goo blog サービス終了のお知らせ 

ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

F1イタリアGP

2007-09-10 01:06:45 | F1
とりあえず今回は、レースの前にこのニュースに祝杯。
日本GPは鈴鹿と富士スピードウェイの隔年開催に
祝・鈴鹿復活。富士がヤバそうな気配だったので、微妙に期待はしてました。嬉しい。
(まだスタンド席が残ってるんじゃなあ…鈴鹿は大概スタンドは瞬殺ですよね。自由席は結構直前でも買えるけど)
日本GPが終わった後、また状況が変わったりして。バーニィさんのことだし、何が起きても不思議ではない。

***

という訳で、イタリアGP。
フェラーリの聖地・ティフォシの集結するモンツァでマクラーレンのワンツー!
なんか最近大分、アロンソが好きになって来た私。最初は正直あの濃さに引いたけど、慣れて来たので。
それにしても、キミがハミルトンに抜かれた時のフェラーリのピットクルーの落胆っぷりが、本当に絵に描いたような「がっくり」だったのに驚きました。
それだけ気合い入ってたんだろうなー。ワンストップ作戦で苦労して抜いた後だったし。
それでもキミはよくがんばったと思います。コンストラクターズはともかくドライバーズタイトルの方は、まだまだ予断を許さない…と思う。多分。
そして今回はバトンもよくがんばった。やっと2点か…(遠い目)。
昔はバリチェロにも輝かしい未来があるような気がしてたんだけどなあ…やっぱりフェラーリでシューのナンバー2やり過ぎたのが悪かったんだろうか。
そういえばトヨタも、ラルフとトゥルーリの間に大分差がついた気がしますね。
トゥルーリもトヨタ以外のチームにいればもっと人気も出てただろうにと思いますが。昔は人気ありましたよね。将来有望なヤングイタリアンドライバーで、ちょっとセナに似た男前だし。
でもトヨタはチーム自体がね…。

あ、レース自体はスリリングで楽しかったです。キミが1ストップだと分かった瞬間から、俄然トップ争いが面白くなったような。あんまりピット戦略ばっかりで勝敗が決まるのもアレだけど、みんなが同じ作戦を取って、結局スタートとさして変わらない順位でゴールするのもそれはそれでアレな気がする。
やっぱり作戦が分かれると、その辺でドキドキするので楽しいですね。

そしてそろそろ、来年のラインナップが楽しみになって来る頃でもあります。

F1トルコGP

2007-08-29 10:33:57 | F1
実家に帰るなり父が私に言った一言。
「ホンダもトヨタも遅えのう」
全くだ。

スーパーアグリはあれで、チームの規模や体制を思えばよくやっている方だから良いとして。
山本左近がいつの間にかスパイカーにいるのはいいけど、あのチームはシーズン中に何回名前と持ち主を変えるんだろうとかそういうのも取りあえず置いといて。

ヤフーのトップに出て来るトピックスがどういう基準で選ばれてるのかは知らないけど、決勝や予選ならともかく、何でフリー走行の順位なんかが出てるんだろうと思ってたら、そういう時に限ってトヨタが上位に入ってたりして、何やら勘ぐりたくなって来たりして。

でも決勝でフタを開けてみれば、トヨタもホンダもアレな位置に終わってました。
日本GPに向けて盛り上がらないこと夥しいですが、どうせ日本GPもフジなのでどうでもいいです。
サーキットへのアクセスがバスだけ、というのは、TIサーキット英田(現・岡山国際サーキット)で昔経験しましたが、正直言ってしんどいです。徒歩圏内に駅がある鈴鹿が天国のように思えました。
それにTIの時は、隣町に湯郷温泉っていう結構大きな温泉街があって、そこの温泉宿に観客やチーム関係者が泊まれたからまだ良かったけど富士にはそういうのもなさそうだし。
…ま、いいか。切符が売れなきゃ、どうせトヨタが下請けに動員かけて席埋めるんだろうし。私が心配することじゃないさ。

***

ジャパンパワーが迷走する中、トップグループも混迷の気配を見せて来ました。主にフェラーリとマクラーレンの2強ですが。
ハミルトンの予想外の活躍に、アロンソとのトラブルが浮上。
元々ロン・デニスってドライバーの好き嫌いがものすごく分かりやすいですもんね。普通に考えれば、2度のタイトルを持つアロンソと新人のハミルトンなら前者が圧倒的に優遇されるもんなんですが、でも多分ロンにとっては自分が手塩にかけて育てて来た、キャラ的にも優等生的でロン好みなハミルトンの方が可愛いに違いない。それで実際成績でもハミルトンに先行されてるもんだから、アロンソがスネたくなるのも分かるような気がします。
そしてそんな所へ顔を出して「フェアプレーでいかないとね」とか言ってるミカは、相変わらず絶好調でミカです。
こんな状況を予期していたかのようなメルセデスのCM↓
http://www.youtube.com/watch?v=5C0I7Ef4gQI
某サイトのお影で、日本では流れないメルセデスのCMが見られるのは有り難いんですよね。ミカ出演の面白いCMは他にも多数。イリヤ様との競演作も傑作です。ヨーロッパのCMプランナーはレベル高いなあ…と見る度に思います。

話が逸れました。

そんなこんなで、ハミルトン VS アロンソ チームメイト同士の争いは如何に、フェラーリキミ・ライコネンの反撃はあるのか?! とか言ってる時に限ってマッサが勝ちます。
なんか段々マッサが怖くなって来ました。何か妙な運を持ってるのかもしれない、この人。

***

拍手コメントその他へのお返事。

前回のエントリーについて、メール及び拍手にてコメント下さった方、ありがとうございました。
件の記者に関しては…メール頂いてどういう人かよく分かりました。F1で言えば赤井邦彦みたいな人だと思っておきます。99年の鈴鹿で、ミカがシューマッハを破ってチャンピオンになった時の錯乱っぷりは今思い出すと笑えます(当時は相当頭に来たけど)。
別に抗議とかしませんが、彼が幻想を現実と取り違えている限り、現実に裏切られる日々は続くだろうなと思いました。以て他山の石としましょう。

COOLに燃えろ! F1イギリスGP

2007-07-09 23:35:03 | F1
キミ・ライコネン2連勝おめでとう。
チャンピオンシップの行方も、再び面白くなって来たかも。
何より今回思ったのは、「やっぱりフライング・フィンの走りはアツいぜ!」ということでした。
ミカはもちろんそうだし、昨日のキミと言い、ドイツ国籍だけど元祖フライング・フィンをパパに持つニコといい、コヴァライネンはまだよく分かりませんが、とにかくフィンランド人(&フィンランド系)ドライバーに共通するのは、単に速いというだけではなくて、ドライビングに「熱」を感じる所かなと思います。
何故なんでしょうね。あんなに寒い国なのに。それに普段のキャラからすると、そんなに血の気が多い人種にも見えないんですけどね。
ミカもどっちかというと内気で素朴な青年という感じでしたが、キミは更に無愛想というか感情表現が乏しいというか、で付いたあだ名が「アイスマン」(本人結構気に入ってるみたいですが)。
でも素のキャラは氷の男に見えても、走りはアツいヤツなんだなと、昨日のレースを見ててそう思いました。

今、勝ち馬に乗るなら断然ハミルトンでしょう。でもF1は競馬ではないので、無理に優勝者を予想する必要もないし、勝者を応援しなければいけない理由もないし、勝とうが負けようが要は自分の好みで勝手に応援したい人を応援すればいいんだなと思いました。
そして「好み」を問題にするなら、やっぱりなんだかんだ言ってもキミは私好みの走りをするドライバーだと思いましたです。
別に金髪美形だからという理由で応援している訳じゃないのよ(←説得力ゼロ)。

***

一方、日本勢。
ホンダはまたポイントを逃しましたが、2台揃って入賞一歩手前まで浮上して来たんだから御の字ですか。マクラーレン&フェラーリの2強に加えて、ルノー&BMWの「セカンド2強」が8台揃って完走してしまうと、間に割って入るのは中々大変そうですね。がんばって下さい。
琢磨は琢磨なりにがんばってると思います。ライバルも追い上げて来たし、この先も厳しそうですが、それは最初からわかってたことですから。

F1フランスGP・跳ね馬の反撃

2007-07-02 23:29:46 | F1
アメリカGPで、マクラーレンが独走になっちゃうと面白くないからフェラーリがんばれとか無責任なことを言ってたら、今回はホントにフェラーリががんばりました。
久々にキミ優勝。開幕戦の時にはそのまんまぶっちぎりそうな感じがしたのに、ここまで随分苦労しましたねえ…。スタートダッシュでの鮮やかな追い越しがカッコ良かったです。
一方、予選でふんだりけったりだったアロンソくんは何とか7位まで浮上。オーバーテイクショーをやろうにも、相手がニックがフィジコでは中々難しかったみたいです。
ちなみに私の中でのニックのイメージは、「不幸なイケメンドライバー」です。本人の速さはあるのに、常に遅い車に苦労しているというイメージがあります。デビュー早々プロストなんかに行っちゃったのが不幸の始まり。今年になってやっと、上位に絡めるマシンに乗れるようになった感じです。がんばってればいいことがあるんだねと、今年の彼を見てると思います。
ヒゲを延ばしてるのは童顔を気にしてるからなんだろうか…でも童顔なので似合わない。フィジコみたいに爽やか万年青年路線でいいのに。
そして8位にホンダのバトン。ようやくポイントゲット。本当に「ようやく」ここまで漕ぎ着けたという感じです。まさかこんなに苦労するとは…。本来、このポジションに満足して良いチームではないと思うので、もっと上を目指して頑張って下さい。
琢磨はなんか、カナダので目を付けられちゃった?と思うようなペナルティで今回最後尾スタートだったので…それでも粘って16位。次に繋がると思います。頑張れ。

***

今回、CSのチューナーが何故か突然不調を起こしたので、仕方なく地上派の方を見ました。CM明けに入る「これまでのあらすじ」に度肝を抜かれました。あとOP。ヨーロッパでジャパニメーションが最高にCOOLだぜとか言われてるこの時代に、なんで前世紀のアメコミなのかが分かりません。

それでも今回、実況の人がマトモだったので割と快適に見れました。
ポエム男との違いは、スタート前なんかを比べるだけでも明らかです。
同じ絶叫でも、今回の人はちゃんと予選結果を踏まえた上での見所、スタート直後に予想される展開なんかを伝えてます。こういうアナウンスなら、これから何が起きるのかこっちもあれこれ予想してワクワクできるんですよね。
ポエムは本当に、何の情報価値もない悪趣味なポエムしか喋らない。
そんなポエムが今度のDOIの実況を担当するらしいので、事前にフジテレビに苦情のメールでも送ろうかという気分になってます。あれは言葉に対する冒涜だと思います。

F1カナダGPほか

2007-06-11 20:28:40 | F1
波乱のカナダGP。……の前に、ミカが優勝したDTMの第3戦を見ました(DTMで走るミカをやっと見れたわ~vv)。2番手ポジションからロケットスタートかまして、1コーナーでトップを取って後はひたすら逃げ切るという、F1時代のミカの必勝パターンが見事に炸裂してました。
ロケットスタートって言っても、DTMのクルマは重くて大変そうでしたけどね。F1ばっかり見てるからそう感じるのかも知れませんが、日本のGTマシンに比べてもドイツ車は重厚に感じます。
それにしてもミカ、予選後に「抜きにくいからスタートで勝負が決まる」って行ってた時から、「絶対1コーナーで抜いてやる」って決めてたんだろうなあ……「俺が抜くってったら絶対抜くんだ!」という心の叫びが聞こえて来そうな強引なオーバーテイクを見ながら、私はやっぱりこの人のこういう所が好きだと思いました。

***

さてさて、カナダです。
睡魔に負けて、クビサを心配しながら寝落ちした私は負け組です。
目が覚めたら、琢磨がアロンソを抜いてました。

……マジで?!

琢磨&スーパーアグリには驚かされてばかりです。しかも良い意味でびっくりだ。
荒れたレースとは言え、6位入賞。最早普通に入賞圏内を争っている……チームの雰囲気良さそうですね。資金も少ない小さなチームだけど、みんなの意志がよくまとまってて「やってやるぜ!」という空気を感じます。

一方、レース自体は驚異の新人ハミルトンが初ポール&初優勝で制しました。新人なのに、既に百戦錬磨のベテランみたいなレース巧者な新人くんですが、よく考えたら。

○ルイス・ハミルトン……1993年にカートを始める(当時8歳)。モータースポーツ歴14年。
○佐藤琢磨……1997年にカートを始める(当時20歳)。モータースポーツ歴10年。

実は琢磨よりベテランということで、無理矢理納得することにしました。カート始めて5年でF1行った琢磨の例が特殊過ぎるという気もしますが。

一方デビッドソンの方は、何か突然のピットでクルーが慌ててるなーと思ってたら、ビーバー轢いちゃったみたいです……。その昔ミカも轢いていた記憶があるんですが、カナダではよくあることなんですか?

そんなこんなで、終わってみればハミルトンの他にはブルツくん(お久しぶり!)とここんとこ頑張ってるニックといういつもとはちょっと違った顔ぶれの表彰台になりました。

そしてまた、レース前ミカに「だからマクラーレンに残っとけって言ったのに」などと言われてしまったキミは、そのマクラーレンのロン・デニスからはこんなことを言われてます。

デニス「キミがかわいそう」
ロンの愛はどこまで暴走するんでしょうか。

ところでホンダは…クルマがどうにもならなくてポイント取れないのと、クルマはどうにかなりそうなのに、ピット戦略ミスってポイント取れないのとは、どっちが悲しいんだろう(涙)。

とりあえず、クビサの怪我が大したことなくて良かったですね。あんな背筋が寒くなるような強烈なクラッシュは久々でした。