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ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

今週のセイザーX

2006-01-14 22:30:30 | 特撮
超星神シリーズも大分脚本家の名前が分かるようになって来ました。
河田脚本いいですね。
キャラのツボを掴んだ上で笑いと燃えを両立。バランスが良くて安心して見れます。

シャーク隊長に反発するたっくん。でもその実力を目の当たりにして反発は尊敬に。ヒーローには素直さも大切ですね。
逆にアドの方は焦りと不安の気持ちをじーちゃんに聞いて貰う辺り、人間関係の広がりを感じます。
隊長とじーちゃんの会話、じーちゃんの孫への可愛さと隊長への信頼みたいなものが感じられてナイス。最後にこっそり隊長がレミーへフォローを入れている辺りも心憎い。
三将軍のバカ会話からブレアードさん身柄確保まで持って行く手際も中々のものでございました。

■その他
・恐獣がバイオハザードな感じで結構気持ち悪かったです。
・隊長がゴルドさんに何か言ってたのは伏線?
・今日の一言に三将軍。楽しそうですアクアル様。
・「セイザーX発進!」で始まる鮫隊長の鮮やかな指揮っぷり。戦艦・ロボ・強化スーツを同時進行で使い分ける自在な戦術はこの番組の隠れたウリかも知れないとか思ってます今。

そして来週、超星神名物顔出しライバルキャラ登場!! でもなぜか、たっくんのじゃなくて隊長のライバルなんですね。たっくんにはブレアさんがいるからかしら。

今更ですが南総里見八犬伝

2006-01-14 16:54:17 | 特撮
敢えて特撮ジャンルで。ていうかどう見ても特撮ヒーロー。

■前置き
里見八犬伝と言えば薬師丸ひろ子が出ていたアレを思い出す方も多いのではないかと思われますが、あっちの方こそ馬琴の原作からはかけ離れてるというか、馬琴の原作をかーなーりー大胆にアレンジした別の原作が角川から出ています。
で、私はというと、中学生の時に馬琴の原作も読んだはずなのですがどうも今ひとつうろ覚えでして。そこへもって高校生の時に読んだ角川版の原作と頭ん中でゴッチャになってしまってます。

■本題
……そんな状態で見たのですが、今回のドラマは一応基本ラインは馬琴の原作に沿ってるっぽいですね(その割にのっけから犬が消えてるけど)。
でも原作よりホラーっぽさは増量されてる感じ。特殊効果&CGビシバシ。……は個人的に好みなのでOK。
で、ストーリーの方なんですが……要は集団ヒーローもの? 馬琴の原作ってこんなに単純明解でしたっけ?

■総括
普段土曜・日曜朝の、限られた時間と予算と「子供向け」という制約に縛られながら頑張っているヒーローものを見慣れてる身からしますと。

ゴーカだなー

この一言です。
特に脇のキャストが。
あの大物が悪役!!
予想外にかっこ良かった武田鉄也。いつものように不思議ワールド作ってた佐野史郎。昔の角川版では犬塚信乃だったのに今回ヘタレ公方な京本政樹。
で、個人的に一番のお気に入りは菅野美穂の玉梓でした。普段よりかなり低い声で、恐いのにロリっぽいのがツボ。妙椿のメイクも恐くて素敵。
ちなみに殺陣では渡部篤郎の動きが良かったように思います。

■不満点
信乃活躍し過ぎ。キャストの力関係でそうなったんだろうなとはなんとなく分かるんですが。でも原作では、序盤の主役は信乃だけど、後半は強烈に親兵衛プッシュだったはずなのに……。親兵衛役の子が予想以上に原作のイメージと合ってただけに残念です。
なによりラスト、結局信乃ひとりでケリを付けるのってどうなんだ。
浜路姫と信乃(あと、伏姫の幽霊)さえいれば、残り七人の犬士別にいなくても良かったように見えるんですが。ちょっと雑魚敵の足止めやってただけにしか見えないし。それまで散々苦労して仲間を集めていたのは一体、なんだったんでしょう。

……どうせトンデモ話にするなら、八人の合体技で決めるくらいのことはやって欲しかったように思います。