だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

二重生活は、つらいよ

2013-04-29 21:17:52 | 演劇
1993年、加藤健一事務所の公演は3本。3月レイ・クーニー作「ラン・フォー・ユア・ワイフ」、6月ポール・ラドニック作「くたばれハムレット」、10月アントン・チェーホフ作「三人姉妹」←初演出でした。

まっ、加藤さんの舞台は(ほぼ)欠かさず見ているファンとしては、どれも楽しく大好きな作品です。中でもレイ・クーニーの戯曲は、加藤健一事務所では定番の作品。面白いんですもん!

「パパ、アイ・ラブ・ユー!」と「ラン・フォー・ユア・ワイフ」は、繰り返し上演されています。「ラン・フォー・ユア・ワイフ」は。小田島雄志と小田島恒志親子の翻訳。俳優でもある綾田俊樹演出。

加藤健一、石丸謙二郎、有福正志、深貝大輔、六角精児、小田雅之、戸田恵子、白木美貴子出演。2000年3月に再演され、比企理恵、加藤忍、山崎清介、高須誠、西川浩幸に役代わり。

タクシーの運転手をしている主人公は、まじめな男。なのにダブル結婚していて、2つの家庭を持っています。フレキシブルなタクシーの仕事を利用して、きっちりスケジュール通り暮らしています。

ところがそのスケジュールを乱す、ある事件が起き…。まっ、未見の方はぜひ舞台を見て大笑いしていただくとして、来月この作品が上演されるんです。ただし、加藤さんではないんです。

恵比寿のテアトル・エコーでは、「バレるぞ急げ」というタイトルです。翻訳は、中川千尋。演出は、永井寛孝。ロンドンでタクシー運転手をしている、ジョン・スミス(落合弘治)。

妻バーバラ(小野寺亜希子)の待つストレタムの自宅へ帰る途中、傷害事件に巻き込まれてしまいます。トラウトン警部(松澤太陽)とポーターハウス警部(沢りつお)に連れらて帰宅すると…

そこは妻マリー(渡辺真砂子)の待つウィンブルドンの自宅だったのです!どうして、なんで、なぜ?とジョンの周りには家が2つ、妻が2人、隣人が2人、警官が2人ともうどうしようもない状態。

劇団の代表取締役演劇担当の熊倉一雄氏が新聞記者役で出演。「ヒッチコック劇場」のヒッチコック、「ひょっこりひょうたん島」のトラひげ、「名探偵ポワロ」のエルキュール・ポワロの声ですよ~。
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New レ・ミゼラブル

2013-03-22 19:26:57 | 演劇
もう、ご覧になりましたでしょうか?映画「レ・ミゼラブル」(12)。「英国王のスピーチ」(10)で、アカデミー賞監督賞受賞のトム・フーパー作品。本年度第85回アカデミー賞8部門ノミネート。

アン・ハサウェイが助演女優賞受賞。他にもメイクアップ&ヘアスタイリング賞、音響賞(調整)の3部門受賞。オリジナルはヴィクトル・ユゴー原作、1985年ロンドンで初演されたミュージカル。

作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク、作詞:アラン・ブーブリル、脚色:トレバー・ナン & ジョン・ケアード。トム・フーパーの映画は大ヒットロングラン中ですが、やはり舞台で楽しみたい!

東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」は、1987年11月初演。ロンドン、NYに続く世界3番目の上演国です。演出:ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル、翻訳:酒井洋子氏、訳詞:岩谷時子氏。

キャストはこれまでに何度となく変更されていて、ダブルキャスト、トリプルキャストは当たり前。ミュージカル好きなので、初演から見続けています。お気に入りのキャストの舞台は、もう見れません。

映画と違って舞台は“今”見ておかないと。しかし東宝は見事なキャステイングで、その時その時を楽しませてくれます。映画大ヒットの今、舞台「レ・ミゼラブル」が、新演出、新キャストで上演されます。

製作のキャメロン・マッキントッシュは初演から25年の今、すべてを一新させました。舞台装置や照明、音響、衣装などの他、登場人物の描き方も変更。元の舞台は変わっていません!

舞台には大型スクリーンを設置、よりリアルな演出になっているそうです。違いは自分の目で確かめるしかありません。新キャストにも注目です。ジャン・バルジャン:キム・ジュンヒョン、ジャベール:福井晶一

エポニーヌ:笹本玲奈、ファンテーヌ:里アンナ、コゼット:磯貝レイナ、マリウス:山崎育三郎、テナルディエ:駒田一、マダム・テナルディエ:森公美子、アンジョルラス:野島直人…

これが私が見る日のキャスティング。ほとんど変わっています、テナルディエ夫妻以外は。果たしてどんな舞台が待っているんでしょう。楽しみですねぇ~。ところで映画のソフト、早く欲しい!
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加藤さんと戸田さん、2人芝居。

2013-02-15 20:33:14 | 演劇
毎年、映画は140本近く見るのですが、最近は昔に比べて舞台を見に行く機会がだいぶ減りました。映画を見るのが忙しくて時間が取れないのと、仕事に時間を取られるようになったのが主な理由。

さらに観劇料金も高くなりましたね~。なかなか月4~5本見ていたペースには、戻れません。演劇好きの友人は、オープンした渋谷の東急シアターオーブによく行きますが、やはり12000円は高い。

来日公演でなくても、観劇となると8000円、9000円はあたりまえ。う~む、月に1本行けたら良い方かも。そうは言っても東宝ミュージカルと加藤健一事務所の公演は、見逃せません。

帝国劇場の新しい「レ・ミゼラブル」や日生劇場の「屋根の上のバイオリン弾き」は、見に行く予定です。それにしても、近年、東宝ミュージカルもキャストの一新が目覚ましいです。

いつも変わらず良質の芝居を低価格(5000円!)で、見せてくれる加藤健一事務所。演劇ファンには本当にうれしい劇団です。加藤健一事務所を主宰するのは、俳優の加藤健一さん。

1949年10月31日(蠍座)静岡県磐田市出身。1980年の「審判」をはじめ、昨年11月の「バカのカベ」まで、84作を上演。さぁ~、2013年最初の公演Vol.85は、「八月のラブソング」です。

作:アレクセイ・アルブーゾフ、英訳:アリアドネ・ニコラエフ、訳:小田島恒志、演出:鵜山仁。共演は、加藤健一事務所の「ブラック・コメディ」(90、94)「ラブ・ゲーム」(91)「ラン・フォー・ユア・ワイフ」(93)

「What a Sexy Dinner!」(95)で共演している、戸田恵子さん。物語は1968年、バルト海に面した港町リガ近くのサナトリウム(長期療養を必要とする人のための療養所)。

主任医師のロディオン・ニコラエヴィッチ(加藤健一)は、診療室を抜け出し木の下で新聞を読んでいました。そこに派手な服装の女性が現れます。彼女は医師が今朝、呼び出した患者でした。

リディア・ワシーリエヴナ(戸田恵子)は、サナトリウムでの奇妙な行動が目立っていました。価値観も理念も性格も全く違い、ケンカばかりの2人の関係は?演技派の2人の共演。もちろん、見ますよ。
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バカのカベの意味は?

2012-10-16 19:55:39 | 演劇
1937年7月28日パリ出身のフランシス・ヴェベールは、脚本家で監督。脚本作には「Mr.レディMr.マダム」(78)「Mr.レディMr.マダム2」(80)が有名。リメイクが「バードケージ」(96)ですね。

ライアン・オニールとジョン・ハート主演の「パートナーズ」(82未)の脚本も書いてます。←面白かった。ニック・ノルティ、マーチィン・ショート主演「3人の逃亡者」(88)、ジャン・レノ主演「ジャガー」(96)

さらに、ダニエル・オートゥイユ主演「メルシィ!人生」(00)、ジャン・レノとジェラール・ドパルデュー主演「ルビー&カンタン」(03)などもフランシス・ヴェベール脚本・監督作品です。

ジャック・ヴィルレ、ティエリー・レルミット主演「奇人たちの晩餐会」(98)は、後にジェイ・ローチ監督、スティーヴ・カレル、ポール・ラッド主演「奇人たちの晩餐会 USA」(10未)でリメイク。

「奇人たちの晩餐」は、パリ在住の編集者ピエール・ブロシャン(レルミット)が毎週水曜日に開くディナーが舞台。招かれたメンバーは、必ずゲストを連れて来てその奇人変人ぶりを競うのです。

今回は、大蔵省の会計係フランソワ・ピニョン(ヴィルレ)を招待。彼はマッチ棒で模型を作るのに熱中している変人。結末は映画を見ていただくとして、フランスならではのきついブラックな作品。

もともと本作は、舞台劇。日本でも『おばかさんの夕食会』として、99年と01年に坪内孝則(ピエール)と辻萬長(フランソワ)主演で上演。ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

この冬、加藤健一事務所で上演!「バカのカベ ~フランス風~」がそれ。なんとも内容ばっちりのタイトルではありませんか!訳・演出は、『おばかさんの夕食会』と同じ鵜山仁。

ピエール役は加藤さんと30年ぶりの共演になる、風間杜夫。その加藤さんはもちろん、フランソワ役。その他、新井康弘、清水明彦(文学座)、西川浩幸(演劇集団キャラメルボックス)

日下由美、加藤忍…と豪華キャストが揃いました。さらにナレーションに平田満。すごい!これは見なくっちゃいけません。前作「シュペリオール・ドーナツ」を都合で見逃したので、再演よろしく!
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カトケンの2本立て!

2012-01-31 22:04:15 | 演劇
久々に、加藤健一事務所の舞台に行こうと思っています。『滝沢家の内乱』(7月13日~24日)以来だから、およそ半年ぶりです。最近は再演が多くて時にパスしていました。とは言え、ファンです。

今年最初の公演は、なんと2本立て!豪~華。vol.81「寿歌(ぼぎうた)」と「ザ・シェルター」です。2作とも再演なんですねぇ~。ところが運良く(?)2本とも未見だったのです。信じられない~!

「寿歌」は1981年初演。加藤健一事務所は1980年の「審判」で旗揚げしましたから、2年目の作品。上演作品は「審判」 「幽霊」 「寿歌」の順です。1981・82・83・84・86・88年上演。

「ザ・シェルター」は1983年初演。1984年に「改訂版 ザ・シェルター」と88年に上演。2作品とも、作:北村想氏、演出:大杉祐氏。出演者は、加藤健一、小松和重、日下由美、占部房子

未見なので今から舞台がとっても楽しみですが、ちょっとあらすじを。今回の上演順に「ザ・シェルター」から。センタ(小松和重)は、核シェルター製造会社のサラリーマン。

センタは製品テストのため、自宅の庭のシェルターで家族4人で3日間生活をする事になります。家族は妻のサトコ(日下由美)と娘のカノ(占部房子)、そして父のセンジューロー(加藤健一)。

4人はまるでピクニックにでも出かけるような浮かれ気分。すると、突然コンピュータが故障?外に出られなくなった一家は、なぜか昔の台風の思い出話で盛り上がるのですが…。どうなる?

「寿歌」のあらすじは…核戦争が終わった関西のとある町。家財道具をリヤカーに積み、ゲサク(加藤健一)とキョウコ(占部房子)がやって来ます。2人は芸を見せて町から町へと渡り歩く、旅芸人。

そこへ謎の男、ヤスオ(小松和重)が現れ、3人一緒に旅をする事になるのですが…。関西弁のおかしな芸人コンビと、謎の男の行く先は?今だからこそ再演する2作品。

加藤さんの意気込みが感じられます。2012年上演予定作は、再演の『川を越えて、森を抜けて』、『シュペリオール・ドーナツ』と『バカのカベ ~フランス風~』。新作は必ず見ます。
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ノエル・カワードの秘密

2011-07-15 20:58:27 | 演劇
新宿の紀伊国屋サザンシアターで上演の、「秘密はうたう」を見に行きます。とっても楽しみ。この作品は、イギリスの俳優・作家・脚本家・演出家・作詞・作曲・映画監督もしているノエル・カワードの作品。

1899年12月16日ミドルセックス出身のカワードは、子役からはじまり映画や演劇で活躍。製作、脚本、監督、音楽、主演した「軍旗の下に」(42未)で、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされました。

他にも脚本担当の作品には、「幸福なる種族」(44)「逢びき」「陽気な幽霊」(45)などがあります。出演作には、マイケル・アンダーソン監督、デヴィッド・ニーヴン、カンティンフラス主演「80日間世界一周」(56)

キャロル・リード監督、アレック・ギネス、バール・アイヴス、モーリン・オハラ主演「ハバナの男」(60)。リチャード・クワイン監督、ウィリアム・ホールデン、オードリー・ヘプバーン主演「パリで一緒に」(63)

オットー・プレミンジャー監督、ローレンス・オリヴィエ主演「バニー・レークは行方不明」(65)。ロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュース主演「スター!」。ジョセフ・ロージー監督、エリザベス・テイラー、リチャード・バートン主演「夕なぎ」(68)

ピーター・コリンソン監督、マイケル・ケイン主演「ミニミニ大作戦」(69)。そんなノエル・カワードは、1950年代に移住したバミューダ島の自宅で、心臓発作のため1973年3月26日亡くなりました。

1970年“サー”の称号を受けたカワードは、ゲイを公表し生涯1人だったそうです。カワードが最後に書いた戯曲、3部作「Suite in Three Keys」の中の「A Songa at Twilight」…

それが「秘密はうたう」です。翻訳は高橋知伽江、演出はマキノノゾミ。スイスの高級ホテルのスイートルーム。イギリス人作家ヒューゴ・ラティマー(村井国夫)は、ドイツ人妻ヒルダ(三田和代)と長期滞在中。

ヒューゴは、若い頃の恋人で女優のカルロッタ(保坂知寿)と久しぶりに会うことになっていました。果たして、長年連絡のなかったカルロッタの思惑とは?この戯曲、1966年にロンドンのクィーンズ劇場で初演。

カワード本人が主演し、批評家からも高い評価を受け、チケットは完売。しかし、カワードの健康状態が悪くなり、わずか3ヵ月で打ち切られたとのこと。日本での上演は、今回がはじめて。ううっ、期待しています!
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加藤さんと忍さん、祝100本

2011-07-01 22:24:32 | 演劇
加藤健一事務所100本目の上演作品は、「滝沢家の内乱」です。これは見ないと。新作ですもん。出演は、加藤健一さんと加藤忍さん。ご存じだと思いますが、苗字は同じですが血縁関係はありません。

加藤忍さんは、加藤健一事務所俳優教室出身。共演作には「松ヶ浦ゴドー戒」(95)「私はラッパーポートじゃないよ」(96)「千人のピエロ」(98)「銀幕の向こうに」(99、01)「煙が目にしみる」(00、02、05)

「ラン・フォー・ユア・ワイフ」(00)「バッファローの月」(02、04)「ギャンブラー」(03)「木の皿」(03、06、10)「コミック・ポテンシャル」(04、07)「ヒーロー」(05)「エキスポ」(06)「コラボレーション」(11)があります。

うむ、見てるなぁ~。加藤健一事務所のファンですから。今回もしっかり見ます。あっ、忘れてましたが声の出演としてゲストが2人。私としては「X-ファイル」(93~02)のモルダーの声、風間杜夫さん

そして加藤健一事務所の代表作の1本、「セイムタイム・ネクストイヤー」(85、87、90.95、01)のドリス役、高畑淳子さん。果たしてその物語とは…。文政10年(1828)のこと。

『南総里見八犬伝』を執筆中の滝沢馬琴(加藤健一)。宗伯(声:風間杜夫)は病弱で神経質な息子。彼の元に嫁いできたのがお路(加藤忍)でした。お百(声:高畑淳子)は、ヒステリックに喚き立てる馬琴の妻。

そんな滝沢家はいつもてんやわんやの内乱状態!まともに会話ができるのは馬琴とお路だけ。ある日突然、馬琴が眼を患い執筆が難しくなってしまいます。手を差し延べたのが、読み書きのできないお路でした…。

滝沢馬琴、本名:滝沢興邦(おきくに)こと曲亭馬琴(きょくていばきん)は、明和4年(1767)~嘉永元年(1848)の人。江戸時代後期の読本作者として活躍し、代表作が『南総里見八犬伝』全98巻106冊の大作です。

『八犬伝』と言えば、1973年~75年にNHKで放送された人形劇『新・八犬伝』!仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉を持つ、八剣士たち。お芝居の中に出てくるかしらん?

一人芝居「審判」(80)から加藤健一企画として21公演。加藤健一事務所公演(86~)として79公演。100本目、本当にめでたい!
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ロイド=ウェバーの原点、来日

2011-02-07 22:10:04 | 演劇
アンドリュー・ロイド=ウェバーのファンです。彼の作品には「ヨセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」(68)「ジーザス・クライスト・スーパースター」(71)「エビータ」(78)「キャッツ」(81)「ソング&ダンス」(82)

「スターライト・エクスプレス」(84)「オペラ座の怪人」(86)「アスペクツ・オブ・ラブ」(89)「サンセット大通り」(93)「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」(96)「ウーマン・イン・ホワイト」(04)。劇団四季や東宝の公演でお馴染み。

90年代、毎年(少しオーバー)のようにブロードウェイ・ミュージカルを見に行ってました。グレン・クローズ主演の「サンセット大通り」やキース・キャラダイン主演の「ウィル・ロジャース・フォーリーズ、ジョナサン・プライス主演の「ミス・サイゴン」

マシュー・ブロデリック主演の「努力しないで出世する方法」、ネイサン・レイン主演の「ローマで起こった奇妙な出来事」、ルー・ダイアモンド・フィリップスとドナ・マーフィ主演の「王様と私」、「レ・ミゼラブル」「クレイジー・フォー・ユー」

その他、「キャッツ」「オペラ座の怪人」「美女と野獣」「トミー」「ショー・ボート」「グランド・ホテル」「シティ・オブ・エンジェルズ」「ガイズ&ドールズ」…うむ、たくさん見ました。まだ、あったかしら?

「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」は日本での上演はまだ。出世作「ジーザス・クライスト・スーパースター」より3年前、ロイド=ウェバー若干20歳の時の作品がとうとう日本に上陸。本当に待っていました。

ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」です!ロイド=ウェバー作曲、ティム・ライス作詞のこの作品は、1982年ブロードウェイに進出。今回の来日公演は、2009年主役に抜擢されたアンソニー・フェデラー主演。

タイトルは、聖書に登場するヤコブの息子ヨセフが父からもらったマルチカラーのコートのこと。かなりハデ。旧約聖書創世記第37章~46章の物語を元にしています。ヤコブと妻ラケルの間には、12人の息子がいました。

誰よりも父から愛されているヨセフは、ある夜自分が他の兄弟たちより出世するという夢を見ます。兄たちは実現を恐れ、ヨセフを通りがかりの隊商に奴隷として売ってしまいます。果たして、ヨセフの運命は?

ロイド=ウェバーの原点。わくわくしながら待っています。
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シュトラウスとツヴァイクのコラボ

2011-01-06 11:57:30 | 演劇
脚本家のロナルド・ハーウッドは、1934年11月9日南アフリカのケープタウン出身。数多くの映画の脚本を書いています。ジョン・ハフ監督、マーク・レスター主演「小さな目撃者」(70)。見ました?懐かしいですね~。

ルイス・ギルバート監督、ティモシー・ボトムズ主演「暁の7人」(75)。ジーン・サックス監督、マルチェロ・マストロヤンニ、ジュリー・アンドリュース主演「アフタヌーンティーはベッドで」(91)なんていうのも。見たわ~。

ハーウッドは1951年ロンドンに移住し、1953年から58年まで著名なシェークスピア俳優兼舞台マネージャーの付き人を務め、この時の経験を戯曲『ドレッサー』として書き上げます。この作品は日本でも上演されましたね。

もちろん、ピーター・イエーツ監督、アルバート・フィニー、トム・コートネイ主演で映画化。他にイシュトヴァン・サボー監督、アネット・ベニング主演「華麗なる恋の舞台で」(04)。ロマン・ポランスキー監督「オリバー・ツイスト」(05)。

ジュリアン・シュナーベル監督「潜水服は蝶の夢を見る」(07)やマイク・ニューウェル監督、ハビエル・バルデム主演「コレラの時代の愛」(07)。バズ・ラーマン監督、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン主演「オーストラリア」(08)も。

さらにロマン・ポランスキー監督「戦場のピアニスト」(02)で、監督賞、主演男優賞、脚色賞を受賞。 素晴らしい経歴ですよね~。そのハーウッドの新作が、加藤健一事務所で上演されます。これは見なくては!

それが「コラボレーション」です。主人公は、映画「2001年宇宙の旅」(68)で印象的だった『ツァラトゥストラはかく語りき』(1896)や、『ばらの騎士』(1910))『サロメ』(1935)などの作曲家リヒャルト・シュトラウス。

1931年のドイツ。シュトラウス(加藤健一)は、長年共にオペラ作りをしてきたフーゴ・フォン・ホーフマン・スタールの死に絶望していました。心配した妻のパウリーネ(塩田朋子)に勧められ、作家シュテファン・ツヴァイク(福井貴一)と会う事に。

2人はたちまち意気投合!さっそく“無口な女”の制作に取りかかります。しかし、時代はナチスドイツの脅威の時。ユダヤ人の関わったオペラは上演できない…と言われたシュトラウスは?共演は加藤忍、加藤義宗、河内喜一朗。楽しみ!
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人生の黄昏

2010-11-23 21:11:15 | 演劇
1965年劇団青年座に入団した、津嘉山正種さん。1944年2月6日沖縄県出身。多くの舞台で活躍されていますが、映画、TV、CM、洋画やアニメの吹き替え…などでもお馴染み。蜷川作品にも多く出演。

1987年「NINAGAWA マクベス」の主演平幹二郎さんの代役としてロンドン公演に参加。主な出演作は、「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」(69)「三文オペラ」(73)「天守物語」「オセロー」(77)

「女王メディア」(78)「欲望という名の電車」(79)「リチャード三世」(80)「無法松の一生」「貧民倶楽部」「オイディプス王」(86)「なぜか青春時代」(87)「地獄のオルフェ」「テンペスト」(88)「黒蜥蜴」「オリバー!」(90)

「カルメンを愛した伯爵夫人」「風が吹くとき」(92)「アユタヤの星」「雲ながるる果てに」「気になるルイーズ」(93)「幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」(94)「つくづく赤い風車」「いそという女」(95)

「かれら自身の黄金の都市」(96)「海の沸点「(97)「野望と夏草」(98)「棋人(チーレン)」(99)「とかげ」「夜への長い旅路」(00)「櫻の園」(02)「アントニーとクレオパトラ」「喪服の似合うエレクトラ」「殺陣師段平」(04)

「夫婦レコード」(06)「The Guys 消防士たち」「野鴨」(07)など多数。「GHETTO/ゲットー」(95)で第30回紀伊國屋演劇賞受賞、「シャドーランズ」(96)で第4回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞。

パルコ劇場で上演中の「ラブレターズ」の第1シーズン、1991年2月12日に鳳蘭さんと出演(9月15日再演)。懐かしいぁ~。ずっとファンです。幾度となく体調を崩して舞台の降板もありましたが、久々に舞台出演。

紀伊国屋ホールで上演中の「黄昏」。そう!あの「黄昏」(81)です。アーネスト・トンプソン原作、マーク・ライデル監督、ヘンリー・フォンダ、キャサリン・ヘプバーン、ジェーン・フォンダ主演。ニューイングランドのゴールデン・ポンドを舞台にした家族の物語。

ヘンリー・フォンダ(遺作)とヘプバーンはこの作品でアカデミー賞の主演賞を受賞。後わずかの上演ですので、お早めに!
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