倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈火事の恐ろしさ〉

2012-03-28 | インポート
3/27 Tue.  [ クラちゃんの起床時刻 5:55 AM ]
この日は、何としたことか、私の住む地域で、1日に2件もの火災が発生してしまいました。
午前中に登庁しようと移動中、後援会長の M サンから緊急連絡。
南へ向かう消防車とすれ違い、イヤな予感で火災情報を見ると、犀南地域での火災、それも発生場所は、覚えのある方の周辺らしい、とのことです。
それを聞き、直ちに進路変更、当該地域に行くと、もうもうたる白煙が上がり、消防関係車両がひしめいています。
M サンのイヤな予感は的中しており、戸建て住宅が全焼の憂き目に遭っていました。
不幸中の幸いとすれば、在宅で留守居をしていた94才のおばあちゃんが、住宅用火災警報器の音に異常を感じ、辛うじて玄関まで這い出し、たまたま隣家の庭木を剪定していた職人サンたちに救助され、ケガなどを負わなかったこと。
心配そうに見守る近所の方も、おばあちゃんの無事に安堵していました。
近くの公民館では、直ちに 「 炊き出し 」 の陣が張られ、ご婦人たちがおにぎりやみそ汁を供し、関係者の兵糧(ひょうろう)を賄(まかな)われており、地域の横のつながりが表(あらわ)されています。
火災の方(ほう)は、懸命の消火作業により、ひととおり消火が終わるも、また思わぬところから再び煙が上がるなど、火は衰えることを知らず、火災の恐ろしさを見せつけていたのでした。
2件目は夕刻、やはりケータイに火事一報が入り「またか?・・・」と思いつつ現場にいくと、住居に隣接する物置の外壁が小火(ぼや)に遭っていました。
この火災は、隣家に住む男性の機転で初期消火がされ事無(ことな)きを得ましたが、現場に火の気が無いことから、不審火の可能性アリ、ということで、消火作業より鑑識作業の方が長引いていたのでした。
1日に2件の火災、消防・警察当局もご多忙でしたが、同じくタイヘンだったのが、民間の立場で消防業務を担う 「 消防団 」 のみなさんです。
午前中の火災では、日常業務を〝放り出し〟現場に急行、当局による消火作業の補助や、鎮火後の片付け作業や、再発火を警戒する現場待機に日中を費やし、やれやれと思ったところに他の現場での火災、法被(はっぴ)を脱ぐ間もなく急行を余儀なくされてしまいました。
私自身、消防団のみなさんと一日に2度カオを合わせることとなり、何とも挨拶のしようもないところでした。
現場には4月から区長に就任する 0 副区長サンも見舞いに来られ、N 消防分団長サンに、消防団の労を労(ねぎら)うと共に、鑑識活動を見守りつつ、三者で、消防団の位置づけの重要性や、初期消火訓練や見回りなど、地域におけるキメ細かい消防活動の重要性を再認識したところです。
〝泥棒は金目(かねめ)の物だけ持ち去るが、火事はいっさいがっさい持っていってしまう〟と言います。
また、火事は、起こってしまえばどうしようもないけれど、一方で、未然に予防できる災害でもあります。
これから風が強くなる時節、注意に注意を重ねていくべき、と思いをいたしたところです。
*この日、子どもの支援活動 『 ぷれジョブ学習会 』 に出席しました。
  レポートについては翌日記事とさせていただきます。 m(. .)m