錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

我が国最大のホタル

2022年05月14日 | 魚(海・淡水)
昨夜のことですが・・・
夕食を作るのが面倒になったので、石垣市の真栄里にある大戸屋石垣店まで出かけてきました。
そしてオーダーした食事が届くまで外を眺めていると、相も変わらず雨が降っている。
そこで!
こんな天気でも何かしらできることがあるんじゃね?
なーんて考えていると・・・
そうだ!
ホタルだったら雨が降る中でも大丈夫。


そこで食事を済ませたら直行で山へと車を走らせました。
で、その目的としたホタルが👆これなんだけど・・・
名をヤエヤママドボタルといって、その幼虫。
ただし幼虫も林床で光るんですよ。
そして、これらの幼虫は日本本土で見られるゲンジボタルやヘイケボタルと違って一生水に入ることのない陸棲のホタルなのす。
ちなみに・・・
オオシママドボタルとは、このヤエヤママドボタル(Pyrocoelia atripennis)の別名であり、そこへヤエヤマヒメボタルなるホタルがいるものだから混乱のもとになっているんだなぁ。
そして・・・
このヤエヤママドボタルに良く似たオキナワマドボタルの先島諸島亜種(Pyrocoelia matsumurai abdominalis)が同じ場所に生息しているのですが、こちらは前胸背の外縁が黒く縁どられるので良く見れば容易に同定できます。


また先でも述べていましたが、このサキシママドボタルを含めたオキナワマドボタルやヤエヤマヒメボタルなどの幼虫ですが生涯を通して水の中に入ることはありませんので、カワニナなどの巻貝ではなく陸を生息域とするマイマイ(カタツムリ)を食べて育ちます。
例えば・・・
この上にアップした画像に写る幼虫は基亜種であるウスカワマイマイに頭を突っ込んでマイマイ(カタツムリ)の肉を食べているのが分かるかと思います。
そして、この雨と強い風が無ければ、今は小さなヤエヤマヒメボタルの乱舞が見られる時期なのですが、こんな調子じゃ今年は無理みたいですね。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« これからの雨にご用心 | トップ | 危ない遊び »
最新の画像もっと見る

魚(海・淡水)」カテゴリの最新記事