ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

降れば土砂降り

2007-07-16 00:45:41 | 日記
こんにちは。中途半端に運命論者な虹川です。
My運命の神様から「いいからお前はDOIあきらめてこっちゃ来い」と言われたような気がして行ってまいりました万博記念競技場。
ヤマザキナビスコカップ準々決勝・ガンバ大阪 VS 浦和レッズ。
J1リーグ戦でも首位を争う、西の雄と東の雄の頂上決戦でございます(←一夜漬けで仕入れた知識)。

神様に呼ばれたからには何かはあるんだろうと朧げに期待はしてたのですが、まさか待っていたのが台風4号だったとは…。
ちなみに私、初の鈴鹿が1994年の雨のレースだったくらいなので雨だけならばそれなりに何とかするつもりですが、何せ相手は台風だし、風とか雷まで出て来たらどうしよーとか思いながら会場到着。
皆さんもしかして…雨に慣れていらっしゃる?
試合中は傘禁止ということで私もレインコート持参して行ったんですが、サポーターはみんなチームカラーの青いレインコートを常備している。当然レッズサポは赤いレインコート。

…という訳で今回は、Jリーグ最強(寧ろ最恐)と言われるレッズサポーターを間近に見れる!ということでわくわくしてGO!(←何か大きく間違えている)

とりあえず、
●数が多い
この台風の中、埼玉からどうやってこんなに?!と真剣に思いました。ちなみに去年は観客の6割くらいレッズサポで占められていたということで(大阪なのに)、今回はそうはさせじとガンバサポの人たちががんばったそうです。それでも3割くらいは赤でした。遠路はるばるとご苦労様です。次の日新幹線止まってましたが、皆さん無事に帰れたんでしょうか。
●しかも統制が取れている
皆さんいつ練習してるんですか?と思うくらい揃った動きで跳ねるし踊る。しかも試合中ほとんどずっと。すごい体力だと真剣に思いました。
●しかも声がやたら通る
皆さんいつ発声練習を(略)と思うくらいみんな腹から声が出ている。

そんなレッズサポに対抗するべく頑張っているガンバサポはと思ってゴール裏を振り返ってみると、真ん中辺の何人かが上半身裸になって踊ってました。…なんていうか、自由だ。
…なんか大阪の人って、県民性としてあんまり統制の取れた行動はできないような気がします。良くも悪くも。自分が田舎者なので余計にそう思うんですが、大阪は商人の町なので、日本でほとんど唯一の「抜け駆けOK、寧ろ推奨」な文化だと思うんですよね。農村ではムラ全体で足並み揃えることが必要ですが、商売人は寧ろ、他人と違うことをしなければ生き残れませんから。

そんなこんなでサポーターの意地もぶつかり合う頂上決戦。
面白かったのは、スタンド裏にサポーターの手作りと思しき張り紙がペタペタ貼ってあったことです。
「やったろやないか!」「見てるだけなら勝たれへん!!」「声出すのウェルカム!! 出さへんのノーサンキュー!!」「大阪なら負けず嫌い!」
話し言葉まんまで書いてるのがいかにも大阪。

***

それで肝心の試合の方。
岡山弁でいう所の「びしゃこ」になりながら見て来ましたよ。特に前半の終わり頃はほとんどシャワー状態でした。ハーフタイムに一旦止んだんですが、試合の終わり頃にまたちょっと雨脚が強くなって来ましたね。でもまあ雨だけだったんでまだ良かったです。
試合は5-2でガンバの勝ち。サッカーの試合ってこんな簡単に点が入るもんだっけ?と思うくらいにポンポン点が入る試合でした。ガンバサポの師匠は当然のように大喜びで、ガンバに点が入る度にハイタッチしました。
特に4点目がすごかったですね。いきなり誰もいない所にパスして、「え?」とか思ってる所へ狙ったように走り込んでゴール前にパス、そのままシュート。
「絵に描いたような」ゴールとはこういうものを言うのかも知れないと素人ながらに思ったんですがどうでしょう。
5ー1でちょっとガンバ側の気が緩んだかな?という所にレッズの2点目が入って、あれで再び緊張感が出て来た感じで、最後まで面白い試合だったと思います。

それにしても選手の皆さんも観客の皆さんも、雨の中本当にご苦労様でした。