昨日、オキナワルリチラシの強制採卵について少しだけ書き込んでいましたが、随分と前にUPしていたサツマニシキのビニール袋での採卵ではダメなのか? とか・・・
“もう少し詳しく”と言った問合せが多かったので、ちょっとげ突っ込んだ内容をUPしてみました。
※ただし、この方法を用いて確実に採卵に成功するという保証はありませんので、飽くまでも“参考までに・・・”っていう範囲でご覧ください。
では、早速・・・
先ず、最初にやる事は十分な吸蜜をさせること。
しかーし、サツマニシキもそうですが、このオキナワルリチラシにしても、とにかく口吻が短い。
だから、口吻の前に希釈したブレンド蜜液を一滴ずつ垂らす・・・・ って言うか、置くって感じで吸蜜させます。
そして、お腹がある程度まで膨れたのを確認したら三角紙に包むのですが、大きい三角紙に包むより中で必要最小限で動ける程度まで折った方が良い結果が得られるようです。
あっ、もちろん以前にサツマニシキの強制採卵でUPしたビニール袋を用いた方法も可能ですが、今回は頂いた個体である事と強制採卵に使える母蛾が1頭であることを考慮して三角紙での採卵にしました。
で、その三角紙に包んだ母蛾をケースに納めて・・・・
一回り大きなタッパーへと収容します。
もちろん、このタッパーの底にはテッシュを敷き霧吹きで水をシュッ・シュッと吹きかけて加湿。
後は、このまま暗くて暖かい場所(光を透さない箱の中でも可)に置いておくと・・・・
オキナワルリチラシの母蛾は三角紙の折り目を樹皮の裂けた部分だと間違えて、産卵管を伸ばして黄色い卵を産み付けてくれます。
※赤の指印で示した先
後は、これを何度か繰り返すだけ。
って事で・・・・
もし、このような機会があれば皆さんもトライしてみては如何ですか。