戦略コンサルティングの本質

戦略コンサルの本質 What's Strategic Consulting?  一戦略コンサルの個人的見解・徒然日記

career path

2006-08-02 | industry
最近、「ヒト」の回転が早い??

コンサルティング会社のホームページにおける
採用サイトへ行くと、
「キャリアパス」のようなタイトルで、
そのファームでのランク呼称や職責(場合によっては、おおよその滞留年数など)が書かれている。

実際のところはどうなのだろうか?

すべてのファームの実情を知るわけではないが、
人数比においては、
戦略系ファームでは、半数が中途採用。
旧会計事務所系(IT系)では新卒の方がやや多い傾向にあるのではないか。
(やっぱり、人海戦術?)

平均在籍年数については、よくネットに書かれているが、
「数年で半分、数年でまたその半分が辞めていく」のは本当だと思われる。
新卒については特に。

中途採用の場合、結構短いらしい。
戦略ファームでも、特にMBA新卒が、1年くらいでやめていく。
本人に言わせると、理由は
「合わなかった」、「やりたいことができなかった」
というけど、実はある意味の"Up or Out"。
自分からは言いずらいだろうし・・・・。
反面、「働いていた」という事実は不動のもので、
有名ファームほど、その「経験」や「バリュー」は高い。

旧会計事務所系でもシステム部隊も持たないファームでは、
新卒優位で中途はどんどん辞めていく、という話も聞く。
確かに、新卒で入社すれば、
早い人間で35歳前には、パートナーになっている。
30歳前後では、既にマネジャーやシニアマネジャーだ。
中途採用で入った人間は、
30歳前後で「見習い」だから、年齢的にも辛かろう。

この辺りの内情については、
元BCGの金光氏がキャリアインキュベーションでコラム
(閲覧には登録が必要)を書いている。
最新のコラム(サイトには未アップ。メール配信)では、
BCGの強さの秘密が書かれていた。
この道15年以上のツワモノがゴロゴロしているからだそうな。
シニアに行くほど、年数が長くなる。
当然にも聞こえるが、
最近、ポジション不足で、プロモーションも以前に比べ、厳しくなっている、
ということも理由にありそうだ。

そう言えば、「顧客はそこにいる」の著作など、
CRM戦略で有名だったアクセンチュアの三谷氏も、
既にアクセンチュアを退職されたそうな。


アクセンチュアのパートナーは、
就任してから2年間くらいで辞めるヒトが最近多いような気がしないでもない。
やはり、「ノルマ」がきついのか・・・・。
それとも、コンサル業界のリクルートよろしく、
起業に燃えるヒトが多いからだろうか?
一方、IBCSでは、
パートナーになったら是が非でも辞めない、
というヒトが多いような・・・
既得権益にすがるヒトが多いからだろうか・・・

両社の違いは歴然としている?