倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

2012-03-14 13:03:02

2012-03-14 | インポート
3/13 Tue.  [ クラちゃんの起床時刻 5:30 AM ]
新潟県上越市で、幅150m、長さ700mに亘る地滑りが発生しました。
原因は、雪解けに伴い、地下水が増えたことによるようです。
とりわけこの冬は大雪が降り、斜面には多くの雪が堆積、それが大きな重しとなり、ズルズルと滑落したようです。
雪の〝重さ〟は、ときに積雪となって家を潰したり、ときに雪崩となって斜面を下ります。
ことにこの時期、水分を含むと重さは倍加し、下の土砂を巻き込んで大きなエネルギーを生じさせます。
またぞろ自然の勢いは人力を超え、雪が積もったうえに崩れた山肌は、さながら大きなおすもうさんが転んだようです。
この冬の雪の影響は、道路の除雪に、屋根の雪下ろしにと、住民に大きな負担を強いるものとなってしまいました。
長かった冬がようやく去り、春の足音が聞かれ始めた矢先の地滑り災害、またも自然の力を再認識させられたものでした。
開会中の3月市議会、引き続き 「 総務委員会 」 に出席しています。
この日は 「 消防局 」 ならびに 「 財政部 」 の審査が行われました。
さきの震災を経て、市民の間でも防災意識が昂(たか)まりをみせ、また実際に防災計画の見直しや、機材・装備の充実が必要になってきています。
さらに、地域の安全は地域で守る〝自主防災〟の大切さや、消防団の位置づけが重要視される一方、職務にとらわれる余り、団員自らが被災してしまう事例もあり、地域防災のあり方そのものも問われる時勢になっています。
また、財政面においても、同じく震災の影響を受けるなどし、市財政は非常に厳しい状況に陥っています。
委員会審査を通じて、地域防災や地方財政のあり方などのについて、各款(かくかん)に亘って質疑を行ったところです。
ところで 「 財政部 」 の所管事項の中で、小さくとも地域に根ざした会計があります。
それは 『 財産区会計 』 です。
地域には、先人の頃から 「 山 」 を守る 『 財産区 』 があり、今も〝山委員〟のみなさんが営々と山林整備に取り組んでおられます。
私の住む川中島地域にも 『 今井財産区 』 があり、中尾山に属する山を、各筆ごとに管理しており、この会計については議会の議決が必要とされています。
『 今井財産区 』 については、単なる山管理だけでなく、トレッキングコースの整備により、地域の健康増進の拠点となっており、新たな形の地域貢献を成してくれているのです。
今井財産区委員長には、私もお世話になっている、今井在住の M さんが就かれており、今後も地域と連携した財産区活動に期待が寄せられています。
予算総額わずか70万円の議決ですが、金額の高(だか)だけでない、実のある内容なのでした。