倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈地域の安全を みんなで守る〉

2012-03-25 | インポート
3/24 Sat.  [ クラちゃんの起床時刻 5:00 AM ]
この日、地域の公民館で 「 防犯マップ 」 の作成作業が行われました。

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発案者は、住民自治協議会 「 安全・防災部会 」 の A 部会長サン。
A サンは、現役時代の経験を踏まえ 『 犯罪機会論 』 を師事し、犯罪は人が起こすと同時に〝機会〟が起こす、したがって犯罪予防のためには、危険な場所を知り、改善に努めると共に、そのような場所ではことさら注意を喚起すべき、と訴えられています。

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この日は、部会の呼びかけに応え、地域の児童や保護者が参加され、実際に通学路などを歩いて危険箇所などを確認し、その結果を地図に落とす作業となりました。
参加者は2班に分かれ、公民館から通学する小学校をめざし踏査します。

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神社の境内で状況を確認、潜在する危険を検証します。

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公園では 「 安全な場所 」 も確認され、その見通しの良さとか周辺環境について記録します。

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道行く方に声をかけ「この辺りで危険な場所はありませんか?」と〝インタビュー〟も行います。

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子どもにはデジカメも渡され、自分たちの視点で街路を撮影、後のマップつくりに活かされます。

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ふだんは何気なく通る道も、気を配りながら歩くと、新たな発見があったようでした。

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やがて公民館に戻り、踏査の結果をもとに、みんなで 「 安全マップ 」 をつくります。

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撮った写真は、自治協のプログラマー(^^) N サンがその場でプリントアウトしてくださり、

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できたてホヤホヤの写真を、実際に地図に配置します。

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こちらでは、白地図に記入した〝調査結果〟をもとに、色紙にコメントを書き込み、同様に地図に貼り付けていきます。

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やがて、この日の集大成 「 地域安全マップ 」 が完成、班ごとに発表した後、完成記念写真とあい成りました。
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この日の活動は、一見安全に思われる地域も、思わぬ〝犯罪の機会〟が潜在していることを、自分の目や耳で実感すると同時に、そのうえで、平穏な毎日を過ごせるよう、地域ぐるみで注意喚起することの大切さを再認識させてくれるものでした。
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ただ、大切なのは、いたずらに警戒心・猜疑心を深めることで、世知辛い世の中を助長するのではなく、犯罪の機会を減らすことで、穏やかな地域コミュニティの基盤を構築することです。
今後も、A サンを中心とする安全・防災部会と意識を共有し、私の立場でも安心・安全社会の構築に努めていきたい、と思いをいたすところです。

〈スポーツコミッション セミナーを聴講〉

2012-03-25 | インポート
3/23 Fri.  [ クラちゃんの起床時刻 6:45 AM ]
朝、目覚めて 「!」 完全な寝坊です。
もとより〝朝型〟のクラちゃん、朝イチで宿題やら課題やらをこなす生活パターンのハズが、取り返せない時間帯のオ目覚めです (@ @)
この日に限って出張研修アリ、その前に登庁して商工振興課との打合せアリ・・・
その後のドタバタぶりはゴ想像にお任せします・・・ ^^;
◇ 「 スポーツコミッション・スポーツツーリズム プラットフォームセミナー 」 聴講
この日の午後、都内の大手旅行会社の会議室で、スポーツを通じてさまざまな相乗効果を創出する 「 スポーツコミッション 」 のセミナーが開催され、聴講させていただきました。
スポーツコミッションの 「 コミッション 」 は、直訳すると、手数料や歩合を表します。さらに広義に捉えると、ある事業や行動の成果に対する対価・報酬という意味でも用いられます。同義語に 「 インセンティブ 」 があります。
「 △△コミッション 」 と言えば、 「 フィルムコミッション 」 が一般的です。
これは、地域に映画撮影の 「 ロケ地 」 を誘致することで、その地域を、映画の撮影地ということで、観光資源としての知名度を高めるという、観光資源としての〝対価〟を得ようとするものです。
そして今回の 「 スポーツコミッション 」 は、スポーツの普及活動や大会開催を通じて、さまざまな相乗効果を創出し、成果を得ようとするものです。
また 「 スポーツツーリズム 」 の 「 ツーリズム 」 は、交流、それも滞在型交流をさすことばで、体験型農業などの 「 グリーンツーリズム 」 が知られています。
今回の 「 スポーツツーリズム 」 は、スポーツを通じて人的交流を創出し、やはり相乗効果を創出しようとするものです。
この日は全国的な雨模様で、鬱々とした陽気でしたが、会場となった会議室は熱気にあふれていたのでした。

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この、新たな取り組みの仕掛け人である、(財)日本スポーツコミッションの、木田 悟理事長から、これまで体育(学校教育)の延長線上にしかなかった 「 スポーツ 」 の概念を越えるべきこと、また、これまで、まちづくりなどの事業は、行政主導の施設整備などの都市計画事業(ハコもの事業)であったが、これからは住民参加のコミュニティ醸成などのソフト事業に転換すべきこと、その結果、スポーツの役割や位置づけは大きく変わる、という開催趣旨が述べられました。

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事例発表として、4名の方から、さまざまな活動が披瀝されました。
三重県いなべ市から、現職市長が出席 『 元気づくり推進計画 』 に基づく〝発想=行政 ・ 推進=住民〟の取組み成果が報告されました。
十日町市から 『 十日町スポーツコミッション地域再生協議会 』 による、住民主体のスポーツを活かした地域再生の実践例が報告されました。

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サッカーW杯の外国チームのキャンプ招致を契機に、さまざまな市民・団体が関わり〝行政抜き〟で興(おこ)された活動は、スポーツをきっかけに大きなうねりとなり、最終的には行政を引っ張るまでの成果をもたらしたのです。

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今後は 「 地域型プラットフォーム(拠点) 」 をコア(中心)とし 『 十日町スポーツコミッション 』 の創設をめざすとのこと、住民パワーの大きさと、柔軟な発想による無限の可能性が実感されるリポートでした。

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出雲市からは 『 NPO 出雲スポーツ振興 21 』 からの施設運営(指定管理)や地域密着の多様な活動が報告されました。
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公共施設を運営を担う 「 指定管理者 」 の役割を担いつつ〝行政の傘下〟にとどまらず、柔軟かつ多様な発想で、スポーツ事業を、ひとつの〝産業〟に成長させた実績が伝えられ(NPOなので利益分配はありませんが)スポーツのもつ今後への可能性の大きさが実感されました。
企業的見地からは、会場を提供してくださった大手旅行会社の 「 スポーツ事業部 」 による、スポーツコミッションに期待されるビジネスチャンスの報告がありました。
これまでは、スポーツに参加・観戦のために出かける(OUT)プランが主流だったが、これからは、地域でスポーツを主催し、そこに人を呼び込む(IN)プランが重要である、旨の報告がされました。
いずれにしても、今後 「 スポーツ 」 は、まったく新たな感性で見つめ直すことで大きな効果が生まれるものであり、求める効果も、単なる経済的効果の狭義によらず、先ずは(健康増進・コミュニティ醸成などの)社会的効果の広義に立つことが肝要、ということが実感されました。
私自身、後援会のみなさんを中心に、少年野球・少女ソフトボール・サッカー・マレットゴルフ・ゲートボール・ゴルフなど、さまざまなスポーツ大会を主催していますが、今回のセミナー聴講を通じて、これらの取り組みが、地域における 『 スポーツコミッション 』 に〝成長〟する可能性を実感したところです。
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