錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

トドのつまりは化石の観察

2019年09月14日 | 石ころ

先日に渡航した鹿児島県の獅子島は「化石の島」と呼ばれているだけあって白亜系の御所浦層群の露頭が随所あり、中でも島内の弊串からは海棲爬虫類であるエラスモサウルス類の化石が見つかっています。


と、言うことで・・・・
湯ノ口から立石や柏栗にかけての海岸では👆上にUPしたようなトリゴニアなどが含まれた化石が転石として観察され、その他にも標高393mの七郎山山頂にある駐車場付近では大型巻貝の化石を観察することができます。
また、島の北部端に伸びる岬では新生代・第三紀の有孔虫化石も観察することができます。


そして、その転石を良く観察すると小型巻貝の断面が密集した状態で観察できる。


でもって、こちらは少し前までセリシウムと呼ばれていた大型の巻貝と思しき化石ですが、現在ではオリゴプティクシス ピラミダエフォルミスと変更されています。
そして・・・・
この化石は、そのオリゴプティクシス中でも比較的に小さめの個体・・・・ かな?


そして最後に、これは母岩より遊離した三角貝の仲間でプテロトリゴニア・プスチュローサ。
ちなみにプテロトリゴニアの名は両側の殻を広げると翼のように見える“プテロ”と三角貝の総称であるトリゴニアを合わせたもの。
現生種としてはオーストラリアに生息するウチムラサキシンサンカクガイ(Neotrigonia margaritacea)が有名。

----------- 化石のDATA -----------

プテロトリゴニア・プスチュローサ
Pterotrigonia (Pterotrigonia) pustulosa
鹿児島県出水郡長島町獅子島 
御所浦層群
白亜紀/セノマニアン


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渡航のミッション

2019年09月14日 | 昆虫・植物

先日、早朝に鹿児島の離島へと向った目的は・・・・ これ👆
島の何処かで例のヤツが再び発生してんじゃねぇの? って訪ねてはみたものの、その姿は無し。
けど、それだけで島へと向かうには出費というリスクが大き過ぎる。


だから、その序に向ったのが海岸の岩場で見られる👆これ。
これは、この周辺の島々で見られるツメレンゲなんだけど、これを食べて育つクロツバメシジミを探すもタイミングが悪かったのか成虫が飛ぶ姿は見られなかった。
が!
その代わりにツメレンゲの葉には幼虫が食べた痕は見られる。
と、言うことで・・・・


それらしいツメレンゲを少しばかり持ち帰ってプラケに移植してみたんですぅ。
で・・・
もし、このツメレンゲに幼虫か卵が付いていれば、このまま管理すると成虫が羽化してくる・・・・ はず。
そんでもって、その成虫が3~4匹でも羽化してくれたら、それらを交尾させて強制採卵すると多くの卵が得られる。
ただ、頭で考えるほど上手くいくかどうかは怪しいんですけどねぇ・・・・


そして・・・
最後に、ここは九州本土の玄関口となる鹿児島県。
もしかして、もしかすると・・・・
そう、リュウキュウムラサキやメスアカムラサキなどが遠い南の島々から風に乗って飛来していないかと探してみた。


例えば道脇で咲くランタナとか・・・


カバマダラのホストとなるトウワタとか、蜜の供給源となりうる花を重点的に見て回ったものの残念な事に何も得られなかった。
と、言うことで・・・
今回は期待していた迷蝶やタイワンツバメジジミの発生は確認できませんでしたが、クロツバメシジミだけはツメレンゲに残された食痕を確認することができました。
まぁ、今回の渡航で得られた情報は思っていたよりも少ないものでしたが、こんなものでしょう。
と、言うか・・・
この積み重ねの先に大きな結果が待っているのですから・・・

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昨夜は中秋、そして今宵は・・・

2019年09月14日 | 風景

昨夜は陰暦の8月15日・・・・
そう、“中秋の名月”でしたね。
しかーし、その“中秋の名月”は満月とは限らない。
ならば、その満月は何時よ!
と、言うことで・・・・
その満月は一日遅れの今夜なんですよ。
そして!
今年は、その月の表面に人類初の一歩を刻んでから50年目でもあり、そんなことに想いを馳せなかせら今宵の丸い月を愛でられては如何でしょうか。

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