laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

1日を20分で暮らすいい女

2024-03-27 | kabuki a Tokio

陽春だっけ?春暁だっけ?の中村屋巡業行ってきました。そもそも二つあるのも知らずに春暁?これからやるやつ、は全然チケット取ってなくて慌てて取ろうとしたらろくな席残ってなかった。というエピソード付。最近勘九郞の舞台まで取るの忘れるていたらく。

というわけでめっちゃ力抜けてるんだけどこっちは発売当日に取ったので良い席とれちゃって、昼も夜も見ることに。府中くんだり(失礼)までわざわざ出かけるのだから、という貧乏根性(タイパ的にも)もありまして。

各部二時間。計四時間。間の時間は含まず。
ほぼ9割は退屈でしたよ。ま、予想してたので良いんですが。

なんせ二時間中45分がトークってので。脱力。
向こうさんのタイパ(タイムも体力もw)は最高だよね!

昼夜二度ずつ見たけど特にわけて書くほどの感想もないのでまとめます。

トーク

いつのころからか芸談という名前じゃなくてトークに。潔いw
しかしこの日は昼も夜もプライベートのぞき見じゃなくてレベルはともかく芸や芝居についての質問が多かったような。
例によってほとんど内容は忘れたけど、いちばん印象に残ってるのは勘九郞の頭(頭囲)がかなり小さくてたいていの役者の鬘が入ってしまう。という話。こないだは虎之介のも問題なく入ったみたいで。「ますます代役が増えるんじゃないか」と戦々恐々してた。たしかに衣装はなんとかごまかせても頭がはいらないと・・・金打ちからやり直す時間はなさそうだし。
…とか思ってたら最近映像系の時代劇の鬘は3Dコピー?で作っちゃうんだってね。あっという間に出来てフィット感もなかなか、らしい。本役はともかく、急な代役にはこういうの使っても良いんじゃないでしょうか?ま、いろいろな問題ありそうだけど。

あともう一つ、lavie的大ニュース!

歌舞伎町大歌舞伎に、亀鶴くん出るみたい!出るとはっきり言ったわけではないけど、前宣伝の企画に亀鶴くんが関わってるとか!キカクのキカク!

まさか裏方だけ参加するとは思えないので、コレは期待しちゃいます♥

おこたち二名も参加の春休みver.だったのだけど、勘太郎が二月のときよりまた身長が伸びていて。鶴松をはっきりと追い越してしまった。そして脚の長さに感心するとともに、これから日舞やっていくのに大変だろうなあとも思った。

鶴亀

コメントを控えます。
仲四郎くんは立役のほうがイケてるようにも思う。

舞鶴雪月花

七之助は適当に踊って「綺麗ねぇ・・・・」のおばちゃん達の嘆声を浴びて・・・それで満足なのかな。永遠に?

松虫親子(親が鶴松、子が勘太郎と長三郎)なのだけど、見た目が両親と子どもになっちゃってて、子どもの可愛い振りをしている勘太郎がアホなお父さんに見えてしまって困った。
この踊り好きだし、踊り手たちは三人ともよくやっているだけに、惜しい。いっそ花を鶴松に渡して七之助が親をやれば質的には上がったと思うが。

10分強のなんてことない踊りなんだけど、これはもう勘九郞のニンずばり。おもしろうてやがて哀しき・・・ですね。
お父ちゃんがやったときは雪だるまが溶けていく哀れな場面でも笑いが起きていて怒りを覚えたwんだけど、勘九郞の持ってる哀感みたいなものがちゃんと作用して、ほぼ誰も笑わず、しーんと見守っていて。
死語かもしれないけど「エレジー」感があった。
2000年、十七代目の13回忌で同じ演目がかかったときは雪だるまを富十郎が踊ったと知り、これは見たかったなあと地団駄踏んだけど、まあ今生きてる名人を堪能すればいいか!

タイトルは「雪」を二回見た計20分強で、この一日分の喜び感動美しさについては充分元を取ったぞ!という意味です。

めっちゃ天気の良い日だったので、昼の部と夜の部の間にがっつりお散歩も出来たし。うん、良い一日でありましたよ。


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