laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

ペナルティとか消防士とか

2014-03-14 | kabuki a Tokio

すぐ感想書かないと絶対なんの意味だかわすれるぞ、のタイトルをつけてしまいましたw

とりあえず歌舞伎座夜の部二度目(一幕見はカウントしない)。

 

4日放置しましたが、タイトルの意味はなんとか覚えてますw

加賀鳶

勘ちゃんのかっこいい鳶っぷり。

幸四郎の美脚、いい感じの道玄ぶりは相変わらず楽しめたのですが、店先で睡魔が・・・二度目ですからね(言い訳)。

で、かなり眠って急に目覚めたときに幸四郎が口にしていたのが「ペナルティ」。
いや、ペナルティって言ってるわけはないんで、「空耳アワー」なんですけどね。
とにかく、ペナルティという言葉で目覚めたことは確か。あれ、なんていってたんだろう。楽にできれば確かめたい。

秀太郎さんの着付けが初日よりもっとぐずぐずで、それこそ乳が見えそうだった。見えない、つかみえても差し支えないんだけど、なんかドキドキしたw
宗之助さんは本当に14歳に見えるから凄いなあ。
さとぴは捕手やってももうトンボかえらないんだなあ。

などとうとうとしながら考えていたことを覚えています。

勧進帳

11日に見たときはお年寄り、とくに台詞の多いお二人がお疲れ気味だったのだけれど、不老の奇跡か、二人とも持ち直していて、(延年の舞や六方はもともと求めてないのでw)素晴らしい出来だった。
ただ、吉右衛門が高麗屋っぽいなと感じた初日の感想はそのまま、つーかより高麗屋っぽさを、増していて。
なんかで読んだものによると今月は、播磨屋の型ではなく、高麗屋の型でやってみてるそうで。どこがどうだか知りませんが。型が芸風に影響してるんでしょうね。私さすがだ(自分褒め)。
そして初日には感じなかったことだけれど、菊五郎の富樫もより感情表現が緻密になっていて、なんつーかちょっと松嶋屋の富樫のようだった。
緻密といえば褒め言葉、貶していえばくどいつーか大げさ、ね。
ああここで弁慶だってばれてるな。ここで見逃すことを決めたな、そして泣いてるな、みたいなのが分かりやすい、つか個人的には分かりやすすぎるのが、ちょっと不満。
でも、明朗な台詞術の二人だから、とっても聞きやすくて、問答のところとか、初めてゆっくり聞いてみた。
意味不明な単語はあるものの、ちゃんと聞けばなんとか意味わかるもんだのう(今さらwww)。
で、ここでも空耳アワー。「消防士」。うーん。なんだろう。正法関係かな、と思ったり。でもだったら「しょうほう」だよなあ、とか。まあ一つにひっかかると後の意味が分からなくなるのでスルーした。いろいろな単語をそうやってスルーしたわけですが、消防士、だけは覚えていたので、広辞苑チェック。
おそらく「消亡し」でしょうね、という結論なので、これまた楽に検証したいものです。

言語明瞭なお二人に対して、言語不明瞭ながらも絶対的な感動を与えてくれたのはこの日も義経の藤十郎。この品格と存在感と情感は、それこそ一朝一夕に出るものではない。
芝翫の義経も好きだったけど、やっぱりこの役に関しては、山城屋のほうが格上かなあ。。。

やり方や気分で日によってばらつきはあるものの、まあ当代一といって差し支えない勧進帳。今見られる幸せをかみ締めました。

振袖始

前回幕見したときの感想がまた強まった感じ。

すなわち、玉三郎は踊れてないけど、存在感がある。
勘ちゃんは踊り凄いけど、なんかこの役に関しては、(あるいは玉三郎と比べると?)存在感に欠ける。
勘ちゃんを待って待って、出てきて全部さらってってくれた!と思ったのが初日だとすると、
前回幕見で見たときは、あれ?もう少し凄くなかったっけ?と思ってしまい、
今回は、立ち回りつまらない(は言い過ぎか?)と思っちゃった。
振りを抜いたりしたのかどうか、いや、恐らくそれはないと思うんだけど、
そして勘ちゃんの踊りのどこがさえないってわけでもないんだけど。
なんなんだろう、自分でも説明つかないや。
跳んだりはねたりだけじゃない勘ちゃんを見たいってことなんだろうな、きっと。
客席は勘ちゃんの立ち回りで大盛り上がり。玉三郎より勘九郎に拍手が大きい日が私の目の黒いうちに来るとは思わなかったよwww

あ、たぶん勘ちゃんが客に大うけしてるのが気に食わなかったのかも、ひねくれ客ゆえw

この幕は空耳アワーありませんでした。台詞少ないしねw