地上を旅する教会

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忠告【ベトナムの英雄 ザップ将軍死去 仏米との戦争指揮】

2013-10-06 10:31:36 | 今日の御言葉


兄弟があなたに対して罪を犯したなら、

行って二人だけのところで
忠告しなさい。

言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。


「マタイによる福音書」 / 18章 15節 新約聖書 新共同訳



善は悪用されない。
されるようでも
結局、悪用した者が滅ぶ。






★ベトナムの英雄 ザップ将軍死去 仏米との戦争指揮


◆産経新聞2013年10月4日 23:21



▲ボー・グエン・ザップ氏

 第1次インドシナ戦争とベトナム戦争で軍事作戦を指揮、ベトナムを勝利に導いた「救国の英雄」として知られるボー・グエン・ザップ将軍が4日、老衰のため、ハノイ市内の病院で死去した。102歳だった。複数のベトナム共産党筋が明らかにした。

 ザップ将軍は建国の父、故ホー・チ・ミン主席の側近としてベトナム人民軍を創設。1954年5月、旧宗主国フランスとの戦いで最高司令官として北部の要塞ディエンビエンフーを人海戦術で陥落させた。

 その2カ月後にジュネーブ協定が結ばれ、フランスによる植民地支配が終結。西側諸国では「赤いナポレオン」との異名を取った。

 旧南ベトナム政府軍と米軍を相手にしてのベトナム戦争でも国防相として指揮を執り、75年4月のサイゴン(現ホーチミン)陥落により勝利をもたらし、戦略家としての名声を不動にした。(共同)



▲マクナマラ元米国防長官(左)と会談する
ボー・グエン・ザップ将軍(右)
=1997(平成9)年6月23日、ベトナム・ハノイ
(共同)



★日本の真の友は? 編集委員・安本寿久
【まぁ、聞いてくんなはれ!】


◆産経新聞 2013年9月7日 15:30



 ベトナム・ハノイの世界遺産、タンロン遺跡(旧ハノイ城跡)には、日本人には場違いとしか思えないものがある。「Dー67」。ベトナム戦争当時、北ベトナム軍が使った建物の地下10メートルにある作戦司令部だ。遺跡に入場すれば自由に見学でき、当時の通信機器が残る会議室には、将軍たちのネームプレートが座った場所ごとに置かれている。

 驚くのは、ベトナム戦争終結から38年経った今、その中の1人が存命で、「赤いナポレオン」と呼ばれて国民的英雄になっていることだ。ボー・グエン・ザップ氏。先月25日に102歳の誕生日を迎えた老将軍は22年前に公職から退いたものの、ハノイの病院で静養。誕生日には近親者らの祝福を受け、健康状態は安定しているという。

 老将軍がナポレオンと並び称されるのは、2つの大戦(おおいくさ)を指揮し、勝利したからだ。フランスからの独立を勝ち取ったディエンビエンフーの戦い(1954年)と、米軍などとの20年にわたるベトナム戦争である。

 ベトナムほど独立を念願し、その価値を知っている国は少ない。南越国が漢に滅ぼされ、その支配下に入ったのは紀元前111年のことだ。その後約千年間、中国による搾取を受け続けた。この間、4回の大きな反乱を起こしたが、独立には至らなかった。

 開国を求めてきたフランスに併合され、実質的な植民地となったのは1882年のことである。フランスの支配は約80年続いた。この悲惨な歴史を考えれば、独立と戦勝に導いた老将軍が高く賞賛されるのは当然のことだろう。中華思想に毒された中国の属国になったことがなく、明治維新を起こして欧米列強の植民地となることを免れた日本人がいかに幸せかを、ベトナムの歴史は教えてくれてもいる。

 苦難のベトナムを支えたものの一つが建国神話である。龍の王が山の女王と結ばれ、100の卵から100人の息子が生まれた。50人は父に従って海辺の平野に行き、50人は母に従って山に行く。父に従った子の中から雄王が出て、ベトナム最初の国、文郎国を建てた、というものだ。豊かなメコンデルタと、国土の4分の3を占める山岳地帯と少数民族を抱えるベトナムの発祥をよく伝えている。

 この神話は、ハノイ名物の水上人形劇の主要な出し物になっている。神話を大切にしない民族は滅びる、と言われるが、滅びなかったベトナムは日本同様に、その古言の好例だろう。

 日本との類似点はさらにある。チンギスハンが建国した元の侵略を3度にわたって撃退していることだ。一度は海で潮の干満を利用して勝ち、2度は陸戦で大軍を退けた。海で2度撃退した日本の鎌倉武士より勇猛だったかもしれない。

 今、離島や領海を中国に狙われている点もよく似ている。南北に長い国土は33万平方キロと38万平方キロ、人口は9000万人と1億2000万人。日本の真の友は東アジアではなく、東南アジアにいるのではないか。そんなことを思う。

(産経新聞2013年9月7日 )



http://withyoume.seesaa.net/s/article/257253311.html

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