地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

契り【「人間動物園」は差別表現 NHKに賠償命令】

2013-12-09 12:47:23 | 今日の御言葉



我々は皆、
唯一の父を持っているではないか。

我々を創造されたのは
唯一の神ではないか。

なぜ、
兄弟が互いに裏切り
我々の先祖の契約を汚すのか。

「マラキ書」/ 2章 10節 旧約聖書 新共同訳




神様がいくら愛の方であるからといって
ひとりで愛を味わうことはできません。

人間がいなければ
神の愛も役立たないのです。

そのために神様は
人間救済の課題を
捨てきれずにこられたのです。


神様は唯一のお方であり、
人類は兄弟姉妹です。

言語と人類と文化の違いはあっても、
すべて同じなのが、人間です。




★「人間動物園」は差別表現
NHKに賠償命令

◆2013年11月29日07時28分 読売新聞


 日本の台湾統治を検証したNHKの番組で名誉を傷つけられたとして、出演した台湾人ら42人が損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は28日、原告側の請求を退けた1審判決を取り消し、台湾人の80歳代女性に100万円を支払うようNHKに命じる判決を言い渡した。


 須藤典明裁判長は「公正な報道に細心の注意を払うべきなのに、人種差別的な表現で女性を傷つけた」と指摘した。

 問題となった番組は、2009年4月放送のNHKスペシャル。日本政府が1910年、ロンドンの日英博覧会で台湾の先住民族を「人間動物園」と称して見せ物にしたとの内容で、女性は見せ物にされた男性の娘として紹介された。

 博覧会への参加は民族の誇りと考えていた女性らは、「都合良く編集され、先住民族が侮辱された」と提訴。控訴審で計710万円を請求した。

 昨年12月の1審・東京地裁判決は、「番組の編集はNHKの自律的判断に委ねられている」とNHK側の責任を否定したが、高裁判決は「取材対象者の名誉に関係する内容を放送する時には、対象者の同意を得るべきだ」と指摘。「『人間動物園』は深刻な人種差別的表現。番組の趣旨を知っていれば女性が取材に応じたとは考えられない」としてNHKの責任を認めた。

 NHKの話「判決内容を検討して今後の対応を決める」

(2013年11月29日07時28分 読売新聞)



★「民族の誇り認められた」
台湾パイワン族指導者ら安堵 
NHK番組訴訟で逆転勝訴

◆産経新聞 2013年11月28日 23:09


 「本当に安心しました。民族の誇りを大切にするわれわれの気持ちが認められた」。踏みにじられた名誉を取り戻そうと訴えた原告の台湾先住民族パイワン族らの思いは、敗訴した昨年12月の1審判決を経て、2審でようやく通じた。

 台湾から東京高裁の判決を見守った原告の一人でパイワン族の指導者、華阿財(か・あざい)さん(75)は逆転勝訴の知らせを受けて、「取材を受けた本人が、全く不公平な番組だと主張していた。早く関係者に知らせたい」と声を弾ませた。

 問題となった番組では、日英博覧会にパイワン族が出演したことを「人間動物園」と表現。訴訟では、この表現が博覧会出演者の一人だった男性とその娘の名誉を傷つけたかが争われた。NHK側は「取材時には『人間動物園』という言葉を使わなかったが、趣旨を説明し、恣意(しい)的な編集はしていない」としていた。

 華さんは「『人間動物園』といわれ、パイワン族は本当に傷ついた」と振り返った。

 原告側代理人の高池勝彦弁護士は、「原告が取材で話したのとは違う内容で放送したと認めた画期的な判決。取材対象の真意に基づかない番組という主張が受け入れられた」と話した。

 平成21年6月の東京地裁への提訴後、原告は数を増やし続け、パイワン族と全国の視聴者を併せて計約1万300人を数える過去最大規模の集団訴訟になった。一方で2審の原告はパイワン族を中心に計42人。高池弁護士は「原告を絞ったが、社会的な関心の高さは2審も同じ。報道の公正性を保つ上で大きな意味を持つ判決だ」と強調した。

 NHK広報局は「主張が一部認められず残念。今後の対応は判決内容を十分検討して決める」とのコメントを発表した。

(産経新聞 2013年11月28日 )



▲『ガラスの巨塔』 今井彰 (幻冬舎)


【今日の御言葉】

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。