昨日のエントリーで久しぶりに大ちゃんの名前をフルネームで書いたらアクセス数がえらいことになってます。大ちゃん人気者なんだね。
以下、スケート関係で最近買った本とこれから買う(かも知れない)本の覚え書き
【既刊】Cutting Edge 2007―日本男子フィギュアスケート-オフィシャルファンブック (2007)
*購入済み
備考:日本男子シングルオフィシャルファンブック第二弾。1人につき8P割かれてるので、掲載されている10人のファンなら買いですが、10人以外に関しては影も形もないという……その差は一体なんなんでしょう。2006→2007の間でデザイン・レイアウトのセンスが飛躍的な進歩を遂げています。
オススメ度☆☆☆…日本男子が好きな方に。
【既刊】ワールド・フィギュアスケート 26 (26)
*購入済み
備考:日本で唯一、レギュラーで出版されているフィギュアスケート専門誌。今回はGPS後半戦~全日本選手権・MOIあたりまで。ということは大ちゃん大活躍の巻。写真は大変美麗ですが、デザイン・レイアウトのセンスが妙に古くて垢抜けないのが気になります。
オススメ度☆☆☆…海外の選手も見たい方に(但し今回は日本の試合多し)
【既刊】フィギュアスケート世界選手権2007完全ガイド
*購入済み
備考:タイトルがすべてを表してます。こちらはデザインにも中々気合いが入っている模様。ライトな入門編として予想以上に親切な内容でした。これさえあれば、スケート全然知らなかった人でもいっぱしの顔して順位予想くらいは立てられます(当たるかどうかは別問題ですが)。逆に言えば、既にマニアになってる人には食い足りないかも知れません。個人的に、目次のページの一番下にさり気なく大ちゃんの写真があるのがツボです。オペラ座のフィニッシュはホントにドラマティックですね。
オススメ度☆☆☆☆…世界選手権に向けて取りあえず何か一冊という方に。
【既刊】王子辞典
*購入済み
すみませんコレ全然スケートじゃありません。スポーツ王子の一人として大ちゃんが登場してますが、モノクロ1/2ページなので、大ちゃんだけのために買うには無理がある本。私的には色んな意味で興味深い本でした。表紙の要潤とか。短い紹介文ですが、主に表現力などについて言及されてて意外にも(?)まともな内容でした。なのにバンクーバー五輪に向けての期待が衣装と髪型ってどないやねん。
オススメ度 …強いて言えば要潤も好きだという方に。
【既刊】COLORS 2007
*購入済み
備考:こっちはワールドワイドな男子シングル本。去年のは買わなかったけど、今年は大ちゃんが表紙のド真ん中で飛び跳ねてます。ページも一番最初にして貰ってたね。
インタビューの内容は新しくて良かったですが、本の体裁としては、アイスショーとかの会場で売ってるパンフレットの豪華版、という感じもします。Cutting Edgeにも言えることですが。書いてる人も同じですしね。P106から日本人の選手をまとめて紹介してますが、こういうのこそCutting Edgeの方に入れて欲しかった気がします。
オススメ度☆☆☆…男子選手、特に海外選手のファンの方に。
【既刊】フィギュアスケートDays vol.2 (2)
*購入済み
備考:日本で二番目の専門誌を目指してると思うんですが、今の所不定期刊行な雑誌の第2弾(vol.0があるので実質第3弾)。大ちゃんが表紙&インタビュー付き。
WFSに比べるとデザインも比較的垢抜けていて雑誌らしい体裁。日本人選手がメインでインタビューも豊富。
大ちゃんのインタビューは世界選手権へ向けて心強い内容。全日本では、観客が盛り上がることで自分も乗れたとのことなので、世界選手権へ観に行かれる方は是非ともご声援よろしく!
モロゾフさんのインタビューも興味深いです。
オススメ度☆☆☆…日本選手全般が好きな方に。
【既刊】毎日ムック フィギュアスケート07
*購入済み
備考:表紙でメーテルがスケートしている、とてもくだけた雰囲気のムック。他の本とは切り口が違うので面白いと言えば面白いけど、冷やかしっぽいというかかなり偏見入ってる部分もあります。これに関してはその内またどっかで書くかも。
一番のツッコミ所はP7-8のマトリクスでしょうかね。普通こういう場合、タテ軸の上下とヨコ軸の左右には相反する要素を持って来ます。明るい←→暗い とか 子供←→大人 とか。
しかしこの本では全く性格の異なる要素を対局に配置しているため、表現力を付けるほどジャンプが飛べなくなったり、柔軟性を身につけるほどスケーティングが下手になったりしています。同じ理由でP92-93の性格分析もデタラメです。これってスケートの知識云々以前の問題だと思うんですが、編集の過程で誰も何も言わなかったんでしょうか。
それでも買ったのは、大ちゃんのステップ分析が付いてたからです。ジャンプやスピンと違って、ステップの細かい技術解説ってあんまり見たことないから。
オススメ度☆…ネタ的に楽しめる方・心の広い方に。
***
意外に掘り出し物だと思ったのは、やっぱり「世界選手権2007完全ガイド」です。ノリ的には、F1でよくある「開幕直前号」とか「日本GP観戦ガイド」とかに近いかも。
芸術ではなくスポーツとしての見方に特化している感じで、戦力分析なんかも面白い。
私は元々「フィギュアスケート」のファンではなかったせいか、「ワールド・フィギュアスケート」や「Cutting Edge」なんかの内側に入り過ぎてしまっているような記事には、違和感を覚えることがちょくちょくありました。
それに比べるとこっちの方が、適度に距離感があって読みやすい。多少のバイアスは仕方がないと思いますが、それでも可能な限り客観的に、選手の良い所も悪い所も書こうという姿勢が感じられました。
特に印象的なのは「表現力」という言葉を余り使っていない所。代わりに多用されていたのが「演技力」という言葉。
「表現力」って言うととにかく漠然としていて主観的になるため、皆が皆「自分の好きな選手」=「豊かな表現力を持った選手」として主張した挙げ句、最後は「そんなの好き好きじゃん!」という結論になってしまうという。確かに好みは人それぞれですが、そう言ってしまうとそれを採点する意味もなくなってしまいます。それに比べればまだ、「演技力」の方が言葉の意味が狭い分わかりやすいかなと思いました。
大ちゃんの表現に関しても「音楽の世界に入り込んで行く狂おしく切なさいっぱいの演技」というくらいの書き方ですが、この手の本なら、これぐらいあっさりした書き方で十分だと思いました。他の選手と重複せずに、ちゃんと彼の特徴を捉えてて、中々良い仕事ではないかと思います。
***
興味深かったのは、Colorsのジョニー・ウィアー選手の大ちゃんへのコメントと、Daysのモロゾフさんのコメントでしょうか。
どちらも「彼こそが本物のアーティストだ」みたいなことを言ってますね。「彼は」じゃなくて「彼こそが」って言い回しまで共通してたんですが、英語ではどう言ってたんだろう。モロゾフさんは更に「彼は頭じゃなくてハートで表現する」と言ってたんですが(うろおぼえ)、2人の感じているものが、私が「ノクターン」で感じたものと同じであれば嬉しいと思いました。
以下、スケート関係で最近買った本とこれから買う(かも知れない)本の覚え書き
【既刊】Cutting Edge 2007―日本男子フィギュアスケート-オフィシャルファンブック (2007)
備考:日本男子シングルオフィシャルファンブック第二弾。1人につき8P割かれてるので、掲載されている10人のファンなら買いですが、10人以外に関しては影も形もないという……その差は一体なんなんでしょう。2006→2007の間でデザイン・レイアウトのセンスが飛躍的な進歩を遂げています。
オススメ度☆☆☆…日本男子が好きな方に。
【既刊】ワールド・フィギュアスケート 26 (26)
備考:日本で唯一、レギュラーで出版されているフィギュアスケート専門誌。今回はGPS後半戦~全日本選手権・MOIあたりまで。ということは大ちゃん大活躍の巻。写真は大変美麗ですが、デザイン・レイアウトのセンスが妙に古くて垢抜けないのが気になります。
オススメ度☆☆☆…海外の選手も見たい方に(但し今回は日本の試合多し)
【既刊】フィギュアスケート世界選手権2007完全ガイド
備考:タイトルがすべてを表してます。こちらはデザインにも中々気合いが入っている模様。ライトな入門編として予想以上に親切な内容でした。これさえあれば、スケート全然知らなかった人でもいっぱしの顔して順位予想くらいは立てられます(当たるかどうかは別問題ですが)。逆に言えば、既にマニアになってる人には食い足りないかも知れません。個人的に、目次のページの一番下にさり気なく大ちゃんの写真があるのがツボです。オペラ座のフィニッシュはホントにドラマティックですね。
オススメ度☆☆☆☆…世界選手権に向けて取りあえず何か一冊という方に。
【既刊】王子辞典
すみませんコレ全然スケートじゃありません。スポーツ王子の一人として大ちゃんが登場してますが、モノクロ1/2ページなので、大ちゃんだけのために買うには無理がある本。私的には色んな意味で興味深い本でした。表紙の要潤とか。短い紹介文ですが、主に表現力などについて言及されてて意外にも(?)まともな内容でした。なのにバンクーバー五輪に向けての期待が衣装と髪型ってどないやねん。
オススメ度 …強いて言えば要潤も好きだという方に。
【既刊】COLORS 2007
備考:こっちはワールドワイドな男子シングル本。去年のは買わなかったけど、今年は大ちゃんが表紙のド真ん中で飛び跳ねてます。ページも一番最初にして貰ってたね。
インタビューの内容は新しくて良かったですが、本の体裁としては、アイスショーとかの会場で売ってるパンフレットの豪華版、という感じもします。Cutting Edgeにも言えることですが。書いてる人も同じですしね。P106から日本人の選手をまとめて紹介してますが、こういうのこそCutting Edgeの方に入れて欲しかった気がします。
オススメ度☆☆☆…男子選手、特に海外選手のファンの方に。
【既刊】フィギュアスケートDays vol.2 (2)
備考:日本で二番目の専門誌を目指してると思うんですが、今の所不定期刊行な雑誌の第2弾(vol.0があるので実質第3弾)。大ちゃんが表紙&インタビュー付き。
WFSに比べるとデザインも比較的垢抜けていて雑誌らしい体裁。日本人選手がメインでインタビューも豊富。
大ちゃんのインタビューは世界選手権へ向けて心強い内容。全日本では、観客が盛り上がることで自分も乗れたとのことなので、世界選手権へ観に行かれる方は是非ともご声援よろしく!
モロゾフさんのインタビューも興味深いです。
オススメ度☆☆☆…日本選手全般が好きな方に。
【既刊】毎日ムック フィギュアスケート07
備考:表紙でメーテルがスケートしている、とてもくだけた雰囲気のムック。他の本とは切り口が違うので面白いと言えば面白いけど、冷やかしっぽいというかかなり偏見入ってる部分もあります。これに関してはその内またどっかで書くかも。
一番のツッコミ所はP7-8のマトリクスでしょうかね。普通こういう場合、タテ軸の上下とヨコ軸の左右には相反する要素を持って来ます。明るい←→暗い とか 子供←→大人 とか。
しかしこの本では全く性格の異なる要素を対局に配置しているため、表現力を付けるほどジャンプが飛べなくなったり、柔軟性を身につけるほどスケーティングが下手になったりしています。同じ理由でP92-93の性格分析もデタラメです。これってスケートの知識云々以前の問題だと思うんですが、編集の過程で誰も何も言わなかったんでしょうか。
それでも買ったのは、大ちゃんのステップ分析が付いてたからです。ジャンプやスピンと違って、ステップの細かい技術解説ってあんまり見たことないから。
オススメ度☆…ネタ的に楽しめる方・心の広い方に。
***
意外に掘り出し物だと思ったのは、やっぱり「世界選手権2007完全ガイド」です。ノリ的には、F1でよくある「開幕直前号」とか「日本GP観戦ガイド」とかに近いかも。
芸術ではなくスポーツとしての見方に特化している感じで、戦力分析なんかも面白い。
私は元々「フィギュアスケート」のファンではなかったせいか、「ワールド・フィギュアスケート」や「Cutting Edge」なんかの内側に入り過ぎてしまっているような記事には、違和感を覚えることがちょくちょくありました。
それに比べるとこっちの方が、適度に距離感があって読みやすい。多少のバイアスは仕方がないと思いますが、それでも可能な限り客観的に、選手の良い所も悪い所も書こうという姿勢が感じられました。
特に印象的なのは「表現力」という言葉を余り使っていない所。代わりに多用されていたのが「演技力」という言葉。
「表現力」って言うととにかく漠然としていて主観的になるため、皆が皆「自分の好きな選手」=「豊かな表現力を持った選手」として主張した挙げ句、最後は「そんなの好き好きじゃん!」という結論になってしまうという。確かに好みは人それぞれですが、そう言ってしまうとそれを採点する意味もなくなってしまいます。それに比べればまだ、「演技力」の方が言葉の意味が狭い分わかりやすいかなと思いました。
大ちゃんの表現に関しても「音楽の世界に入り込んで行く狂おしく切なさいっぱいの演技」というくらいの書き方ですが、この手の本なら、これぐらいあっさりした書き方で十分だと思いました。他の選手と重複せずに、ちゃんと彼の特徴を捉えてて、中々良い仕事ではないかと思います。
***
興味深かったのは、Colorsのジョニー・ウィアー選手の大ちゃんへのコメントと、Daysのモロゾフさんのコメントでしょうか。
どちらも「彼こそが本物のアーティストだ」みたいなことを言ってますね。「彼は」じゃなくて「彼こそが」って言い回しまで共通してたんですが、英語ではどう言ってたんだろう。モロゾフさんは更に「彼は頭じゃなくてハートで表現する」と言ってたんですが(うろおぼえ)、2人の感じているものが、私が「ノクターン」で感じたものと同じであれば嬉しいと思いました。