錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

442年ぶりの皆既月食

2022年11月08日 | 風景
今宵は442年ぶりに皆既月食と天王星食が同時に起きる天体ショー。
そうなれば、ここは赤道義で追尾撮影をし、卵がパカッ!と割れたところに赤銅色の丸い月(黄身)って画を狙いますか?
いえいえ、そんな皆既月食ならば来年の11月8日にも十分に狙えますよ。
ならば、今宵は天王星食で決まりでしょ!
と、いう事でカメラを三脚に乗せて、天王星が皆既中の月を通過する時を待つ…


で、皆既中の月が食の最大値を少し過ぎた頃、小さな天王星が左下より接近し20時22分に月の後ろ側へと隠れていきました。


そして、その隠れた天王星は21時17分に本影から出た月の右下より再び現れた。
皆既月食中の天王星食を撮ったど〰〰〰〰‼
ただ、その撮影場所の気温は12℃で、おまけに海沿いという事もあって吹く風が容赦なく体から体温を奪っていく…
いやぁ…
これまでの島生活に体が慣れてしまっているだけあって、これがまた寒いのなんの!
そこで、冷えた体を少しでも温めようと…


今宵の夕食は“もつ鍋”ですよ。
それも“柚子胡椒”をたっぷりと効かせて、いただきまーーーす。
やっぱ鍋物は体の芯まで温まりますよね!


おまけに最後は“もつ鍋”で作る“おじや”ときたら、もう最高!
と、いう事で…
冷えた体も温まったことだし、風邪を引く前にお家へ帰ーーーえろ!

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ここに一つのミカンがある…

2022年11月08日 | 昆虫・植物

TVドラマ『ラジエーションハウス』のナレーションじゃないけれど、『ここに一つのミカンがある…』。
それも何の変哲もない普通の🍊ミカン。
その後、この🍊ミカンは皮を剥かれて食べられる。

しかーし!

ちよっと待て
その剥いた皮はどうすんの?
捨てる?
まぁ、普通は捨てますよね…ww

ならば!

先日に南の島から持ち帰ったシロオビアゲハの強制採卵に使いましょ!
と、いう事で…


早々に中型の吹き流しに🍊ミカンの皮を針で固定して、その中のシロオビアゲハの母チョウを投入。
最初は吹き流しの中を忙しく飛び回っていましたが…
🍊ミカンの皮が発する揮発成分に気付き、触覚を使ってしきりに確認する姿が見られました。


こうなると後は、こちらのモノですよ!
シロオビアゲハの母チョウはお腹を大きく曲げて産卵態勢。
1卵…
2卵…
3卵…
と、次々に産卵していきます。


で、暫くしてミカンの皮を見ると、そこにはシロオビアゲハが産卵した無数の卵。
いやぁ…
捨てられるミカンの皮も使いようってやつですよ。


そんなこんなで一日の産卵数をカウントすると69卵。
これだけ産卵すると膨れていたお腹も随分と細くなる。
しかーし、それでも産卵しようと一生懸命お腹を曲げてます。
ただし、既に弾切れ状態ですが…ww
とは言え昨日の69卵と今日の分を合わせると、トータルで80卵以上は産卵してくれてるようです。
はい!
💮大変よく頑張りました。
これだれあれば十分です。
後は1日でも長く生きてくださいね。

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調整された機内の気圧を侮るな!

2022年11月08日 | 昆虫・植物
むかーし、昔、その昔…
そうですねぇ今から20年ほど前、それは南の島での出来事です。


『チョウの卵や蛹を航空機で運ぶと孵化しなかったり、羽化せずに終わるのですが何故ですか?』と問われたことがありました。
そして、この質問に続くように『それは飛行機の貨物室ではく手荷物で…』と。
要するに航空機は上空約3万3,000ft(約10.000m)を飛ぶために機内の中は約0.8気圧程度に調整されている。
なのに気圧調整されているキャビンで持ち帰る卵や蛹に支障がでるのか?と聞きたかったようなのです。
いやぁ…
そこまでご存じとは素晴らしい。
例えば垂直に100m登ると気圧は約10hPa下がるので、約10.000m上空を飛行する飛行機は気圧調整しないと乗客の体は耐えることができません。
そこで機内は約0.8気圧で調整されているのですが、この0.8という気圧は富士山で言えば5合目あたり。
で、その人の体調などにもよりますが、この辺りのラインから上が高山病『急性高山病(AMS)』の症状が現れるのです。
と、いう事で!
好奇心旺盛なジジイの自由研究ですよ。


先ず、未開封のペットボトルを手に機内へと乗り込み、その飲み物を巡行高度である約10.000m上空に達するまで完全に飲み干して空にする。


で、この後はキッチリとフタをし、運航に支障のない場所で自己管理。
そんなこんなで結果は利用した飛行機が着陸するまで待てば良い。
と、言うか…
国内線であればペットボトルを空にした時点から2~30分もすれば着陸のために高度が下げられるはずです。
で!
その結果が👇これです。


僅か0.8ほどの気圧であってもペットボトルは飛行機の高度が下がっていくとペコ!パコ!と音をたてて潰れていくのです。
だから気圧が調整された機内だからと安心し密閉率の良いタッパーウェアにチョウの卵なんかを入れてると…
巡行高度に達するまでにタッパーウェア内の空気は膨張し容器から抜けていく。
※この時にタッパー内は加圧される
そして約10.000mの上空から空港へと高度を下げていくと密閉されたタッパーウェアの中は👆このペットボトルと同じ状況です。
※タッパー内の減圧
はい!
ここで最初の話に戻りますが、『チョウの卵や蛹を航空機で運ぶと孵化しなかったり、羽化せずに終わるのですが何故ですか?』と問われた方はタッパーウェアのフタに圧力を逃がすための穴を開けてなかったんですね。
たった0.8ほどの気圧なんだけど、その0.8という数字を侮ることなかれ。
あっ!そうそう…
これって『夏休みの自由研究』の使えるネタじゃないのかな?
ただし飛行機での帰省に限られるけど…

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