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ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

今週のスーパーヒーロータイム

2005-10-30 19:36:30 | 特撮
■マジレン
1週間見逃してる間に、ン・マ様とメーミィとウルザードことブレイジェルこと勇パパがまとめてお亡くなりになってました。
……ま、今週が総集編も兼ねた作りになってたお陰で、何があったか大体分かったのは助かったんですけどね。

……けど、新敵か……微妙に超星神テイスト入ってる気がして、期待より不安が先行します。超星神でさえ、色々試行錯誤してるのにね。
なんていうか、ン・マ様はサウロン様だと思ってたのにあれじゃ湖の番人じゃんとか、しかもお父さんが1人で倒しちゃうし、今までの三冥獣とか四底王とかから察するに、今度出て来た神様も、いざ戦ってみたら「ちょっと強い怪人」レベルなんだろうなとか、その他色々。
戦闘の、流れと言うか駆け引きというか、そういう部分で「燃える」展開を見せるという点では、マジはちょっと弱いのかも知れません。

あとね、本当にね、麗を「お母さん」扱いするのはやめて下さい。そういう話を考える男って、マザコンぽくて気持ち悪いから。

■ヒビキ
今週の脚本は初めて見る人です。井上氏みたいな派手濃いケレン味は感じられなかったけど、なんていうかものすごく分かりやすい。
こういう流れにするためにこういう風にキャラを配置して、こういうプロットを立てて……というのがとてもよく分るお話でした。
これは新体制になってからずっと言えることですが、脚本家が自分の個性を発揮してるというよりは、チーム全体で立てた方針や方向性にかなり忠実に脚本を書いてる感じがします。

明日夢の挫折、明日夢につきまとうことで、明日夢が事件に絡むように持って行く桐矢、叱咤するみどり、挫折から立ち直るためのヒントを与えるヒビキ、それらがあって、壁を乗り越えようと努力する明日夢。

挫折を知らないイブキは、挫折感に苛まれるあきらの気持ちを理解してやれずに悩み、ザンキはイブキを叱咤する。ザンキにいつまでも頼ってしまい、一人立ちできないトドロキはザンキが抱える胸の傷を知らない。

挫折と成長の物語にピンチを絡めて、燃える展開になってますね。やっぱりヒーローはピンチがあると燃える。

でも個人的にはこの話、もっと早く、6~7月くらいにやっておけばもっと良かったのにねと思いました。ブラバンの全国大会は8月だから、そういう意味でもタイミング合うし。その後の展開も、色々じっくりやれそうだし。今となってはどうにもならない事ですが。

しかし、明日夢に先回りするために、影では必死でチャリ爆走し、何食わぬ顔で待ってる桐矢くんは妙に可愛かった。大きな荷物持って合宿に付いて来る所と言い、いいキャラだと思います。たまに明日夢がツッコミ役に回ってるのも面白い。

で、今回いちばん驚いたのは、素人目にも分るくらいきれいなみどりさんの回し蹴り。

今週のセイザーX

2005-10-29 23:39:29 | 特撮
特撮は本来、小さいお友だちのための番組です。
どうやらセイザーXは、真剣に教育番組を目指しているようです。

……それに加えて。
グラン&ジャスティの頃は、どこかぎこちなく、噛み合ってない感じが天然な笑いを誘っていたのですが、ここへ来てかなりギャグのセンスは洗練されて来ています。

それが正しいのか間違いなのかは分らないけれど、私は楽しませて貰ってます。

ていうか、今回の脚本ってグランの「さらば相棒」の人ですか?
この人のギャグはグランの時からスマートでしたね。
キャラもちゃんと掴んでる感じだし。

淡々と真面目に古文書を読み上げるアド。「ゴンベエって誰だよ」のツッコミにも、眉ひとつ動かさず「知らん!」と即答するアド。でも記念写真の時は、ちゃっかり顔を作っているアド。

「ゴンベエさん、つらかっただろうね」などといつものように天然ぶりを発揮しながら、ことわざ知識やデジカメ記念撮影でなにげに役に立ってるケイン。コスモカプセルを武器にセットしようとして武器が手元にない事に気付き、慌てて武器を取り寄せるケイン。

シャーク隊長のためなら火の中水の中、罠を前に二の足を踏んでる男連中お前等見てらんない、とばかりに男前なレミーちゃん。
メモリーカード用のスロットが付いてるカプセイザー。

そしていつものように多方面にツッコミの忙しいたっくん。
そんなたっくんと友情が芽生えるまで秒読み段階、ていうかお前ら仲良過ぎなブレアードさん。
相変わらず可愛い声で女王様なアクアル様。
そんな同僚たちに挟まれてワタワタしながら、地道にがんばるサイクリードさん。
微妙に巨大化するクワガタ虫。
明らかに戦闘員ではなく、作業員として使われているギグファイター。

糸電話にいたく感動しているゴルドさん。

「人の噂も七十五日」
「水滴、石に穴を穿つ」
「火のない所に煙は立たず」
そして「温故知新」。
よい子のみんな、覚えたかな?

イブキはなんでヘタれているのか

2005-10-23 20:14:25 | 特撮
いや、ちょっと思っただけです。より正確には「特撮ヒーローものにおいて、飛び道具系の武器持ってるとヘタれやすいのは何故か」という単なるヨタ話です。

その答えを知るために、時は戦国の世にまで遡ります。
女子供でも、引き金を引きさえすれば人が殺せる火縄銃の出現により、日本の合戦シーンは大きく変貌しました。
そう。
飛び道具の場合。
扱う人間が鍛練することで命中精度は確かに上がります。
しかし攻撃力は、武器の持つ殺傷能力の方を上げなければ変わりません。

特にヒーローモノの場合、斬ったり殴ったりするような直接攻撃用の武器だと、よく分からない『気合』のようなものでなんとなく攻撃力が上がるような気がします。
ていうか実際上がります。
しかし飛び道具の場合、いくら気合を入れて引き金を引いても、武器そのものの持つ攻撃力は変わらない。

そう。飛び道具持ちのヒーローは、気合で戦ってはいけないのです。
必要なのは火力。

「アギト」のG3だって、G3-Xへと強化される時に、一緒に武器関係の装備も大幅に充実してたし。
「龍騎」のゾルダに至っては、ハンドガンに始まってバズーカ、ランチャー、終いには歩くミサイルポッドから放たれる全弾一斉砲撃と盛り沢山。
そう。ゾルダが強いのではなく、ゾルダの武器が反則的なまでに強力なのです。

翻ってイブキくんの場合、あのラッパ銃一丁です。ソルダで言えば、マグナバイザーだけで戦っているようなもんです。
そう言う訳で、本当ならイブキくんにも新武器のひとつや二つ欲しい所なんですが……玩具が出ないから無理ですか。そうですか。
トランペット→トロンボーン→ユーフォニウム→チューバと楽器が大きくなるにつれ火力がデカくなって行く(ついでに音は低くなって行く)っていうのも、アホらしいけど面白いかもしれない、とふと思ってみたりするんですが。
チューバの代わりにスーザホンでもいいなあ。スーザホン音撃。是非見てみたい。

今週のスーパーヒーロータイム

2005-10-23 20:11:00 | 特撮
……言いつつ今日も8:00から。昨夜よく寝れなくて朝起きれなかった……。

■今週のヒビキ
ストーリー的には、劇場版同様、中々面白い問題提起を含んだ話でした。
作品の完成度として余り高かったとは言えませんが(絵的なこととか、色々)、こういう話って、その問題を考えることで楽しめるんですよね、個人的には。

朱鬼は非常にわかりやすいキャラ。行動基準が極めて明確。「ノツゴを倒す」が総てにおいて最優先で、自分の命も他人の命も、その目的のためなら迷わず捨てる。
「私ほど鬼である鬼はいない」という自負も、「マカモウを倒す」のが鬼の使命なら、その使命のために総てを懸けている朱鬼は最も鬼らしい鬼であると言える。
……が。実際には、鬼には超えてはならない一線というものがあるんでしょうね。その一線を守るということが、多分マカモウ退治以上に優先されるというのが吉野の見解。
果たして、正しいのはどちらか?

あきらとイブキはその二つの間で迷っている。が、迷い続けるイブキ(それで迷いのない朱鬼に勝てる訳はない)に対して、あきらはさっさと腹を括って朱鬼側へ付く。
女って恐いね、という制作者(男)の声が聞こえて来るような。

ていうかイブキ。能力はあっても若いし、人生経験は浅いし、宗家の出ということは外の世界を知らないぼんぼんでもあるし。そんな若造が、「宗家の人間である」という理由で「元仲間を殺せ」なんていう重い役目を押し付けられたら、悩むのは当然でしょう。
しかしその悩みがドラマを作る。頑張れ、イブキ。ヒーローとしての華々しい活躍ができなくても、そこにドラマが生まれればそれもひとつの見せ場になるさ、きっと。

ていうかラスト、「死に顔を見られたくない」ていう朱鬼は、やっぱり男が考えた女だなと思いました。他の人ならいざ知らず、あそこまで吹っ切れてる人なら、多分もう見た目なんか気にしないんじゃないかと思うので。これも一つの「井上死」か。

今週のセイザーX

2005-10-22 00:43:57 | 特撮
ブレアードと拓人はその内、夕陽をバックに肩を叩き合う仲になるんじゃないかと思う土曜の朝。

よく見ると、結構設定は凝っている。
属性とか。
劇場版でグランセイザー相手にセイザーパッドを使うのが楽しみですね。大地のトライブは雷属性。

そしてよく見ると、プロットも結構練っている。
ケインがやたら観光してたのは、「地球のいい所探してみよう」という伏線だったらしい。

さらに。よく見ると、結構真っ当ないい話のような気もする。
十二人兄弟の長男。
弟たちを学校へ行かせるため、そして母に家を建てるため、徴兵される長男。
夢は、故郷に錦を飾ること。
いい話だけどしかし、いつの時代の立身出世物語なのか。
本当に未来人なのか。ていうか本当に宇宙人?

ツインセイザーはいい部下です。
上官思いだし(お守役のようにも見えるが)、働き者だし、礼儀正しいし。
……しかし、ロボットじゃないのか。スーツを脱ぐと、その下には一体何が?
几帳面にきちんと脱いだスーツが置かれてある脱衣場。軽くホラー。

「嘘ぉ!」「逃げて!」
巨獣思いのアクアル様は今日も可愛い。

「一時撤退よ!」
牽引ビームで無理矢理ずるずる主人公ひきずって帰るレミーちゃん。
たとえ変身しなくても、超星神の女の子には強くあって欲しいと願います。

毎日ごはんを作ってくれるお母さんに感謝!
食べる前には「いただきます」!
徹夜明けはとっとと帰って寝てろ!
俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!

主人公の土方ルックが必要以上によく似合ってましたね。