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ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

イブキはなんでヘタれているのか

2005-10-23 20:14:25 | 特撮
いや、ちょっと思っただけです。より正確には「特撮ヒーローものにおいて、飛び道具系の武器持ってるとヘタれやすいのは何故か」という単なるヨタ話です。

その答えを知るために、時は戦国の世にまで遡ります。
女子供でも、引き金を引きさえすれば人が殺せる火縄銃の出現により、日本の合戦シーンは大きく変貌しました。
そう。
飛び道具の場合。
扱う人間が鍛練することで命中精度は確かに上がります。
しかし攻撃力は、武器の持つ殺傷能力の方を上げなければ変わりません。

特にヒーローモノの場合、斬ったり殴ったりするような直接攻撃用の武器だと、よく分からない『気合』のようなものでなんとなく攻撃力が上がるような気がします。
ていうか実際上がります。
しかし飛び道具の場合、いくら気合を入れて引き金を引いても、武器そのものの持つ攻撃力は変わらない。

そう。飛び道具持ちのヒーローは、気合で戦ってはいけないのです。
必要なのは火力。

「アギト」のG3だって、G3-Xへと強化される時に、一緒に武器関係の装備も大幅に充実してたし。
「龍騎」のゾルダに至っては、ハンドガンに始まってバズーカ、ランチャー、終いには歩くミサイルポッドから放たれる全弾一斉砲撃と盛り沢山。
そう。ゾルダが強いのではなく、ゾルダの武器が反則的なまでに強力なのです。

翻ってイブキくんの場合、あのラッパ銃一丁です。ソルダで言えば、マグナバイザーだけで戦っているようなもんです。
そう言う訳で、本当ならイブキくんにも新武器のひとつや二つ欲しい所なんですが……玩具が出ないから無理ですか。そうですか。
トランペット→トロンボーン→ユーフォニウム→チューバと楽器が大きくなるにつれ火力がデカくなって行く(ついでに音は低くなって行く)っていうのも、アホらしいけど面白いかもしれない、とふと思ってみたりするんですが。
チューバの代わりにスーザホンでもいいなあ。スーザホン音撃。是非見てみたい。

今週のゾイドジェネシス

2005-10-23 20:12:51 | アニメ
脚本、タイムレンジャーサブライターの人でした。
道理で。タイムの時も、この人の話は今イチだった。
キャラや設定は壊さないけど、極論するとただそれだけ、みたいな。
さてさて。

コトナはどうやってレインボージャークを手に入れたのか。
若いのになんで色々変な武器を使いこなすのか。
そしてレインボージャーク&ソードウルフに搭載された追加パーツの威力は如何に。
そんな秘密が解き明かされた今回のお話。
でもタイトルの「秘密」はコトナの秘密ではなくて、アイアンロックの秘密です。多分。
ヨークと同じく、古代文明の遺産が今尚残るアイアンロック。
そして噂ではあった「バイオラプトル製造」も事実として確認。
それはともかくラ・カンさん。総大将自らこんな所でとっ捕まって、一体何やってんですか。再起の仲間集めも全然進んでないし。

アイアンロックの忍者部隊(?)のお頭は、代々チャイナ服もセクシーな美人のおねえさんと決まっているらしい。
フェルミのシャワーシーンお披露目で、四天王全裸コンプリートまであと一歩。
「滅びの竜」とは一体何か?
次回、師匠&ガラガの凸凹珍道中に請う御期待。

……そしてすべてを破壊する新ED。まさかこんな所で、セイザーX体操以上の衝撃に出くわすとは思いませんでした。
あのー……シリアスな話の後にも、コレ流すの?

今週のスーパーヒーロータイム

2005-10-23 20:11:00 | 特撮
……言いつつ今日も8:00から。昨夜よく寝れなくて朝起きれなかった……。

■今週のヒビキ
ストーリー的には、劇場版同様、中々面白い問題提起を含んだ話でした。
作品の完成度として余り高かったとは言えませんが(絵的なこととか、色々)、こういう話って、その問題を考えることで楽しめるんですよね、個人的には。

朱鬼は非常にわかりやすいキャラ。行動基準が極めて明確。「ノツゴを倒す」が総てにおいて最優先で、自分の命も他人の命も、その目的のためなら迷わず捨てる。
「私ほど鬼である鬼はいない」という自負も、「マカモウを倒す」のが鬼の使命なら、その使命のために総てを懸けている朱鬼は最も鬼らしい鬼であると言える。
……が。実際には、鬼には超えてはならない一線というものがあるんでしょうね。その一線を守るということが、多分マカモウ退治以上に優先されるというのが吉野の見解。
果たして、正しいのはどちらか?

あきらとイブキはその二つの間で迷っている。が、迷い続けるイブキ(それで迷いのない朱鬼に勝てる訳はない)に対して、あきらはさっさと腹を括って朱鬼側へ付く。
女って恐いね、という制作者(男)の声が聞こえて来るような。

ていうかイブキ。能力はあっても若いし、人生経験は浅いし、宗家の出ということは外の世界を知らないぼんぼんでもあるし。そんな若造が、「宗家の人間である」という理由で「元仲間を殺せ」なんていう重い役目を押し付けられたら、悩むのは当然でしょう。
しかしその悩みがドラマを作る。頑張れ、イブキ。ヒーローとしての華々しい活躍ができなくても、そこにドラマが生まれればそれもひとつの見せ場になるさ、きっと。

ていうかラスト、「死に顔を見られたくない」ていう朱鬼は、やっぱり男が考えた女だなと思いました。他の人ならいざ知らず、あそこまで吹っ切れてる人なら、多分もう見た目なんか気にしないんじゃないかと思うので。これも一つの「井上死」か。