錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

国産のリン鉱石(グアノ)

2020年01月28日 | 石ころ
あのぉ・・・
皆さんは肥料の袋にチッ素(N)・リン酸(P)・カリ(K)って記載してあるのを見たことがありますか?
これって肥料に不可欠な三要素で、その中のリンは石油の埋蔵量と同様に限りがあるのです。
だから、随分と昔の話になりますがリンの元となるリン鉱石をチリとペルー、そしてボリビアが奪い合うという戦い(硝石戦争)にまで発展した・・・ らしい。
そんなリン鉱石ですが過去には日本の与論島・波照間島・竹島(韓国がいうところのドクト)・北大東島 ・沖大東島でも採掘されていました。
ただ、今では枯渇してしまい採掘していた事ですら忘れ去られようとしていますが・・・・


で、その沖大東島(ラサ島)で採掘されていたグアノ鉱床のリン鉱石が👆これ。
むかーし、昔、その昔・・・・
沖大東島(ラサ島)に生息していた海鳥の死骸・糞・エサの魚・卵の殻などが厚く堆積し長い年月をかけて石化したものが、このリン鉱石(糞化石質燐鉱石)なのです。
ただ、日本人という生きものは過去の歴史にフタをしてしまう傾向があり、この鉱石採掘やリン鉱石自体が忘れ去られるのは誠に残念でならない。

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