laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

人生最高?のベッドシーンを見た

2018-04-25 | spectacles

もう私は絶対蓬莱竜太が好きだ!の確信を得た。

嗚呼いま。だから愛

見て来ました.感動した!

 

…一週間以上時が経過し、短期記憶が苦手なお年頃ゆえ、詳細はすでに靄のなか。それでも、いや、だからこそ?感動は薄れない。

 

容姿にも才能にも恵まれず、つねにイライラしているヒロイン。この造型が容赦ないまでにすばらしい。川上友里という女優は初めて知ったのだが、この役に限って言えば彼女以外考えられないと思うほどのベストな配役。ほかの役者もロランス緑と奥貫薫以外はほぼはじめまして!だったのだけど、特にヒロインの夫役の人(画像にちらっと写ってる)が素晴らしかった。えっと、素晴らしかったので名前調べます。古山憲太郎さん。蓬莱チームの役者だそうです。ってもう有名か。私が知らないだけで。いい人故の嫌味っぽさとか、いい意味での普通な感じが素敵に出せていて・・・

とにかく劇全体が、普通の生活、普通の状況、普通の人々・・・に見せておいてのカタルシス。という個人的にいちばん好みのタイプ。もう後半はほとんど呼吸をするのを忘れるほど集中しました。死ななかったから呼吸はしてたらしいけど。

カタルシスのきっかけになるのがパリのテロ事件、というのも、お仏蘭西に思い入れのある私としては、非常に親近感があった。11月14日に向けてカウントアップしていく手法だったのね、と最後に納得する演出にも。

赤目の転生(当日券に並ぶなんて暴挙に出るほどはまった)以来、二つ目の蓬莱芝居。もう私の「蓬莱好き!」はほぼ確信に変わったね。これまたもう一度見たい病にとりつかれたけど、幸か不幸か行ける日はろくな席がなかった。まあ、蓬莱作品がこの後立て続けにあるので、そっちを全部見ようということで自分を納得させた、というか、数日後のマッチ-&殿(タッキー&翼って解散したのね)の感動で、蓬莱熱を冷ましたwという感じかな。

タイトルの世界一美しいベッドシーンは、画像の夫婦によるものなので、ま、なんというか絵的に美しいわけではない。強烈な、いや熾烈?苛烈?なまでに愛を求めるヒロインの獣のような独白に続いて・・・夫は鼻水まで垂らして泣いてるし。なんというか、原始の愛の交歓はこうだったのでは?と思わせる、シンプルな男と女の足りないものを梅合う感じ。

うん。この二人には幸せになって欲しい。