錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

守るために捧げる命

2016年12月15日 | 昆虫・植物
画像のチョウは昨日に撮影したヤエヤマムラサキのメス。
オオイワガネの葉裏に産卵した卵を守るため、それらを抱くようにして止まっています。
人が近づこうが突こうが微動だにせず守り続け、後には力尽きて散り果てる運命が待っているというのに・・・

しかし、この暖かな南の島であっても、生まれくる子たちには寒過ぎる。
恐らく、我が命を懸けてまで守ってくれた母親の後を追うように、生まれてきた子供たちも次々と死んでいくことでしょう。
それでも、この母親たちは命尽きるまで卵を抱き続け、単に“虫けらの所業”として片付けられない執念のような生き様を垣間見る事ができました。

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生まれながらして・・・

2016年12月15日 | 雑記(ひまつぶし)
この画像に写る可愛い仔牛の耳に付けられた黄色いタグが意味するものは、後に、肉の塊と化す定め・・・
その十字架を生まれながらにして背負って生きている。
そして、我々人間は、その尊い命を糧としている事を忘れてはならない。

だから、その相手に対して心静かに手を合わせ“戴きます”という追悼と感謝の心を持って食します。
今回の渡航でも石垣牛を美味しく頂きました。
そして、何時ものご厚意に心より感謝です。

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釣ったウナギの鈎外し

2016年12月15日 | 釣り(採り)
日が明けたので一昨日から昨日の朝方にかけて釣ったオオウナギから、今朝は釣鈎を外すことにしました。
とは言っても大きなガーラ鈎の30号を咽頭部分の奥まで呑んでしまっているので、そう簡単な事ではありません。
先ずは麻酔をかけてオオウナギの動きを止めて、口の中の釣鈎を確認する。
すると、咽頭部分の奥にとチモトの輪っかであるアイだけが見えてます。
って事で・・・

繊細なエラの内部を傷付けないように慎重に外の隙間から鉗子を差し込んでラインを引き出します。
次に口腔内を確認しながら針のチモト部分をエラの外へと誘導するのですが、ここで、少しでもエラを傷付けてしまうと大量の出血で即アウト!
だから・・・
とにかくエラへダメージを与えないようにしてフィッシングプライヤーを使ってエラの隙間から鈎を取り出します。

そうやって外した鈎が、これ!
しかーし、ぐずぐずはしてられません。
何故ならば、一刻でも早く新しい水へと移動させ呼吸を確保してあげないと“帰らぬ人”ならぬ“帰らぬウナギ”になっちゃいますからね。
要するに麻酔は生きるか死ぬかの紙一重の薬なのです。

まぁ、今回も大きな出血もなく鈎を外せて、呼吸も安定してきているようなので、後はオオウナギたちの体力勝負ってところでしょう。
でも、大きな針だけに多少のキズは負っているはずなので、もう少し様子をみたら抗菌薬で薬浴をさせる予定ですが、その報告は、また次の機会にでも・・・

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