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ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

劇場版仮面ライダー555「パラダイス・ロスト」

2006-01-03 20:51:13 | 特撮
555本編は2話にして脱落した訳ですが、劇場版は面白いと聞いていたので「どんなもんかな」と思って見てみました。
割と面白かったです。井上脚本のいつものクセで、「こういう派手でカッコイイ場面が欲しい!」がまずありきで話の運びが強引に感じた(テレビ用に場面をカットしてるせいもあるんでしょうが)部分も多々ありますが、まあそういうのも割と嫌いじゃないし。
世紀末救世主伝説な舞台設定がこっ恥ずかしく感じる時もままありましたけど、まあそういうアニメっぽいノリも好きな方だし。
それにしても、どこで撮影したんだろう。今日び、廃業した遊園地の跡地って結構あちこちにあるんでしょうか。遊園地の廃虚って、絵面として中々面白いですね。

ある意味、キャラやストーリーに思い入れがない分気楽に楽しめたのかも知れません。

……が。
どうにもひっかかる、あのオルフェノク三人組。特に木場勇治、お前だお前。
(そう言えば、テレビ本編を脱落した最大の原因もこいつだったような気がする)
「視聴者が、悪役側にも感情移入できるように」という意図で彼らのキャラが作られているのは理解できるのですが、こちらが同情するより先に本人が自分の不幸に酔って暴走を始めるので、感情移入する前にぶん殴りたくなります。
ていうか木場って、他人には他人なりの、事情とか考えとか立場とかがあるのをちゃんと理解してるのだろうか。周囲の人間が、自分の望んだ通りに動いてくれるのが当たり前と思ってないか? で、思うようにならないと、「俺はなんて可哀想なんだー!」とばかりに暴走を始める。ように見えます。
甘ったるい理想論を語る、それ自体は個人の自由だけど、そう簡単には問屋が卸さないことも分かってないとね。

それにしてもオーガってなんだかとってもキルバーン。

新ライダーのCMも入ってましたけど、それはまた後日ということで。