐるのです。

私の神様というのは、
日本の八百万の神々をはじめ、
釈迦も孔子も、
また耶蘇(=キリストのこと)も、
全てを含んだ神様です。

人間、自分よりも上のものがないと、
どうも自惚れていけません。

自惚れが出ては、人間もおしまひです。

神様を忘れると、
人間が破滅するばかりです。


今夜私の元を訪れる者共も、
恐らく神様を忘れてしまった
たぐひでせう。

とはいへ、
人間は神様を
思ひ出すことができます。

今夜私を訪れる者共が、
再び神様を思ひ出す日が
早く来ることを、
私は彼らのために祈ります。


(『コレキヨの恋文』 三橋貴明)


新米女性首相が高橋是清に
国民経済を学んだら





★ヘボンの私塾写真見つかる
横浜で18日から初公開

◆産経新聞 2013年10月17日 23:44


 ヘボン式ローマ字を考案したことで知られる米国人ヘボン博士(ジェームズ・ヘプバーン、1815~1911年)が幕末、横浜の居留地につくった「ヘボン塾」と呼ばれる私塾の様子を伝える写真が発見され、18日から横浜開港資料館(横浜市中区)で公開される。

 同館によると、ヘボンは44歳だった1859(安政6)年、宣教団の一員の医師として来日。63年に居留地の自宅で夫人と男女共学の私塾を開設。英語や医学を教え、日銀総裁や首相などを歴任した高橋是清や、三井財閥の発展に貢献した益田孝らを輩出。明治学院大やフェリス女学院大の母体となった私塾としても知られる。

 見つかったのは邸宅の中庭で撮影された写真で、夫人や子供たちの姿が写っている。時期は73~75年ごろとみられる。国内のインターネットのオークションに古写真として出品されており、落札した熊本市の写真収集家が同資料館に寄贈した。

(産経新聞 2013年10月17日 23:44)



▲初公開されているヘボン塾の集合写真
=中区で 写真

◆初の和英辞典、人材育てた私塾…  
ヘボンの足跡たどる

◆東京新聞2013年11月13日


 横浜港の開港間もない一八五九(安政六)年に来日し、日本初の和英辞典の編さんやヘボン式ローマ字の創始者として知られる米国人ジェームス・カーティス・ヘボン(一八一五~一九一一年)の足跡をたどる企画展が、横浜開港資料館(横浜市中区)で開かれている。妻のクララが運営していた私塾での集合写真も見つかり、初めて公開されている。十二月二十七日まで。 (皆川剛)

 眼科医のヘボンは宣教医として四十四歳で来日し、現在の横浜人形の家(中区山下町)近くに居を構えた。聖書の和訳のため、横浜の人々との交流や読書を通して知った日本語を丹念にメモし、七年かけて和英二万語、英和一万語から成る「和英語林集成」を完成させた。
 初版が展示されている語林集成をめくると、「Ah(嗚呼(ああ))」から「Zoyo(雑用)」までアルファベット順に並び、語彙(ごい)の豊富さに驚かされる。丸善などで九版を重ねた明治期のベストセラーで、編さんの過程で現在のパスポートにも用いられているヘボン式ローマ字も確立された。閲覧室では、語林集成の復刻版を読める。

 ヘボンは西洋医療の普及にも尽力。無償で治療した患者にキリスト教の書物を紹介し、布教に努めた。実業家の岸田吟香(ぎんこう)はヘボンの調合した目薬の効能に驚き、日本初の液体目薬を製造販売した。展示された目薬の絵広告では、吟香が目薬のびんを着ぐるみのようにまとった姿が描かれている。

 妻クララが自宅や診療所の空き部屋で運営していた「ヘボン塾」は、高橋是清や三井物産創始者の益田孝らを輩出した。一八七五年ごろ中庭で撮影された塾生らの集合写真がインターネットオークションで見つかり、熊本県の医師が横浜市に寄贈。展示では大判に引き伸ばされ、細かな表情までうかがえる。

 石崎康子主任調査研究員は、「ヘボンが日本の近代化に果たした役割は大きく、その裏にあった並大抵でない努力の跡を紹介したい」と話している。
 ヘボン塾が前身となり今年創立百五十年を迎えた明治学院が主催する企画展も同時開催。月曜日(祝日の場合は火曜日)休館、入館料二百円。

(東京新聞2013年11月13日)


『顔のない独裁者』さかき漣 著
三橋貴明 企画・監修
「自由革命」「 新自由主義」との戦い


【今日の御言葉】

一緒に住む【「北に人権はない」 在英の脱北者が証言】

2013-11-14 02:55:40 | 今日の御言葉



わたしを愛する人は、
わたしの言葉を守る。
わたしの父はその人を愛され、

父とわたしとは
その人のところに行き、一緒に住む。

「ヨハネによる福音書」 / 14章 23節
新約聖書 新共同訳



平和な家庭は天国の基礎であり、
家庭の原動力は愛です。

家庭を愛するように宇宙を愛すれば、
どこへ行っても
歓迎されるようになります。



▲金正恩第1書記(右)と、
中国の李源潮国家副主席(左)
(2013年7月27日 平壌)

★「北に人権はない」

在英の脱北者が証言


世界日報日本語版2013年10月28日

北朝鮮の人権問題を調査している国連調査委員会(マイケル・カービー委員長)による公聴会が23日、ロンドン市内で行われ、英国在住の北朝鮮脱出住民(脱北者)が赤裸々に証言した。脱出住民は送還後に北朝鮮当局によって厳しく処罰されているほか、脱出先の中国でも人権無視の過酷な扱いを受けていることが明らかにされた。公聴会では、北朝鮮から脱出し、最終的に英国に定住した4人が証言した。証言したのは、「英国北朝鮮住民連盟」に属する人たちで、同連盟代表のキム・ジュイル氏によれば、同連盟には約600人(大人は300人程度)の北朝鮮出身者が所属している。カービー委員長は同公聴会に北朝鮮政府代表者も招待したが、在英北朝鮮大使館からの出席者はいなかった。4人の証言者のうち、2人の証言内容の要旨を紹介する。
(ロンドン・行天慎二)

◾️国連調査委、ロンドンで公聴会

中国で人身売買される



▲23日、ロンドン市内で行われた国連調査委員会による公聴会

◾️ キム・ソンジュさん(男性、1973年9月10日生まれ)の証言

大学生の時までは国に対して何の恨みもなかったが、北朝鮮は1990年代半ばに深刻な飢饉に見舞われた。両親と妹がこの飢饉に耐えられなかった。政府は食糧配給をカットしたため、自分は家を出なければならなくなった。父は亡くなり、妹も家を出た。母を中国にいる親戚(朝鮮族)の所へ送った後、自分も行って住もうと思った。家財を売った後、冷たい豆満江を腰まで漬かって渡って国境を越え、中国のハルビンに行こうとした。しかし、国境を越えてすぐに中国軍につかまって収容所に入れられた。そこに3日間いたが、他にも30人ほどの脱北者が入れられていた。中国当局は身元調査をして指紋を採った。そして自分を北朝鮮に送還した。

送還後は、北朝鮮当局によって人間以下の扱いを受けた。尋問され、尋問者から殴られた。韓国とのつながりがないか、宗教団体に関係していないかと追及され、犯罪者にされた。他の者と一緒に政治犯収容所に送られたが、そこの地下室で身体検査をされた。収容所の看守はカネを隠していないか探した。看守に、収容所に入った以上は人間ではなく動物のように扱われると言われた。

監房への入り口は高さが50センチしかなく、監房の中に40~50人が入れられて身動きができない状態だった。囚人同士で会話していて体罰を受けることもあった。女性の監房では、10人が外で裸にされているのを見た。女性看守がカネを隠し持っていないか探していた。囚人たちの中にはカネを小さく包んで口からのみ込んで体内に隠し、排泄物として回収する者もいた。収容所に15日間いたが、1日3回食事があるものの、小さなカップでトウモロコシのかゆが出ただけだ。足りないので看守にもっと要求した者もいたが、駄目だった。

その後、刑務所に送られた。そこで刑罰として1カ月間伐採作業や石材を運ぶ作業をさせられた。刑務所内で熱病が発生し、感染して病院に収容された。病院に3日間いたが、看守がいなかったので逃げた。市場で中国に戻る手助けをしてくれる人に会った。警備兵に賄賂を渡して中国に戻ったが、母親は再婚していたため別の場所に行き、最後に北京で再度逮捕された。

北朝鮮に送還されて、国家保安部によって尋問された。国家保安部には中国当局から自分が韓国行きを目的にしているとの情報が入っており、間違ったことをしゃべれば殴られた。母親に再会するために中国行きを再度考えていたが、その後、叔父から母親は亡くなったと聞かされた。叔父の話では、母親は逮捕されて北朝鮮に送還され、6カ月間収容所にいた。3年間の矯正教育の判決を受けたが、病気になり病院に収容された。逃亡する恐れがあるため手錠を掛けられていた。7日後に亡くなったが、家族にはすぐには知らせがなかった。当局は遺体を渡さず、実験用に使用したようだ。

最初の脱出は2006年3月、2回目もその年で、3回目が07年の2月。最初は食糧が無く、生きていけないので脱出した。2回目は北朝鮮にいる理由がなかった。母親は中国にいる時にキリスト教会と関係したが、自分は無関係だった。母親が6カ月間収容所に入っていた時に、教会との関係だけでなく韓国に親戚がいることを問題視されたと思う。自分も教会や韓国との関係を尋問されたが、北朝鮮は宗教は麻薬のようなものだから根こそぎにしなければならないと考えている。

母親が亡くなった後、3回目は12人のグループで駅から車で早朝に逃亡した。豆満江を渡った後、英国の宣教師に会って保護され、英国に来ることができた。援助してくれた人からは韓国や米国へ行くこともできると言われたが、イデオロギーが対立する韓国や米国へ行けば、再度北朝鮮に送還された場合には重罰にされると考え、英国に来た。

北朝鮮には人権は存在しておらず、人権侵害のための抗議も見たことがない。政府に抗議するものは反逆罪で死刑になってしまう。そうした者は3代にわたって罰せられる。

◾️パク・ジュンオンさん(女性、30代半ば)の証言

6歳で学校に行き始めたが、最初に金日成の革命史を学ばされた。学校では授業の合間に清掃作業をし、放課後は近隣の農作業を手伝ったり、冬場はゴミの収集などをさせられた。中等学校3年生では、春に40日間、秋に15日間の農作業奉仕活動があり、朝4時半に起床し、夜8時まで働いた。大学時代も勉強以外に農作業や軍事訓練の時間があった。

母親は行商人をしていたが、1997年に商売がうまくいかなくなり、負債のため家を出て行った。当時兄は軍隊にいたが、問題があって一時帰宅した。軍隊から人が兄を捜しに来て、見つけて一晩中殴り、連れ戻した。3日後に兄は刑務所から逃げて再び姿を見せたが、軍隊に捕まり、その後再会することはなかった。わが家も軍隊によって監視された。

自分は98年2月に北朝鮮から中国へ逃げたが、母親も先に中国に逃げていた。妹夫婦も母親と一緒に中国に行っていたが、妹の夫は98年1月に帰ってきて、北朝鮮ではもう住めないので家族全員中国へ行こうと語った。家族は軍隊の人間に監視されていたし、父は病気で動けなかった。父は自分に兄弟たちと一緒にいるように忠告した後、容体が悪化していった。監視の兵士は1月23日、兄を見つけ出せなければ自分を連れていくと述べた。父を残して、2月21日に家を出て、妹や兄と連絡を取ったが、落ち合い場所に兄は間に合わなかった。妹の夫が警備兵に賄賂を渡して、24日に妹と一緒に国境を越えた。

中国では、妹の夫の知り合いを通じて母親のいる所へ行った。母親はカネがなく、未婚の自分をどうすることもできず、結婚をさせると言いながら、自分を仲買人(北朝鮮の女性)に渡した。仲買人が自分を客に見せて値段を付けられた。結婚後は山間の田舎に連れて行かれたが、全く行動の自由が無く、家族の者だけでなく近隣の全員で監視された。最初に、「おまえは買われたから自分たちはおまえを好きなようにできる。良からぬことを考えるなら元の家族に告げる。逃げれば中国の警察に通報する」と言われた。

息子が生まれた後、中国の警察に捕まった。警察は息子は自分と一緒に連れて行けないと言われたため、夫の所に残したが夫は長男を売ろうとした。北朝鮮の人間が生んだ子供は中国内で正式に登録ができないので、何らの権利もなく学校にも行けない。

それで中国人に養子として売る。中国は、北朝鮮の女性と生まれた子供は中国人とは認めない(他方、北朝鮮に送還された場合にも、中国で妊娠していた場合は中国人の血が混じることを好まず、中絶させる)。妊娠した時に隣人は、病院に行っても適切に扱ってくれないので中絶した方が良いと言ってくれた。自分は子供は希望になると考えたため、中絶はせず妊娠を隠してひそかに生んだ。夫はギャンブルをして子供に全く関心を示さず、名前も自分だけで付けた。2004年に北朝鮮に送還された。4歳の息子は売られたものと思っていたが、中国で家族の所に電話をかけた時に一緒に住んで生きているのを確認した。

北朝鮮では国家保安部の収容所に入れられた。再逃亡しないように手錠を掛けられた。麻薬を持っていないか身体検査をされた。女性独房内では生理用ナプキンがなく、渡された小さなタオルで、朝、コップ1杯の水が支給された時に体を拭いたが、水を誤用したとして罰せられた。尋問では真実を語れば減刑にすると言われ、韓国や教会などのつながりなどを詮索された。1グループ40人で、3グループが工場や発電所などで働かされた。丘の斜面をならす作業をやらされた時に、逃亡しないように靴を脱がされ、牛のように荷車を引かされた。その時に脚をけがして化膿した。病院に移されたが治療ができず別の収容所に送られて、傷病兵用の薬で手当てを受けた。1カ月後に足が治り、仲介人を通して中国行きを決めた。

列車に乗れず線路を歩いて国境を越えた。子供と再会したが、祖母と一緒にいたものの浮浪児のような状態だった。中国からモンゴルに行き、最終的に韓国へ行くことにしたが、失敗して再送還されたら今度は死刑だと考えたので決死の覚悟をした。グループでモンゴル国境まで行ったが、子供を連れた自分は足が悪くみんなから遅れた。一人の男性がモンゴルから国境を越えて助けに来てくれたので国境を越えられた。この男性と後に再婚することになった。モンゴルは難民として親切に扱ってくれて、韓国大使館に連絡を取ってくれた。

北朝鮮では成功した者や上層階級には人権があるかもしれないが、国に従わない者には人権はない。しかし、個人としては誰にも人権があるはずだ。 (世界日報日本語版2013年10月28日)


▲12日、ニューヨークの
国連本部前で中国の人権理事会入りに反対し、
僧への暴行を模したパフォーマンスをする
チベット系人権団体(共同)


★中国、サウジ、キューバ…
「人権状況劣悪国家」
ゾロゾロ国連人権理入り

◆産経MSNニュース 2013年11月13日 09:48

【ニューヨーク=黒沢潤】

国連総会は12日、人権理事会(47カ国)の理事国改選選挙を行った。改選数14カ国のうち、中国やサウジ、キューバなど、「国内の人権状況が劣悪」と国際人権団体などから非難されている国々が相次いで当選した。

 アジア枠(4カ国)からは中国、サウジに加え、ベトナムとモルディブが当選した。中国とベトナムは一党独裁体制下で言論弾圧などの国内統制を強め、サウジも女性の人権侵害などをめぐって国際社会から批判されている。アジア枠には当初、ヨルダンが立候補を表明していたが、今月上旬に突如、出馬を撤回したため、4カ国に対する事実上の信任投票となった。

 東欧枠(2カ国)からはマケドニアのほか、同性愛者の権利侵害などが批判されているロシアが事実上の“無風選挙”で当選した。北米・西欧枠(2カ国)からは英国とフランスだけが立候補し、当選した。

 選挙戦となった中南米枠(2カ国)からは、ラウル・カストロ独裁体制下にあるキューバがメキシコとともにウルグアイを破って当選。アフリカ枠(4カ国)からは、過去の人権侵害について人権理の調査を拒絶したアルジェリアのほか、南アフリカ▽モロッコ▽ナミビア-が当選した。

 今回の選挙結果について、国際人権団体「UNウオッチ」(本部ジュネーブ)の幹部、ヒレル・ノイヤー氏は「今日は人権擁護にとって“暗黒”の日となった。(今選挙は)政治が人権を蹂躙(じゅうりん)して構わないというメッセージを発しただけでなく、人権擁護の楯となってきた国際機構に頼る世界中の(弾圧の)犠牲者を失望させることになった」と非難した。

 選出された14カ国は来年1月から3年の任期で就任する。

(産経新聞 2013年11月13日09:48 )



ウイグル(中国) での核実験で住民19万人死亡推定
2008年11月21日 東京新聞 中日新聞
http://www.iryokagaku.co.jp/frame/03-honwosagasu/390/index03-390.html


死のシルクロード(英BBC放送YouTubeより)

【今日の御言葉】

真理を知り【「勇み足」認めた朝日新聞の慰安婦報道】

2013-11-13 12:25:52 | 今日の御言葉


あなたたちは真理を知り、
真理はあなたたちを自由にする。

「ヨハネによる福音書」 / 8章 32節
新共同訳 新約聖書



聖書の預言を、
文字どおりそのまま受け入れるとすれば、

イエスが再臨されるときには、
既に土の中に葬られて、
元素化されてしまった
すべての信徒たちの肉身が、
再び元どおりの姿によみがえって、
出てくるものと見なければならない。
(テサロニケⅠ四・16、マタイ二七・52)

これは、神が下さったみ言であるから、
我々の信仰的な立場においては、
そのまま受け入れなければならない。

しかし、これは現代人の理性では
到底納得できない事実である。

そのため結局我々の信仰生活に
大きな混乱をきたすようになる。

したがって、
この問題の真の内容を解明するということは、
極めて重要なことであると
いわなければならない。






慰安婦はプロの戦時売春婦だ 
河野洋平氏らを証人喚問せよ

◆産経新聞 2013年10月27日



▲慰安婦に関する談話を発表する河野氏
=1993年8月4日

 韓国は世界中で「慰安婦問題」を吹聴し、日本や日本人を貶める宣伝工作活動を行っている。その慰安婦募集の強制性を認めた、「河野談話」の根拠である元慰安婦への聞き取り調査がずさんだったことを、産経新聞が16日付朝刊で報じた。

 同紙に基づき、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が「週刊ダイヤモンド」に寄稿したコラムによれば、韓国側が用意した元慰安婦16人のうち、戸籍制度のあった朝鮮でフルネームが判明しているのはゼロ。出生地不明の女性は13人。生年月日が判明していない女性も7人で、大阪や熊本、台湾など、慰安所がなかった場所で何年間も働かされたと証言した女性も6人いたという。どこの誰の証言かすら分からない調査に基づく非難に、謝罪する人はいない。




 第2次世界大戦当時、公娼制度は合法だった。慰安婦は世界各国にいたプロの戦時売春婦である。その募集広告を見ても当時の日本兵の数十倍の高給を得ていて、軍や官憲による強制連行を示す政府資料は一切見つかっていない。

 にもかかわらず、当時の河野洋平官房長官は閣議決定も得ずに、いい加減な調査を根拠に、「官憲等が直接これに加担したこともあった」などと強制性を認定する「河野談話」を求められるままに出した。日本と日本人の名誉を傷つけた河野氏らを証人喚問すべきだ。

 これほど重大な問題を、産経新聞以外のメディアがほぼ黙殺しているのは、反日メディアにとって、よほど都合の悪いことなのだろう。

 韓国系団体が全米各地で、慰安婦の像や碑の設置計画を進める暴挙を続けているが、日系人や在留邦人、日本の普通の主婦らが「歴史を捏造するな」「日本や日本人の名誉を汚すな」と立ち上がり、具体的な論拠を示して、反対運動を展開し始めている。

 冷静な指摘を受け、慰安婦像の設置を延期した米ブエナパーク市の女性市長は「反対運動は事実が淡々と述べられており、説得力のあるものだった。人身売買について問題提起するのなら、世界で現在進行形(中国など)で行われている事実に目を向けるべきだ」と語っていた。


※昭和14年8月31日 (『東亜日報』より 1939年)

 以前から、韓国の「反日」姿勢はおかしいと思ってきたが、最近、常軌を逸しつつある。朴槿恵(パク・クネ)大統領は聡明な女性と思っていたが、長年続けてきた「反日」教育で出来上がった過激な世論に抗しきれず、身を任せている。まったく不幸なことだ。



 このままでは、韓国は、狡猾な中国の思惑に乗せられて北朝鮮と併合させられ、中国の属国になる恐れすらある。日本は、核を持つ北朝鮮と近代兵器を装備する韓国が合体し、日本に突き付けるドスとなることに備えなければならない。一説によると、日本はこれまで韓国に約10兆円の援助をしてきたが、甘やかしすぎた。これからは、間違ったことには毅然として反撃すべきだ。

 最近、ツイッターで、中国人が米国人から言われた「アジアに日本がなかったら、アジアはアフリカと同じだ」という投稿が大きな話題となっている。その通りだろうが、私は「この言葉はアフリカ人に失礼だ」と思っている。

 ■元谷外志雄(もとや・としお) 石川県小松市生まれ。信用金庫勤務後、27歳で注文住宅会社を創業し、その後、ホテルやマンション、都市開発事業などを手がけるアパグループを一代で築き上げる。同グループ代表。国内外の多くの要人と交友関係があり、政治や経済、軍事に関する知識も豊富で、社会時評エッセーも執筆する。著書に「誇れる祖国『日本』」(幻冬舎)、「報道されない近現代史」(産経新聞出版)など。

(産経新聞 2013年10月27日)




★「勇み足」認めた朝日新聞の慰安婦報道
【阿比留瑠比の極言御免】

◆産経新聞 2013年11月7日 12:34


 日本の官憲が女性を強制連行して慰安婦としたという虚構を世界に広めた「主犯」は平成5年8月の河野談話だが、その「従犯」とも「共犯」ともいえるのが朝日新聞である。今月1日付の読売新聞は政治面の記事でこう書いている。

 「日韓両国間の外交問題になったのは、1992(平成4)年の朝日新聞の報道が発端だ。旧日本軍に関し、『主として朝鮮人女性を挺(てい)身(しん)隊の名で強制連行した』などと事実関係を誤って報じた」

 読売は5月14日付紙面でも朝日について「戦時勤労動員制度の『女子挺身隊』を“慰安婦狩り”と誤って報じた」と指摘しているが、これは4年1月11日付の朝日の1面トップ記事「慰安所軍関与示す資料」を指すとみられる。

 この記事は、明確な根拠は示さないまま慰安婦について「多くは朝鮮人女性」「人数は8万とも20万ともいわれる」などとも記している。現代史家の秦郁彦氏の推計では、慰安婦の総数は2万~2万数千人で、そのうち日本人が4割(朝鮮人は2割程度)を占めていたにもかかわらずだ。




※(「週刊新潮」1996年5月2・9日ゴールデンウィーク特集号「従軍慰安婦強制連行 『虚偽レポート』の元凶」での吉田の発言)


 さらに朝日は、吉田清治氏という「職業的詐話師」(秦氏)による「韓国・済州島で女性を強制連行した」との証言を確認も検証もしないまま信じ、繰り返し報じてきた。

 吉田証言は後に、秦氏の現地調査や地元紙の済州新聞の報道で、完全に「作り話」だったことが判明した。ところが、「ひと」欄(昭和58年11月10日付)で「朝鮮人を強制連行した謝罪碑を建てる」と取り上げたり、1面コラム「窓」(平成4年1月23日付)で「吉田氏は腹がすわっている」と持ち上げたりしてきた朝日は、過去記事を訂正しようとしない。


※済州新聞の許栄善記者による
1989年8月14日の記事
(「一九八三年に日本語版が出てから、何年かの間追跡調査した結果、事実でないことを発見した。この本は日本人の悪徳ぶりを示す軽薄な商魂の産物と思われる」と書評する)





 一方、朝日の後を追うように毎日新聞や赤旗など他紙やテレビも吉田証言を報じたため、吉田氏の嘘は世界にも広まっていった。

 韓国政府が4年7月にまとめた「日帝下軍隊慰安婦実態調査中間報告」や、国連人権委員会に提出され、慰安婦を「性奴隷」と認定した8年の「クマラスワミ報告」も吉田証言を引用している。朝日をはじめとする日本のメディアの報道が、吉田証言にお墨付きを与えた結果でもあろう。

 それでも朝日は責任を認めず、9年3月31日付の慰安婦特集記事では吉田証言に関して、次のように報じている。


 「朝日新聞などいくつかのメディアに登場したが、間もなく、この証言を疑問視する声が上がった」


朝日の前主筆、若宮啓文氏は今年9月に出版した著書で、名指しはしていないものの吉田証言について振り返っている。

 「朝日新聞もこれ(慰安婦問題)を熱心に報じた時期があった。中には力ずくの『慰安婦狩り』を実際に行ったという日本の元軍人の話を信じて、確認のとれぬまま記事にするような勇み足もあった

 勇み足とは「やりすぎの失敗」を意味する。失敗と分かっているなら潔くそれを紙面で認め、世界でいわれなき批判を浴びている国民に謝罪すべきではないか。

(産経新聞2013年11月7日 12:34 )


※若宮啓文氏 (写真)
※ 週刊文春2012年5月17日号





【今日の御言葉】

重要な掟【壊滅の島「この世の終わり」  すさまじかったフィリピン台風被害】

2013-11-12 05:04:11 | 今日の御言葉


イエスは言われた。
『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、
あなたの神である主を愛しなさい。』

これが最も重要な第一の掟である。

第二も、これと同じように重要である。
『隣人を自分のように愛しなさい。』

「マタイによる福音書」 / 22章 39節
新約聖書 新共同訳


貧困をつくるのは神ではなく
わたしたち人間です。

わたしたちが分かちあわないからです。

マザーテレサ
(『マザーテレサ愛のことば』より)


★飲まず食わずで死者からも略奪、フィリピン台風被災地

◆AFP=時事通信 2013年11月11日(月)17時25分配信



▲台風30号が通過した
フィリピン東部レイテ州タクロバンで、
略奪した物資に群がる被災者
(2013年11月10日撮影)。

【AFP=時事】

食べ物を求めて遺体が散乱するがれきの中をあさり回る人々、救援物資の輸送車列を襲う暴徒ら――猛烈な台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)の直撃を受け、1万人以上が死亡した恐れが出ているフィリピンの被災地では、生き延びようとする被災者の必死の行動が新たな恐怖を生み出している。


 東南アジアの島国フィリピンを横断し、ほとんどの都市に壊滅的な被害を与えた観測史上最大規模の台風が去ってから2日。津波のような大波によって多くの建物が損壊したレイテ(Leyte)島東岸の港湾都市タクロバン(Tacloban)で10日、AFP記者は住宅の残骸を物色していた1人の男性を取材した。

■短パン1枚、「3日間食べていない」

 この男性、エドワルド・グアルベルトさんは4人の子どもの父親で、地元の村の村議を務めているという。しかし、このとき身に付けていたのはバスケットボール用のショートパンツ1枚のみ。グアルベルトさんはみすぼらしい自分の格好と、亡くなった人たちの持ち物を盗む行為について謝りつつ、がれきをあさっていたときに犠牲者の遺体を踏んでしまったと告白した。

「私はまっとうな人間だ。だが、3日間何も食べていなければ、生き残るために恥ずべきまねもせざるを得ない」。埋もれた遺体にハエがたかるがれきを掘り返し、缶詰を探しながらグアルベルト氏さんは言った。「食べる物が何もない。水や色々な物がなければ、生きていけない」

 がれきあさりを半日ほど続けると収穫があった。袋入りパスタや缶ビール、洗剤や石けん、缶詰、ビスケット、キャンディーといった物が詰まった非常袋だ。「今回の台風は、私たちから尊厳を奪ってしまった。けれど、私にはまだ家族が残っている。そのことに感謝している」

■絶望から略奪へ

 人口22万人のレイテ州の州都タクロバンでは台風襲来後、全市で警察部隊の大半が動員態勢を回復できずにいる。こうした中、絶望した人々がどうにか生き延びようと、治安の空白をついて暴力的な略奪に走る例が相次いでいる。

 被災者の多くはグアルベルト氏のように、台風の上陸以降、食料を口にしていないという。対応に手一杯の市当局は、救援物資を十分市内に行き渡らせらずにいる状況を認めている。

 台風の猛威にはどうにか持ちこたえた商店のショーウインドーを叩き割ったり、シャッターを押し開けたりして略奪する者もいる。ある店では店主が銃を手に立ちはだかったが、略奪を止めることはできなかった。やはり略奪被害に遭った菓子店の店主は「みんな泥だらけで、飢え乾いている。あと数日この状態が続けば、殺し合いが起きるだろう」と話した。

 フィリピン赤十字(Philippine Red Cross)の救援隊は、タクロバン近くで救援物資を積んだ車列が襲われたと発表した。リチャード・ゴードン(Richard Gordon)フィリピン赤十字会長は、略奪者たちのことを「暴力団」だと表現した。

■さまよい歩く被災者たち

 一方、途方に暮れた人々は大人も子どもも、ひっくり返った車や切れた電線の散乱する路上を、当てもなくたださまよい歩いていた。遺体が腐敗する臭いに口や鼻を押さえる姿も見られる。

 フィリピン軍の遺体回収班が動員されているが、兵士らも惨状に圧倒されているようだ。「トラック6台で遺体の回収に当たっているが、間に合っていない。どこも遺体だらけだ。人手も足りない」と運転担当の兵士は言った。

 通りがかりの人や報道陣にメモを手渡し、自分の消息を親戚に連絡してほしいと頼む生存者もいる。被災者の多くは顔を負傷し、足を引きずっていた。全員が想像を絶する恐怖の体験を口にした。

「ものすごく大きな波が何度もやって来て、私たちを道路に押し流し、家をさらっていってしまった」と、数千人が避難している海岸沿いの市営スポーツ・スタジアムでミラソル・サオイさん(27)はAFPの取材に語った。「夫は、自分と私の体を紐で結び付けてくれた。けれど、がれきに混じって流される中で離ればなれになってしまった。たくさんの人たちが溺れ、叫びながら沈んでいった。夫とはあれきり会えていない」

【翻訳編集】 AFPBB News



★壊滅の島「この世の終わり」 
すさまじかったフィリピン台風被害

◆SankeiBiz 2013年11月11日(月)17時20分配信



 フィリピン中部を8日に襲った猛烈な台風30号による死者・不明者は、当初の推計を大幅に上回り、レイテ島だけで1万人を超す恐れがあることが明らかになった。現地の警察幹部がロイター通信などに語ったもので、レイテ島で台風が通過した地域の70~80%の建物が破壊されたという。島の中心都市タクロバンでは、沿岸部が台風によって発生した高潮に襲われ、がれきが散乱。建物は破壊され、車両が横転するなどし、衝撃のすさまじさを物語っている。

 タクロバン(人口約22万人)はレイテ島の北東部の海岸に面した港湾都市で、首都マニラからは南東約580キロに位置する。フィリピン政府は軍を動員して、水や食料、テントなどを輸送。救援活動を本格化させているが、通信網や道路が各地で寸断され、難航している。ベニグノ・アキノ大統領(53)は10日午前、タクロバンを視察、さらに米政府に対し、フィリピンでの救援活動を米太平洋軍が支援してくれるよう要請した。

 マニラの日本大使館によると、レイテ島には約100人の日本人が居住しており、安否確認を急いでいるが、死傷者が出たとの情報はないという。フィリピンの国家災害対策本部は10日、タクロバンなどで死者が少なくとも151人に上ったと発表。フィリピン赤十字は死者を1000人以上と推定しているが、いずれも実態を反映していない可能性が高い。地元警察幹部のエルマー・ソリア氏は10日、ロイター通信に「集計ができていないだけで、被害はその程度ではない。昨夜、レイテ州の知事と話し合ったが、われわれの見立てでは死者は1万人を超す」と語った。

 タクロバンの空港でマニラへ向かう軍用機を待っていた女性はAP通信に「空港までの道には優に100人以上の遺体があった」と証言。また、住民の一人はロイター通信に「人々は食べ物を探して、まるでゾンビのようにさまよっている。こんな悲惨な災害現場を見たことはなく、まるで映画のようだ」と話した。

 台風30号は今年発生した台風の中では最大規模のものだったが、被害がここまで拡大したのは、まるで津波のような高潮が発生したことによる。商用でタクロバンのホテルに滞在していた中国人女性はロイター通信に「高潮はホテルの2階部分まですっぽりとのみ込んだ。この世の終わりかと思った」と語り、ヘリコプターで上空から視察した内務省高官は「沿岸部の低層住宅は壊滅した。恐ろしすぎて見たことを描写できない」と声を落とした。

 一方、フランス通信(AFP)によると、レイテ島に隣接するサマール島でも南西部の町バセイだけで300人の死亡が確認され、島全体で約2000人が行方不明になっているという。フィリピンでは2011年12月に台風が南部ミンダナオ島を襲い、1200人以上が死亡。12年12月の台風でも死者・行方不明者が1800人以上に達したことがある。

 国家災害対策本部によると、国内の約450万人が被災し、10日時点で約40万人が避難所に身を寄せている。国連人道問題調整室(OCHA)が災害支援調整活動のチームを派遣するなど、国際社会の支援も本格化し始めているが、レイテ島の被災地を訪れた国連関係者は「以前にこのような規模の災害を見たのは2004年12月に発生したインドネシア・スマトラ沖津波(死者・行方不明者約22万人)以来だ」と述べた。
(SANKEI EXPRESS)

http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00004047.html
【今日の御言葉】

神の家族【迫害下にある教会のため祈りを JEAが呼び掛け】

2013-11-09 12:02:18 | 今日の御言葉



あなたがたはもはや、

外国人でも寄留者でもなく、
聖なる民に属する者、

神の家族であります。


「エフェソの信徒への手紙」 / 2章 19節
新約聖書 新共同訳



言葉には不思議な力があります。

愛と思いやりをもって語れば
人を励まし勇気づけることができます。

妬みや嫉妬の思いで語れば
その言葉は
人を傷つける凶器にもなります。

私の語る言葉が神様を喜ばせ
多くの人々を力づけるものであるか

いつも反省しなければなりません。




photo © Flickr.com/K. Sawyer/cc-by-nc


★迫害下にある教会のため祈りを JEAが呼び掛け

◆クリスチャントゥデイ 2013年10月30日23時33分




▲キリスト教迫害監視団体のオープン・ドアーズが運営するウェブサイト「ワールド・ウォッチ・リスト」(http://www.worldwatchlist.us


11月10日の「迫害下にある教会のための国際祈祷日(International Day of Prayer for the persecuted church=IDOP)」を前に、日本福音同盟(JEA)は加盟団体に祈りへの参加を呼び掛けている。世界福音同盟(WEA)が11月の第2日曜日を迫害下にある世界の教会のために祈る日として定めたもので、毎年世界中の教会が参加している。

キリスト教迫害監視団体のオープン・ドアーズによると、世界で最も迫害の強い国は11年連続で北朝鮮だ。クリスチャンは投獄、公開処刑の危険があり、▽キム・ジョンウン政権下で本当の政治的変革が起こされるように▽脱北者ネットワークの働きが守られるように、などの祈祷課題がある。第二番目はサウジアラビア。信教の自由のないイスラム国家で、棄教者は原則として死刑とされる。迫害の中でもラジオ、テレビを通して福音を信じる人が起こされており、改宗者たちが守られるよう、緊急の祈りが必要だ。第三番目は、アフガニスタン。国際部隊の撤退を見越したかのように、反政府武装勢力・タリバンの影響力は拡大しつつあり、同時にクリスチャンへの迫害が強まっている。平和と安定が守られるよう、こちらも緊急の祈りが必要だ。

日本語の祈祷課題は、JEAのホームページ( http://jeanet.org/)からダウンロードできる。


(クリスチャントゥデイ 2013年10月30日23時33分)




エリトリアでキリスト者締め付け強化か

◆クリスチャントゥデイ2013年11月5日


【CJC=東京】

アフリカ北東部のエリトリア保安当局が、首都アスマラ北郊で行われていた祈祷会に踏み込みキリスト者185人を逮捕した。英字通信「エリトリア・トゥデー」が10月30日報じた。逮捕されたほとんどが女性。

「教会指導者は今回の逮捕が、キリスト者に対する新たな取り締まり強化の一環であり、さらなる抑圧の波の始まりではないか恐れている」と教会抑圧監視団体「リリース・インターナショナル」のポール・ロビンソン代表が現地活動家の話として伝えている。

祈祷会は、エリトリアからの出国のために開かれたと見られる。国連人権報告によると、エリトリアからの脱出は「見つけ次第射殺」される危険を冒し、毎月数千人規模に達しているという。

一方で、キリスト教信仰を理由に逮捕されたキリスト者は現在1500人に及んでいる。

2002年に、政府は正教会、カトリック、ルーテル派以外の全教会を閉鎖、指導者を逮捕した。また活動を認めた宗教団体に関しても厳しく規制し、率直に発言する指導者には迫害を加えている。正教会総主教は2005年行方不明になっている。

(クリスチャントゥデイ2013年11月5日)





★特別展覧会:長崎の魅力発信 文化遺産を展示
渋谷ヒカリエ /東京

◆毎日jp(毎日新聞) 2013年11月8日


世界文化遺産候補の「産業革命遺産」「教会群とキリスト教関連遺産」など、多くの観光資源を持つ長崎県の魅力を発信する特別展覧会「ひかりと祈り」展が14~17日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階COURT(コート)で開かれる。開場は午前11時~午後8時。入場無料。

長崎県と県観光連盟が主催し、新観光テーマ「ひかりと祈り 光福の街 長崎」によるPR活動の一環。同県五島市出身のアニメ画家で、スタジオジブリ作品映画の美術監督などを務める山本二三(にぞう)さんの作品や、教会群と長崎の人々などを撮り続ける写真家、松田典子さんの作品を展示。また、県内各市町のPRコーナーを設置するほか、隣接フロアで、世界文化遺産登録を目指す県内の各資産を紹介するパネル展も開く。

(毎日新聞 2013年11月8日)

【今日の御言葉】