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ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

今週のゾイドジェネシス

2005-10-16 20:33:35 | アニメ
旅の仲間、再び分岐。今回はルージ・ミィ・ロン組。女商人のヤクゥさんが引き続き出てるのがちょっと嬉しい。
まずルージたちの方は、何やら意味ありげな伝説と、滅びた文明の遺産が遺る街へ。これをわざわざロンがルージに見せたということは、ロンはルージが古代文明に関係していると思ってるんでしょうか。
この辺、後々重要な伏線になりそうな予感がビシバシ来ますねえ。
ついでにレ・ミィのヒロイン化も加速。まあ、元々の設定からしてどう見てもヒロインなんですけど。姫だし。しかしゾイドジェネシスの場合、単に姫でヒロインだから主人公とくっつくんではなく、政治的にもこのお子様カップルに意味を持たせている辺りが侮れない所だと思います。

そしてディガルド側。ザイリンさんはやっぱり色々ありそうだ。
そもそも、近代技術大国&公害大国のディガルド軍人でありながら、公害嫌いのナチュラリストっていう段階で異端なんですよね。
それでソウタから「変なヤツ」呼ばわりされてるのか。
それともやっぱり、予想通りに各方面にヤバいヴォルケーノに乗って、SなのかMなのかも最早良く分からないが取りあえず変態っぽい領域に至ってるのが「変」なのか。

しかし、結構無理矢理お膳立てした感のあるハヤテライガーVSヴォルケーノは中々見応えがあって満足でした。ハヤテの弱点も明らかに。
あと、今更ですが、エヴォルトバンクの、文字が村雨から疾風に変わるところと音楽が好きです。でもちょっと長距離走り過ぎ。

次回、謎多き女・コトナの秘密の一端が明らかにされる……のかなあ。

今週のスーパーヒーロータイム

2005-10-16 20:29:43 | 特撮
■マジレン
ちょっと自分のテンションが落ちているので感想は控えます。
燃え展開なんですけどね。プロットをつつきたくなるほど込み入っている訳でもないし、かと言ってツッコミ所もあんまりないし。

■響鬼
こっちは結構面白いことになってます。
今までただいるだけで明確な立ち位置を与えられていなかった(ようにしか見えなかった)キャラたちが、正常に機能し始めている。今回はイブキの弟子・あきらが話をうごかすきっかけ(&問題提起)として上手く使われてましたね。
次回は初めて「鬼の暗い部分が語られる話」だそうで、個人的には非常に興味があります。元々日本語の「鬼」という概念自体が、人間の暗い部分に由来する言葉だと思うし。
人間、誰しも欠点や弱点はあるし、暗い考えに取り付かれることだって必ずある。だからと言って、それ自体が悪いことではないと思うのです。問題は、そんな自身の欠点や弱点から目を背け、全部周囲のせいにしてしまうことなんですよ。
だから私は、人間の闇部を描かない作品は好きになれない。それは、その人間に闇部が「ない」のではなく、「見ようとしていない」だけだと思うから。自分の闇部に目を向けなければ、それを克服することは絶対にできない。それはとても恐ろしいことだと思うのですよ。

キャラといえば、セーラームーンでタキシード仮面こと地場衛ことマスター・エンディミオン(いっぱい名前あるなあ……)やってた渋江くん演じるイブキくんも。
元地球王子のイケメンを配役して、「吉野の宗家のお坊ちゃん」という設定を付けた。だけではキャラを立てたとは言わない。
今回は、
・「宗家のお坊ちゃん」であるが故に、外部から来て鬼を目指す弟子の気持ちを十分には理解できない。理解してやれない自分に気付いたからこそ、斬鬼に弟子をあずけた。
・次回、宗家の人間として、鬼を祓う役目を担わされる。
という意味で、初めてその設定がストーリーに活かされたかなあ、と思いました。
キャラ立ての意味では前者ですね。
「宗家のお坊ちゃん」だから、どういう考え方なのか。それがどういう言動として現れ、どうストーリーを動かすのか。そこまでやって初めて、「キャラが立った」と言えるのではないかと思います。
欲を言えば、「宗家に生まれたから、鬼になることが決められていた。そこに迷いや疑問があったにせよ無かったにせよ、その気持ちは、自ら志願して鬼になった他の者とは分かち合えない」……というところまでやって欲しいです本当は。無理だと思うけど。