ムザファラバード滞在中に、近郊の村々を訪ねた。
市に隣接する村でも、56km離れたインドとの境界地帯の村でも、状況は変わらなかった。
村は壊滅的に破壊され、そして援助の手はほとんど届いていない。
ある村では、「地震以来、村外の人が訪ねてきたのは、あなたがはじめてです」と言われた。
行政の調査さえ入っていない地域は無数にあるに違いない。
被害状況も、現在の生活状況も把握されていない。
村人がまとめた報告書を持っていくべき官庁も定かでない。
援助の手が届かないのは当たり前というべきだろう。
ムザファラバード郊外のダニマイサイバ。川を渡り、崖を登ると村がある。
崖の上は台地になっており、農地が広がっている。
対岸へはボートで渡る。
仮設の橋もあるが、遠回りなので、あまり利用されていない。
ダニマイサイバの家屋のほぼすべてが全壊。
死者は200人を越えている。
お墓も崖下に崩れ落ちた。
崖下には、流された家屋の屋根も見える。
崖の縁はかなり危険な状態にある。
川も土砂で完全に埋まってしまった。
市の目の前であるにもかかわらず、行政の手は来ていない。
後まわしであるのか、無視されているのかもわからず、
それを問いただしに行くべき場所さえわからない。
市に隣接する村でも、56km離れたインドとの境界地帯の村でも、状況は変わらなかった。
村は壊滅的に破壊され、そして援助の手はほとんど届いていない。
ある村では、「地震以来、村外の人が訪ねてきたのは、あなたがはじめてです」と言われた。
行政の調査さえ入っていない地域は無数にあるに違いない。
被害状況も、現在の生活状況も把握されていない。
村人がまとめた報告書を持っていくべき官庁も定かでない。
援助の手が届かないのは当たり前というべきだろう。
崖の上は台地になっており、農地が広がっている。
対岸へはボートで渡る。
仮設の橋もあるが、遠回りなので、あまり利用されていない。
ダニマイサイバの家屋のほぼすべてが全壊。
死者は200人を越えている。
崖下には、流された家屋の屋根も見える。
崖の縁はかなり危険な状態にある。
川も土砂で完全に埋まってしまった。
後まわしであるのか、無視されているのかもわからず、
それを問いただしに行くべき場所さえわからない。