アフガン絨毯がシックで落ち着いた図柄であるのに対して、
ペルシャ絨毯は、極彩色で絢爛である。
どちらも、捨てがたい魅力がある。
「ジャパニ、チャイでも飲んでいけ」
と誘われた。
ウールの絨毯がたいへん心地よい。
アフガニスタンには、いまだ”消費者”は登場していない。
しかし、商品だけはどんどん充実していく。
復興援助資金と麻薬資金が起こしている現象だ。
需要と供給のバランスなどない。
供給、そして供給があるだけだ。
男たちの仕事は、ひたすら待つこと。
彼らが、いったいいつまで待たなければならないのかは、
皆目わからない。