戦略コンサルティングの本質

戦略コンサルの本質 What's Strategic Consulting?  一戦略コンサルの個人的見解・徒然日記

egoism

2005-03-25 | workstyle
自分のすごさや価値観を押し売りするのもどうかと思った。

昨日、また、別のサーチファームのトップと会ったのだが。
自分にすごく自信があるためなのか、
ホームページに書いたエッセイを読め、読めと薦めてくる。
名の通った、外資系のサーチファームよりうちが上だと言う。
実際、採用企業からの評価も非常に高いと言う。

エッセイは読んだけど、当たり前のことをずらずらと書いていた。
確かに、転職未経験者にとっては、「眼から鱗」かもしらんが。
評価は、結果としてこちらが判断するものであって、
採用企業の評価を一般論化して言われてもなぁ。
最初から合わないとは思っていたのだ。
普通、「現在の転職意欲や実際の活動は?」と聞いてくるもの。
また、サーチファームなら、そのくらい調べてあるだろう。
それが、しょっぱなから「あなたは転職の素人、私はプロですから」と来たもんだ。

「我々は転職者の立場に立ち」とどんなファームも言ってくる。
同社も言ってきたが、途中で違うと感じた。
雇用側のエージェントだと。
「要件に合わない人を紹介すれば、評判が落ちますから」と。
判ってますって、当然でしょう。
それは別に候補者側へ言う必要なく、自分達が気をつければ良いこと。
これを口実に、バックグランドとか、やりたいことを聞いてきた。

ちゃんと説明しているのに、
●理解しようとしない
●押し売りしないといいながらも、事業ライン系のポジションへ誘導してくる
そして極めつけ。
●「あー言えば、こう言う」と来た。(それはそっちだろう。にしてもこういう言葉普通は出んわな)
●「何か、話がかみ合いませんね、やめてもいいんですけど」と言い出す始末。

こちらも流石に切れて、
「そうですね、話がかみ合いませんね」と。
向こうもしびれを切らしたのか、具体的な案件を提示してきた。
それが、また、一般的に入手できる会社の情報。それも知っている会社を2件も。
「いいかげんにしてくれ」と心の中で思う。
「業界は人脈がありますので、紹介は結構です」とかと言うと、
向こうも切れたのか、逆手にとって
「あなたの短所は○○です」と指摘してきた。
頼んでないって。

もう二度と会うことはないでしょう。
サーチファームが聞いて呆れます。

execution support again!

2005-03-24 | strategy
「実行支援系」の方と会う。

あまり気が乗らないのではあるが、仕方がない。

それにしても、プロジェクトの「成果」について
非常に細かく聞かれた。
そもそも、戦略系なんですから、
そう聞かれても・・・・。

大変疲れました。
細かい性格の方なのかもしれません。

うーん、一緒に仕事したいと思うか???

career progress

2005-03-22 | industry
投資会社と言っても、当面は戦コンファーム。

ある第二創業期にあるベンチャー系ファームが
分社化をして立ち上げる会社のよう。
ここの責任者と会う。
戦コンファーム出身かつMBAホルダーなのであるが、
嫌味がなく、非常に「自然体」の方であり、
好印象。

問題は、自分の今後のキャリアが見定まらないこと。

それにしても、いろんなスピンオフ系の会社があるのね・・・



bilataral 2

2005-03-18 | industry
ある知人の計らいで、
企業再生コンサルタントと会う。
某戦コン出身で、
その後、戦コン出身者が多く在籍する人事系ファームにいた
シニアの方であった。

難なく話していたと思うのであるが、
これも二面性を後で感じたケースである。

確かに、おタクからして見れば
私のキャリアなんて、屁でもないかもしれないけど。
明らかにスペックアンマッチだったのか、
単なる相性なのか、
全く判りませんでした。

それにしても、
「企業再生」だったのかな?
あの人事系のファームでも同じことやってたというけど、
いわゆる「企業再生」ではないような気がするのだけど・・・


いい加減にしてくれ

2005-03-15 | workstyle
また、別の(自称)ヘッドハンターから連絡。

シニアマネジメントポジションらしいが是非会いたいというので。

会って絶句。
全く、Requirementに合いそうもないのだが、
「どう先方へ見せましょうか」と言ってきた。
「はあ?」
確かに、職歴書とかレジュメは、Looks Better、
自分を売り込むためのMarketing Toolであることは判るが、
程がある。

こんなのばっかりである。

health re-check

2005-03-14 | qol
コンサルは体力だ!とも言われるが、
健康管理は重要。

年一度の健康診断で、ちょっとひっかかり、本日再検査とあいなった。
場所は大腸。
汚い話であるが、当日、薄めた下剤、ポカリスエットのようなものを
2リットル、2時間かけて飲み、内部を綺麗にするのだ。

内視鏡をアソコから入れ、内部を探索する。
痛み止めを点滴で流しているせいなのか、
気分が悪くなる。
死霊のはらわた、というか、エイリアンの幼生が腹の中を動きまわる
感じを体験してしまった。

結局、ポリープなど一切なく、
つくづく健康なんだなと思う日であった・・・

bilateral

2005-03-11 | industry
あるベンチャー系コンサルティング会社の社長と面談する。

メディアなどで前から顔は拝見していた。
しかし、どうも、二面性があるとあとでわかった。
表面上は、非常に温和で相手をヨイショするのが上手いようだが。

人って最終的には相性(ケミストリ)だなぁと、最近つくづく思うが、
後から、「合わない」と言われても・・・。
確かに、ビジネスだし、オーナー系というのはわかるが、
最初に言ってよ、という感じ。
時間の無駄です。

まあ、「戦コンなんだらか、そのくらい見抜けよ」とも言われてしまいそう。

give & take

2005-03-09 | workstyle
外資系のサーチファーム(ヘッドハンター)と会った。

このところこういう機会が増えているのだが、
どう見つけてくるのだろう。
おそらく、セミナーなんかの参加名簿や
同業間で転売なされていると推測する。
「守秘義務上、紹介者をお教えすることはできません。」
これは、守秘義務ではなくて、やばいからなのでは?

今回も、「是非、ご紹介したいポジションがございまして」という
誘い文句に乗ったわけだが、
時間を有効に使うため、また、
むやみに個人情報を与えないために、
事前にスクリーニングをすることにしている。

プロの目からみて、どんなキャリアプランやゴールがあるか?
簡単な略歴と自己分析を事前にメールを投げ、
その回答内容を見て、会う、会わないを決めている。
今回、会社名もそこそこしれているので会うことに決めた。

話が進む中、「実は、紹介できなくなりまして」と言う。
すかさず「個人情報を与えたのに何故でしょうか。フェアじゃないですね」と言うと、
過去に勤務していたコンサル会社であった。
まあ、これは偶然だとしても、
一般に公開されており、自由に応募できるポジションを持ってきて
お勧めというのはいかがなものか。

この業界、以外と狭く、私もいろいろな人脈がある。
紹介してもらわなくとも、結構内部の情報って知っているんだけどな。
そりゃ、コンサル業界担当だとしても、長年その世界に居なければ、
わからないことありますよ。
知ったかぶりはしない方がいいと思います。


結局、収穫ありませんでした。

sales person

2005-03-08 | case
この道何十年という営業本部本部長と面会した。

はっきり言われたが、コンサルが嫌いらしい。
言うことを達成したり、成果を出したコンサルを見た事がないらしい。
また、自分が居た超大手有名企業では、外部コンサルを一切使わないという。
彼の転職数は十数回。

彼にとって、コンサルとは、
●初めてでも、「専門家」ですと言う
●できないことを口実をつけて実行しない
●×をつける
という人種らしい。
一方、一般事業会社では、×はつけれない、
できなくてもコミットしなくてはならない、との弁。

よせばいいのに、次のように答えた。
業界知識は、その道何年の人の方が詳しく、そこで価値を出そうとは思いません。
無論、最低限の業界知識は短期で詰め込みます。
我々の価値は、
●別の角度や視点から見ること
●高い位置から全体を俯瞰すること
●同じものを一回ばらして再構築すること
●複雑なものを簡略化し、構造化すること
●事実ではなく、示唆や先を見通し示すこと
です。
成果の定義にもよりますが、
「実行支援」のみが成果ではないと思います。
マネジメントの方には、社内の人間に相談できないこともあれば、
自らの仮説やアイデアを検証したり具体化されることを望まれる場合もあります。
顧客満足は追求しますが、迎合せず、できないことはできないと言います。


違う??

Execution Support?Power of Paper?

2005-03-07 | strategy
前にも書いたっけ??

このところ物覚えが・・・・

戦コンをやっているとよく言われるのが
「紙だけ書いてバイバイ」みたいな。
で、最近では「実行支援」までやりますを標榜してるところが多い。
コスト的には絶対見合わないのだけど。

自分が標榜しているのは、
その紙で人の心を動かしたり、具体化したり、仮説を検証してみせたり、というもの。
カミ技だ。
たかが紙、されど紙。

これも充分な「成果」だと思うのだが、
「変革系」、「実行支援系」、「再生系」には物足りないようだ。