2004年だったか2005年だったか・・・
磐田には全く勝てなくて、アウェイで0-2で負けた時、藤田俊哉に
「今日は楽な試合だった」
とコメントされたことがあった。
あれ以来、磐田は、浦和と並んで嫌いなチームになりました。
ヒロミ→ガーロ→倉又さん→ヒロミと監督が交代する中、磐田とは、ぼちぼちいい勝負をするようになったけど、上を行ったと思ったことはありません。
2005年、磐田の監督に山本正邦が就任した時、
「これで磐田に勝てる!!」
と喜んだものですが、2006年、アジウソン監督の磐田に、福西トップ下、前田1トップの4-2-3-1の布陣でボロボロにされた時、これで振り出しだとがっくり。
福西の強さ、前田のキープ力、太田吉影の運動量の4-2-3-1は、東京の4-2-3-1とは次元が違う理想型だと思ったものです。
今日の試合、原東京ではなし得なかった磐田へのリベンジをするどころか、勝つ時はこんなものなのかと拍子抜けしてしまいました。
5-1。
磐田戦ではあり得ないスコア。
「時代」なんでしょうか・・・?
試合開始前、最初の興味はスタメンでしたが、それを見てびっくり。
ブルーノのベンチ入りは当然だと思っていたし、何人かの選手はターンオーバーになると思っていたから。
カボレは当然休ませると思っていたし、CBの1人は藤山しかないと思っていました。
特に、原東京の頃の茂庭を知る者にとって、彼の根性無しの性分(おいおい)を知っているので、痛がったり、泣き言があるんじゃないかと思っていました。
それは半分冗談としても、川崎戦の激闘の後なので、何人かの選手は疲労で使い物にならないだろうとんじゃないかと思ってました。
平山、石川以外は、川崎戦と同じ。
「上を目指すなら、連戦など関係ない」
という城福監督の意思表示なのかと思いました。
東京は「前半受け止めて、後半相手が疲れてきた頃に勝負」というプランが多いです。
足を痛めて時間限定になっているカボレの突破で相手DFを疲弊させた後、交代カードの多彩さで勝負しようという意図だと思いますが、その裏には、相手の攻撃を受ける時のフラット4-4-2の守備ブロックにかなりの自信を持っているとも言えます。
茂庭、佐原のCBコンビが安定感、浅利のつぶし、それに加えて、長友が守備でかなり効いています。
東京守備陣は、川崎戦で一皮むけた感もありました。
この試合、いつもと同じプランだったと思います。まずは「受け止めよう」という。
平山がトップに入っているけど、平山に当てて落とすという攻めではなく、起点は両サイドのエメルソン、石川。
前半14分、エメルソンの絶妙のスルーパスからカボレが飛び出すと、左足をひと振りして鮮烈ゴール!
赤嶺のゴールはどれも印象深いけど、やっぱりカボレのゴールが見たかった。
続いて前半33分、右サイドから梶山→石川とつなぎ、石川がえぐってグラウンダーのクロスを送ると、カボレ、平山、佐原が飛び込み、佐原が合わせてゴール。
「受け止める」プランの東京としては、望外の2得点。
一方、ブロックを作った東京守備陣は、浅利のつぶしとエメルソンの運動量が効いていて、危なげなく守っている感じ。
磐田の攻撃陣は、個人個人で崩そうという意識は見えるものの、連動しているとは言い難い。
また、川崎攻撃陣の猛攻を耐えきった東京守備陣にしてみれば、磐田攻撃陣を受け止めることに対して、余裕も感じられました。
しかし、前半34分に石川のイージーミスから1点を返されると、ちょっと嫌なムードに。
後半の頭もその嫌なムードは続きましたが、長友が守備に、攻撃に、異次元の運動量を発揮し、流れを引き寄せたと思います。
その後、東京は交代カードを切る度に運動量が多くなり、磐田に差をつけにかかります。
後半10分、エメルソンOUT→大竹IN。
直後の後半16分、茂庭が奪ったボールを大竹がスペースにスルーパス。
カボレが抜け出し、グラウンダーでクロスを送ると、石川、平山が飛び込み、オウンゴールを誘います。
後半24分、カボレの顔向きを変えるフェイントから、パスを出さずにドリブル突破すると、グラウンダーのクロスに大竹、石川が飛び込み、石川のゴール。
直後の後半25分、石川OUT→達也IN。
後半35分、達也はボールを奪うと、単独で持ち込みキーパーをかわしてゴール。これで5-1。
カボレは後半27分に金沢と交代するまで、1ゴール2アシスト。佐原が決めた得点でも、中央でつぶれ役になっていて全得点に絡みました。
結局このままタイムアップ。最高の1日でした。
MVPは、全得点に絡んだカボレ。足を入念にケアしてね!
もう1つ、裏MVPには、右サイドの攻防で圧倒し、ゲームを引き締めた長友を推したいと思います。
平山は無得点。走る時のスピードが遅く、ボールロスが多いのでイメージは良くありません。
ただ、惜しいヘッドもいくつかありましたし、グラウンダーのクロスには飛び込んでつぶれ役になっているので、及第点の働きはしています。
ただ、ボールのキープに難があるし、ゴール前に飛び込む時、マークを振り切る動きがイマイチ。
またヘッドについては打点は高いものの、飛ばす方向をコントロール出来ていない感じ。
「覚醒はまだ」ですね。まずチームプレーから入ろうという意図を凄く感じますが、もっとエゴイスティックになってもいいと思います。
磐田サポにとっては、耐えがたい90分だったと思います。
試合終了後、アウェイスタンドからブーイングが出るかと思ったのですが、タオルマフラー掲げ、選手に念を送っていたのが印象的でした。
チーム事情をサポも理解していて、今は耐えしのぶ時という認識があるのでしょう。
東京の選手はコメントで、「上位に行くためには、下位のチームに取りこぼせない」旨を語っていますが、以前なら「やっと磐田に勝てた」みたいな言葉になっていたと思います。
「磐田」でなく「下位のチーム」という言葉になっていたところに、過去と今を感じました。
#試合終了後、達也のインタビュー
磐田には全く勝てなくて、アウェイで0-2で負けた時、藤田俊哉に
「今日は楽な試合だった」
とコメントされたことがあった。
あれ以来、磐田は、浦和と並んで嫌いなチームになりました。
ヒロミ→ガーロ→倉又さん→ヒロミと監督が交代する中、磐田とは、ぼちぼちいい勝負をするようになったけど、上を行ったと思ったことはありません。
2005年、磐田の監督に山本正邦が就任した時、
「これで磐田に勝てる!!」
と喜んだものですが、2006年、アジウソン監督の磐田に、福西トップ下、前田1トップの4-2-3-1の布陣でボロボロにされた時、これで振り出しだとがっくり。
福西の強さ、前田のキープ力、太田吉影の運動量の4-2-3-1は、東京の4-2-3-1とは次元が違う理想型だと思ったものです。
今日の試合、原東京ではなし得なかった磐田へのリベンジをするどころか、勝つ時はこんなものなのかと拍子抜けしてしまいました。
5-1。
磐田戦ではあり得ないスコア。
「時代」なんでしょうか・・・?
試合開始前、最初の興味はスタメンでしたが、それを見てびっくり。
ブルーノのベンチ入りは当然だと思っていたし、何人かの選手はターンオーバーになると思っていたから。
カボレは当然休ませると思っていたし、CBの1人は藤山しかないと思っていました。
特に、原東京の頃の茂庭を知る者にとって、彼の根性無しの性分(おいおい)を知っているので、痛がったり、泣き言があるんじゃないかと思っていました。
それは半分冗談としても、川崎戦の激闘の後なので、何人かの選手は疲労で使い物にならないだろうとんじゃないかと思ってました。
平山、石川以外は、川崎戦と同じ。
「上を目指すなら、連戦など関係ない」
という城福監督の意思表示なのかと思いました。
東京は「前半受け止めて、後半相手が疲れてきた頃に勝負」というプランが多いです。
足を痛めて時間限定になっているカボレの突破で相手DFを疲弊させた後、交代カードの多彩さで勝負しようという意図だと思いますが、その裏には、相手の攻撃を受ける時のフラット4-4-2の守備ブロックにかなりの自信を持っているとも言えます。
茂庭、佐原のCBコンビが安定感、浅利のつぶし、それに加えて、長友が守備でかなり効いています。
東京守備陣は、川崎戦で一皮むけた感もありました。
この試合、いつもと同じプランだったと思います。まずは「受け止めよう」という。
平山がトップに入っているけど、平山に当てて落とすという攻めではなく、起点は両サイドのエメルソン、石川。
前半14分、エメルソンの絶妙のスルーパスからカボレが飛び出すと、左足をひと振りして鮮烈ゴール!
赤嶺のゴールはどれも印象深いけど、やっぱりカボレのゴールが見たかった。
続いて前半33分、右サイドから梶山→石川とつなぎ、石川がえぐってグラウンダーのクロスを送ると、カボレ、平山、佐原が飛び込み、佐原が合わせてゴール。
「受け止める」プランの東京としては、望外の2得点。
一方、ブロックを作った東京守備陣は、浅利のつぶしとエメルソンの運動量が効いていて、危なげなく守っている感じ。
磐田の攻撃陣は、個人個人で崩そうという意識は見えるものの、連動しているとは言い難い。
また、川崎攻撃陣の猛攻を耐えきった東京守備陣にしてみれば、磐田攻撃陣を受け止めることに対して、余裕も感じられました。
しかし、前半34分に石川のイージーミスから1点を返されると、ちょっと嫌なムードに。
後半の頭もその嫌なムードは続きましたが、長友が守備に、攻撃に、異次元の運動量を発揮し、流れを引き寄せたと思います。
その後、東京は交代カードを切る度に運動量が多くなり、磐田に差をつけにかかります。
後半10分、エメルソンOUT→大竹IN。
直後の後半16分、茂庭が奪ったボールを大竹がスペースにスルーパス。
カボレが抜け出し、グラウンダーでクロスを送ると、石川、平山が飛び込み、オウンゴールを誘います。
後半24分、カボレの顔向きを変えるフェイントから、パスを出さずにドリブル突破すると、グラウンダーのクロスに大竹、石川が飛び込み、石川のゴール。
直後の後半25分、石川OUT→達也IN。
後半35分、達也はボールを奪うと、単独で持ち込みキーパーをかわしてゴール。これで5-1。
カボレは後半27分に金沢と交代するまで、1ゴール2アシスト。佐原が決めた得点でも、中央でつぶれ役になっていて全得点に絡みました。
結局このままタイムアップ。最高の1日でした。
MVPは、全得点に絡んだカボレ。足を入念にケアしてね!
もう1つ、裏MVPには、右サイドの攻防で圧倒し、ゲームを引き締めた長友を推したいと思います。
平山は無得点。走る時のスピードが遅く、ボールロスが多いのでイメージは良くありません。
ただ、惜しいヘッドもいくつかありましたし、グラウンダーのクロスには飛び込んでつぶれ役になっているので、及第点の働きはしています。
ただ、ボールのキープに難があるし、ゴール前に飛び込む時、マークを振り切る動きがイマイチ。
またヘッドについては打点は高いものの、飛ばす方向をコントロール出来ていない感じ。
「覚醒はまだ」ですね。まずチームプレーから入ろうという意図を凄く感じますが、もっとエゴイスティックになってもいいと思います。
磐田サポにとっては、耐えがたい90分だったと思います。
試合終了後、アウェイスタンドからブーイングが出るかと思ったのですが、タオルマフラー掲げ、選手に念を送っていたのが印象的でした。
チーム事情をサポも理解していて、今は耐えしのぶ時という認識があるのでしょう。
東京の選手はコメントで、「上位に行くためには、下位のチームに取りこぼせない」旨を語っていますが、以前なら「やっと磐田に勝てた」みたいな言葉になっていたと思います。
「磐田」でなく「下位のチーム」という言葉になっていたところに、過去と今を感じました。
#試合終了後、達也のインタビュー