倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈鎮魂〉

2012-03-12 | インポート
3/11 Sun.  [ クラちゃんの起床時刻 6:15 AM ]
未曾有の震災から1年が経過しました。
時(とき)の移ろいは早く、とか、光陰矢の如し、とかの枕ことばがありますが、この1年は、被災者の方々にとって、ただただ時間が経過したばかり、といえるのではないかと思います。
〝想定外〟の事案ゆえに、関係者は復旧・復興に尽力しているものの、今までの平穏な生活を取り戻すにはとても至らず、我慢を強いられる生活が続いています。
午前中には震災を追悼する行事に参列し、被災地住民の方のメッセージなどを拝聴しました。
あの日の壮絶な経験、家族や友人を失った悲しみ、その後の生活のたいへんさ・・・
それでも「命(いのち)」を残されたことを、ある意味での義務感に変え、みなさんは前を向いて歩んでおられるのでした。
この間、私は、政治の大切さと、同時に、政治の無力さを感じたのでした。
これからの日本の、地域の、永遠の課題となるのでしょう。
震災発生の午後2時46分、JR長野駅前で、黙祷の機会をいただき、みなさんと鎮魂の思いを共有しました。
いま、長野駅前コンコースで、自衛隊の活動報告の「パネル展」が行われています。

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さきの震災で、被災地への数少ない政治貢献といえる自衛隊派遣は、人的能力を欠いてしまった被災地にとって、まさに百万の力となったのでした。

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自衛隊による救援・復旧支援活動の模様が写真で綴(つづ)られ、改札を通った方々が足を止め、自衛隊の活動ぶりを回顧していました。

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やがて午後2時46分を迎え、主催者の自衛隊の関係者が整列し、井上長野地方連絡所長の 「 黙祷!」 の声の下、黙祷を捧げます。

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特に〝依頼〟したのではなかったのですが、その声に応じ、道行く人の中にも、手を合わせたり、頭(こうべ)を垂れてくださる方もおられ、つかの間、鎮魂の思いを共有したのでした。

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あの震災から 1 年、時間だけは過ぎていきます。